ZEGAPAIN -ゼーガペイン-
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『ZEGAPAIN -ゼーガペイン-』はサンライズ製作のロボットアニメ作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
- 2006年4月6日~2006年9月28日までテレビ東京系列で毎週木曜日18:00~18:30に本放送された。
BSデジタル放送局・BSジャパン及びCSデジタル放送局・AT-Xでも同時期に本放送された。 - メディアミックスプロジェクト・"プロジェクトゼーガ"の一環として作られており、アニメ本放送同年にXbox 360で販売されたゲームソフト2作品と世界観を共有している。(ゲームの詳細は別項を参照の事)
- 和洋のSF系作品からヒントを得た世界設定や日本の青春ドラマ・映画を彷彿とさせる人物模様などを絶妙にブレンドしたストーリーは高い評価を受けつつある [1]。
- 本作のメカアクションは一部を除き3DCGで作画されている。このパート(特にロボットの戦闘シーン)については話のクオリティに追いついていないと評する声もある[2]。
- 中国出身のキャラクターや、彼らが着衣するチャイナドレスを元にした制服など、随所にチャイナ風味が取り入れられている。これらは『星方武侠アウトロースター』などにも見られる原案者・伊東岳彦の作風である。
- 水泳部が舞台のため、大抵各話で1回女性の水着姿が拝めるという、健康的お色気要素も見所の一つ。
- 本作品のタイトル『ゼーガペイン』はキャッチコピー「消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み」から採られた“是我が痛み(これ わが いたみ)”という意味が込められている。(縮めて“是我痛”とも書く)
[編集] あらすじ
未来的にデザインされた街・舞浜市(※)に住み、近郊の高校に通う普通の学生、キョウ。たった1人で水泳部を切り盛りする彼は、中学以来の因縁を持ち難癖をつけてくる宿敵達とのいざこざも意に介せず、練習と水泳部への勧誘の為、学校の室内プールへと向かう毎日。
ある日、幼なじみのリョーコに頼まれ、映画研究部作品の撮影中、やる気の無いキョウはNGを出し撮影は中断。ふと、窓の外を見るとそこで彼は飛び込み台の最上段に立つ、1人の見知らぬ美少女・シズノを見つける。
水泳部入部希望者と察したキョウは、慌ててプールへと急ぐが、シズノは声にならない謎の言葉を残し、華麗な飛び込みを見せ忽然と姿を消す。シズノの事が忘れられないキョウだったが、程無くして彼女はキョウの自室に瞬間移動したかの如く唐突に現れる。
シズノはキョウに「ゲーム」の始まりを宣言。彼女の導きのままにキョウは異空間へ転送され、美しい光の装甲をまとった巨大ロボット「ゼーガペイン・アルティール」に乗り込み、敵と目されるキャラクターをシズノと共に倒していく。だがしばらくして、キョウは様々な疑問に対峙していく事になる…。
繰り返されるデジャビュの感覚、自分しか知らない筈の事をいつの間にか知っているリョーコ達学友。真実を知ろうとするのをどこか警戒している生徒会長=司令官シマ。ゼーガペインでの戦いを「ゲーム」と称した事で怒りを露にするルーシェン達パイロット。そして、知らない筈のゼーガペインの操縦に、まるで以前から乗っていたかのような感覚を持っている自分自身。
果たして、キョウが繰り広げるこの戦いは、本当にバーチャルなのだろうか?
様々な痛みと想いが交錯しながら、世界は徐々に真実の姿を曝け出し、遂に残酷な真実をキョウは目の当たりにする。
仮想世界と思っていた世界に、存在するはずが無い荒廃した舞浜…そこには破壊された学校やリョーコとの思い出の場所もあった。シズノは言った。ここが、現実の舞浜だと…。
そして、ゲームの敵と思っていた機動兵器の中には、アビス…深淵の名で呼ばれる亜人類の姿があった。
残酷すぎる事実と真実を知り始めた時、キョウの本当の戦いが始まる…!!
[編集] 登場人物
[編集] セレブラント
- 幻体のなかで「覚醒」したデータ人間。サーバーのコントロールから離れて行動できる。サーバーが「リセット」されても、データが初期化されない。ガルズオルムと対抗する組織、セレブラムを結成している。
[編集] オケアノスクルー
- 日本の飛行母艦。物語はこのオケアノスを中心に展開する。
- 十凍 京(ソゴル・キョウ)(声優:浅沼晋太郎)
- 16才の高校1年。典型的な熱血系キャラだが頭脳は悪くなく、むしろ博学な面を見せる事が多い。「ありえねえ(~!!)」が口癖。シズノと出会い セレブラントとして覚醒。以後ゼーガペイン・アルティールのガンナー(機体操縦要員)として戦いながら、次第にこの世界の真実を知っていく。現在の彼は、幻体バッファから幻体データを復元されたものであり、過去のガルズオルムとの戦いで一度「死んで」いる。「死ぬ」前の記憶が殆ど失われているが、ガルズオルムとの戦いの中で次第に記憶を取り戻していく。「死ぬ前の彼」が冷静沈着で非常に繊細な性格であったのに対し、「現在の彼」は直情型で大雑把な性格で正反対の特徴を持つ。「死ぬ前の彼」とシズノは恋人同士であった。しかし、「現在の彼」は、リョーコと相思相愛の関係である。実体化後にはすべての失われた記憶のみならず、失われたかつての人格をも取り戻した(ガルズオルムの技術が関係している可能性がある)。さらには現在のキョウをベースに人格統合にも成功した模様。
- 住むマンションの住所は〒279-0131 千葉県舞浜市舞北2-1 舞浜タワーレジデンス14A。メドレー・リレーの担当パートはクロール。
- 守凪 了子(カミナギ・リョーコ)(声優:花澤香菜)
- 16才。キョウが住むマンション部屋の対面部屋に住む、おとなりさんにして幼馴染。趣味はビデオ映画撮影。明るい性格で周囲の人々をひきつけて和ませ、いつの間にか彼女のペースに引き込んでいく“才能”を持つ(※1)。以前よりキョウとは幼馴染以上の特別な感情を持っていたが、相思相愛の関係になってからも、シズノとキョウの過去を気にしている。キョウやシズノとの交流を通し、旺盛な好奇心と鋭い直感もあってセレブラントとして覚醒、以後はキョウのウィザード(索敵などを担う同乗サポートオペレーター。※2)としてゼーガペインで共に戦う。
- 最終回の最終シーンで妊婦姿を見せた為、このアニメへの評価が二つに割れた。
-
- (※1)
- セレブラント覚醒直後に起こった「ある事故」の影響で、ゼーガペイン・アルティール搭乗時を除き、感情を失ってしまったが、ゼーガペインアルティールに搭乗した状態で舞浜サーバーにダウンロードされてからは感情を取り戻す。
- (※2)
- 彼女はウィザードとしての能力が極めて高く、特にキョウとはデータをリンクさせてゼーガペインの能力を最大限に引き出すことができる事から“ウィッチ”とも称されている。
- 三崎 紫雫乃(ミサキ・シズノ)/イェル(声優:川澄綾子)
- 17才。キョウをこの戦いに引き込むキッカケを作った少女であり、シマと共に多くの謎と秘密を持つ本作のキーパーソン。キョウたちの高校では転校生(3学年)として在籍している。物語当初はキョウ、現在はクリスと組みゼーガウィザードとして戦う。
- "以前の"キョウの恋人だった時期があり、“三崎 紫零乃”という名はキョウと付き合っていた頃、当時バージョンのキョウによってつけられた名前。その正体は"イェル(Yehl)"である。深く関わった人物が様々な不幸に見舞われた経験から、自分を"不幸を呼ぶ魔女"と自嘲する癖がある。ガルズオルムの衛星軌道攻撃基地クラウドに侵入した後、すべての記憶を失う。
-
- (※)
- "イェル"という名称自体は彼女の名前ではないが、イェルは彼女以外に存在しないので、シマや復元者などは彼女をこう呼ぶ。
- シマ(声優:坪井智浩)
- 18才。きわめて早い段階でセレブラントとして覚醒しセレブラムを組織した、シズノと共に「世界の真実」を知る人物であった。現在はセレブラムの空母・"オケアノス"の司令としてキョウたちを指揮する一方、キョウの高校にも生徒会長として在籍している。普段は冷静かつ冷徹な態度を崩さないが、一般生徒の目がある時には何故か気弱な性格を装う。シズノとは古くからの付き合いであり、深く秘密を共有する。その正体は、ガルズオルム総帥ナーガの側近が作り出した幻体クローン。そのため、定期的にメンテナンスをしないと幻体データを維持できない。オリジナルは月面のジフェイタス内のサーバーに存在する。
- ミナト(声優:井上麻里奈)
- 17才。オーストラリア・シドニーサーバーからサルベージされ、現在はオケアノスの副指令的立場を務める少女。高校(副会長)でもセレブラム(副司令)でも、常にシマを補佐し、戦闘は行えない(オケアノスの最も古いクルーの一人でシマとともにゼーガペインに搭乗していたこともある)。ちなみに彼女はどちらの世界でもクールな性格をあまり変えない。
- シマに対し上官と副官以上の関係を持ちたいという希望を抱き、地道なアタックを定期的に実行しているが、シマ自身はその存在ゆえにあえて冷たい態度をとっていた。シマとの秘密を共有するシズノに対しては軽い不信感と嫉妬心を燃やすこともあった。
- 2学期より舞浜南高校水泳部に入部。
- フルネームは「エマ・スプリングレイン」(キョウ演じる浅沼さんが命名)
- マオ・ルーシェン(声優:朴璐美)
- 主にゼーガペイン・ガルダに搭乗する、セレブラムのエース的存在。父親はセレブラムとガルズオルム誕生に深く関与した企業・I.A.L社のスポンサーだったらしい。“以前の”キョウの親友であり、“現在の”キョウに対しても「特別な」感情を抱いている。“現在の”キョウの生き様に深い感銘を受けており、強い憧れを抱き続けていた。24話でその思いを直接告げ、頬にキスまでした。(キョウはそんなに驚かず、リョーコもただ頷いただけだった。
- 性格は一言で言えば“クールな二枚目”。(リョーコ曰く「イケメン」、或いは美人)しかし意識して斜に構えている訳ではなく、家柄の良さからくる落ち着いた態度がそう見せるだけであり、実際は非常に熱い。
- 卓越した戦闘能力と洞察力からシマとシズノが共有する秘密をオケアノスメンバーの中でいち早く見抜き、世界の真実に近づこうとしていた。
- 年齢は不明だが、18歳という可能性もある。
- 美雨(メイウー)(声優:牧野由依)
- 15才。ルーシェンのウィザード(アルティールのウィザードとしてキョウをサポートした事もある)。メイイェンとは双子の姉妹関係にある(メイウーが姉)。上海出身らしく、過去に家族をガルズオルムとの戦闘と上海サーバー奪還作戦の失敗で完全に喪う。その時何も分かっていなかったキョウの失言以降、彼に何かときつい態度であたっていたが、キョウのウィザードを担当した際に和解している。キョウはリョーコに紹介する際に「(双子の)性格が悪い方」と言っていた。
- 髪型は美炎と異なりボブカットである。
- 美炎(メイイェン)(声優:渡辺明乃)
- 15才。メイウーの双子の妹。ルーシェンのウィザードをメイウーと交互に担当している(第12話以降、アークの代わりに幾度かクリスのウィザードを担当した事もある)。キョウはリョーコに紹介する際に「(双子の)可愛い方」と言っていた。ツインテールで眼鏡をかけている。
- クリス・アヴニール(声優:家中宏)
- 28才。激戦の続くオケアノスの戦力アップを主目的とし、他のセレブラム空母(ドヴァールカー)から派遣したフリーランス(傭兵のようなもの)のガンナー。性格は頼れる兄貴といった所。同時期に配属されたアークは妻。アーク亡き後も彼女の遺志を汲み、引き続きオケアノスで戦う。「アヴニール」はフランス語で「未来」の意。
- アーク・アヴニール(声優:久川綾)
- 22才。クリスの妻。ウィザードとしてクリスと共に幾度も死線を越え、深い愛で結ばれている。シズノとはかつてパリにいた時の友人だった。幻体データの損傷が激しく、本来はウィザードを務められる状態ではなかったが、クリスへの愛と“復活”を願う心ゆえに戦い続けることを選択。11話で消滅した。
- クロシオ・ハヤト(声優:大山鎬則)
- セレブラムのメンバーで、オケアノスのオペレーター。キョウの高校では生徒会役員を務めている。オケアノスの最も古いクルーの一人で、シマが開発したゼーガペイン試作機の搭乗者の一人だったが、度重なる戦闘の結果、幻体データの損傷がひどくなりガンナーとして戦えなくなった。セレブラントとして生きていくことに少々疲れ気味で厭世的な気分を持つ一方、「死」に対する恐怖からガルズオルムに対する降伏を提唱したこともあったが、シマの正体を知ってキョウたちと「生きる」ことを目指した。元々は静岡サーバーにて所属していた。
- クロシオ、イリエもルーシェンのように年齢が明かされていないが、舞浜高校に在籍している事から17、18である事は確かである。
- イリエ・アヤカ(声優:小野涼子)
- キョウの高校生徒会役員にしてセレブラムのメンバー。過去にクロシオの乗るゼーガペインのウィザードであったが、彼同様に幻体データ損傷で一線を退いた。クロシオと行動を共にする事が多いが、“過去を共有する同士”以上の感情は特に無い模様。クロシオ同様静岡サーバー出身。
- 河能 亨(カノウ・トオル)
- キョウの高校の映画研究部員。舞浜のセレブラントだったがガルズオルムとの戦闘で物語開始以前に「死亡」しており、現在は映画研究部に籍だけが残る「幽霊部員」となっている。生存時、『世界の終りの日』と題した舞浜市の映像記録を部室に遺した。後にこの映像記録をリョーコが発見、視聴する事で彼女がセレブラントとして覚醒することとなった。
- 津村 さち子(ツムラ・サチコ)
- ハヤセと付き合っていた舞浜のセレブラント。物語開始以前、ガルズオルムとの戦闘で既に「死亡」したが、幻体修復プログラムによって復活した模様。復活するまでの間、矛盾を回避する為、ハヤセは彼女と会えず、それを強く疑問に感じない様にされていた。
[編集] オケアノス以外
- イゾラ以下ドヴァールカーに所属するセレブラント達の詳細な活躍はゼーガペイン XORにおいて見る事ができる。
- イゾラ(声優:村井かずさ)
- ドヴァールカーの女性司令。28歳。アークとクリスはオケアノスに来る直前までこの艦に身をおいていた。アークの身を案じつつ、2人を送り出す。その後も定期的に各地でガルズオルムとの戦闘指揮を取る姿が劇中で見られる。クロシオも彼女の下で戦っていた事があったらしい。名前はイタリア語で「島」の意。
- トガ・ヴィタール(声優:櫻井孝宏)
- ドヴァールカーの青年セレブラント。17歳。アルティールのガンナーとして活躍。
- サラ(SARAH)(声優:長沢美樹)
- ドヴァールカーの女性セレブラント。19歳。初登場時はアルティールのウィザードとしてその後はフリスベルグのウィザードとして活躍。
- メイヴェル・トランスフェイル(声優:南央美)
- ドヴァールカーの女性セレブラント。15歳。セレブアイコンを4つ持つが、これは、情報戦に優れているということからである。アルティールのウィザードとして活躍。
- ミオ・レディネス
- ドヴァールカーの女性セレブラント。16歳。セリフは発していない。ガルダのウィザードとして活躍。
- ムエージェ(MUELLE)
- ドヴァールカーの男性セレブラント。セリフは発していない。
- ソー・バーヴィンスキー
- ドヴァールカーの男性セレブラント。セリフは発していない。フリスベルグのガンナーとして活躍。
- タオ・ユウ(声優:山口太郎)
- カガヤンの男性司令。坊主頭。最終決戦で戦死する。名前は中国語で「島嶼」の意。
- インゼル(声優:斧アツシ)
- コルデュアクスの男性司令。最終決戦で戦死する。名前はドイツ語で「島」の意。
- イル
- デルカリオの男性司令。アムロ・レイによく似ている。最終決戦で戦死する。名前はフランス語で「島」の意。
[編集] 非セレブラント
- 舞浜サーバーに保存された幻体。主に舞浜南高校の教職員・生徒として保存されている。
- 文中、(※)の部分は、物語中盤でリセットされてしまったエピソード。
- トミガイ・ケイ(声優:渡辺明乃)
- 16才。時に意識せずキョウとリョーコに示唆的なアドバイスを与える共通の良き友人。少女に見えなくもない中性的かつ幼めな風貌だが、あくまでも男性。キョウとは、中学時代に遭った痴漢から助けてくれたことで現在のような仲となった。実家は雑貨・駄菓子等を扱う老舗・トミガイ商店(創業は昭和25年)。最終決戦でセレブラントとして覚醒する。
- (※)自主映画の撮影の為とはいえ、女装してキョウとキスをしなければならなくなった事もある(満更でもない様子ではあったが)。夏休み最後にはセレブラントとして覚醒しかける。
- ハヤセ・トウヤ(声優:神谷浩史)
- 16才。キョウの中学時代の元友人。カワグチ・ウシオと共に中学時に揃って水泳部に所属、良きライバル同士であったがキョウが水泳大会時に起こしたトラブルのせいで部を去る。高校に入っても部活に所属せず、ウシオ・カワグチらとつるんで行動することが多い。津村さち子とは恋人同士であった。最終決戦でセレブラントとして覚醒する。
- (※)その後キョウの懸命さに心を動かされ、水泳部に入部。夏休み最後にはセレブラントとして覚醒しかける。メドレー・リレーの担当パートは背泳ぎ。
- ウシオ・タケル(声優:加藤将之)
- 16才。ハヤセ同様、キョウの中学時代の元友人。元来お軽い性格のため、ハヤセがキョウと和解した後に彼も釣られるかのようにあっさり和解した。
- (※)ミズキとは以前から仲がよく、最終的には付き合うことになった。メドレー・リレーの担当パートは平泳ぎ。
- カワグチ・ケンタ(声優:吉野裕行)
- 16才。ハヤセ同様、キョウの中学時代の元友人。
- (※)元友人3人組中、最後までキョウを許さず、水泳部への入部が遅れていたが、自転車競走の形を借りたキョウとの感情のぶつけ合いを経て最終的にようやく和解。それ以後は本来の明るい性格も垣間見せている。メドレー・リレーの担当パートはバタフライ。
- ミズキ(声優:ゆかな)
- 16才。リョーコの親友。サッパリした性格の持ち主。ハヤセに対し片思いをしている。
- (※)ハヤセが津村さち子と交際している事は知っていたが、自分の想いに区切りを付けようと夏祭りの夜に告白、花火の如く玉砕した。その後はウシオと付き合い、それなりに幸せな模様。
- フルネームは「タチバナ・ミズキ」(ミズキ演じるゆかなさんが命名)
- イズミ(声優:中尾衣里)
- セレブラントとして覚醒する兆候が見られたが、結局セレブラントとして覚醒に至らなかった女子生徒。
- (※)トミガイのことを「可愛い」と称し、後にラブレターを送る。
- クラシゲ・船一(声優:松本保典)
- 31才。理科教師で、キョウのクラスの担任。水泳部顧問でもある。「クラゲ」というあだ名を持つ。不精ひげを生やし授業も無気力で決して熱血とは言いがたい。
- (※)同僚のミズサワに惚れており、微妙なアタックを繰り返す。夏休み前には徐々にそのアタックが効を奏し始める。そして夏休みの終わり遂にプロポーズに成功し、婚約を果たした。
- ミズサワ(声優:佐藤利奈)
- 25才。風貌に少女っぽいところを残す高校のスクールカウンセラー。名前から「オミズ」と言うあだ名を持つ。
- (※)クラシゲの事は満更でも無く、夏祭りの夜には当直のクラシゲをわざわざ訊ねて一緒に花火を観覧、徐々に彼の想いを好意的に受け止めていく。そして夏休みの終わりにはクラシゲのプロポーズを受け入れ、婚約した。なお、セレブラントとしての覚醒には至らなかったが、自らの置かれた世界に違和感を感じ始めた。
- 十凍 未沙季(ソゴル・ミサキ)(声優:遠藤綾)
- キョウの妹。中学生。少々強気。
- 守凪 コウジ(カミナギ・コウジ)(声優:大津田裕美)
- リョーコの幼い弟(小学生か?)。愛称は「コージー」。
[編集] AI
- セレブラムの作戦行動用巨大飛空母艦に搭載されている、メインサーバーにデータを持つ人工知能たち。単なるプログラムに過ぎず、心を持たない。セレブラントたちとの意思の疎通を容易にするため、各自個別に人間の外観を有している。幻体との区別のため、あえて平面ホログラフィー画像の形で表現されており、背面パネル色は所属母艦のボディカラーと同じ色で表示される。外観のデザインはシマが設定。モデルとなった人物がいるらしい。基本的にすべての母艦で同じデータをインストールしており、AIごとに名前、性格、役割が与えられている。なお、学習型AIのため各艦で微妙に特徴が異なっている。
- オケアノスがナーガの支配下に置かれた後は、オケアノスのAIは別バージョン(ver.II、フォセッタのみver.III)が再インストールされた。なお、新しいバージョンのAIは背面パネル色が赤で、なぜか旧バージョンのデータが100%継承されており、フォセッタの擬似人格もバージョンIのものが復元されている。
- レムレス(声優:辻親八)
- 40代コーカソイド男性風の外観を持つAI。オケアノス艦長として、シマ/ミナトの命令を忠実に実行する。
- タルボ(声優:立木文彦)
- 35才ブラック・パーソン男性的外観を持つAI。副艦長的役割を担う。
- フォセッタ(声優:岡田純子)
- 19才。艦オペレートを担当する3人娘・その1。清楚な性格に設定された和風系美女(の外観)。天候データやダイエットの情報に詳しい。
- フォセッタII(声優:岡田純子)
- フォセッタがシンにより破壊され、再インストールされたAI。そのためプログラム(あるいは「経験」や「記憶」と呼ぶべき蓄積データ)が初期化された模様。以前のような優しい雰囲気は失われており、殆ど無感情・無神経に等しいが、天候に関する話に詳しいという設定は残っているようだ。
- リチェルカ(声優:門脇舞)
- 20才。艦オペレートを担当する3人娘・その2。開放的な性格に設定された下町娘(の外観)。
- ディータ(声優:中尾衣里)
- 27才。艦オペレートを担当する3人娘・その3。冷静な性格に設定されたお姉様系クールビューティ(の外観)。
- ゼーガAI(声優:MAI)
- ゼーガペインに搭載されている、人間の外観は持たない純粋な機体制御AIプログラム。ゼーガペインの状況を音声で搭乗員に伝える。発音は搭乗者の母国語に合わせて変更できるようだ(現在キョウ搭乗時の英語バージョンとクリス搭乗時のスペイン語バージョンが確認されている)。
[編集] ガルズオルム
- セレブラムと対抗する組織。世界を彼らの望む形に作り変えることを目的とする。セレブラントと同様、サーバーに保存された幻体がベースであるものの、肉体を不完全ながら復元できる「復元者」によって指揮される。復元者は肉体のクローンに幻体データをダウンロードすることで何度でも「生物として生き返る」ことができる。なお、「復元者」はデフテラ領域の影響で肉体的な「痛み」を全く感じない。その名称は北欧神話のミッドガルズオルム(ミッドガルド蛇、ヨルムンガンドの別名)に由来する。盟主であるナーガ(後述)も、インド神話における蛇神から名前を取られている。
- アビス(声優:加藤将之)
- 「ガルズオルムの魔戦士」の異名を持つ、外見上は褐色の肌をした人間男性風の存在。彼らは機械音の様に聴こえる、人類には理解不能な言語を用いて会話するため、その目的や意思は人類へ敵対意識を持っているという程度の事しか判らなかったが、物語の進展と共に人間の言葉を話し、自らの意志を示すようになる。セレブラントたち肉体を持たないものを「光無き者」と呼んでいる。キョウと度々戦い、ライバル視している。舞浜サーバーでの戦いで重傷を負うも生き延び、「永遠の命」を捨て、「限りある命」を選んだキョウと最後の戦いを繰り広げた。
- シン(声優:ゆかな)
- アビスと共に活動するガルズオルムの戦士。外見上は人間女性のそれと同等の形状を有している。「光無き者」セレブラントがなぜ戦うのか興味を抱き、単身オケアノスに侵入。その際にオケアノスの警備システムをハッキングするなどの驚異的な能力を発揮し、肉弾戦でもルーシェンを圧倒する。リョーコに好意を持ち、損傷した幻体を修復してやった事があるが、戦闘での手加減はしていない。舞浜サーバーでの戦いの後、幻体は舞浜サーバーで発見されるもドライダメージが大きすぎて消滅し、肉体も崩壊した。
- ナーガ
- 量子コンピューター(後述)の生みの親であり、I.A.L社のCEO。量子サーバー内で、人間が永遠に生きることで進歩する「無限進化論」を唱える。セレブラムの記録では、ガルズオルムの盟主であり、人類を滅ぼした張本人とされている。生まれつき痛覚を持たない為、他人の痛みを理解できなかった。また明示的ではないものの、感覚を感じない現実世界がナーガにとってはバーチャルな世界と何ら変わらなかったことも暗示する。現在のナーガは独立した幻体ではなく、多数の幻体データが統合した存在であり、アビスの精神とリンクしている。進化のためにキョウとの統合をも目指したが失敗した。
- 僧(そう)(声優:千葉進歩)
- シマのオリジナル。キョウ達に色即是空・空即是色(実体は虚構であるが、虚構の中に実体がある―肉体(実体)を持つ復元者は痛みを失い、もはや人間ではない(虚構)。しかし、幻体は肉体を持たない偽りの存在(虚構)であるが、痛みを感じる人間(実体)である)を説き、「ネコ」にリザレクションシステム等のデータを隠して舞浜サーバーに転送した。すべてをキョウに託した後、いずこかに姿を消した。
[編集] その他
- ナレーション(声優:桐井大介)
- 作中に登場するゲーム「ペイン オブ ゼーガ」のナレーション。
- ピエタ
- クリスとアークが舞浜サーバーのペットショップにて購入した犬。アーク亡き後はオケアノスにてクリスと共にメイウー、メイイェンが世話をしている。現在はクリスがアークを忘れないための大切な存在となっている。
[編集] メカニック
[編集] セレブラム陣営
- オケアノス
- セレブラントの活動拠点・作戦行動用巨大飛空母艦の一隻。日本が活動拠点。オケアノスの他に十二隻存在したらしいが現在八隻の母艦が稼動している。
- また、ガルダと同じタイプのステルス機能を備えている。
- 最終決戦で自爆し、ジフェイタスを破壊した。
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- ゼーガペイン アルティール
- 正規ガンナー:ソゴル・キョウ
- 正規ウィザード:ミサキ・シズノ→カミナギ・リョーコ(第13話~)
- 搭乗ウィザード:メイウー(第8話)
- 標準装備:ホロニック ブレード、ホロニック ランチャー、ホロニック シールド、ホロボルト プレッシャー、ホロブレット スパロー
- 機動力に優れ、装備・能力ともにバランスのとれた標準的なタイプ。
- また、キョウは『男の武器』と称して素手で敵を粉砕する事が多々ある。
- 緑の光を放つボディ。第1話冒頭でキョウ自らの手で自爆させられている。
- 対アンチゼーガ対策として、光装甲の位相を常時変動させ、ホロニックアーマーキャンセラーを無力化することに成功した。この技術はリョーコの能力に依存するので、他のゼーガペインではホロニックアーマーキャンセラーを無力化できない。
- 尚、ゼーガペインを漢字で書くと、「是我痛」となり、「痛みを受け入れる」と言う意味である。
- ゼーガペイン ガルダ
- 正規ガンナー:ルーシェン
- 正規ウィザード:メイウー、メイイェン
- 標準装備:ホロニック ランサー、ホロニック シールド、ホロボルト ブレイカー
- 追加装備:ホロニック ランチャー(第4話)
- 偵察・隠密行動に優れたタイプ。
- 青い光を放つボディだったが、第6話で自爆したことによって失われた為、第7話よりステルス機能を備えた桃色の光を放つボディのものになった。アンチゼーガに対しては全く無力でアビスに破れ、消失した。
- ゼーガペイン フリスベルグ
- 正規ガンナー:クリス
- 正規ウィザード:アーク(第7話~第11話)
- 搭乗ウィザード:メイイェン(第12話~)、ミサキ・シズノ(第15話~)
- 標準装備:ホロニック ライフル、ヘヴィシールド、スピード マイン
- 追加装備:ホロニック ブレード(第8話)
- 重武装重装備の陸戦タイプ。
- アルティールの3倍の最大出力と、およそ2倍の活動時間を有している。重武装により低下した機動力をパワーでカバーしているが、この様なコンセプトで開発された機体の持つ操縦性の低下があるかは不明。
- ガンナーであるクリスは、ヘヴィシールドを使わず両手にホロニック ライフルを装備する事が多い。
- 黄色の光を放つボディ。
- ゼーガペイン カラドリウス
- 搭乗ガンナー:ルーシェン(第1話)、メイウー(第4話)、AI、シマ(第17話)
- 搭乗ウィザード:メイウー(第1話)、AI、ミサキ・シズノ(第17話)
- 別名ゼーガタンク。他のゼーガペインのQLをチャージするのが主な役目の支援用マシンで、3機のゼーガをフルチャージできるだけのQLを搭載できる。
- また、ガンナーとウィザードは存在せず、状況に応じたメンバーが搭乗する。また、カラドリウスは特殊で、ガルダやアルティールと異なりAIが搭乗することも多々ある。
- オケアノスの同型艦
名前は世界各地の洪水神話に関係するものからつけられている模様。(オケアノス同様ホロニックローダーを艦載している)
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- ドヴァールカー
- 司令はイゾラ(女性)。イタリアが活動拠点。クリスとアークがオケアノスに来る前に所属していた。
- 最終作戦後、唯一生還が確認された艦であり、現在はガルズオルム残存勢力掃討と、現実世界で一人実体化し、リザレクションシステムを建造しているキョウへの補給任務を担っている。
- コルデュアクス
- 司令はインゼル。エジプトが活動拠点。
- カガヤン
- 司令はタオ・ユウ。アメリカアリゾナ州が活動拠点。最終作戦遂行半ばにして、アンチゼーガ・コアトリクエの特攻を受け沈む。
- ポポル・ヴフ
- アメリカニューヨーク州が活動拠点。
- デルカリオ
- 司令はイル。最終作戦遂行半ばにして、アビスとシンの搭乗したアンチゼーガ・コアトリクエに撃沈される。元ネタはおそらくギリシャ神話のデウカリオン。
[編集] ガルズオルム陣営
- ゼーレゥ(茶)
- 偵察および拠点防衛用陸戦マシン。武装は機首上部から発射されるニードルなど。第1話冒頭部では、その数をもってゼーガペインを圧倒。
- ゼーレゥ(地上型)(緑)
- ガルズオルムの地上用マシン。偵察、および拠点防衛が主な任務。
- アンヴァール
- 攻撃用兵器。巨大な2基のマニュピレーターを装備、優れた格闘性能を発揮。左右のマニュピレーター基部に装備されたビームランチャーは補助マニュピレーター。射出して敵を拘束するなどが可能。ゼーレゥ、ウルヴォーフルなどの上位機種にあたり、こうした量産機を統率していることが多い。
- ウルヴォーフル
- 空戦偵察・攻撃用兵器。空戦専用機、主武装は機体下部に装備されたビーム砲。左右翼端にはマニュピレータが装備されており簡単な作業・格闘戦を行うことが可能である。量産型で、各地の拠点に配備されている。
- コブラル(青)
- アルティールのデータを奪ったコブラル。男性のアビスが搭乗していた。アンヴァールの上位機。脚部を兼ねた腕部を持ち、左右の肩上部には強力な副腕が装備されている。格闘能力が高い。
- コブラル(赤)
- コブラル(青)を支援していたもう一体のコブラル。女性のシンが搭乗していた。
- コブラル(白)
- 量産型と思われるコブラル。キョウ達に雑魚同然に撃破されているあたり如何に復元者の能力が高いかを示している。
- ゴーネ
- 空戦攻撃用兵器。防御性能が優れている。開閉する外殻装甲が特徴的。外殻を閉じた状態ではゼーガペインの武装をもってしても破壊は困難。主武装は中央のビーム砲。また作業用に精密動作ができるマニュピレータを持つ。
- アンチゼーガ・コアトリクエ(通称 アンチゼーガ)
- アビスによって奪われたゼーガのプログラムデータを基に作られた、ガルズオルムの新兵器。13話で初登場(このときはシンが搭乗)。「破壊不可能」と言われていた光装甲を無効化する能力を持ち、初陣で(不意打ちではあったが)ゼーガペイン・アルティールを撃破した。黒い光装甲を持ち、コクピットは複座式。
- アンチゼーガ・マインディエ
- アンチゼーガの最新機種で、コアトリクエより格段のQLパワーアップが見られる。ジフェイタスに至ったキョウと闘う。
- ヴァージェム
- 輸送用機体。カーゴを数個連結した貨物列車の様な形態。対空砲火数門装備。アンヴァールやコブラルなど攻撃用兵器も搭載している。輸送用ながらその重武装・重装甲からセレブラント達からは『大物』と認識されている。
- ハゾンマイヤ
- ミサイルを多数装備した陸戦兵器。前ヴァージョンのキョウが戦っていた事から、今となっては旧式と言えるが、取り残されたジフェイタスでは未だ現役。
- オーヴァル
- 北極基幹サーバーより、最終作戦の為に投入された球状の拠点防衛用大型浮遊砲台。ゴーネと同じく装甲を閉じると破壊は困難。
- ノウティラス
- オウム貝の様な形をした巨大戦闘マシン。左右のアームを広げ強力なプラズマキャノンを放つ。ゴーネやオーヴァルと同じく装甲を閉じると破壊は困難。
- クラウド
- 地球の衛星軌道上に存在する攻撃基地。
[編集] 用語解説
- 50音順。一部の重要項目は副項目化し、語句中にリンクを貼りやすくしている。
- アビス
- 登場人物>3.3 ガルズオルム>アビスの項目冒頭記述を参照の事。
- アルティール
- ゼーガペイン アルティールの略称。
- アンヴァール
- ガルズオルムの戦闘用兵器。
- アンチゼーガ
- ガルズオルム達が開発した対ゼーガペイン用兵器。
- イェル(Yehl)
- 人工幻体。AIとの違いは「心」を持っていること。イェルの完成はナーガの人類幻体化計画を推進するきっかけとなった。現存するイェルはVer.4.31、すなわちミサキ・シズノである。
- ウィザード
- ゼーガペインに搭乗する二人一組の内の片方。基本的に女性が担当することが多い。機体の制御および武器の実体化を行い、ガンナーを補佐する。
- ウィッチ
- ガンナーの幻体データとシンクロできる能力をもった特別なウィザード。ガンナーの思考を先読みすることで、機体の戦闘能力を極限まで引き出す。極稀に発生し、希少価値の高い存在である。機体が制御不能になっても、瞬時にバイパスをつくって機能を回復させることもできる。
- ウェット・ダメージ
- エンタングル(転送)の際、失われたデータの影響が精神・記憶に現れるダメージ。修復が困難で、ダメージが大きすぎると幻体データが消失する。
- ウルヴォーフル
- ガルズオルムの偵察・戦闘用兵器。
- AI(エーアイ)
- 登場人物>3.2.1 AIの項目冒頭記述を参照の事。
- エンタングル
- ゼーガペインのガンナーが戦闘フィールドへと出撃する際に発するセリフ。いわゆる転送。「エンタングルメント(Entanglement)」という呼称の動詞形で、この言葉は元々量子力学の用語であり、ゼーガペインの基幹技術に量子力学が用いられている事が伺える。
- エンタングルタイムアウト
- セレブラントの作戦終了、離脱の合図。
- オケアノス
- セレブラムの活動拠点。シマが設計開発した。
- 男の武器
- 両手の握り拳のこと。キョウの最終兵器らしい。
- オルム・ウィルス
- 致死率98%の現実世界の人類を滅亡に導いたウィルス。例え生き延びても感染者の遺伝子情報を完全に破壊する。セレブラムの資料ではナーガが作った事になっている。
- ガスパー砲
- オケアノス級飛行母艦に装備された兵器。正式には「Gravity Acceleration System Powered Railgun」であり、略して「GASPR」もしくは「GASPR砲」と呼ばれる。名前の通り重力加速方式のレールガンで、砲弾を超高速で発射する。その威力は命中しなくとも、高速で通過した砲弾の巻き起こす衝撃波で敵を一掃する程強力である。発射シークエンスの度に使い捨て同然の発射用レールを展開しなければならず隙が大きい。
- カラドリウス
- ゼーガペイン カラドリウスの略称。別称「ゼーガタンク」とも呼ばれる。
- ガルズオルム
- 謎の存在。現実世界を滅ぼし、デフテラ領域を各地に形成し様々な実験をし、世界を「あるべき姿」に変えようとしている。サーバーに保存された幻体でありながら、肉体を不完全ながら再生できる復元者によって指揮される。組織の規模はセレブラムよりもはるかに大きい。
- ガルダ
- ゼーガペイン ガルダの略称。
- ガンナー
- ゼーガペインに搭乗する二人一組のうちの片方。基本的に男性が担当することが多い。機体の操縦および発砲を行う。
- QL(キューエル)
- 量子変換エネルギー。詳細は不明だが、ゼーガペインや飛行母艦の燃料と思われる。QLの残量によってゼーガの活動時間がきまる。また、ホロニックランチャー等の弾をうつのにもQLが消費される。後にリチェルカのセリフからQuantum Lorded Energyの略称であることが判明した。
- QL炉
- 北極基幹サーバーの各機関へのエネルギー供給源。オケアノス級飛行母艦にも小型の物が搭載されているようだ。
- 幻体(げんたい)
- 量子サーバーに保存されたデータ人間。人間の記憶や思考、人格、肉体の特徴などをデータ化したもの。単なるパラメータの集合体であり、原則としてサーバーから外に出ることはできない。サーバーに保存された時のデータをもとに幻体が作られているので、老化もしないが、進歩することもない。ゼーガペインで出撃する際には、ゼーガペインに「ダウンロード」する形を取っている。なお、ゼーガペイン搭乗時にはゼーガペインの周囲でのみホログラムの形で行動ができる。
- コア
- 第1話ではアンヴァールの核となる部分を指していたが、第2話ではまた別のものを指していた。単体をさすものではないようだ。
- ゴーネ
- ガルズオルムの空戦用兵器。防御性能に優れているため、生半可の攻撃は通用しない。第8話より登場。
- コブラル
- ガルズオルムの魔戦士、アビスとシンの愛機。第5話より登場。
- 赤(シン)と青(アビス)の機体が存在する。
- 壊れたテレビをぶん殴れ
- 第1話の回想シーンでゼーガペインやセレブラムについての記憶(データ)を失ったキョウに記憶を思い出させるため、いきなり戦地に飛び込ませたシズノに対し、シマが言った言葉。
- サバト
- 最終決戦にあたり、北極を中心に発生した超巨大デフテラ領域。
- ジフェイタス
- ガルズオルムの月面基地。人類の月攻撃失敗以降、ガルズオルムの殆んどは地球へ降り立ったので、唯一月面に取り残された古い意思決定機関でもある。
- 知らなかった
- シズノことイェルが真実を暴露され呟いた台詞でシズノの台詞でよく使われる台詞である。
- スピード マイン
- フリスベルグの武装の一つ。光子翼から楕円形のホーミングミサイルを射出する。独特な光の帯を引きながら飛翔するのが特徴。また、ビーコンとして使用することも可能で、撤退するコブラルに貼り付けて北極基幹サーバーの位置を割り出すことにも貢献している。
- ゼーガ
- ゼーガペインの略称。
- ゼーレゥ
- ガルズオルムの偵察用兵器。
- 積層化QL(キューエル)
- 詳細は不明であるが、QLを圧縮する技術。この技術を使えば大量のQLを使用できるようになるので、ゼーガペインの活動時間が延びる上、光学兵器の威力も格段に高まる。
- セレブアイコン
- セレブラントがエンタングルや通信時に眉間に現れる光るマーク。セレブラント覚醒の印とも言える。ガンナーとウィザードのセレブアイコンは水色、ブリッジ要員は淡い赤色となっている。シマ司令は淡い黄色。
- セレブラム
- セレブラントとして覚醒した者たちが組織したガルズオルムに対抗する集団。規模は小さいものの、ゼーガペインなどの兵器によってガルズオルムの活動に対抗する。
- セレブラント
- 幻体の中でもサーバーのコントロールから離れた存在となった者。覚醒時や状況に応じて額に“セレブアイコン”と呼ばれるホログラフィーマークが現出するのが特徴。セレブラントは誰かに選ばれるのではなく、何らかのきっかけによって世界の真実を知り、完全に覚醒した後にセレブラムに迎えられるという。なぜセレブラントが存在できるのか、どういう目的を持っているのかは不明。
- セレブラント狩り
- セレブラントとして覚醒の兆候を見せる幻体に対して、セレブラントの幻体データの行列を見せるなどして覚醒を促す試み。上海サーバーでは収穫祭と呼ばれている。
- 第○ステージ
- ソゴル・キョウがゲーム感覚でゼーガペインに搭乗していた時にいったセリフ。第1話がステージ1、第2話がステージ2となっていた。舞浜で流行しているゲーム「ペイン オブ ゼーガ」のステージを指す場合もあり。
- デフテラ領域
- ガルズオルムの作った環境実験空間。これが地球に広がりきると現実世界が滅びるとセレブラムでは考えていた。実際には、この空間内では「痛み」の概念が消失するので生態系の再生には必要なものであった。ただ、「痛み」を失ってしまうと、「進化」もまた難しくなるため、ナーガはあえてデフテラ領域を小規模に制限し、セレブラントとガルズオルムの戦いを演出し、アビス・シンという復元者の「進化」を促した。
- データサルベージ
- 戦闘に参加する幻体データは、常にデータ破損の危険にさらされている。通常そうした損傷は回復可能だが、稀に重大なダメージを受け、幻体を構成不可能な状態に陥る場合もある。サルベージはこうした場合に行われ、量子コンピューター内や付属装置内のメモリに蓄積されたデータの欠片をつなぎ合わせ、もとのデータを再構成しようとする試み。
- ディープ・スロート
- 貫通弾(穿孔魚雷?)。オケアノスが北極基幹サーバー内の地中に存在する量子ポータルを捜索する際、地表(装甲?)を排除するのに使用した弾丸。一旦地表に刺さり、地中へ潜り込んで爆発する。
- 手を汚さずに掴める物は無い
- 第8話で何が現実か分からないキョウに現実の舞浜を見ることをシマが勧めることを止めようとしたミナトにルーシェンが言ったセリフ。
- ドライ・ダメージ
- エンタングル(転送)の際、失われたデータの影響が肉体データに現れるダメージ。軽度であれば修復することは可能であるが、重度であれば他の幻体データを移植することで補完するしかない。
- 量子サーバー(または 量子コンピューター)
- 人間、街をすべて量子データとして保存しているサーバー。現在のところ、ガルズオルムに発見されないために他の量子サーバーとはデータリンクしていない。特殊な方法を用いなければ外部へ幻体データを持ち出す事はできない。建造後に各種技術が何らかの理由によって失われてしまったらしく、一度破壊されると復旧は不可能。
- また、幻体データを保存するには常に稼動させ、データをシミュレートし続ける必要があるが、技術的制約により現実世界の様に無限の時間をシミュレートする事が不可能な為、一定の期間(約150日間)が来るとセレブラントが初期状態から増幅した全データ(歴史・人の記憶など)をリセットし、予め設定した期間(舞浜サーバーの場合は4月5日~8月31日)のシミュレートをひたすら繰り返す(15話では舞浜サーバーのリセットを過去100回近く繰り返したという主旨のセリフが確認できる)。最終話において、ガルズオルムの行動が減少してから、シミュレート期間が1年間に延びた。なお、幻体データの中でもセレブラントとして覚醒した者のデータはリセットされない。
- 量子サーバーは当初300基近くが建造、約3000の幻体データを保存していたが、16話冒頭でレムレス・タルボがミナトに報告したところによるとガルズオルムに相当破壊されたらしく、人類サイドのサーバーは全世界に11基しか存在していない。更にここ2ヵ月(物語1話~)で3基、約650体の幻体データが失われた。
- 劇中で名称が確認されたサーバーは下記の通り。
- 舞浜サーバー
- キョウ達の暮らす(暮らしていた)街・舞浜市を再現した量子サーバー。半径5キロの仮想世界に400人弱の幻体データを保存している。シマ・シズノ・キョウ(前ヴァージョン)の手により移設され、サーバーの中でも唯一ガルズオルムの本拠地とも言える月に存在している。
- 上海サーバー
- メイウーとメイイェンの故郷、上海を再現した量子サーバー。数年前ガルズオルムによって稼動を停止させられた。第4話でデフテラ領域に飲み込まれる恐れがあったため、メイウーとメイイェンがデータを退避させようとするが間に合わず、デフテラ領域の影響で完全に消滅した。
- パリサーバー
- パリを再現した量子サーバー。クリス・アークは元々このサーバーに属するセレブラムに雇われていたらしい。シズノもかつてはパリのセレブラントだったらしい。
- 東京サーバー
- 16年前から停止している量子サーバー。
- シドニーサーバー
- シドニーを再現した量子サーバー。ミナトは元々このサーバーよりサルベージされ、オケアノスのセレブラントとなった。
- 静岡サーバー
- 静岡を再現した量子サーバー。クロシオとイリエを輩出した。
- 量子ポータル
- ガルズオルムの物質転送装置。オケアノスはこれを利用して、北極基幹サーバーから月面ジフェイタスへと移動した。
- 箱に逆戻りか
- メイウーに「試しに舞浜サーバーを壊してみる?」と聞かれたキョウが舞浜サーバーに自らの意思で戻った際、ルーシェンが言ったセリフ。
- フリスベルグ
- ゼーガペイン フリスベルグの略称。
- ペイン オブ ゼーガ
- 舞浜で流行しているオンラインゲーム。かつては他のサーバーとリンクしていたが、現在は舞浜サーバーに収容されているプレーヤーしかプレイしていない。ガルズオルムと戦うための勘を養うシミュレーションとして作られた。量子サーバーによって管理されているので現実世界とリンクしており、現実に起こっているセレブラムとガルズオルムの戦闘データが即座にゲームに反映される(オケアノスの量子サーバーとのリンクが切れるとフィードバックも消える模様)。なお、ステージの所々に他のプレーヤー向けのメッセージが残っている場合があり、「かつての」キョウ自身が「現在の」キョウに対して残したメッセージも存在する。
- ヘヴィシールド
- ゼーガペイン フリスベルグの標準装備の一つ。盾の役割をはたす。
- ホロニック アーマー
- ゼーガペインに標準装備されている光の鎧。劇中では主に『光装甲』と呼ばれている。
- ホロニック アーマー キャンセラー
- アンチゼーガ・コアトリクエが装備する、ホロニック アーマーを無力化する装置。
- ホロニック シールド
- ゼーガペイン アルティール、ゼーガペイン ガルダの標準装備の一つ。盾の役割をはたす。
- ホロニック ブレード
- ゼーガペイン アルティールの標準武装の一つ。剣の役割をはたす。
- ホロニック ライフル
- ゼーガペイン フリスベルグの標準武装の一つ。銃の役割をはたす。ホロニック ランチャーと異なり一度に2発の弾丸を放つ事ができる。
- ホロニック ランサー
- ゼーガペイン ガルダの標準武装の一つ。槍の名と形状を持つが、実際にはブレードとランチャーの機能を兼ねる万能装備。また、マウントポジションを自在に変更でき、前面に繰り出して高速回転させることによりシールド代わりにしたり、穂先を鞭状に変化させて敵機を捕縛するなど、様々な戦局に対応できる。
- ホロニック ランチャー
- ゼーガペイン アルティールの標準武装の一つ。銃の役割をはたす。
- ホロニックローダー
- ゼーガペイン等の人型兵器の総称。
- ホロブレット スパロー
- アルティールに装備された武装。ホロニック系の兵器で、光子翼の全翼端よりレーザーの様なものを、任意に歪曲させて敵に射出する。
- ホロボルト プレッシャー
- アルティールに装備された武装。ホロニック系装備の応用で、両掌に光(ブレードや装甲を形成させているものと同じと思われる)を集中させ、それをドリル状に形成したものを回転させながら敵に射出する。非常に強力な貫通力を有し、コアトリクエの光装甲すら破って見せた。
- ホロボルト ブレイカー
- ガルダに装備されたホロボルト兵装。アルティールのホロブルト プレッシャーに酷似しているが、より尖鋭的な形状をしている。
- ホロボルト グラヴィティ
- 両掌で光波紋フィールドを形成し、それをトンネル掘削機の様な形にして射出する。物理的に接触して破壊すると言うより、何らかの空間(重力?)の歪みを発生させ敵を吸い込み消滅させる。
- ホロボルト プレッシャーと類似しているが、こちらは1機で前者より重量感がある。また、アルティールに装備されているが、実際に使用したのはドヴァールカー所属のトガとメイヴェル搭乗機。
- ホロボルトはその高い破壊力と高いQL消費量が特徴であるが、グラヴィティに至ってはほぼゼーガ1体分のQLを必要とするなど、運用面で問題が多い(事実、使用したトガ機は自立飛行すらままならない状態に追い込まれている)。
- 舞浜南高校
- キョウたちが通う高校。この高校は本格的飛び込み台まで設置された、立派な屋内プールを所有する。また、第5話で何故か授業科目に量子力学(現代量子論)を取り入れている(これはキョウの思わくの可能性があり)。制服が存在し、男子が白のYシャツとズポン、学年カラーのネクタイ。女子は白のYシャツと学年カラーのスカートとリボン。学年カラーは1年が赤、2年が緑、3年が青である。女子のスカートは1年が青、2年が緑、3年が茶である。女子のリボンは紐型と留め型がある。男子のスボンは生徒会長を除き全学年一緒のブルーグレーである。男女共に、胸に校章が付いてるクリーム色のベストの着用が許可されている。
- 舞浜シャイニングオーシャンパンチ
- 最終話でキョウが「裏技」と称してアンチゼーガ・マインディエに繰り出した技。QLの積層化技術によって得た潤沢なエネルギーでバニッシュメントモード(自爆)を左腕のみに作動、射出(というよりはパージ)した後爆発した。実際には大したダメージはないようにも見える。
- 曲がった釘は金槌で直せ
- 第8話で自爆寸前(現実と虚構の間で全てが分からなくなり消えたいと願ってもいないが消えようとしている)のキョウが使い物にならない確率が高く、現実と虚構の存在をしっかり見定めさせるために少々手荒な行動も使う事もある。キョウについてルーシェンがシマとシズノに言ったセリフ。
- 未来の大映画監督
- 映画監督を志すリョーコをおだてる時のきまり文句。
- リザレクションシステム
- シマの本体が開発した幻体を実体化させるシステム。幻体が有する肉体および精神に関する情報のすべてを物理変換し肉体として再現できる。このシステムの詳細はセレブラムの技術を超えるため、現在は装置の組み立てすら出来ない。
- 私のファインダーは誤魔化せない
- リョーコが第7話でキョウに言ったセリフ。キョウをカメラにうつすとファインダーがキョウの涙にみえることで、キョウがウソをついていると判断していた。
[編集] スタッフ
- 原作:矢立肇、伊東岳彦
- 企画プロデューサー:宮澤正徹(テレビ東京)、笹田直樹(電通)、鵜之澤伸(バンダイナムコゲームス)、内田健二(サンライズ)、川城和実(バンダイビジュアル)
- シリーズ構成:関島眞頼
- キャラクター原案:幡池裕行
- キャラクターデザイン:山下明彦
- アニメーションディレクター:牧孝雄
- メカニックデザイン:中原れい、神宮寺訓之、やまだたかひろ、福島秀機
- デザインディレクター:幡池裕行
- デザインワークス:柳瀬敬之
- チーフアニメーター:牧孝雄
- CGスーパーバイザー:小畑正好
- CGプロデューサー:今西隆志、柴田英樹
- 色彩設計:柴田亜紀子
- 総メカ作画監督:福島秀機
- 特技監督:わたなべぢゅんいち
- 音楽:大塚彩子
- 音響監督:明田川仁
- 音響効果:中野勝博(サウンドボックス)
- 録音調整:安斎歩
- 録音助手:荒川通哉
- 録音スタジオ:プロセンスタジオ
- 録音制作担当:濱野高年
- 録音制作:マジックカプセル
- 音楽プロデューサー:真野昇(サンライズ音楽出版)、井上裕香子(ビクターエンタテインメント)
- 音楽協力:サンライズ音楽出版、テレビ東京ミュージック
- 録音スタジオ:プロセンスタジオ
- 編集:野尻由紀子
- 番組宣伝:石井真知子(テレビ東京)
- 宣伝:永谷敬之、伊藤将生
- 広報:田中紀明、相馬四季
- 企画担当:生地俊祐
- 企画営業プロデューサー:宮河恭夫
- アソシエイトプロデューサー:里吉純、国崎久徳
- プロデューサー:紅谷佳和→山川典夫(テレビ東京)、小掛慎太郎(電通)、古澤文邦(サンライズ)
- 監督:下田正美
- 製作:テレビ東京、電通、サンライズ
- 著作権表示:(C)2006 SUNRISE INC.・テレビ東京
- 脚本:関島眞頼、桶谷顕、村井さだゆき、久保田雅史、高山カツヒコ
- 絵コンテ:下田正美、中山勝一、凛々雅由紀、日高政光、寺岡厳、杉島邦久、高田耕一、西澤晋、ヤマトナオミチ、黒木冬、松雄衡、中原れい
- 演出:わたなべぢゅんいち、雄谷将仁、中山勝一、凛々雅由紀、三好正人、工藤寛顕、宅野誠起、ヤマトナオミチ、吉村章、綿田慎也
- キャラクター作画監督:牧孝雄、鎌田祐輔、大貫健一、佐村義一、松川哲也、工藤寛顕、米山浩平、しんぼたくろう
- メカニック作画監督:福島秀機、有澤寛、西井正典、松田寛、池田有、高瀬健一
- 22話ジッパーデザイン:浅沼晋太郎
- 22話モンスターデザイン:わたなべぢゅんいち
- 22話エンディングイラスト:井上麻里奈、横田耕三
[編集] 主題歌・挿入歌
- 主題歌
- オープニング
-
- エンディング
-
- 『リトルグッバイ』(2006年5月24日発売)(第2話~第9話、第12話~第21話、第23話~第25話)
- 作詞・作曲:NOE & 山下太郎 編曲:保刈久明 歌:ROCKY CHACK
- ※ 第11話では未使用。(エンディング曲を流さなかった)
- 『リトルグッバイ』(2006年5月24日発売)(第2話~第9話、第12話~第21話、第23話~第25話)
- 挿入歌
-
- 『and you』(第10話エンディングで使用)
- 作詞:NOE & 山下太郎 作曲:山下太郎 & 保刈久明 編曲:保刈久明 歌:ROCKY CHACK
- ※ 『リトルグッバイ』のc/w曲
- 『and you』(第10話エンディングで使用)
-
- 『ラストブルー』(第22話エンディングで使用)
- 作詞:NOE、山下太郎、新居昭乃 作曲:NOE、山下太郎 編曲:保刈久明 歌:ROCKY CHACK
- 『ラストブルー』(第22話エンディングで使用)
[編集] 放送リスト
話数 | サブタイトル | 初登場メカ | 次回予告ナレーション |
---|---|---|---|
1 | エンタングル |
|
|
2 | セレブラム |
|
|
3 | デフテラ領域 | - |
|
4 | 上海サーバー | - |
|
5 | デジャビュ |
|
|
6 | 幻体 |
|
|
7 | 迷える魂 |
|
|
8 | 水の向こう側 |
|
|
9 | ウェットダメージ | - |
|
10 | また、夏が来る | - |
|
11 | 残るまぼろし | - |
|
12 | 目覚める者たち | - |
|
13 | 新たなるウィザード |
|
|
14 | 滅びの記憶 | - |
|
15 | リインカーネーション | - |
|
16 | 復活の戦場 | - |
|
17 | 復元されし者 | - |
|
18 | 偽りの傷、痛みは枯れて |
|
|
19 | ラストサパー |
|
|
20 | イェル、シズノ |
|
|
21 | 戦士たち… | - |
|
22 | ジフェイタス |
|
|
23 | 沈まない月 |
|
|
24 | 光の一滴(ひとしずく) |
|
|
25 | 舞浜の空は青いか |
|
|
26 | 森羅万象(ありとあらゆるもの) |
|
本作では、オープニング中に流れるアニメーションを数話ごとに少しずつカットを差し替えて変化させていく手法がとられているが、DVD版では2巻より13話以降から放送されているバージョンに変更されている。
[編集] 放送トピックス
- 各話サブタイトルの前には「entanglement.」(話数)というフレーズが付く。
- 予告の台詞の最後に「消されるな、この想い(第1~第12話)」「忘れるな、我が痛み(第13話~第25話)」という決まり文句があり、合わせると本作のキャッチコピーになる。最終話では次回予告の中で、「消されるな、この想い。忘れるな、我が痛み」という風に、両方使われている(この時の最後の台詞は「キョウ…大好きだったわ…」)。
- 本作はHD画質(1080i・16:9ビスタサイズ)で制作されている。(各テレビ雑誌に【HV】マーク表示無し)地デジ放送・BSデジタル放送ではこのオリジナルバージョンを放送。
- 地上アナログ放送ではオリジナルの映像をトリミングして映像比率4:3に近づけて放送。
- AT-Xでは16:9ビスタサイズで放送(画質はSD <525i> )
- 地デジ・アナログ放送・BSデジタル放送では字幕放送も有り。本来は聴覚障害者のサポート用としての意味合いが強いものだが、健常者にとっても難解な用語が多い本作のストーリーを深く知る一助になる。また、この字幕ではゼーガAIのメッセージボイスを日本語で表記している。
- DVDのCMの1バージョンとして、制作会社(サンライズ)及びDVDの販売会社(バンダイビジュアル)が同じアニメ「舞-乙HiME」の主人公であるアリカ・ユメミヤ(声優:菊地美香)が舞-乙HiMEのDVDのCMと同様の形で宣伝しているものがある。これらは1970年代のポピーのCMを彷彿させる内容になっている。
- 地上波では初回放送から7月6日放送分まで、放送局によっては『スキバラ』PRの一環として、週ごとの放送終了時にソゴル・キョウが「ゼーガペインまた見てな!!この後は極楽とんぼのお二人に、よろしく!」と言った後に画面が切り替わり、次番組『極楽とんぼのこちらササキ研究所』(後に『こちらササキ研究所』と改題)の司会・加藤浩次がそれに応えるミニ予告CMが放送された。
[編集] 関連項目
- “プロジェクトゼーガ”の一環としてアニメと同時期に制作された作品群
- テレビゲーム版 ※詳しくはゼーガペイン_(テレビゲーム)を参照の事。
- ゼーガペイン XOR - メディアミックスとしての作品1。Xbox 360対応ソフト。
- ゼーガペイン NOT - メディアミックスとしての作品2。同じく、Xbox 360対応ソフト。
- コミック版
- 月刊コミック電撃大王 - メディアミックスとしての作品3・『ゼーガペイン外伝』(作画・矢吹豪)が連載されている雑誌。このコミック版の設定はサンライズ公式となっているが、アニメ本編に比べるとギャグ、お色気(或いは萌え)要素が強い。
- テレビゲーム版 ※詳しくはゼーガペイン_(テレビゲーム)を参照の事。
- 量子もつれ
- 架空のロボット兵器の一覧
- 架空の兵器
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(サンライズ)
- 公式サイト(テレビ東京)
- ゼーガペイン ウィキ(ファンによるウィキサイト)
[編集] 注釈
- ↑ 本放送当時は、本来小・中学生を視聴対象とする夕方の時間としては全体的な内容が非常に難解な部分が多かった為、“深夜アニメとして放送すれば良かったのでは?”と言う声もあったが、スタッフとしては夕方普通に難解なストーリーが展開し、夕方に放送されていた1980年代アニメ作品群(特に名古屋テレビが土曜夕方17:30(関東)に放送していた一連の作品群(機動戦士ガンダムなど)の雰囲気を再現したいという意図があった模様。この他、BSジャパン夕方アニメ放送枠を確保し、フルハイビジョン制作された本作を地デジ未放送地域にも放送できるメリットを選択した可能性もある。
- ↑ このような意見が出る理由としては本作の3DCG制作スタッフに長年リアルなメカ戦闘をCGアニメーションで表現する事にこだわってきた他のアニメ制作会社に比べ、その種のノウハウの蓄積が今一つ少ないからではないのかという説も有る。(同じ制作会社・サンライズの別スタッフが手がけたCGロボットアニメ・『MS IGLOO』などは相応の評価を得ている。
- ↑ 各母艦の艦長は島、副艦長は港のコードネームがそれぞれの国の言語で与えられており、本名は別にあるという設定が本作放送中某ウェブラジオで明かされた。なおゲーム版出身キャラクター他、一部のキャラクターはについてはモチーフが不明なものもいる。
テレビ東京系列 木曜18:00枠 (本作以降アニメ530枠の第2枠) |
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