加藤浩次
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
 |
加藤浩次（かとう こうじ、1969年4月26日 - ）は、日本のタレントで、お笑いコンビ『極楽とんぼ』のツッコミとネタ作りを担当していた。極楽とんぼでの相方は茨城ゴールデンゴールズ （通称：欽ちゃん球団）に選手として在籍していた山本圭一。
吉本興業所属。北海道小樽市出身。3人の子持ちである。愛称は「コージ」「狂犬」（中山秀征 が呼んでいる。最近ではナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)にも呼ばれている）。
目次 |
人物
- 本名は加藤浩二。
- 妻はカオリちゃんこと女優の緒沢凛。
- 自他共に認めるかなづちである。加藤自身北海道出身のため、泳ぐという習慣がほとんどなかった。
- 趣味
- サッカー観戦（国内外は問わず好きだが、国際試合に若干強い関心を持つようである）
- 映画鑑賞
- 体格：身長176cm、体重78kg。
- 血液型：O型
- 性格・思考・その他：上昇志向であるが、無理はしないタイプである（無理をさせられるタイプでもある）。近年は多数の情報番組に出演する機会もあり、知的な面を発揮している。
経歴
北海道札幌市に生まれ同市白石区 （後の分区により現在では厚別区 地域に相当）に住んでいたが、小学校2年で札幌の西隣の小樽市 に転出。
小学校3年から高校3年までサッカー部に所属、一度もレギュラーから外れたことがなく、北海道選抜にも選ばれた程のスポーツマンだが、喘息持ちである。
北海道小樽潮陵高等学校卒業後上京、「劇団東京ヴォードヴィルショー」を経て、1989年に吉本興業入り、山本圭壱と「極楽とんぼ」を結成
2000年TBS系列「オヤジぃ。｣で連ドラ初出演。2002年6月 にTBS系列ワールドカップ中継のキャスター、2004年6月にはポルトガルで開催されたサッカー欧州選手権中継のためにサッカー解説者の高木琢也と共に現地で精力的に取材をする等、スポーツキャスターとして着実に経験を積んでいる。
また、テレビドラマ「人にやさしく」（フジテレビ）(2002年)「ブラックジャックによろしく」（TBSテレビ）(2003年)「クロサギ」（2006年）等に出演、演技力にも定評があり、その演技力は「緒形拳をうならせる」とザ・テレビジョンに書いてあった。1年に一本の割合で、俳優としても活躍中。
テレビゲーム「鈴木爆発」に出演していた緒沢に加藤が一目惚れ、共演を熱望して自身がMCを務めた映画番組に緒沢をゲストに呼んだ事が出逢いのきっかけ。2001年7月7日に結婚、2002年2月10日に長女が誕生。「狂犬」が「チワワ」になってしまう程溺愛している。
中学時代はサッカー部キャプテンを務め、更に「北海道選抜」として全国大会に出場した経歴を買われ、2001年10月から「スーパーサッカー」（現・スーパーサッカーPLUS）（TBS）のメインMCに抜擢される。この番組のフットサルチームである「コモエスタ赤坂」にも加入している。TBSのJリーグ 中継では放送席にゲストを呼んで爆笑トークを展開する。この様子は副音声で聞くことができる。ちなみに、加藤が中学時代に出場した大会は、同期に澤登正朗や礒貝洋光、加藤望がいた。
2004年9月21日に長男が誕生。ちなみに3時間半の安産だったそう。相方の山本圭壱は3日経ってやっと知らされたらしくショックだったとの事。
2005年夏、ブームとなっているジンギスカン鍋 の専門店を都内にオープンした。加藤は2002年頃からジンギスカンが若い女性の中でブームになると見抜いており、2002年12月6日の極楽とんぼの吠え魂 でジンギスカンの魅力を語っている。
同じ頃、司会を努めているレギュラー番組の「スーパーサッカーPLUS」にて鹿島アントラーズの小笠原満男のヨーロッパ移籍が流れたニュースを聞いて「日本のＪリーグもヨーロッパと同じく秋春制のシーズンにするべきだ！！」と熱心に語っていたことからＪリーグの秋春制シーズン論者であることが判明。
TBSでの番組出演が多いことから、“ポスト恵俊彰 ”と言う呼び声も出ている。
2006年 3月放送の「めちゃイケ」では、子煩悩ぶりを自認し、狂犬キャラはもうできないことを告白した。
2006年7月山本の不祥事で山本の芸能活動停止（契約解除）、及びコンビ解散が発表された（ただし、コンビ解散は吉本興業側から発表されたもので、加藤は「解散は自分と山本が決めること」と解散を否定している）。 カンニングの竹山隆範が『カンニング竹山』と呼ばれるように、加藤も『極楽とんぼ加藤』と呼ばれるようになった。（但し、竹山の場合、相方の中島が白血病のため休養しているだけで解散していない）。但し、一部で以前と同様、『加藤』と呼ばれる。
「めちゃ×2イケてるッ!」の1コーナー「クイズ濱口優」で、司会の矢部口宏に加藤の携帯番号が流されてしまった（加藤曰く、60万件の着信があり、「ただいま混み合っております」と表示されたらしい）。
2006年11月17日に次女が誕生。2時間の安産だった。出産直前まで担当医師から男児と聞かされていたようで家族ともども拍子抜けしたと語っていた。
芸人へのアドバイス
加藤の助言でブレイクした芸人は少なくなく、ココリコ 、ロンドンブーツ1号2号 、おぎやはぎ（ただし違う事務所である）など的中率は100%を誇る。助言の例としては、ココリコボンバーズ からココリコ への改名。ロンドンブーツ1号2号 の田村亮 に「金髪にしろ」、田村淳 には「若者代表みたいなカンジで売っていけ、だからイレズミもいれろ」と助言。また客前で裸になることに抵抗があったペナルティのワッキーに「お前は服を脱げ」。さらにおぎやはぎのダブルメガネ等々、枚挙に暇が無い。かつて中途半端なデブであった相方、山本に「もっと太れ」と助言したのも加藤である（しかし、自分がもてたいからそういったという説もある）。最近（2005年）もココリコの遠藤章造にヒゲを剃るよう忠告したりと、助言癖は相変わらずのようである。余談であるが、山崎邦正を「ザキさん」という愛称で呼んだのは加藤が最初とされる。
27時間テレビ100kmマラソン
2004年7月24日・25日 、フジテレビ系列で放送された「27時間テレビ」の企画で加藤は100kmマラソンに挑戦した。ところが途中「スーパーサッカーPLUS」生放送出演の為TBS社屋へ移動するなどして結局6時間も時間をロス、結果走破距離は放送終了時点で87kmにとどまった。
番組のエンディングには妻・カオリ、娘が登場（なぜか継父・深野さんも唄いながら登場）し、完走していないにも関わらず完走を祝福する手紙を読んだ。
後日放映された「めちゃイケ」にて、完走できなかった一番の原因は休憩中にコンビニ の素麺を大量に食べた（さらに冷やしうどん も食っていた）ことによるペースダウンの為であったことが発覚。出演者・スタッフ（モザイク処理されたKオリちゃんも登場）のひんしゅくを買った。
25時間テレビ 真夜中の大かま騒ぎ
2005年の25時間テレビ で、スーパーサッカーの取材の際、現地のコーディネータに誘われて、ドイツ連邦共和国・フランクフルトにある大人の遊園地、ザ・パレスにて、セルビア・モンテネグロと対戦していたことが発覚し、物議を醸した。その際にフジテレビ の佐野瑞樹アナが、アルゼンチンと対戦していたということも発覚、本人は冗談だと説明していたが事実はどうあれ、上司に大目玉を食らい、アナウンサー倫理を問われることになった。
なお、このときかおりに扮していた加藤は、妻が生中継で登場したときには、「おまえが一番強いって」と泣きを入れていたのが印象的だった。
2006年のイタリアのトリノで行われた冬季五輪開会式で、セルビア・モンテネグロの選手が入場する際に、（偶然ではあろうが）めちゃイケ内で放映された「結婚と出産のあいだに」で加藤浩次が携帯の着メロに使っていた「君の瞳に恋してる」がBGMとして流れた。
エピソード
- FNS27時間テレビ マラソンのエピソード:
- 加藤が喘息の持病があることは周知の事実である。しかし、フジテレビの「FNS27時間テレビ 2004」では、24時間100㎞マラソン(実際は110km)を走ることに。喘息ということもあって、介助犬のバリーと実況・中継に森昭一郎アナウンサーが同行。しかし、スーパーサッカーへの出演があるため途中で東京に戻って出演（なぜか介助犬バリーも出演）、共演者の白石美帆、水沼貴史、他番組スタッフも事情は知っていたが、水沼からは「いつもと衣装が違うね」「犬連れ込んでいいの?」などを終始突っ込まれてしまった。その後、中断した場所から再び走った。しかし、結局27時間テレビの放送終了には間に合わず、企画は失敗に終わるが放送終了後に完走した模様が「めちゃ×2イケてるッ!」で放送された。なお、その後の反省会で失敗の理由が「昼食の食べすぎ」であることが発覚し、番組内で出演者・視聴者に謝罪した。ちなみに翌年のFNS25時間テレビ 2005で、元フジテレビアナウンス室専任部長の山中秀樹がドッキリに引っかかり100kmを走ることになった際には、「走る人を見るのは面白いな」とコメントした。
- 「大かま騒ぎ」での暴露:
- FNS25時間テレビ 2005の深夜企画「大かま騒ぎ」で、コンフェデレーションズカップの取材の際、現地で遊んでいたことが暴露され、番組内で関係各者、視聴者並びにその場にいた出演者に謝罪した。しかし、その場に出演者の批判にあう中、たまたまその場にいた佐野瑞樹が同日、加藤と偶然会い同じ場所で遊んでいたことを暴露し道連れにした。
- お台場冒険王:
- 2006年のお台場冒険王では、加藤の自宅にある白地のソファーやシャアザクを「めちゃイケランド」に展示することに。当初、ただ展示されるはずが、後日には落書きの餌食となり無残な姿（シャアザクにいたっては角をもがれた）を「めちゃ×2イケてるッ!」で公開された。
