LOVE AFFAIR ~秘密のデート~
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LOVE AFFAIR ~秘密のデート~ | ||
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サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1998年2月11日 2005年6月25日(再発) |
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録音 | 猫に小判STUDIO VICTOR STUDIO |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 12分7秒 | |
レーベル | ビクタータイシタ | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
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チャート順位 | ||
ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
BLUE HEAVEN (1997年) |
LOVE AFFAIR ~秘密のデート~ (1998年) |
PARADISE (1998年) |
『LOVE AFFAIR ~秘密のデート~』(ラヴ・アフェアー ひみつのデート)はサザンオールスターズの41枚目のシングル。1998年2月11日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル。
目次 |
[編集] 解説
比較的一般受けを狙った前作「BLUE HEAVEN」でもセールス低迷に歯止めをかけることが出来なかったサザン。本作ではテレビドラマタイアップが付いたこともあり、オリコンウィークリーチャートでの最高位こそ4位であるものの、久々にスマッシュヒットといえるオリコンでの累計売上50万枚を突破する。
タイトルの「LOVE AFFAIR」はやや遠まわしではあるものの「不倫」を意味するものであり、不倫相手(『君』)を愛するが家族も捨てる事は出来ないという男(『僕』)の切ない気持ちが綴られている。ジャケットには女性物のボディスーツが表面と裏面で用いられている。これは2005年の12cm再発盤では表面に2つになっている。c/w「私の世紀末カルテ」の歌詞カードはバナナをかたどった別紙に記載されている。
この年でデビュー20周年を迎えることとなったサザン。本作は何とか面目を保ったが、次作「PARADISE」、そして約2年ぶりのオリジナルアルバム『さくら』よりも、皮肉にもデビュー20周年を迎えた日に発売されたベストアルバム『海のYeah!!』のほうが圧倒的に売れてしまう。この頃から主にCDを買う層の若い世代と、サザンとの温度差がセールスにも表れて来る様になる。
本作のタイトル表記は、オリコンチャートや2005年の再発盤では「LOVE AFFAIR~秘密のデート」となっているなど“~”の表記が曖昧であるが、サザンの楽曲にはこのように収録作品によって表記が異なっているものも少なくないため、ここではオリジナル盤に沿って表記する。
本作発売と同日に、「勝手にシンドバッド」から「クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)」までの34作品が8cmシングルとして再発された。しかし既に8cmシングル化されているもの多かったこと、リマスターなどが万善に施されていない単なるCD化であったこと、そして当時のサザン人気が下降し始めていたことなども重なり、大きな話題にはならなかった。1988年に全23シングルが再発された際はオリコンシングルチャートに再発全作品が2週にわたってチャートインするなどの快挙を成し遂げたが、この再発によって作品がチャートインすることはなかった。
本作収録曲は、共にアルバム『さくら』に収録。
[編集] 収録曲
- LOVE AFFAIR ~秘密のデート~
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦編曲:島健 管編曲:山本拓夫)
松嶋菜々子、椎名桔平主演で不倫を描いたTBS系ドラマ『Sweet Season』主題歌となった。ドラマが高視聴率を保ったこともあり、本作は低迷していたサザンのシングルセールスから久々のヒット曲を生むこととなった。タイトル、歌詞の内容は不倫がテーマになっており、歌詞の舞台がドラマの舞台にもなっていた。歌詞に登場する数々のデートスポットは、桑田佳祐がガイドブックを参考に書いたという横浜・大黒ふ頭が中心になっている。ちなみにサビの歌詞である『大黒ふ頭で虹を見て』はレインボーブリッジと横浜ベイブリッジを桑田が勘違いして書いたものである。大黒ふ頭からは横浜ベイブリッジを一望することも出来る。イントロとフェードアウト部分には歓声が入れられており、擬似ライブを演出しているが、桑田曰く「歓声はサザンのライブで収録されたものではなく他のミュージシャンのライブ音源からサンプリングした」とのこと。PVもライブを模したものになっており、横浜・みなとみらいなどの夜景も収録されているロマンティックな内容である。このPV中のライブは前年の年越しライブ『おっぱいなんてプー』の映像である。PVのみ、最後に同ライブでの本物の歓声が収録されている。なお、タイアップがTBSのドラマであった関係からか、TBS系列では大きなイベント番組の際によくテーマソングとして起用されることがある。この点は「希望の轍」と事情が似ているともいえる。 - 私の世紀末カルテ
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
基本ギターとハーモニカだけで構成されている楽曲。もはやサザン名義でなくてもいいのではないかという声もあるが、不倫といえどもラブソングであるA面とは裏を返したような内容であり、リアルで共感を得る歌詞は人気も高い。編曲はサザン名義であり、メンバーのクレジットもあるが、楽器の演奏としては桑田がギターとハーモニカを担当したのみである可能性が極めて高い。歌詞は現代の暗い世相を皮肉った曲であり、サラリーマンの視点からの政界や会社などについてがテーマである。タイトルは2000年に迎える世紀末に向けて、自分の心理や悩みをカルテにして歌詞を綴っていることから来ている。ライブでは2番以降がその時の時事ネタや、ツアー先の土地のネタを盛り込んだ歌詞に変えて歌われる。この曲はまさに世紀末である2000年12月31日の年越しライブ『ゴン太君のつどい』での演奏を最後に封印され、ファンクラブの会報でも桑田が「世紀も変わったことだし、もう唄えないでしょう」とコメントしており、21世紀に入ってからは現時点で1度も演奏されていない。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)、Harmonica(#2)
- 大森隆志:Guitar(#1,2)
- 原由子:Keyboards(#1,2)、Chorus(#1)
- 関口和之:Bass(#1,2)
- 松田弘:Drums(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion(#1,2)
- LOVE AFFAIR ~秘密のデート~
- 角谷仁宣:Computer Programming
- 山本拓夫:Tenor & Baritone Saxes
- 金原千恵子ストリングス:Strings
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
※現在公式サイトではこのように『~』が1つになっているが、楽曲の紹介ページでは『~』が2つであり、こちらが原盤の正式なタイトルである。逆の例に『愛の言霊 ~Spiritual Message』がある。