そう言えば あの時このうた
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そう言えば あの時このうたは、NHK衛星第2テレビ(デジタル放送は16:9のワイドサイズで)とNHKワールド・プレミアム(海外向けテレビ番組配信)で不定期に放送中の音楽番組である。
[編集] 番組の概要
NHKに保管されている1950年代~1970年代のニュース映像に合わせて、その年代にヒットした楽曲を邦楽編と洋楽編および50年代編(邦楽)に分けて放送する番組である。一回の放送時間が5分程度なので、流す曲は2曲に限られており、長い曲は編集されて放送される。放送時間が短い関係で、番組と番組との穴埋めに利用されることが多い。
[編集] 同種の番組
同じNHKの総合テレビで放送しているMUSIC BOXとコンセプトが酷似しているが、こちらの方は衛星放送での放送であり、放送時間が短い、MUSIC BOXでは放送しなくなった洋楽も放送するなどの特徴がある。
[編集] 放送している音楽 (洋楽編)
[編集] 1960年代 (曲名の下は使われたニュース映像)
[編集] 1960年
- 「ごめんなさい」ブレンダ・リー
- 「死ぬほど愛して」(映画「刑事」)アリダ・ケッリ
- 「白銀は招くよ」トニー・ザイラー
- 「パイナップル・プリンセス」アネット
[編集] 1961年
- 「G.I.ブルース」エルヴィス・プレスリー
- 「ハロー・メリー・ルー」リッキー・ネルソン
- 「悲しき街角」デル・シャノン
- 「日曜はダメよ」メリナ・メルクーリ
[編集] 1962年
- 「可愛いベイビー」コニー・フランシス
- 「サン・トワ・マミー」アダモ
- 「素敵な16才」ニール・セダカ
- 「ジョニー・エンジェル」シェリー・フェブレー
[編集] 1963年
- 「ドミニク」スール・スーリール
- 「ミスター・ベース・マン」ジョニー・シンバル
- 「パフ」ピーター、ポール&マリー
- 「ワシントン広場の夜はふけて」ビレッジ・ストンパーズ
[編集] 1964年(1)
- アイドルを探せ/シルヴィ・バルタン
- 夢みる想い/ジリオラ・チンクェッティ
[編集] 1964年(2)
- ほほにかかる涙/ボビー・ソロ
- 愛なき世界/ピーターとゴードン
(ひょっこりひょうたん島放送開始・ミロのヴィーナス展示・みゆき族など)
[編集] 1965年(1)
- ダイアモンド・ヘッド/ベンチャーズ
- 恋のダウンタウン/ペトゥラ・クラーク
(東京の光化学スモッグによる公害問題・礼宮ご誕生・当時の山村の風景など)
[編集] 1965年(2)
- サティスファクション/ローリング・ストーンズ
- 悲しき願い/アニマルズ
(当時の東京都心部の風景・ベトナム戦争勃発・米ソ宇宙開発競争など)
[編集] 1966年(1)
- ミッシェル/ザ・ビートルズ
- サマー・イン・ザ・シティ/ラヴィン・スプーンフル
[編集] 1966年(2)
- 夢のカリフォルニア/ママス&パパス
- 花のささやき/ウイルマ・ゴイク
(東京の排気ガスによる公害問題・相次ぐ飛行機事故・炭坑の衰退など)
[編集] 1967年(1)
(日本の人口一億人突破・吉田茂元首相の国葬・羽田闘争など)
[編集] 1967年(2)
- グッド・ヴァイブレーション/ザ・ビーチ・ボーイズ
- 恋は水色/ヴィッキー
(当時の海岸部や山間部の生活風景・町工場の様子・四日市ぜんそく問題など)
[編集] 1968年 (1)
- ドック・オブ・ザ・ベイ/オーティス・レディング
- ワイルドで行こう/ステッペンウルフ
(小笠原諸島の返還・香川県の塩田の風景・新宿騒乱・三億円事件など)
[編集] 1968年(2)
(サイケブーム・霞ヶ関ビル竣工・都営トロリーバス廃止・学生運動激化)
[編集] 1969年(1)
- 孤独の世界/P.F.スローン
- 輝く星座(アクエリアス)/フィフス・ディメンション
(新宿西口フォーク集会・年の瀬選挙(衆院選)・当時の渡良瀬川や八郎潟の様子など)
[編集] 1969年(2)
- スピニング・ホイール/ブラッド・スエット&ティアーズ
- 青春の光と影/ジュディ・コリンズ
(アポロ11号月面着陸・ベッドタウン拡大・東名高速道路全線開通など)
[編集] 1970年代(曲名の下は使われたニュース映像)
[編集] 1970年(1)
- スイート・キャロライン/ニール・ダイアモンド
- コンドルは飛んで行く/サイモン&ガーファンクル
(大阪地下鉄建設現場ガス爆発事故・首都圏で蒸気機関車廃止・榎本健一死去など)
[編集] 1970年(2)
- ヴィーナス/ショッキング・ブルー
- イフ・ノット・フォー・ユー/ボブ・ディラン
(大阪万博・新安保条約自動延長・瀬戸内シージャック事件)
[編集] 1971年 (1)
- シェリーにくちづけ/ミッシェル・ポルナレフ
- ノックは3回/トニー・オーランド&ドーン
[編集] 1971年(2)
- 太陽は燃えている/エンゲルベルト・フンパーディンク
- 僕のリズムを聞いとくれ/サンタナ
(巣鴨拘置所閉鎖・環境庁発足・さいはてブーム・小海線で活躍するC56など)
[編集] 1972年 (1)
- オールド・ファッションド・ラヴ・ソング/スリー・ドッグ・ナイト
- サタデイ・イン・ザ・パーク/シカゴ
(札幌オリンピック・ミュンヘンオリンピック・日本のスポーツ界の動向など)
[編集] 1972年 (2)
- アローン・アゲイン/ギルバート・オサリバン
- 名前のない馬/アメリカ
[編集] 1973年
(一億総スポーツ時代・ベトナム和平・ウォーターゲート事件など)
[編集] 1974年 (1)
- 私の孤独/ジョルジュ・ムスタキ
- 天使のささやき/スリー・ディグリース
(小野田少尉フィリピンから帰還・アメリカ大統領(ジェラルド・R・フォード)初来日・テレフォンサービスブームなど)
[編集] 1974年 (2)
- 僕の瞳に小さな太陽/エルトン・ジョン
- アイ・ショット・ザ・シェリフ/エリック・クラプトン
(東京湾での大型タンカー衝突事故・むつ号反対運動・予土線開通・佃の行商など)
[編集] 1975年 (1)
- 明日なき暴走/ブルース・スプリングスティーン
- キラー・クイーン/クイーン
(国鉄の蒸気機関車全面廃止・連続企業爆破事件・史上最大の統一スト・河内地方や佐渡の風景など)
[編集] 1975年 (2)
- 愛がすべて/スタイリスティックス
- アイム・ノット・イン・ラヴ/10cc
(つなぎブーム・3億円事件時効・サイゴン陥落・佐藤栄作死去など)
[編集] 1976年 (1)
(鹿児島で五つ子誕生・アーチェリーブーム・リアルマネキンなど)
[編集] 1976年 (2)
- サタデイ・ナイト/ベイ・シティ・ローラーズ
- ジョリーン/オリビア・ニュートン・ジョン
(およげ!たいやきくんのヒット・悪書追放運動・教育ブーム加熱・ロッキード事件発覚など)
[編集] 1977年
- 「スカイ・ハイ」ジグソー
- 「ハード・ラック・ウーマン」キッス
- イッツ・ソー・イージー/リンダ・ロンシュタット
- ホテル・カリフォルニア/イーグルス
(静止衛星成功・ニューネッシー騒動・200海里時代到来など)
[編集] 1978年 (1)
[編集] 1978年 (2)
- 恋のナイト・フィーバー/ビージーズ
- 宇宙のファンタジー/アース・ウィンド・アンド・ファイアー
(具志堅用高の活躍・世界水泳選手権 世界体操選手権 福岡国際マラソンでの日本人選手の活躍・ヤクルトスワローズ優勝など)
[編集] 1979年 (1)
- 悲しきサルタン/ダイアー・ストレイツ
- チキチータ/アバ
[編集] 1979年 (2)
- ジンギスカン/ジンギスカン
- アイム・セクシー/ロッド・スチュワート
(インベーダーゲームブーム・竹の子族出現・国鉄の赤字解消作戦・共通一次試験スタートなど)
[編集] 放送している音楽 (邦楽編)
[編集] 1960年代 (曲名の下は使われたニュース映像)
[編集] 1960年(1)
- 潮来笠/橋幸夫
- ビキニスタイルのお嬢さん/ダニー飯田とパラダイスキング
(1960年のスポーツ…大洋初日本一・ローマオリンピックなど)
[編集] 1960年(2)
[編集] 1960年(3)
(東京オリンピック準備・ダッコちゃんブームなど)
[編集] 1960年(4)
[編集] 1961年(1)
- 王将/村田英雄
- 東京ドドンパ娘/渡辺マリ
(世界柔道選手権・米ソ宇宙開発競争・ケネディ大統領就任など)
[編集] 1961年(2)
[編集] 1961年(3)
- 無情の夢/佐川ミツオ
- 雨に咲く花/井上ひろし
[編集] 1961年(4)
(東京の風景…遊園地・団地・オフィスなど)
[編集] 1962年(1)
- ルイジアナ・ママ/飯田久彦
- 若いふたり/北原謙二
(ファイティング原田最年少チャンピオン・堀江謙一太平洋横断・吉川英治死去など)
[編集] 1962年(2)
[編集] 1962年(3)
[編集] 1962年(4)
- 赤いハンカチ/石原裕次郎
- 川は流れる/仲宗根美樹
[編集] 1963年(1)
- 恋は神代の昔から/畠山みどり
- 美しい十代/三田明
(1963年のスポーツ…海老原博幸世界フライ級王座獲得・大鵬6場所連続優勝など)
[編集] 1963年(2)
[編集] 1963年(3)
(東京オリンピック準備工事・名神高速道路開通・サンパチ豪雪など)
[編集] 1963年(4)
[編集] 1964年(1)
(→洋楽編1964年(1)と同じ)
[編集] 1964年(2)
(→洋楽編1964年(2)と同じ)
[編集] 1964年(3)
(新宿駅通勤ラッシュ・東海道新幹線開業・佐藤栄作内閣誕生など)
[編集] 1964年(4)
- アンコ椿は恋の花/都はるみ
- 愛と死を見つめて/青山和子
[編集] 1965年(1)
[編集] 1965年(2)
- 知りたくないの/菅原洋一
- 愛して愛して愛しちゃったのよ/和田弘とマヒナスターズと田代美代子
(→洋楽編1965年(1)と同じ)
[編集] 1965年(3)
(日韓基本条約締結・エレキギター流行・南極観測船ふじ進水など)
[編集] 1965年(4)
(→洋楽編1965年(2)と同じ)
[編集] 1966年
- 「想い出の渚」ザ・ワイルド・ワンズ
- 「若者たち」ザ・ブロード・サイド・フォー
- 「君といつまでも」加山雄三
- 「困っちゃうな」山本リンダ
- 「涙の連絡船」都はるみ
- 「函館の女」北島三郎
- 「星影のワルツ」千昌夫
- 「骨まで愛して」城卓矢
[編集] 1967年
- 「君こそわが命」水原弘
- 「トンネル天国」ザ・ダイナマイツ
- 「花と小父さん」伊東きよ子
- 「いとしのマックス」荒木一郎
- 「ブルー・シャトウ」ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
- 「小指の想い出」伊東ゆかり
- 「好きさ好きさ好きさ」ザ・カーナビーツ
- 「虹色の湖」中村晃子
[編集] 1968年
- 「三百六十五歩のマーチ」水前寺清子
- 「ブルー・ライト・ヨコハマ」いしだあゆみ
- 「恋の季節」ピンキーとキラーズ
- 「グッド・ナイト・ベイビー」ザ・キングトーンズ
- 「天使の誘惑」黛ジュン
- 「友よ」高石友也/岡林信康
- 「花の首飾り」ザ・タイガース
- 「ゆうべの秘密」小川知子
[編集] 1969年
- 「 風 」シューベルツ
- 「どしゃぶりの雨の中で」和田アキ子
- 「時には母のない子のように」カルメン・マキ
- 「人形の家」弘田三枝子
- 「遠い世界に」五つの赤い風船
- 「長崎は今日も雨だった」内山田洋とクールファイブ
- 「夜が明けたら」浅川マキ
- 「白いブランコ」ビリー・バンバン
[編集] 1970年代 (曲名の下は使われたニュース映像)
[編集] 1970年
- 「白い色は恋人の色」ベッツィ&クリス
- 「ひとり寝の子守唄」加藤登紀子
- 「圭子の夢は夜ひらく」藤圭子
- 「老人と子供のボルカ」左ト全とひまわりキティーズ
- 「世界の国からこんにちは」三波春夫
- 「夜と朝のあいだに」ピーター
- 「経験」辺見マリ
- 「今日でお別れ」菅原洋一
[編集] 1971年
- 「ナオミの夢」ヘドバとダビデ
- 「雨の御堂筋」欧陽菲菲
- 「おふくろさん」森進一
- 「あの素晴らしい愛をもう一度」加藤和彦と北山修
- 「また逢う日まで」尾崎紀世彦
- 「さいはて慕情」渚ゆう子
- 「17才」南沙織
- 「雨のバラード」湯原昌幸
[編集] 1972年
- 「虹と雪のバラード」トワ・エ・モア
- 「出発(たびだち)の歌」上條恒彦
- 「夜明けの停車場」石橋正次
- 「芽ばえ」麻丘めぐみ
- 「瀬戸の花嫁」小柳ルミ子
- 「ハチのムサシは死んだのさ」平田隆夫とセルスターズ
- 「旅の宿」吉田拓郎
- 「赤色エレジー」あがた森魚
[編集] 1973年
- 「女のみち」宮史郎とぴんからトリオ
- 「てんとう虫のサンバ」チェリッシュ
- 「たどりついたらいつも雨ふり」モップス
- 「他人の関係」金井克子
- 「恋する夏の日」天地真理
- 「心の旅」チューリップ
- 「喝采」ちあきなおみ
- 「心もよう」井上陽水
[編集] 1974年
- 「なみだの操」殿さまキングス
- 「あなた」小坂明子
- 「ひと夏の経験」山口百恵
- 「恋のダイヤル6700」フィンガー5
- 「涙の太陽」安西マリア
- 「うそ」中条きよし
- 「私は泣いています」リリィ
- 「くちなしの花」渡哲也
[編集] 1975年
(1975年のスポーツ…貴ノ花初優勝・広島初リーグ制覇・阪急初日本一など)
- 「シクラメンのかほり」布施明
- 「年下の男の子」」キャンディーズ
- 「スモーキンブギ」ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
- 「いちご白書をもう一度」バンバン
- 「22才の別れ」風
- 「我が良き友よ」かまやつひろし
[編集] 1976年
- 「横須賀ストーリー」山口百恵
- 「嫁に来ないか」新沼謙治
- 「およげたいやきくん」子門真人
- 「弟よ」内藤やす子
- 「あの日にかえりたい」荒井由美
- 「酒と泪と男と女」河島英五
- 「あなただけを」あおい輝彦
- 「なごり雪」イルカ
[編集] 1977年
- 「宇宙戦艦ヤマト」ささきいさお
- 「硝子坂」高田みづえ
- 「ペッパー警部」ピンク・レディ
- 「あずさ2号」狩人
- 「気絶するほど悩ましい」Char
- 「津軽海峡冬景色」石川さゆり
- 「昔の名前で出ています」小林旭
- 「マイ・ラグジュアリー・ナイト」しばたはつみ
[編集] 1978年
- 「君のひとみは10000ボルト」堀内孝雄
- 「しあわせ芝居」桜田淳子
- 「あんたのバラード」ツイスト
- 「飛んでイスタンブール」庄野真代
- 「キャンディ」原田真二
- 「UFO]ピンク・レディ
- 「夏のお嬢さん」榊原郁恵
- 「Mr.サマータイム」サーカス
[編集] 1979年
- 「ガンダーラ」ゴダイゴ
- 「舟唄」八代亜紀
- 「よせばいいのに」敏いとうとハッピー&ブルー
- 「魅せられて」ジュディ・オング
- 「与作」北島三郎
- 「いい日旅立ち」山口百恵
- 「夢追い酒」渥美二郎
- 「みずいろの雨」八神純子
[編集] 放送している音楽 (50年代編)
(曲名の下は使われたニュース映像)
[編集] 1955年(1)
[編集] 1955年(2)
(第1回原水爆禁止世界大会・スタルヒン300勝達成・巨人日本一など)
[編集] 1956年(1)
- 愛ちゃんはお嫁に/鈴木三重子
- 若いお巡りさん/曾根史郎
[編集] 1956年(2)
- ここに幸あり/大津美子
- 好きだった/鶴田浩二
(日ソ国交回復・チロリン村とくるみの木放送開始・1956年のスポーツなど)
[編集] 1957年
- 「柿の木坂の家」
- 「有楽町で逢いましょう」
- 「東京のバスガール」
- 「バナナ・ボート」
[編集] 1958年
- 「おーい中村君」
- 「星は何でも知っている」
- 「からたち日記」
- 「嵐を呼ぶ男」
[編集] 1959年
- 「黄色いさくらんぼ」
- 「南国土佐あとにして」
- 「お別れ公衆電話」
- 「古 城」
[編集] 外部リンク
現時点で番組の公式ホームページ等は制作されていない。