細川たかし
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細川たかし(ほそかわ たかし、本名:細川貴志、1950年6月15日 - )は、演歌歌手。北海道虻田郡真狩村(まっかりむら)出身。新栄プロダクション所属(2002年頃まではバーニングプロダクションに所属)。三橋美智也に師事。
1975年4月1日『心のこり』でデビュー伸びやかな高音と民謡で鍛えられた肺活量にて聞く者を圧倒させる。1985年には真狩村に「細川たかしを讃える碑」、1994年には「細川たかし記念像」(別名「歌う銅像」)が建てられる。紅白歌合戦にはデビュー以来30回連続出場。民謡三橋流の名取であり、三橋美智貴(みはし みちたか)とも名乗る。
2004年に芸歴30周年を迎える。
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[編集] NHK紅白歌合戦出場歴
細川はデビューした年である1975年・第26回で初出場。以来、2005年・第56回まで31回連続出場記録を樹立。連続出場記録としては森進一、五木ひろしに次いで3位、通算出場回数では北島三郎、森、島倉千代子、五木に次ぎ、故・三波春夫に並ぶ5位。しかし、31回の出場回数のうちでトリを取ったのは1983、1995年の2回のみで、曲順も回によっては終盤と中盤を行き来する状態になっている。2005年には初出場時以来となる2度目のトップバッターを細川の最大のヒット曲である「北酒場」で務めた。
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|---|
1975年(昭和50年)/第26回 | 初 | 心のこり | 01/24 | 岩崎宏美 | トップバッター(1) |
1976年(昭和51年)/第27回 | 2 | 置き手紙 | 02/24 | 西川峰子(1) | |
1977年(昭和52年)/第28回 | 3 | ひとり旅 | 04/24 | 西川峰子(2) | |
1978年(昭和53年)/第29回 | 4 | 港夜景 | 12/24 | 高田みづえ | |
1979年(昭和54年)/第30回 | 5 | ゆきずり | 11/23 | 研ナオコ | |
1980年(昭和55年)/第31回 | 6 | ほたる草 | 17/23 | 石川さゆり(1) | |
1981年(昭和56年)/第32回 | 7 | いつかどこかで | 10/22 | 牧村三枝子 | |
1982年(昭和57年)/第33回 | 8 | 北酒場 | 18/22 | 森昌子 | |
1983年(昭和58年)/第34回 | 9 | 矢切の渡し | 21/21 | 水前寺清子(1) | トリ(1) |
1984年(昭和59年)/第35回 | 10 | 浪花節だよ人生は | 09/20 | 水前寺清子(2) | 前半トリ |
1985年(昭和60年)/第36回 | 11 | 望郷じょんがら | 15/20 | 水前寺清子(3) | |
1986年(昭和61年)/第37回 | 12 | さだめ川 | 17/20 | 八代亜紀 | |
1987年(昭和62年)/第38回 | 13 | 夢暦 | 16/20 | 大月みやこ | |
1988年(昭和63年)/第39回 | 14 | 北緯五十度 | 06/21 | 坂本冬美(1) | |
1989年(平成元年)/第40回 | 15 | 北国へ | 14/20 | 桂銀淑 | |
1990年(平成2年)/第41回 | 16 | うかれ節 | 22/29 | 松原のぶえ | |
1991年(平成3年)/第42回 | 17 | 応援歌、いきます | 24/28 | 川中美幸(1) | |
1992年(平成4年)/第43回 | 18 | 佐渡の恋唄 | 26/28 | 石川さゆり(2) | |
1993年(平成5年)/第44回 | 19 | 恋の酒 | 13/26 | 森口博子 | |
1994年(平成6年)/第45回 | 20 | 夢酔い人 | 15/25 | 坂本冬美(2) | |
1995年(平成7年)/第46回 | 21 | 望郷じょんがら(2回目) | 25/25 | 和田アキ子 | トリ(2) |
1996年(平成8年)/第47回 | 22 | 女のしぐれ | 23/25 | 石川さゆり(3) | |
1997年(平成9年)/第48回 | 23 | 冬の宿 | 22/25 | 都はるみ | |
1998年(平成10年)/第49回 | 24 | 北緯五十度(2回目) | 21/25 | 石川さゆり(4) | |
1999年(平成11年)/第50回 | 25 | 櫻の花の散るごとく | 19/27 | 長山洋子(1) | |
2000年(平成12年)/第51回 | 26 | 望郷じょんがら(3回目) | 25/28 | 石川さゆり(5) | |
2001年(平成13年)/第52回 | 27 | 北の五番町 | 09/27 | 香西かおり(1) | |
2002年(平成14年)/第53回 | 28 | 津軽山唄(民謡) | 24/27 | 香西かおり(2) | |
2003年(平成15年)/第54回 | 29 | 浪花節だよ人生は(2回目) | 24/30 | 坂本冬美(3) | |
2004年(平成16年)/第55回 | 30 | 下北漁歌 | 20/28 | (※1) | |
2005年(平成17年)/第56回 | 31 | 北酒場(2回目) | 01/29 | 川中美幸(2) | トップバッター(2) |
(注意点)
- 対戦相手の歌手名の()内の数字はその歌手との対戦回数、備考のトリ、トップバッター等の次にある()はトリ、トップバッター等を務めた回数を表す。
- 曲名の後の(○回目)は紅白で披露された回数を表す。
- 出演順は「(出演順)/(出場者数)」で表す。
- 2部制導入以前(1988年まで)で前半・後半の別が明確である場合について、前半の締めくくりとして登場した場合には「前半トリ」として表記している。
※1 2004年の紅白では4曲が1つのコーナーとして集約され、藤あや子→長山洋子→鳥羽一郎→細川たかしの順で登場した為、対戦相手の欄は空欄とする。
[編集] 今まで発売された曲
- 女の十字路(作詞:中山大三郎、作曲:浜圭介、2月1日)
- セントラルリーグ連盟歌 六つの星(作詞:能丸武、作曲:中山大三郎、5月1日)
- 置き手紙(作詞:徳久広司、作曲:徳久広司、7月1日)
- 北の旅愁(作詞:石坂まさを、作曲:猪俣公章、10月1日)
- ゆきずり(作詞:池田充男、作曲:森山慎也、9月1日)
- いつかどこかで(作詞:水島哲、作曲:曽根幸明、2月1日)
- 女ごころ(作詞:松本礼児、作曲:森山慎也、7月25日)
- 北酒場(作詞:なかにし礼、作曲:中村泰士、3月1日)
- 新宿情話(作詞:猪俣良、作曲:船村徹、1月1日)
- セントラルリーグ讃歌 ビクトリー(作詞:能丸武、作曲:中山大三郎、4月1日)
- 星屑の街(作詞:売野雅勇、作曲:鈴木慶一、6月1日)※サントリービールCM曲
- 浪花節だよ人生は(作詞:藤田まさと、作曲:四方章人、8月21日)
- 酒場であばよ(作詞:なかにし礼、作曲:中村泰士、3月1日)
- 日本列島旅鴉(作詞:鳥井実、作曲:松浦孝之、4月1日)
- 望郷じょんから(作詞:里村龍一、作曲:浜圭介、8月21日)
- 湯けむり情話(作詞:石本美由紀、作曲:南郷孝、4月21日)
- さだめ川(作詞:石本美由紀、作曲:船村徹、8月21日)
- レッツ オンド アゲイン(作詞・作曲:Mann Kal/Appell David/大瀧詠一、6月21日)
- 恋の酒(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、5月1日)
- 人生希望と辛抱だ(作詞:大塚正士、作曲:馬飼野俊一、9月21日)※大鵬薬品「ソルマック」CM曲
- 母恋鴉(作詞:沢島正雄、作曲:弦哲也、1月1日)
- 北斗の星(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、4月1日)
- 夢酔い人(作詞:吉田旺・中村泰士、作曲:中村泰士、11月21日)
- ふたり道(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、8月19日)
- 女のしぐれ(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、8月21日)
- 冬の宿(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、8月21日)
- 夢のゆめ~近松心中物語~(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、1月1日)
- しぐれの港(作詞:下地亜記子、作曲:和泉友大、6月19日)
- 雪港(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、1月1日)
- 粋な酒(作詞:土田有紀、作曲:弦哲也、7月1日)
- 北の五番町(作詞:二宮康、作曲:弦哲也、8月18日)
- この蒼い空には(作詞:柚木有紀、作曲:弦哲也、3月1日)
- 合掌 風の宿(作詞:里村龍一、作曲:叶弦大、7月20日)
- 夫婦ごころ(作詞:たかたかし、作曲:弦哲也、1月1日)
- 下北漁歌(作詞:松井由利夫、作曲:聖川湧、8月25日)
- 城崎恋歌(作詞:柚木由柚、作曲:弦哲也、1月19日)※作詞の柚木由柚(ゆずきゆゆ)は細川の長男で、名前を「譲」(ゆずる)という。
[編集] エピソード
- デビュー曲「心のこり」は当初「私バカよね」というタイトルとなる予定だった。デビュー曲であったために所属するレコード会社が、挨拶まわりをする際に「このたび『私バカよね』でデビューすることになりました細川たかしです」と言うのはマズい、とのことで「心のこり」に改題された。
- カックラキン大放送に出演するときは、何故か自転車に乗ったお巡りさんの役ばかりだった。
- 欽ちゃんのどこまでやるの!のレギュラーとなり一大ブレイクしたが、世間一般には欽ちゃんファミリーの一員というイメージを持たれていない。
- このきっかけは、かつて度々ゲスト出演していた『8時だョ!全員集合』内の坂道の上にある一軒家に駆け上がるコントの際に、細川がアキレス腱を切断、長期入院を余儀なくされた。復帰後の仕事量が激減した細川は、ある日にゲスト出演した際、萩本欽一に「仕事ないの?じゃあ毎回来る?」といわれ、同番組にレギュラー出演することとなった。したがって、この一件がなければ細川の代表曲「北酒場」は日の目を見なかったといえる。
[編集] 関連項目
- 北島三郎
- 小金沢昇司
- 吉幾三
- 鳥羽一郎
- 山本譲二
- 森進一
- 前川清
- 堀内孝雄
- 五木ひろし
- 大泉逸郎
- 氷川きよし
- 大川栄策
- 冠二郎
- 山川豊
- 小林旭
- 千昌夫
- 原田悠里
- 坂本冬美
- 中村美律子
- 香西かおり
- 藤あや子
- 伍代夏子
- 長山洋子
- キム・ヨンジャ
- 川中美幸
- 天童よしみ
- 田川寿美
- 島津亜矢
- 石原洵子
- 長保有紀
- 石川さゆり
- 都はるみ
- 小林幸子
- 八代亜紀
- 松原のぶえ
- 水森かおり
- 島倉千代子
- 神野美伽
- 岩本公水
[編集] テレビ番組
- サブちゃん
- オーラの泉
[編集] 映画
[編集] CM
- ザルツライオン(ライオン)
- 五目ちらし(平成4年、ミツカン)
- 追いがつおつゆ(平成4年から5年まで、ミツカン)
- マスタックス(昭和58年から60年まで、日立製作所)
- 宝焼酎宝っこ(平成12年から放映中、東北地方限定販売、宝酒造)
- 焙抄造り松竹梅生貯蔵酒(平成9年から10年まで、宝酒造)