深澳線
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管理者 | 台湾鉄路管理局 |
営業距離 | 瑞芳-深澳6.0km;深澳-濂洞6.3Km |
開業日 | 1967年8月25日 |
廃線日 | 1989年8月21日 |
駅数 | 6 |
電化区間 | 無 |
複線区間 | 無 |
深澳線(しんおう/シェンアオせん、ピンイン:Shēn'àoāngxiàn、注音: ----)は、台湾鉄路管理局の鉄道路線。全長12.3km。1989年に旅客営業が廃止された。
現在は深澳~濂洞間が廃止され、瑞芳~深澳間が深澳火力発電所への貨物線として残っている。
なお、八斗子駅付近では「國立海洋科技博物館」が開館予定のため、再び旅客線化計画があり、台北駅との直通運転が計画されている。
目次 |
[編集] 歴史
深澳線は日本統治時代に運行を開始している。当時は基隆から八尺門、八斗子、深澳を経て水湳洞に至る経路であり、水八線と呼ばれる私鉄であった。経営者である台湾金属鉱業公司の財務悪化により1962年8月26日に廃止された。
その後台湾鉄路管理局が瑞芳駅の分岐施設を設置、1965年4月8日に再開通した。その後1967年8月25日には水湳洞(あとて濂洞と改称)まで伸延されている。
北部「浜海公路」(台2線)の建設により海浜駅、濂洞駅は1977年12月1日に営業を停止した。海浜駅は翌年1月11日に営業を再開したが、自動車との競争に破れ、1989年8月21日に一般営業を停止し、僅かに瑞芳駅と深澳火力発電所間の石炭輸送のみが行われていた。
2008年に海洋科技博物館が八斗子に開館することから、関係部署で深澳線の復活が協議されている。計画では台北からの直通列車の運行が協議されているが、LRTによる新線建設を要求する声もある。
[編集] 駅一覧
駅名 | 駅番号 | 累計キロ | 等級 | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
瑞芳 | - | 0.0 | 一等 | 宜蘭線及び平渓線接続駅 | 瑞芳鎮 | 台北県 |
八斗子 | - | 4.6 | - | 国立海洋科技博物館駅として計画 | 中正区 | 基隆市 |
深澳 | - | 6.0 | - | 旅客終点 | 瑞芳鎮 | 台北県 |
瑞浜 | - | 7.5 | - | 正式表記は瑞濱 | 瑞芳鎮 | 台北県 |
海浜 | - | 8.6 | - | 正式表記は海濱 | 瑞芳鎮 | 台北県 |
濂洞 | - | 12.3 | - | 旧名水湳洞 | 瑞芳鎮 | 台北県 |