後二条天皇
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後二条天皇(ごにじょうてんのう、弘安8年2月2日(1285年3月9日) - 徳治3年8月25日(1308年9月10日))は、鎌倉時代の第94代天皇(在位:正安3年1月22日(1301年3月3日) - 徳治3年8月25日(1308年9月10日))。諱は邦治(くにはる)。
目次 |
[編集] 系譜
大覚寺統の後宇多天皇の第一皇子。母は、太政大臣堀河基具の養女西華門院・源基子。(実父は内大臣堀河具守) 1286年に親王宣下を受け、1296年に持明院統の後伏見天皇の皇太子になる。
- 主な后妃、息子女
- 中宮:藤原(徳大寺)忻子(1283-1352)
- 宮人:藤原(三条)公泰の娘
- 第三皇子:祐助法親王(1302-1359)
- 第四皇子:聖尊法親王(1303-1370)
- 宮人:藤原(三条)公親の娘
- 第五皇子:尊済法親王(1304-1329)
- 宮人:平棟俊の娘
- 第一皇女:*子内親王(1302-1362)(*は女+便)
[編集] 系図
─(88)後嵯峨天皇┬宗尊親王(鎌倉将軍6)─惟康親王(鎌倉将軍7) │ │ 【持明院統】 ├(89)後深草天皇┬(92)伏見天皇┬(93)後伏見天皇─〔北朝〕┬(北朝1)光厳天皇─→ │ │ ├(95)花園天皇―直仁親王 └(北朝2)光明天皇 │ │ └尊円法親王 │ └久明親王(鎌倉将軍8)─守邦親王(鎌倉将軍9) │【大覚寺統】 └(90)亀山天皇─(91)後宇多天皇┬(94)後二条天皇―邦良親王─(木寺宮)─康仁親王 └〔南朝〕(96)後醍醐天皇─→
[編集] 略歴
大覚寺統と持明院統の間で激しい後継争いが続いていた時期で、天皇の即位には祖父の亀山法皇の幕府への強い働きかけがあったといわれている。南北朝分裂の過程の時代である。だが、在位わずか7年で病没したこと、その時点で次の大覚寺統の嫡流を継ぐべき邦良親王がわずか9歳だったことから、大覚寺統と持明院統が交互に皇位継承していくという幕府裁定の両統迭立原則が崩壊してしまう事になった。そしてその調整策の結果、中継ぎとしての後醍醐天皇の即位、そして皇位継承への幕府の関与に対する異議申し立てに発する討幕運動へと展開していく事になるのである。
[編集] 諡号・追号・異名
加後号として、第78代二条天皇にあやかり後二条院と追号。
[編集] 在位中の元号
- 正安 (1301年1月22日) - 1302年11月21日
- 乾元 1302年11月21日 - 1303年8月5日
- 嘉元 1303年8月5日 - 1306年12月14日
- 徳治 1306年12月14日 - (1308年8月25日)
[編集] 陵墓
京都市左京区北白川追分町にある北白河陵(きたしらかわのみささぎ)に葬られたといわれている。
[編集] 関連事項
歴代天皇一覧 | |||||||||
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1 神武 | 2 綏靖 | 3 安寧 | 4 懿徳 | 5 孝昭 | 6 孝安 | 7 孝霊 | 8 孝元 | 9 開化 | 10 崇神 |
11 垂仁 | 12 景行 | 13 成務 | 14 仲哀 | 15 応神 | 16 仁徳 | 17 履中 | 18 反正 | 19 允恭 | 20 安康 |
21 雄略 | 22 清寧 | 23 顕宗 | 24 仁賢 | 25 武烈 | 26 継体 | 27 安閑 | 28 宣化 | 29 欽明 | 30 敏達 |
31 用明 | 32 崇峻 | 33 推古 | 34 舒明 | 35 皇極 | 36 孝徳 | 37 斉明 | 38 天智 | 39 弘文 | 40 天武 |
41 持統 | 42 文武 | 43 元明 | 44 元正 | 45 聖武 | 46 孝謙 | 47 淳仁 | 48 称徳 | 49 光仁 | 50 桓武 |
51 平城 | 52 嵯峨 | 53 淳和 | 54 仁明 | 55 文徳 | 56 清和 | 57 陽成 | 58 光孝 | 59 宇多 | 60 醍醐 |
61 朱雀 | 62 村上 | 63 冷泉 | 64 円融 | 65 花山 | 66 一条 | 67 三条 | 68 後一条 | 69 後朱雀 | 70 後冷泉 |
71 後三条 | 72 白河 | 73 堀河 | 74 鳥羽 | 75 崇徳 | 76 近衛 | 77 後白河 | 78 二条 | 79 六条 | 80 高倉 |
81 安徳 | 82 後鳥羽 | 83 土御門 | 84 順徳 | 85 仲恭 | 86 後堀河 | 87 四条 | 88 後嵯峨 | 89 後深草 | 90 亀山 |
91 後宇多 | 92 伏見 | 93 後伏見 | 94 後二条 | 95 花園 | 96 後醍醐 | 97 後村上 | 98 長慶 | 99 後亀山 | 100 後小松 |
北朝 | 1 光厳 | 2 光明 | 3 崇光 | 4 後光厳 | 5 後円融 | 6 後小松 | |||
101 称光 | 102 後花園 | 103 後土御門 | 104 後柏原 | 105 後奈良 | 106 正親町 | 107 後陽成 | 108 後水尾 | 109 明正 | 110 後光明 |
111 後西 | 112 霊元 | 113 東山 | 114 中御門 | 115 桜町 | 116 桃園 | 117 後桜町 | 118 後桃園 | 119 光格 | 120 仁孝 |
121 孝明 | 122 明治 | 123 大正 | 124 昭和 | 125 今上 | ※赤字は女性天皇 |