国鉄EF12形電気機関車
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EF12形は、1941年より日本国有鉄道の前身鉄道省が製造した貨物用直流電気機関車である。
[編集] 概要
EF10形の出力を増やし、形式を改めて製造された貨物用の電気機関車で、戦前では最高出力の車両となった。EF57形の貨物機版とも言える。1944年までに17両が製造された。
[編集] 運用
東海道本線の軍事列車に使用されていたが、戦時色が強くなるにつれて貨物輸送の軸を太平洋側から日本海側に移すことになり、上越線などの交換設備増強もあって同線に転ずる。しかし資材不足から故障や欠陥車両も多く、必ずしも定格出力が出せない車両も存在した。同性能の設計で製造されたEF13形も同様であった。
当初は水上機関区に所属していたが、戦後は高崎線の電化に伴って高崎第二機関区に転出。その後、昭和30年代初めに一旦全機が新鶴見機関区などに転ずるが、昭和40年代初めには再び全機が高崎第二機関区に転入した。
[編集] 主要諸元
- 全長:17500mm
- 全幅:2810mm
- 全高:3940mm
- 重量:99.50t
- 電気方式:直流1500V
- 軸配置:1C+C1
- 1時間定格出力:1600kW
- 主電動機:MT39
- 最高運転速度:75km/h
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