スペースワールド駅

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スペースワールド駅（-えき）は、福岡県北九州市八幡東区東田2丁目3番1号に所在する九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅である。

[編集] 駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅。JR九州直営駅で、マルス端末機が設備されている。カーブの途中に駅が存在するために電車はやや傾斜状態で停車する。乗降を容易にするため、乗降扱いのある列車は極力カーブの外側に位置するのりばに停車するようになっている（ホームと車輛ドア部との段差を極力小さくするためと、ホームと車輛との間隔を小さくするため）が、上り退避列車のみはカーブ内側ののりばへの停車を余儀なくされている。駅構内からスペースワールドが見渡せる。タイタンやヴィーナス、スペース・アイなどのアトラクションを見ることもできる。

のりば: 1番のりば：鹿児島本線下り各駅停車・快速列車。特急待避にも使用; 2番のりば：鹿児島本線下り通過列車用; 3番のりば：鹿児島本線上り各駅停車・快速列車; 4番のりば：鹿児島本線上り特急待避

[編集] 駅周辺

当駅は新日本製鐵八幡製鐵所の事業縮小による遊休地を利用した再開発地域に立地している。そのため駅周辺地区は幅の広い道路と区画の整った土地のあり電線が埋設された現代的な街並みで大規模施設が立地している。駅前に建つ東田第一高炉は日本初の近代製鉄用高炉である。

スペースワールド - 東へ約400m
新日本製鐵八幡製鐵所 - 駅北側の道路を挟んで駅の向かい側
SPORTS DEPOスペースワールド駅前店 - 南へ約100m
イオン八幡東ショッピングセンター- 南へ約200m
ゴルフ5 - 駅前
東田第一高炉史跡広場 - 西へ約150m
北九州市立自然史・歴史博物館（いのちのたび博物館） - 南東へ約300m
北九州市環境ミュージアム - 南東へ約300m
ベスト電器八幡本店 - 南東へ約400m
国道3号 - 南へ約500m
新日鐵八幡記念病院 - 南へ約600m
北九州市立中央中学校 - 南東へ約800m
北九州市立八幡小学校 - 南東へ約800m
高炉台公園・高炉台球場・八幡東体育館 - 南東へ約800m
八幡東区役所 - 南東へ約1km

[編集] 歴史

当駅は鹿児島本線枝光～八幡間の大幅な経路変更の一環として設置された。枝光駅と八幡駅はスペースワールドの北西と南西に位置し、スペースワールドの西側を通る経路が最短なのは明らかであったが西側は長らく新日本製鐵の用地であったため、鹿児島本線はスペースワールドの東側を半円状に迂回する経路を通っていた。

そもそもこの区間に線路が敷設された当時、現在のスペースワールド一帯は入り江であり、旧経路は海岸線に沿うように敷設されたものである。官営八幡製鐵所（→新日鐵八幡）の事業拡張が進み入り江を埋め立てて工場敷地が拡大されたために敷地を迂回するような形となった。1970年代以降、鉄鋼業の斜陽化と工場設備の老朽化により工場敷地は北側の埋立地に順次移転し駅北側の地域は遊休地となった。その遊休地の一部を利用して1990年にスペースワールドが開園したが、その後、再開発計画の一環として線路をスペースワールドの西側に移設し急カーブを解消して距離を短縮する計画が進められ1999年（平成11年）7月2日に新線に切替えられ同時にスペースワールドの最寄駅として当駅が開業した。

駅名は「スペースワールド」を名乗っているが、単にスペースワールド入園客の利便性を図る意味で設置されたわけではなく一連の計画による再開発地域の拠点とすることを目的として設置された駅である。当駅は以前のスペースワールド最寄り駅である枝光駅よりもスペースワールドに近い位置に立地しているがスペースワールド入場口の目の前にあるわけではない。但し駅からはスペースワールドと一本道で繋がっており、所要時間5~10分ほどで到着する。

2001年（平成13年）には駅前地区で北九州博覧祭2001が開催され期間中は特急「ソニック」、「有明」の一部列車も停車した。