大牟田駅
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大牟田駅 (おおむたえき)は、福岡県大牟田市に所在する九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線・日本貨物鉄道(JR貨物)・西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅。
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[編集] 概要
大牟田市の中心駅であり、鹿児島本線の中間駅であると共に西鉄天神大牟田線の終着駅でもある。JR鹿児島本線と西鉄天神大牟田線が唯一併設する駅でもある。又、東口そばにJR貨物の窓口があり貨物取扱もある。
JR九州およびJR貨物の駅長室がある駅東口の所在地は不知火町1丁目であるが、西鉄の駅長室がある駅西口の所在地は久保田町2丁目である。
- 年間乗降客はJRが1年当たり2,548千人(2000年)、西鉄が1日平均9,881人(2004年)。
[編集] 駅構造
- 改札口は、東口(JRのみ)・西口(JR・西鉄別々の改札)。
- JRは2面3線の相対式ホーム、西鉄は3面3線の頭端式(櫛形)ホーム、どちらも地上駅。
- JRと西鉄の改札口内での相互乗換はできない(詳しくは「その他」の項を参照)。
- 東口と西口との連絡橋(エレベーター完備)が駅舎の南側にある。
[編集] 停車する特急列車
- JR
[編集] 駅周辺
JR側駅舎の前(駅の東側)を国道208号が鹿児島本線に並行する形で通っている。駅前の国道208号を挟んで向かい側に大牟田市役所がある。駅周辺は大牟田市の中心部となっている。
- am/pm(東口駅舎内)
- ケンタッキーフライドチキン(東口駅舎内)
- 大牟田市役所 - 北東へ約150m
- 大牟田文化会館 - 南へ約300m
- 大牟田市石炭産業科学館 - 西へ約2km
- カルタックスおおむた(大牟田市立図書館・カルタ記念館) - 南へ約750m
- 大牟田郵便局 - 東へ約150m
- 大牟田警察署 - 南へ約700m
[編集] 接続バス路線
一般路線バスは西鉄バス大牟田が運行している。
- 大牟田駅前バス停(大牟田駅東口)
- 大牟田市内各方面及び南関、三井グリーンランド行き(大牟田観光プラザ前)
- 荒尾営業所行き(福岡銀行大牟田支店前)
- 福岡空港~大牟田・荒尾(高速)(大牟田市役所正面)
- 駅西口バス停(大牟田駅西口)
- 三池港行き(三池港で島原鉄道高速船島原港行きと接続 三池港までの所要時間:約8分)
[編集] 歴史
- 1891年(明治24年)4月1日- 九州鉄道(初代)が開設
- 1907年(明治40年)7月1日- 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管
- 1911年(明治44年)2月- 現在位置に駅移転
- 1939年(昭和14年)7月1日- 九州鉄道(2代目)大牟田線栄町~大牟田駅間開通
- 1942年(昭和17年)9月22日- 九州鉄道(2代目)が合同合併し西日本鉄道成立により同社大牟田線となる
- 1945年(昭和20年)7月26日- 大牟田大空襲被災により駅本屋を含め大牟田駅構内が全滅
- 1956年(昭和31年)3月- 現4代目駅本屋完成
- 1962年(昭和37年)9月27日- 銀水~大牟田駅間複線化
- 1965年(昭和40年)9月3日- 大牟田~荒尾駅間複線化
-
- 9月10日- 荒木~熊本駅間電化
[編集] 駅弁
販売業者:大牟田駅弁
- 御料理
- たいらギ寿し
[編集] 隣の駅
- 九州旅客鉄道
■鹿児島本線
- 快速・準快速
- 普通
- 銀水駅 - 大牟田駅 - 荒尾駅
- 西日本鉄道
■天神大牟田線
- ■特急・■快速急行・■急行・■普通
- 新栄町駅 - 大牟田駅
[編集] その他
- 以前は西鉄が改札業務をJRに委託していた為、東口・西口双方に両社の自動券売機が設置され、どちらからでも入場でき、両社のホームを行き来する事も可能だった。西鉄のホームが4~8番ホームとなっているのはその時の名残である。しかし、JR・西鉄とも別々に自動改札機を導入(JR九州・・・日本信号製、西鉄・・・オムロン製)した為、委託は廃止となり、東口からは西鉄の券売機が撤去されJRのみ、西口はJRと西鉄がそれぞれの改札を設置した。改札内も仕切られ、相互の行き来は不可能となった。
- JRと西鉄は連絡運輸取極を結んでいてJR側の熊本-荒尾駅間と西鉄側の天神大牟田線の特急駅(新栄町を除く)及び太宰府線太宰府駅とのJRと西鉄の相互区間の連絡乗車券が購入できる。以前は鹿児島本線の西鹿児島までや三角線も連絡運輸の対象だったが、九州新幹線の開業により連絡運輸区間が熊本駅までに短縮された。相互区間通しの乗車券を購入するとJRの区間が100km未満の場合でも相互区間の通算キロで101kmを超えると途中下車が可能な事や有効期限を2日有効にする事が可能である。切符の購入は、両社とも上記に記した区間の駅でしか購入できない。又、JRのマルス券は西鉄の自動改札には非対応だが、西鉄の自動券売機で発行した切符はJR側の自動改札機で利用できる。
- 西鉄が新車両を導入する時は、以前はJR線で大牟田駅まで回送され構内で西鉄線に移し変えられていたが、現在は門司港から筑紫車庫へ直接陸送されており、この方法は廃止された。(旧方法による新車導入は1997年導入車まで。1999年導入車{6050形6157編成}以降は廃止{1998年西鉄は新車両の導入なし})。
- 昔から地元では、西口を「裏駅」、東口を「表駅」と呼ぶ。
- 太平洋戦争末期の大牟田大空襲により当駅は徹底的な攻撃破壊を受け全滅に瀕し駅史も焼失した為に昭和20年以前に大牟田駅勤務の一般職員は元より駅長助役の氏名不明者も多数存在する。
- 1番線熊本方に存在するホーム屋根の基礎に使われている中古レールの刻印は八幡製鉄所製皇紀表記の珍品。
- 駅舎は、線路の高架化を想定し、2階建てに対応できるよう設計されている。
[編集] 関連項目
博多臨港線(貨物線):香椎 - 千早(操) - (貨)福岡貨物ターミナル