613のミツワー
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613のミツワー(תרי"ג מצוות)は、ユダヤ教正統派における613のミツワーの一覧。
タルムード(マッコート 23b)ではトーラーは613のミツワー(Mitzvah מצוה - 神から人への命令 "precept"、複数形は mitzwôth, mitzvot; 語源は צוה, tzaw, tziwwāh- 「神から人への命じ、命じる "command"」)を含むと論じている。 タルヤグ、タルヤグ・ミツウォート(TaRYaG)ともいうが、これはヘブライ語的な数・言葉遊び、略語の一種で、t(400) + r(200) + y(10) + g(3) = 613 という意味である(つまり逆ゲマトリア)。 このうち248は「しなければならない、しよう」という「ミツウォート・アセー mitzvot aseh(積極(肯定)戒律 positive commandments)」であり、365は「ミツウォート・ロー・タアセー mitzvot lo taaseh(消極(否定)戒律 negative commandments)」からなっている。 365のミツウォート・ロー・タアセーは太陽暦での一年の日数(365日)と同じである。
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[編集] 613の意味
マッコート 23b とミドラーシュでは、トーラー(תּוֹרָה tôrāh)という語の数(ゲマトリア gematria)が611であることの重要性を述べている。トーラーでは、モーセが神からのトーラーをイスラエルの人々に伝えたことが述べられている:"Moses commanded us the Torah as an inheritance for the community of Jacob" 申命記 33:4(モーセはトーラーを我々に命令し、ヤコブの会衆が受け継ぐものとした)。しかしながら、神がイスラエル人に直接指図した二つの命令、十戒の最初の二つについても、613のミツワーの冒頭に含められている。合計、611 + 2 = 613。
ユダヤ哲学と神秘主義の作品(プラハのユダ・レーヴ(マハラル)とハシディズム指導者による「バアル・ハッ=トゥーリーム ba‘al hatT‘ūrīm」)では、ミツワーの数に関する、隠喩と天来の着想の計算が見出される。
[編集] ヤハドゥート
ユダヤ教(ヤハドゥート)は、あらゆるものを包括する価値観であり、生活様式であり、聖なるイスラエルの民を創造するものであり、目的は世界を良くすることである。その方法がミツワーである。 「ユダヤ人」とは、ユダヤ的方法でこの世界を改善しようとする、あらゆる人種・民族的背景から成り立つ組織集団である。
聖書・口伝とその研究書は、子孫から子孫へ伝えるシステムを持っているといえる。その点が、政治に振り回され、会議ごとに書き直される教科書、参考書とは違っている。
トーラーの種類と目的は、次の通りである:
- 再帰トーラー:トーラーの実践者を高めるため
- 倫理トーラー:他人への配慮ある好意を確実にするため
- 聖性トーラー:神聖な行為に高める(ケドゥーシャー qhushah);ユダヤ教からキリスト教やイスラム教へ入った概念である。物質世界のみでは聖化することなどありえない
- 民族トーラー:民族的側面。ユダヤ人と一体になるため
[編集] ミツワーを数えた書
実際、613のミツワーを展開したものの中で歴史的に最も決定的な一覧というものは存在しない。 ラビ文学では多くの作品があるが、この数になるようにしたリショーニームによるものが主である。
- マイモニデス: ナフマニデス Nahmanides の校訂註解付きのセーフェル・ハンミツウォート(ハミツヴォート、ミツワーの書) Sefer Hamitzvot ("Book of Commandments")
- セーフェル・ハッ=ヒンヌーフ Sefer ha-Chinnuch (教えの書) - バルセロナのアアロン・ハレヴィ Aaron ha-Levi of Barcelona (ラア Ra'ah)の作とされる
- セーフェル・ハン=ミツウォート・ハッ=ガードール(大ミツワー書) Sefer ha-Mitzvoth ha-Gadol ("Large book of Commandments") :クーシのラビ・モーシェ・ベン=ヤアコブ Rabbi Moses ben Jacob of Coucy
- セーフェル・ハッ=カーターン(小ミツワー書) Sefer ha-Mitzvoth ha-Katan ("Small book of Commandments") :コルベイのラビ・イツハク Rabbi Isaac of Corbeil
- セーフェル・イェレーイーム Sefer Yəre’im (畏敬の書 "Book of the [God-]fearing") :メッツのラビ・エリエゼル Rabbi Eliezer of Metz - 計算が明確でない
- セーフェル・ハン=ミツウォート Sefer ha-Mitzvoth :リトアニアのラビ・イスラエル・メイール・カガン Yisrael Meir Kagan (ハフェツ・ハイム "Chafetz Chaim")による書 - 当時有効であったミツワーのみを扱っている
ラビ・イスラエル・メイール・カガンは悪態(ラショーン・ハー=ラーア)に関する200ページにも渡る本でも有名
[編集] マイモニデスの作品
上記の書籍の中でもっとも重要なのはマイモニデス(ラムバム)による「セーフェル・ハン=ミツウォート」である。マイモニデスはトーラー(五書)の、いくつかの場面で出てくるがその場限りに適用されるような神の「命令」と対比して、恒久的な戎律を正確に丹念に数えあげた。
torah | Moses, Pentateuch | トーラー(モーセ五書) |
---|---|---|
bre'shith | Gen(esis). | ベレーシート、創世記 |
shmoth | Ex., Exod(us). | シェモート、出エジプト記 |
wayyiqrah, vaikra | Lev(iticus). | ワイイクラー、レビ記 |
bmidhbar | Num(bers). | ベミドバル、民数記 |
dbharim, dvarim | Deut(eronomy). | デバーリーム、申命記 |
もちろん、大変古代的なトーラー(ユダヤ教成立以前のヤハウェの宗教)を、そのまま中世や現代の人が用いているわけではない。
[編集] マイモニデスによる一覧
マイモニデスが列挙する613の命令と対応する聖句(マソラ本文の章節による)。
- 神を知り(識別し)なさい (出エジプト 20:2)
- 彼以外の他の神々を受け入れてはならない(出エジプト 20:3)
- 彼が一つであることを知りなさい(申命記 6:4)
- 彼を愛しなさい (申命記 6:5)
- 彼を畏れなさい (申命記 10:20)
- 彼の名を神聖にしなさい (レビ 22:32)
- 彼の名を汚してはならない (レビ 22:32)
- 彼の名に関連した物を破壊してはならない (申命記 12:4)
- 彼の名によって語る預言者に聞き従いなさい (申命記 18:15)
- 過度に預言者を試みてはならない (申命記 6:16)
- 彼の道(derech)を歩みなさい (申命記 28:9)
- 彼を知る、忠実な者となりなさい (申命記 10:20)
- 他のユダヤ人を愛しなさい (レビ 19:18)
- 転向者を愛しなさい (申命記 10:19)
- 同胞のユダヤ人を嫌ってはならない(レビ 19:17)
- 罪人を叱責しなさい (レビ 19:17)
- 他者に恥をかかせてはならない (レビ 19:17)
- 弱者を虐げてはならない (出エジプト 21:22)
- 他者の悪口を語ってはならない(レビ 19:16)
- cf.ラショーン・ハー=ラーア (悪意ある言葉、悪口)
- 復讐してはならない (レビ 19:18)
- 恨みを抱いてはならない (レビ 19:18)
- 律法(Torah)を学びなさい (申命記 6:7)
- 教え、且つ知識を備える者に敬意を払いなさい (レビ 19:32)
- 偶像崇拝(idolatry)を受け入れてはならない (レビ 19:4)
- 目で見る物に心を奪われてはならない (民数記 15:39)
- (神を)冒涜してはならない (出エジプト 22:27)
- 彼らが崇拝したように、偶像を崇拝してはならない (出エジプト 20:5)
- 「彼ら」とはエジプト人を指し、古代エジプト風の像を用いた信仰を否定している
- Not to worship idols in the four ways we worship God 我々が礼拝する四つの方法で偶像に礼拝しない (出エジプト 20:5)
- 自分自身を偶像視してはならない (出エジプト 20:4)
- 他者を偶像視してはならない (レビ 19:4)
- 人間的ないかなる装飾をも施してはならない (出エジプト 20:20)
- 都市が偶像崇拝に翻ってはならない (出エジプト 23:13)
- 偶像崇拝に翻った都市を燃やしなさい (申命記 13:17)
- その都市を再建してはならない (申命記 13:17)
- そこに由来する利益を手にしてはならない (申命記 13:18)
- 人に偶像崇拝を布教してはならない (申命記 13:12)
- 宣教師を愛してはならない (申命記 13:9)
- 宣教師を嫌悪することをやめてはならない (申命記 13:9)
- 宣教師を手助けしてはならない (申命記 13:9)
- 彼を庇うよなことを語ってはならない (申命記 13:9)
- 彼の告発を差し控えてはならない (申命記 13:9)
- 偶像崇拝(idolatry)の名において預言してはならない (申命記 13:14)
- 偽預言者に聞き従ってはならない (申命記 13:4)
- 神の名において誤った預言をしてはならない (申命記 18:20)
- 偽預言者を殺すことを恐れてはならない (申命記 18:22)
- 偶像の名において誓ってはならない (出エジプト 23:13)
- 霊媒(ov)を頼ってはならない (レビ 19:31)
- 神秘的な予言者(yidoni)を頼ってはならない (レビ 19:31)
- あなたの子供をモレクの(祭壇の)火に渡してはならない (レビ 18:21)
- 公共の崇拝の場に円柱(聖柱)を建ててはならない (申命記 16:22)
- 石像に身をかがめてはならない (レビ 26:1)
- 神殿の中庭に木を植えてはならない (申命記 16:21)
- 申命記の記述はアシェラ (聖木、つまり崇拝対象としての木)を植えてはならないとしている
- 偶像とその飾りを破壊しなさい(申命記 12:2)
- 偶像とその飾りに由来する利益を手にしてはならない (申命記 7:26)
- 偶像の装飾品に由来する利益を手にしてはならない (申命記 7:25)
- 偶像崇拝者と契約を交わしてはならない (申命記 7:2)
- 彼らに情けを掛けてはならない (申命記 7:2)
- 自分達の土地において、彼らと一緒に住んではならない (出エジプト 23:33)
- 彼らの風習と衣装を模倣してはならない (レビ 20:23)
- ハシディズムなどで、キリスト教徒と違う服装をするのはこういうところからも来ている。
- 迷信深くなってはならない (レビ 19:26)
- 出来事の予知、その他をトランス状態で行う (者の)所へ赴いてはならない (申命記 18:10)
- 占星術に携わってはならない (レビ 19:26)
- 呪文(incantation)を呟いてはならない (申命記 18:11)
- 死者との交流を試みてはならない(申命記 18:11)
- 霊媒(ov)に助言を求めてはならない (申命記 18:11)
- 神秘的な予言者(yidoni)に助言を求めてはならない (申命記 18:11)
- 魔術を行う者を頼ってはならない (申命記 18:10)
- 男が頭の側面の髪(揉み上げ)を剃り落とすことがあってはならない (レビ 19:27)
- 男が剃刀で髭を剃ることがあってはならない (レビ 19:27)
- 電子かみそりは刃に当たらないとする解釈もある
- 男が女の衣装を身に纏うことがあってはならない (申命記 22:5)
- ただ、プーリーム祭のカーニバルと演劇 (purimshpil)では女装をする
- 女が男の衣装を身に纏うことがあってはならない(申命記 22:5)
- 肌に刺青を施してはならない (レビ 19:28)
- 埋葬の際も、刺青はいとわれる
- 服喪に際してもその肌を傷つけてはならない (申命記 14:1)
- 服喪に際しても禿を作って (頭を剃って)はならない (申命記 14:1)
- 後悔し、罪を告白しなさい (民数記 5:7)
- 日ごとに二度シェマア (Shema, en:Shema Yisrael)を暗唱しなさい(申命記 6:7)
- シェマアとは律法のうちで最大の掟であるとされるもので、新約聖書でも同様の意味で紹介されている。ヘブライ語で「聞け」という意味であり、申命記 6章4節に由来する。
- 日々の祈りによって全能者に仕えなさい (出エジプト 23:25)
- 祭司(en:Kohen)はユダヤの民を日々祝福しなければならない (民数記 6:23)
- 頭にテフィッリーン(en:tefillin)を着用しなさい (申命記 6:8)
- テフィッリーンとはシェマアを収めた小さな箱のこと
- 腕にテフィッリーンを巻きなさい (申命記 6:8)
- メズーザーを各扉の柱に設置しなさい (申命記 6:9)
- これを見、家へ入る度に手を当てて祈るたび、ユダヤ教が思い起こされるからである(マイモニデス)
- 男性は各自、セーフェル・トーラー(トーラーの巻物、en:Sefer Torah)を書かなければならない(申命記 31:19)
- cf.書写、写経
- 王はセーフェル・トーラーからの抜粋を、自分自身のために所持しなければならない(申命記 17:18)
- 衣服の四隅にツィーツィートを装着しなさい(民数記 15:38)
- メズーザーと同じく、トーラーが思い起こされるからである
- 食後には全能者に感謝を捧げなさい(申命記 8:10)
- ビルカト・ハン=マーゾーン
- 全ての男性に対し、生後8日目にベリート・ミーラー (割礼) を施しなさい (レビ 12:3)
- 七日目には休息をとりなさい(出エジプト 23:12)
- 七日目には禁止された労働を行ってはならない(出エジプト 20:10)
- 「禁止された労働」とは安息日に許可されている労働(祭司の務め等)との対比の言葉であり、通常の仕事を指す
- 安息日に法廷が処罰を課すことがあってはならない(出エジプト 35:3)
- 安息日には都市の境界の外を歩いてはならない(出エジプト 16:29)
- その日をキッドゥーシュとハブダーラー(en:Havdalah)によって神聖なものとしなさい(出エジプト 20:8)
- 禁止された労働から(離れて)休息をとりなさい (レビ 23:32)
- 贖罪の日には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:32)
- 贖罪の日には自分自身を苦しめなさい (レビ 16:29)
- 贖罪の日には食べたり飲んだりしてはならない (レビ 23:29)
- 過越の初日には休息をとりなさい(レビ 23:7)
- 過越の初日には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:8)
- 過越の7日目には休息をとりなさい (レビ 23:8)
- 過越の7日目には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:8)
- 七週の祭り (Shavuot) には休息をとりなさい(レビ 23:21)
- 七週の祭りには禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:21)
- 新年祭には休息をとりなさい (レビ 23:24)
- 新年祭には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:25)
- 仮庵祭には休息をとりなさい (レビ 23:35)
- 仮庵祭には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:35)
- 仮庵祭翌日(Shmini Atzeret)には休息をとりなさい (レビ 23:36)
- 仮庵祭翌日には禁止された労働を行ってはならない (レビ 23:36)
- ニサン(の月の)14日の午後にはハーメーツを食べてはならない (申命記 16:3)
- ニサン14日には全てのハーメーツを処分しなさい (出エジプト 12:15)
- 過越の全七日間、ハーメーツを食べてはならない (出エジプト 13:3)
- 過越の全七日間、ハーメーツを含んでいるものを食べてはならない (出エジプト 12:20)
- 七日間、あなたの近くでハーメーツを見てはならない (出エジプト 13:7)
- 七日間、あなたの近くでハーメーツが見つかってはならない (出エジプト 12:19)
- 過越の最初の夜にはマッツァーを食べなさい(出エジプト 12:18)
- その夜、エジプトからの脱出について語りなさい(出エジプト 13:8)
- ティシュレー(の月の)1日(新年祭)には角笛(Shofar)(の音)を聞きなさい(民数記 9:1)
- 仮庵祭(Sukkot)の七日間、仮庵(Sukkah)に居住しなさい(レビ 23:42)
- 全七日間、ナツメヤシ(Lulav)とエトログ(Etrog)を手に取りなさい(レビ 23:40)
- あらゆる男は毎年半シェケルを提供しなければならない(出エジプト 30:13)
- cf.ツェダーカー(正義による寄付・慈善)。新約聖書には「神殿税」(ギリシャ語原文:2ドラクマ)が義務付けられていたとする記述がある(マタイ 17:24-27)
- 法廷は新たな月の始まりを算定しなければならない(出エジプト 12:2)
- 月の始まりを宣言することもまた地方法廷(小サンヘドリン)の仕事であった
- 破滅の時には、苦しみ、神の前で大声を挙げなさい(民数記 10:9)
- ケトゥッバー(en:Ketubah)とキダシン(Kiddushin)とが意味するところに従って女と結婚しなさい(申命記 22:13)
- 結婚していない女と関係を持ってはならない(申命記 23:18)
- あなたの妻から食物・衣服・性交を差し控えてはならない(出エジプト 21:10)
- その妻との間に子供を儲けなさい(創世記 1:28)
- (離婚に際しては)離婚を意味するゲート文書(en:Get (divorce document))を交付しなさい(申命記 24:1)
- 男は他の誰かと結婚した(経験のある)女と再婚することがあってはならない(申命記 24:4)
- 上の「離縁された女」と結婚してはならない、という意味
- イブーム(子供のいない兄弟の未亡人との結婚、en:Yibbum)を実践しなさい(申命記 25:5)
- cf.レヴィラート婚
- ハリツァー(その未亡人をイブームから開放する。脱靴式、en:Halizah)を実践しなさい(申命記 25:9)
- 現在ではレビラート婚は行われず、ハリツァー(聖書では靴を脱がし唾をかける侮辱的な行動)も儀式である。ルツ記 4章は、この両者が併記されている記述である。
- その未亡人は、義理の兄弟が彼女のその束縛を取り除かないうちに再婚することがあってはならない(申命記 25:5)
- 法廷は乙女を誘惑する者に罰金を科さねばならない(出エジプト 22:15-16)
- その強姦者は、(もし彼女が望むのならば)その乙女と結婚しなければならない(申命記 22:29)
- 彼が彼女を離婚することは許されない(申命記 22:29)
- 中傷する者(無実の妻に法廷で姦淫の嫌疑をかけた夫)は、妻との結婚(関係)を継続しなければならない(申命記 22:19)
- 彼が彼女を離婚することがあってはならない(申命記 22:19)
- ソター(Sotah)の法を履行しなさい(民数記 5:30)
- ソーター:タルムードの婦人篇。姦淫の妻について論じる箇所で、バビロニア版、エルサレム版に入っている
- 彼女(夫から姦淫の嫌疑をかけられた妻)の穀物の供物(大麦粉)に、油を注いではならない(民数記 5:15)
- 彼女の穀物の供物に、乳香を載せてはならない(民数記 5:15)
- あなたの母と性関係を持ってはならない(レビ 18:7)
- 以下は全て男性向けに書かれている
- あなたの父の妻と性関係を持ってはならない(レビ 18:8)
- ヤコブは2人の妻(タマルとレア)を、ダビデも複数の妻(歴代誌上 3:1-3 によれば、アヒノアム、アビガイル、マアカ、ハギト、アビタル、エグラ、他にミカルとバト・シュア)を同時に有しており、必ずしも父の再婚後を意図した文面ではない
- あなたの姉妹と性関係を持ってはならない(レビ 18:9)
- あなたの父の妻の娘(義理の姉妹)と性関係を持ってはならない(レビ 18:11)
- あなたの息子の娘(孫娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:10)
- あなたの娘と性関係を持ってはならない(レビ 18:10)
- あなたの娘の娘(孫娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:10)
- 女と彼女の娘(義理の娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:17)
- 女と彼女の息子の娘(義理の孫娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:17)
- 女と彼女の娘の娘(義理の孫娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:17)
- あなたの父の姉妹(オバ)と性関係を持ってはならない(レビ 18:12)
- あなたの母の姉妹(オバ)と性関係を持ってはならない(レビ 18:13)
- あなたの父の兄弟の妻(義理のオバ)と性関係を持ってはならない(レビ 18:14)
- あなたの息子の妻(義理の娘)と性関係を持ってはならない(レビ 18:15)
- あなたの兄弟の妻(義理の姉妹)と性関係を持ってはならない(レビ 18:16)
- あなたの妻の姉妹(義理の姉妹)と性関係を持ってはならない(レビ 18:18)
- 男が獣と性関係を持つことがあってはならない(レビ 18:23)
- 女が獣と性関係を持つことがあってはならない(レビ 18:23)
- 同性愛の性関係を持ってはならない(レビ 18:22)
- あなたの父と同性愛の性関係を持ってはならない(レビ 18:7)
- あなたの父の兄弟(オジ)と同性愛の性関係を持ってはならない(レビ 18:14)
- 既婚女性と性関係を持ってはならない(レビ 18:20)
- 月経中の汚れた女と性関係を持ってはならない(レビ 18:19)
- 月経期間中の女性は汚れた者として扱われる。レビ 15:19-24
- 非ユダヤ人と結婚してはならない(申命記 7:3)
- モアブ人、アンモン人の男性を、結婚によってユダヤ人の中に(婿として)迎えることを許してはならない(申命記 23:4)
- エジプト人転向者の三世が、結婚によってユダヤ人の中に迎えられるのを妨げてはいけない(申命記 23:8-9)
- エドム人転向者の三世が結婚しようとするのを留めてはならない(申命記 23:8-9)
- マムゼール(私生児)を結婚によってユダヤ人の中に迎えることを許してはならない(申命記 23:3)
- 去勢者を結婚によってユダヤ人の中に迎えることを許してはならない(申命記 23:2)
- あらゆる男性(動物を含む)を去勢してはならない(レビ 22:24)
- 大祭司(High Priest)は未亡人と結婚するようなことがあってはならない(レビ 21:14)
- 大祭司は、結婚関係外にある未亡人についても、なおさら性関係を持つことがあってはならない(レビ 21:15)
- 大祭司は処女と結婚しなければならない(レビ 21:13)
- コーヘーン(祭司、Priest) は離婚した女と結婚することがあってはならない(レビ 21:7)
- コーヘーンはゾーナー(関係を禁止(forbidden)された女)と結婚することがあってはならない(レビ 21:7)
- 律法によって通常のイスラエル人男性であっても結婚を禁止される部類の女性を指す
- 祭司はハラーラー(chalalah、169-172?に該当する女)と結婚することがあってはならない(レビ 21:7)
- (律法によって)禁止(forbidden)された、ありとあらゆる女との(性的)交友があってはならない(レビ 18:6)
- カシュルートと非カシュルートとを識別する、動物の目印を検査しなさい(レビ 11:2)
- ラビが確かめ、許可(ヘフシェール、en:Hechsher)を出す
- カシュルートと非カシュルートとを識別する、鳥(fowl)の目印を検査しなさい(申命記 14:11)
- カシュルートと非カシュルートとを識別する、魚の目印を検査しなさい(レビ 11:9)
- カシュルートと非カシュルートとを識別する、イナゴの目印を検査しなさい(レビ 11:21)
- 非カシュルートの動物を食べてはならない(レビ 11:4)
- 非カシュルートの鳥を食べてはならない(レビ 11:13)
- 非カシュルートの魚を食べてはならない(レビ 11:11)
- 非カシュルートの飛ぶ虫を食べてはならない(申命記 14:19)
- 非カシュルートの陸を這う不気味な生物を食べてはならない(レビ 11:41)
- 非カシュルートの蛆を食べてはならない(レビ 11:44)
- 地面に落ちた果物に見出される虫を食べてはならない(レビ 11:42)
- 魚以外の、水中に棲む不気味な生物を食べてはならない(レビ 11:43)
- 儀式屠殺(シェヒーター)されずに死んだ動物の肉を食べてはならない(申命記 14:21)
- 石打ちの刑に処された雄牛から利益を得てはならない(出エジプト 21:28)
- 致命傷を負った動物の肉を食べてはならない(出エジプト 22:30)
- 命ある生命からもぎ取られた部位(limb)を食べてはならない(申命記 12:23)
- 血を食べてはならない(レビ 3:17)
- 清い動物の、明らかに脂肪(である部分)を食べてはならない(レビ 3:17)
- 太ももの腱を食べてはならない(創世記 32:33)
- 肉と乳が一緒に調理されたものを食べてはならない (出エジプト 23:19)
- 肉と乳を一緒に調理してはならない(出エジプト 34:26)
- オーメル(the Omer)前に、初物の穀物から(作られた)パンを食べてはならない(レビ 23:14)
- オーメル(en:Counting of the Omer)は過越から七週の祭りまでの7週間
- オーメル前に、炒った初物の穀物を食べてはならない(レビ 23:14)
- オーメル前に、熟した初物の穀物を食べてはならない(レビ 23:14)
- 最初の三年間、木に生る果実を食べてはならない(レビ 19:23)
- 植えてから4年目に初めて果物が割礼を受け、聖なる物となり、主への賛美の捧げ物となると書かれている
- (201)ブドウ畑に撒かれた、ブドウとは別種の種による作物と食品を食べない Not to eat diverse seeds planted in a vineyard(申命記 22:9)
- 申命記 22:9 には作物・家畜・衣料の混合の禁止が書かれてあるが、理由には触れられていない
- 十分の一税 tithe を課されていない果物を食べない Not to eat untithed fruits(レビ 22:15)
- 偶像への供物として注がれた酒を飲まない Not to drink wine poured in service to idols(申命記 32:38)
- シェヒーターを食事の前に行う To ritually slaughter an animal before eating it(申命記 12:21)
- 一つの生き物の出産と屠殺を同日に行ってはいけない Not to slaughter an animal and its offspring on the same day(レビ 22:28)
- 食用となる動物・鳥の血を土で覆う To cover the blood (of a slaughtered beast or fowl) with earth(レビ 17:13)
- 母鳥をその生んだもの(雛・卵)と一緒に捕らない Not to take the mother bird from her children(申命記 22:6)
- 「こうした状況下での生き物の苦痛は計り知れない」(ラムバム「迷える者への手引き」3:48) cf.母猿断腸
- 親鳥が巣を離れたら、親鳥を解放する To release the mother bird if she was taken from the nest(申命記 22:7)
- 聖書では、親鳥を追い払い、雛・卵を捕るとなっている
- 神の名を用いて誤って(偽り)誓わない(swear) Not to swear falsely in God's Name(レビ 19:12)
- 神の名をみだりに唱えて(用いて)はいけない Not to take God's Name in vain(出エジプト 20:7)
- 預けられたものを入手することを拒んではいけない Not to deny possession of something entrusted to you(レビ 19:11)
- 聖書では「盗んではならない、嘘をついてはならない、欺いてはならない」
- 支払い請求の拒否を誓わない Not to swear in denial of a monetary claim(レビ 19:11)
- To swear in God's Name to confirm the truth when deemed necessary by court(申命記 10:20)
- To fulfill what was uttered and to do what was avowed(申命記 23:24)
- (主との)誓約 oath や誓顔 vows を破棄しない Not to break oaths or vows(民数記 30:3)
- 誓約や誓顔を破棄したなら、トーラーにおける誓いの破棄の法則は明確である For oaths and vows annulled, there are the laws of annulling vows explicit in the Torah(民数記 30:3)
- ナジル人 Nazir(の誓願期間中は)は髪を伸ばす The Nazir must let his hair grow(民数記 6:5)
- ナジル人は髪を切らない He must not cut his hair(民数記 6:5)
- ナジル人はワイン、ワインの混ぜ物(「濃い酒」)、ワインの酢を飲まない He must not drink wine, wine mixtures, or wine vinegar(民数記 6:3)
- ナジル人は生の葡萄を食べない He must not eat fresh grapes(民数記 6:3)
- ナジル人は乾し葡萄(レーズン)を食べない He must not eat raisins(民数記 6:3)
- ナジル人は葡萄の種を食べない He must not eat grape seeds(民数記 6:4)
- ナジル人は葡萄の皮を食べない He must not eat grape skins(民数記 6:4)
- ナジル人は死体と同じ屋根の下にあってはならない He must not be under the same roof as a corpse(民数記 6:6)
- ナジル人は死者に触れてはならない He must not come into contact with the dead(民数記 6:7)
- He must shave after bringing sacrifices upon completion of his Nazirite period(民数記 6:9)
作物に関することがら: - トーラーに書かれた終身誓願の価格を見積もる To estimate the value of people as determined by the Torah(レビ 27:2)
- 奉献(聖別 consecrate)された生き物の価格を見積もる To estimate the value of consecrated animals(レビ 27:12-13)
- 奉献された家の価格を見積もる To estimate the value of consecrated houses(レビ 27:14)
- 奉献された土地の価格を見積もる To estimate the value of consecrated fields(レビ 27:16)
- ヘーレム(所有の差し止め)の習慣を遂行する Carry out the laws of interdicting possessions (cherem)(レビ 27:28)
- ヘーレム:破門、という意味でアラビア語起源のトルコ語ハーレムと語根が同じだが、ここでは家畜・畑などの主への奉納物のこと。「聖別されたもの(人間の間での取引が差し止められた)」という意味であろう
- ヘーレム cherem を売らない Not to sell the cherem(レビ 27:28)
- ヘーレムを買い戻さない Not to redeem the cherem(レビ 27:28)
- 一つの畑に異なる種を蒔かない Not to plant diverse seeds together(レビ 19:19)
- 理由は聖書には書かれていない
- ブドウ畑に麦や野菜を植えない Not to plant grains or greens in a vineyard(申命記 22:9)
- 動物の異種交配をしない Not to crossbreed animals(レビ 19:19)
- 異なった種類の動物を一緒に働かせてはいけない Not to work different animals together(申命記 22:10)
- 聖書では牛とロバ。理由は書かれていない。一緒に働いたら、ロバのほうが疲れるだろう
- シャトネズ shatnez(毛糸と亜麻糸を織り合わせた着物) を着ない Not to wear shatnez, a cloth woven of wool and linen(申命記 22:11)
- 理由は聖書には書かれていない → ユダヤ教徒の衣装
- 貧しい者(と寄留者)のために田畑を刈り尽くさず、隅を残しておく To leave a corner of the field uncut for the poor(レビ 19:10 )
- その部分を刈り取らない Not to reap that corner(レビ 19:9)
- 落穂(gleanings)を残しておく To leave gleanings(レビ 19:9)
- 聖書には、貧しい者のために、落穂拾いをしないことが書かれてある
- 落穂を拾い集めない Not to gather the gleanings(レビ 19:9)
- 葡萄畑の落穂を残しておく To leave the gleanings of a vineyard(レビ 19:10)
- 葡萄畑の落穂を拾い集めない Not to gather the gleanings of a vineyard(レビ 19:10)
- まだ十分に熟していない葡萄の房を残しておく To leave the unformed clusters of grapes(レビ 19:10)
- 聖書にはまったく書かれていないので、後の註解である
- まだ十分に熟していない葡萄を摘まない Not to pick the unformed clusters of grapes(レビ 19:10)
- 畑に忘れた刈り入れの作物の束をそのまま置いておく To leave the forgotten sheaves in the field(申命記 24:19)
- それを取りに戻らない Not to retrieve them(申命記 24:19)
- 聖書には寄留者、孤児、寡婦のもの、と書かれてある。動物が食べる場合もあるだろう
- 貧しい者のために十分の一税を取り分ける To separate the tithe for the poor(申命記 14:28)
- (250)博愛(慈善) charity を与える(申命記 15:8)
- 貧しい人への慈善を躊躇ってはいけない Not to withhold charity from the poor(申命記 15:7)
- テルーマー・ゲドーラー Terumah Gedolah(コーヘーンへの十分の一税 tithe)を蓄えておく To set aside Terumah Gedolah ( tithe for the Kohen)(申命記 18:4)
- 聖書では穀物、ワイン、初物のオリーブ油、初物の羊毛
- レビ人は十分の一税の更に十分の一を取っておく The Levite must set aside a tenth of his tithe(民数記 18:26)
- 聖書では主への献納物とする
- 一つの十分の一税を次に先行させないが、適切な慣習のために分ける Not to preface one tithe to the next, but separate them in their proper order(出エジプト 22:28)
- コーヘーンでない人はテルーマー Terumah を食べない A non-Kohen must not eat Terumah(レビ 22:10)
- テルーマー:現代ヘブライ語では寄贈、献金、貢献。聖書では「聖なる捧げ物」と訳されている。聖書では、一般の人が食べることを禁じる代わりに、妻子の買い取った奴隷、家で生まれた奴隷に食べることをすすめている
- コーヘーンの雇った働き手、コーヘーンのユダヤ人の奴隷はテルーマーを食べない A hired worker or a Jewish bondsman of a Kohen must not eat Terumah(レビ 22:10)
- 割礼を受けていないコーヘーンはテルーマーを食てはならない An uncircumcised Kohen must not eat Terumah(出エジプト 12:48)
- 清浄ではないコーヘーンはテルーマーを食べてはならない An impure Kohen must not eat Terumah(レビ 22:4)
- ハラーラーはテルーマーを食べてはならない A chalalah must not eat Terumah(レビ 22:12)
- 各自の毎年の種蒔きの季節と、レビ人に与えるために、マアセール Ma'aser(十分の一税)を取っておく To set aside Ma'aser (tithe) each planting year and give it to a Levite(民数記 18:24)
- マアセール・シェーニー Ma'aser Sheni(二番目の十分の一税)を取っておく To set aside the second tithe (Ma'aser Sheni)(申命記 14:22)
- 飲食、軟膏を除いて、その買戻しの金を使わない Not to spend its redemption money on anything but food, drink, or ointment(申命記 26:14)
- マアセール・シェーニーを不浄なことに使わない Not to eat Ma'aser Sheni while impure(申命記 26:14)
- 死の翌日の会葬者は、マアセール・シェーニーを食べてはならない A mourner on the first day after death must not eat Ma'aser Sheni(申命記 26:14)
- マアセール・シェーニーの麦をエルサレムの外で食べない Not to eat Ma'aser Sheni grains outside Jerusalem(申命記 12:17)
- マアセール・シェーニーのワインをエルサレムの外で飲まない Not to eat Ma'aser Sheni wine products outside Jerusalem(申命記 12:17)
- マアセール・シェーニーの油をエルサレムの外で食べない Not to eat Ma'aser Sheni oil outside Jerusalem(申命記 12:17)
- 四年目の作物はマアセール・シェーニーにように完全に聖なる目的に使用する The fourth year crops must be totally for holy purposes like Ma'aser Sheni(レビ 19:24)
- 四年目と七年目に申命記26:13-15を朗読する To read the confession of tithes every fourth and seventh year(申命記 26:13)
- キリスト教では十分の一税の信仰告白(confession)などと訳される
- 初物の果物を取り、神殿まで持っていく To set aside the first fruits and bring them to the Temple(出エジプト 23:19)
- コーヘーンはエルサレムの外で新しい(最初の)果物を食べない The Kohanim must not eat the first fruits outside Jerusalem(申命記 12:17)
- 聖書では、全てのイスラエルが全ての主への献上物を、主の選ばれる場所で家族・奴隷・レビ人以外と食べてはならない
- 贈り物に関わるトーラーの部分 Torah portion (申命記 26:5-10) を朗読する To read the Torah portion pertaining to their presentation(申命記 26:5)
- コーヘーンのために練り粉 dough(パン生地)の一部をとっておく To set aside a portion of dough for a Kohen(民数記 15:20)
- コーヘーンにシェヒーターを経た肩肉・頬肉・腹の肉を与える To give the shoulder, two cheeks, and stomach of slaughtered animals to a Kohen(申命記 18:3)
- (275)羊毛の初物の織物をコーヘーンに与える To give the first sheering of sheep to a Kohen(申命記 18:4)
- 最初に生まれた息子(初子)を贖う(redeem)ため、コーヘーンに金銭を与える To redeem the firstborn sons and give the money to a Kohen(民数記 18:15)
- 聖書には最初に生まれたものが全て主への捧げ物(民数記ではアロンのもの)となることが書かれている。理由はかかれてない → 初子の贖い Redemption of First-born(ピドヨーン・ハッベーン)
- 最初に生まれたロバを贖うため、コーヘーンに子羊を与える To redeem the firstborn donkey by giving a lamb to a Kohen(出エジプト 13:13)
- ロバの所有者が贖おうとしない場合は、ロバの首を折る To break the neck of the donkey if the owner does not intend to redeem it(出エジプト 13:13)
- 作物生産を高める仕事をしないことにより、七日目に土地も安息させる To rest the land during the seventh year by not doing any work which enhances growth(出エジプト 34:21)
- 七年目には土地を休ませる(安息年) Not to work the land during the seventh year(レビ 25:4)聖書には、安息年に自然に畑にできたものが、出エジプト記では「乏しい者」と野の獣、レビ記では、栽培者自身と奴隷、雇い人、滞在者、家畜、野生の動物の食べ物となると書かれている
- 果物を生み出す木に関して働かない Not to work with trees to produce fruit during that year(レビ 25:4)
- 標準基準で、畑に自然に生えたものを収穫しない Not to reap crops that grow wild that year in the normal manner(レビ 25:5)
- 聖書の、安息年に自然に畑にできたものが食べ物となる、という記述と矛盾するように見える
- 標準基準で、安息年に自然に実った葡萄を収穫しない Not to gather grapes which grow wild that year in the normal way(レビ 25:5)
- 安息年に生えた全ての農産物を放置しておく To leave free all produce which grew in that year(出エジプト 23:11)
- 安息年に、全ての負債(貸付金)を免除する To release all loans during the seventh year(申命記 15:2)
- 借用人にプレッシャーや圧力を与えない Not to pressure or claim from the borrower(申命記 15:2)
- 金銭の損失の不安から、貸付の免除の前に直ちに貸与することを控えてはならない Not to refrain from lending immediately before the release of the loans for fear of monetary loss(申命記 15:9)
- サンヘドリンは7年を7度毎に数えなければならない The Sanhedrin must count seven groups of seven years(レビ 25:8)
- サンヘドリンは50年目を聖化しなければならない The Sanhedrin must sanctify the fiftieth year(レビ 25:10)
- 奴隷を自由にするためにティシュレーの10日(ヨーム・キップール、贖罪日)にショーファールを吹き鳴らす To blow the Shofar on the tenth of Tishrei to free the slaves(レビ 25:9)
- 50年目 ― ヨベルの年 Jubilee, Jobeljahr ― に耕作地で働いてはならない Not to work the soil during the fiftieth year (Jubilee, Jobeljahr)(レビ 25:11)
- 標準基準で、ヨベルの年に畑に生えたものを収穫しない Not to reap in the normal manner that which grows wild in the fiftieth year(レビ 25:11)
- 標準基準で、ヨベルの年に実った葡萄を摘まない Not to pick grapes which grew wild in the normal manner in the fiftieth year(レビ 25:11)
- 家庭の所有物を売るという聖書の習慣を成し遂げる Carry out the laws of sold family properties(レビ 25:24)
- イスラエルの地において、土地を無期限に売らない Not to sell the land in Israel indefinitely(レビ 25:23)
- 聖書では、土地を売っても、買い戻す権利を放棄しないことが書かれてある。
- 地球上の全土地は神のものであり、ユダヤ人も、寄留者・異邦人も、寄留しているに過ぎない
- 壁で囲まれた都市の中の家屋を売った場合、年内に買い戻す権利を持つという聖書の習慣を成し遂げる Carry out the laws of houses in walled cities(レビ 25:29)
- レビ人にイスラエルの地を所有する権利を与えてはならず、都市に住む権利を与えられる The Tribe of Levi must not be given a portion of the land in Israel, rather they are given cities to dwell in(申命記 18:1)
- レビ人は戦利品を山分けしてはならない The Levites must not take a share in the spoils of war(申命記 18:1)
- レビ人に都市と周囲の耕作地を与える To give the Levites cities to inhabit and their surrounding fields(民数記 35:2)
- (300) Not to sell the fields but they shall remain the Levites' before and after the Jubilee year(レビ 25:34)
- 聖なる所(Sanctuary)を造る To build a Sanctuary(出エジプト 25:8)
- 石の祭壇を作る場合、切石によって祭壇を築かない Not to build the altar with stones hewn by metal(出エジプト 20:23-25)
- 聖書では土で作ると書かれてある
また、キリスト像、マリア像、仏像、神体など、目に見える神の擬似物は全てご法度である
- 聖書では土で作ると書かれてある
- 階段で祭壇に上らない Not to climb steps to the altar(出エジプト 20:26)
- 以下のことは、聖書には理由が書かれていない。「災難がある」としか書かれていない
- 神殿に畏敬の念をあらわす To show reverence to the Temple(レビ 19:30)
- 神に仕える者が神殿の区域をまもる To guard the Temple area(民数記 18:2)
- 神殿をそのまま放置しておかない Not to leave the Temple unguarded(民数記 18:5)
- 塗油(anointing oil)のための油を用意する To prepare the anointing oil(出エジプト 30:31)
- 塗油を模造しない Not to reproduce the anointing oil(出エジプト 30:32)
- 一般の人に意味もなく塗油しない Not to anoint with anointing oil(出エジプト 30:32)
- 香(incense)の調合を模造しない Not to reproduce the incense formula(出エジプト 30:37)
- 金の祭壇の上で、香を含めて何も燃やさない Not to burn anything on the Golden Altar besides incense(出エジプト 30:9)
- レビ人は、契約の箱を肩に乗せて運ぶ The Levites must transport the ark on their shoulders(民数記 7:9)
- 契約の箱から運ぶための棒を抜かない Not to remove the staves from the ark(出エジプト 25:15)
- レビ人は神殿で働かなければならない The Levites must work in the Temple(民数記 18:23)
- レビ人でない人はコーヘーンとレビ人を助けるために働かなければならない No Levite must do another's work of either a Kohen or a Levite(民数記 18:3)
- 礼拝のためにコーヘーンを聖なる者とする To dedicate the Kohen for service(レビ 21:8)
- コーヘーンは、祭日の間相応しいように移動していかなければならない The kohanic work shifts must be equal during holidays(申命記 18:6-8)
- コーヘーンは礼拝の間祭服(priestly garments)を着なければならない The Kohanim must wear their priestly garments during service(出エジプト 28:2)
- 祭服を破らない Not to tear the priestly garments(出エジプト 28:32)
- 胸当て breastplate はエーフォード 'ephod から放してはいけない The breastplate must not be loosened from the Efod(出エジプト 28:28)
- コーヘーンは酔って神殿に入ってはならない A Kohen must not enter the Temple intoxicated(レビ 10:9)
- コーヘーンは長髪で(髪をほどいて)神殿に入ってはならない A Kohen must not enter the Temple with long hair(レビ 10:6)
- コーヘーンは破れた服で神殿に入ってはならない A Kohen must not enter the Temple with torn clothes(レビ 10:6)
- コーヘーンはみだりに神殿に入ってはならない A Kohen must not enter the Temple indiscriminately(レビ 16:2)
- コーヘーンは礼拝の間神殿から出てはならない A Kohen must not leave the Temple during service(レビ 10:7)
- 「けがれ」(impure, umblemished)のある者(重い皮膚病患者、漏出のある者、死体に触れた者)を神殿の外に出す To send the impure from the Temple(民数記 5:2)
- 理由が書かれていない
- 「けがれ」のある者を神殿に入れない Impure people must not enter the Temple(民数記 5:3)
- 「けがれ」のある者を神殿の丘の地域に入れない Impure people must not enter the Temple Mount area(申命記 23:11)
- 「けがれ」のあるコーヘーンは神殿で礼拝してはいけない Impure Kohanim must not do service in the temple(レビ 22:2)
- 「けがれ」たコーヘーンは、洗い清め(immersion)のあと、日没まで待ってから礼拝に参加しなければならない An impure Kohen, following immersion, must wait until after sundown before returning to service(レビ 22:7)
- コーヘーンは礼拝の前に手足を洗わなければならない A Kohen must wash his hands and feet before service(出エジプト 30:19)
- ユダヤ教徒はトイレや食事の前にも手を洗い、祈る。これは、実利だけではなく、生活を聖化するためである
- 物理的に「けがれ」のあるコーヘーンは、至聖所に入ったり、祭壇に近づいてはならない A Kohen with a physical blemish must not enter the sanctuary or approach the altar(レビ 21:23)
- 物理的に「けがれ」のあるコーヘーンは礼拝してはならない A Kohen with a physical blemish must not serve(レビ 21:17)
- 一時的な「けがれ」のあるコーヘーンは礼拝してはならない A Kohen with a temporary blemish must not serve(レビ 21:17)
- コーヘーンでない者が礼拝してはならない One who is not a Kohen must not serve(民数記 18:4)
- 「けがれ」ていない生き物だけを供える To offer only unblemished animals(レビ 22:21)
- 生き物を献納することは神殿崩壊以降、サマリア人を除いて行われなくなっているので注意が必要である
- 「けがれ」た生き物を祭壇に献納しない Not to dedicate a blemished animal for the altar(レビ 22:20)
- それを屠殺しない Not to slaughter it(レビ 22:22)
- その血を散らさない Not to sprinkle its blood(レビ 22:24)
- その脂肪を燃やさない Not to burn its fat(レビ 22:22)
- 一時的に「けがれ」ている生き物を献納しない Not to offer a temporarily blemished animal(申命記 17:1)
- 非ユダヤ教徒によって捧げられた生き物を献納しない Not to sacrifice blemished animals even if offered by non-Jews(レビ 22:25)
- 献納された生き物に傷をつけない Not to inflict wounds upon dedicated animals(レビ 22:21)
- 失格になった生き物の供え物を贖う/買い戻す To redeem dedicated animals which have become disqualified(申命記 12:15)
- 聖書では主の祝福により、どの町でも、「けがれている者」も清い者も、獣を屠り食べることができること
- 最低生まれてから八日目以降の生き物を供え物とする To offer only animals which are at least eight days old(レビ 22:27)
- 遊女の稼ぎで買った生き物、犬と交換された生き物を供えてはいけない Not to offer animals bought with the wages of a harlot or the animal exchanged for a dog(申命記 23:19)
- 蜜・酵母を祭壇の上で燃やさない Not to burn honey or yeast on the altar(レビ 2:11)
- ハーメーツ(普通のパン)は供える(焼く、「燃やす」)ことができない
- 全ての供え物に塩をかける To salt all sacrifices(レビ 2:13)
- 供え物から塩を絶やさない Not to omit the salt from sacrifices(レビ 2:13)
- (350)①焼き尽くすささげ物(burnt offering)についての行動を、トーラーに書かれたように遂行する Carry out the procedure of the burnt offering as prescribed in the Torah(レビ 1:3-9)
- その肉を食べない Not to eat its meat(申命記 12:17)
- ②贖罪の捧げもの(sin offering)についての行動を遂行する Carry out the procedure of the sin offering(レビ 6:18)
- (臨在の幕屋の)内部での贖罪の捧げものの肉を食べない Not to eat the meat of the inner sin offering(レビ 6:23)
- 贖罪の供え物として買った鳥の首を切ら(decapitate)ない Not to decapitate a fowl brought as a sin offering(レビ 5:8)
- ③賠償のささげ物(guilt offering)の行動を遂行する Carry out the procedure of the guilt offering(レビ 7:1)
- コーヘーンは神殿の供え物の肉を食べなければならない The Kohanim must eat the sacrificial meat in the Temple(出エジプト 29:33)
- 神殿の外で肉を食べてはならない The Kohanim must not eat the meat outside the Temple courtyard(申命記 12:17)
- コーヘーンでないものが供え物を食べてはならない A non-Kohen must not eat sacrificial meat(出エジプト 29:33)
- ④「和解のささげ物」(peace offering)に付きしたがう To follow the procedure of the peace offering(レビ 7:11)
- 和解のささげ物:動物の供え物、オリーブ油入りの輪形パン、オリーブ油塗りの薄焼きパン、オリーブ油と小麦粉の輪形の練り物、酵母入りの輪形パン
- ⑤小さなささげ物の肉を、血を抜く前に食べない Not to eat the meat of minor sacrifices before sprinkling the blood(申命記 12:17)
- 小さなささげ物:穀物、新酒、オリーブ油などの十分の一税、牛・羊の初子、満願のささげ物、随意のささげ物、収穫物などの供え物
- ⑥穀物の供え物(meal offerings)の行動を遂行する To bring meal offerings as prescribed in the Torah(レビ 2:1)
- 罪を犯した者の穀物の供え物の上にオリーブ油を注がない Not to put oil on the meal offerings of wrongdoers(レビ 5:11)
- オリーブ油は"oil"
- 罪を犯した者の穀物の供え物の上に乳香(frankincense)を載せない Not to put frankincense on the meal offerings of wrongdoers(レビ 3:11)
- 大祭司(High Priest:日本語訳で「油注がれたアロン系の祭司」)の穀物の供え物を食べない Not to eat the meal offering of the High Priest(レビ 6:16)
- 穀物の供え物では、酵母の入ったパンを焼かない Not to bake a meal offering as leavened bread(レビ 6:10)
- コーヘーンは穀物の供え物の残りを食べなければならない The Kohanim must eat the remains of the meal offerings(レビ 6:9)
- 最初の祭りに、神殿に全ての公認の、また自由意志の供え物を持っていく To bring all avowed and freewill offerings to the Temple on the first subsequent festival(申命記 12:5-6)
- 誓いによって受ける報酬を控えない Not to withhold payment incurred by any vow(申命記 23:22)
- 神殿に全ての供え物を供える To offer all sacrifices in the Temple(申命記 12:11)
- イスラエルの外から神殿に全ての供え物を持ってくる To bring all sacrifices from outside Israel to the Temple(申命記 12:26)
- 中庭の外で供え物のための屠殺をしない Not to slaughter sacrifices outside the courtyard(レビ 17:4)
- 中庭の外で供え物をしない Not to offer any sacrifices outside the courtyard(申命記 12:13)
- 毎日二匹の子羊を供える To offer two lambs every day(民数記 28:3)
- 現在では、供え物の替わりに祈りを捧げる
- 祭壇の上で毎日火をともす To light a fire on the altar every day(レビ 6:6)
- (375)この火を絶やさない Not to extinguish this fire(レビ 6:6)
- シナゴーグのネール・ターミード、聖火台など、様々な発想
- 祭壇の上の灰を毎日払う To remove the ashes from the altar every day(レビ 6:3)
- 毎日香料を焚く To burn incense every day(出エジプト 30:7)
- メノーラー mənôrāh(メノラー)を毎日照らす To light the Menorah every day(出エジプト 27:21)
- 大祭司 kohen gadol は毎日穀物の供物をささげる The Kohen Gadol must bring a meal offering every day(レビ 6:13)
- 理由は書かれていない
- 付加的な羊を安息日の焼き物の供え物とする To bring two additional lambs as burnt offerings on Shabbat(民数記 28:9)
- これらは現在のユダヤ教徒の間では行われないので注意が必要である
- 供えのパン(レヘム・パーニーム、shewbread, showbread, Schaubrot)を作る To make the show bread(出エジプト 25:30、レビ 24:5-9)
- ローシュ・ホーデシュ(新月、ついたち New Month)に付加的な供物をささげる To bring additional offerings on the New Month ("Rosh Chodesh")(民数記 28:11)
- 過ぎ越しに付加的な供物をささげる To bring additional offerings on Passover(民数記 28:19)
- 初穂(new wheat)の中から波の供え物(wave offering)をささげる To offer the wave offering from the meal of the new wheat(レビ 23:10)
- 聖書では、収穫直後の安息日の翌日に、コーヘーンが1歳の雄羊、小麦とオリーブ油を混ぜた香料、ワインを供え、そこからオーメルの期間が始まる
- 全ての人はオーメルを数えなければならない Each man must count the Omer - seven weeks from the day the new wheat offering was brought(レビ 23:15)
- オーメル:初穂の供え物から7週間の期間。その終わりがシャーブーオートである
- シャーブーオートに付加的な供物をささげる To bring additional offerings on Shavuot(民数記 28:26)
- To bring two leaves to accompany the above sacrifice(レビ 23:17)
- ローシュ・ハッシャーナーに付加的な供物をささげる To bring additional offerings on Rosh Hashana(民数記 29:2)
- ヨーム・キップールに付加的な供物をささげる To bring additional offerings on Yom Kippur(民数記 29:8)
- スッコートに付加的な供物をささげる To bring additional offerings on Sukkot(民数記 29:13)
- シェミーニー・アツェレト šəmīnī ‘aŝéreth に付加的な供物をささげる To bring additional offerings on šəmīnī ‘aŝéreth(民数記 29:35)
- カーシェールでないもの、傷の付いた(汚くなった)供え物を食べない Not to eat sacrifices which have become unfit or blemished(申命記 14.3)
- 不適当な意思で供えられた供え物を食べない Not to eat from sacrifices offered with improper intentions(レビ 7:18)
- 食べられる期間を過ぎた供え物を放置しておかない Not to leave sacrifices past the time allowed for eating them(レビ 22:30)
- 聖書では、供え物の肉をその日のうちに食べる
- 時のたった供え物は食べない Not to eat from that which was left over(レビ 19:8)
- 聖書では、三日目の供え物は焼き捨てる
- 不浄になった肉は食べない Not to eat from sacrifices which became impure(レビ 7:19)
- 不浄な状態にある人は、供え物を食べてはいけない An impure person must not eat from sacrifices(レビ 7:20)
- 時のたった供え物は焼き捨てる To burn the leftover sacrifices(レビ 7:17)
- 不浄になった供え物は焼き捨てる To burn all impure sacrifices(レビ 7:19)
- これらの箇所は、現在すべて供え物ではなく祈りになっているので注意が必要である
- (400) To follow the procedure of Yom Kippur in the sequence prescribed in Parshat "Acharei Mot" (After the death of Aaron's sons...)(レビ 16:3)
- One who profaned property must repay what he profaned plus a fifth and bring a sacrifice(レビ 5:16)
- 聖別 consecrated された生き物を働かせない Not to work consecrated animals(申命記 15:19)
- 聖別された生き物の毛を刈り取らない Not to shear the fleece of consecrated animals(申命記 15:19)
- 明確な時を以ってペサハの供え物をシェヒーターする To slaughter the paschal sacrifice at the specified time(出エジプト 12:6)
- 酵母の入っている間は(酵母と共に)シェヒーターしない Not to slaughter it while in possession of leaven(出エジプト 23:18)
- 供え物の脂を朝まで残しておかない Not to leave the fat overnight(出エジプト 23:18)
- 二番目の過ぎ越しの子羊 Paschal Lamb をシェヒーターする To slaughter the second Paschal Lamb(民数記 9:11)
- キリスト教徒は神の子羊 Agnus Dei に勝手に置き換えている。しかし、キリスト教徒などによる歴史的なアザゼルの羊、神の子羊はユダヤ教徒自身であった
- ペサハの子羊をニーサーンの○日の夜にマッツァーと一緒に食べる To eat the Paschal Lamb with matzah and Marror on the night of the ?th of Nissan(出エジプト 12:8)
- 二番目のペサハの子羊をイーヤールの15日の夜に食べる To eat the second Paschal Lamb on the night of the 15th of Iyar(民数記 9:11)
- ペサハの子羊の肉を生で食べたり、煮て食べず、焼いて食べる Not to eat the paschal meat raw or boiled(出エジプト 12:9)
- この時の肉をグループの領域から持ち出さない Not to take the paschal meat from the confines of the group(出エジプト 12:46)
- 背教者 apostate はそこから食べてはならない An apostate must not eat from it(出エジプト 12:43)
- 終身的、一時的な雇い人はそこから食べてはいけない A permanent or temporary hired worker must not eat from it(出エジプト 12:45)
- 割礼を受けていない男性はそこから食べてはいけない An uncircumcised male must not eat from it(出エジプト 12:48)
- スッコートとは対照的な意味である点に注目すべきである
- ペサハの供え物から骨を折らない(折って持ち出し、他の家で食べたり、その家の者が食べるようなことをしない) Not to break any bones from the paschal offering(出エジプト 12:46)
- 二番目のペサハの供え物から骨を折らない Not to break any bones from the second paschal offering(民数記 9:12)
- 翌朝までペサハの供え物の肉を残さない Not to leave any meat from the paschal offering over until morning(出エジプト 12:10)
- 全て食べ終えるか、食べ残しは焼却する
- 翌朝まで二番目の過ぎ越しの供え物の肉を残さない Not to leave the second paschal meat over until morning(民数記 9:12)
- ペサハのアビブの14日から16日までの間の祭日の肉を残さない Not to leave the meat of the holiday offering of the 14th until the 16th(申命記 16:4)
- ペサハ、シャーブーオート、スッコートに神殿を訪れる To be seen at the Temple on Passover, Shavuot, and Sukkot(申命記 16:16)
- これらの三つの祭りを祝う To celebrate on these three Festivals (bring a peace offering)(出エジプト 23:14)
- これらが聖書時代の最初の行事である(三大祭)
- この三つの祭りを喜ぶ To rejoice on these three Festivals (bring a peace offering)(申命記 16:14)
- 供え物を持たずに神殿に出ない Not to appear at the Temple without offerings(申命記 16:16)
- レビ人と共に喜び、またレビ人に贈り物をする Not to refrain from rejoicing with, and giving gifts to, the Levites(申命記 12:19)
- 全ての人をスッコートの7日間は招く To assemble all the people on the Sukkot following the seventh year(申命記 31:12)
- 聖書では奴隷、寄留者(異民族)、寡婦・孤児らと共に祝うこと。日本人でも歓迎される。ペサハとは対照的な意味があることを考えるべきだ
- 最初に生まれた生き物を取っておく To set aside the firstborn animals(出エジプト 13:12)
- コーヘーンはエルサレムの外で清い生き物の初子を食べてはならない The Kohanim must not eat unblemished firstborn animals outside Jerusalem(申命記 12:17)
- 最初に生まれた動物を贖わない Not to redeem the firstborn(民数記 18:17)
- 生き物から10分の一税をとっておく Separate the tithe from animals(レビ 27:32)
- レビ記では、牧人の杖の下をくぐる10番目の牛や羊が主に属すことが書かれている
- それを贖わない Not to redeem the tithe(レビ 27:33)
- 犯罪を犯した者全ての者は罪の供え物(sin offering)をする Every person must bring a sin offering for his transgression(レビ 4:27)
- 現在ではテシューバーの作業を行い、祈りをささげる
- 罪とは、無論この613のミツワーの全てへの違反のことなどではない
- 不確実な罪をおかした者はアシャム・タルイ asham talui (無傷の雄羊)をささげる Bring an asham talui when uncertain of guilt(レビ 5:17-18)
- 明確な罪をおかした者はアシャム・ワダイ asham vadai (上に同じ)をささげる Bring an asham vadai when guilt is ascertained(レビ 5:25)
- オーレー・ウョーレード(鳥か肉)の供え物をささげる Bring an oleh v'yored offering (if the person is wealthy, an animal; if poor, a bird or meal offering)(レビ 5:7-11)
- 聖書では貧しくて羊や山羊がない場合、二羽の山鳩か家鳩
- サンヘドリンが罪をおかした場合、供え物をささげる The Sanhedrin must bring an offering when it rules in error(レビ 4:13)
- 一週間の整理の「汚(けが)れ」の期間が終わった女性は、ミクヴェ Mikveh に行った後供え物をささげる A woman who had a running issue must bring an offering after she goes to the Mikveh(レビ 15:28-29)
- サマリア人は現在も行う。迷信や古式ではなく、恣意的な聖化の手段である
- 出産した女性はミクヴェに行った後供え物をささげる A woman who gave birth must bring an offering after she goes to the Mikveh(レビ 12:6)
- 流出(running issue 「漏出」)のあった男性はミクヴェに行った後供え物をささげる A man who had a running issue must bring an offering after he goes to the Mikveh(レビ 15:13-14)
- メツォーラー(聖書では皮膚病の者)はミクヴェに行った後供え物をささげる A metzora must bring an offering after going to the Mikveh(レビ 14:10)
- 聖化(consecration)し別離させた家畜を別の家畜と交換しない Not to substitute another beast for one set apart for sacrifice(レビ 27:10)
- 初子と、もし家畜を取り替えた場合の別の家畜でも、その聖化は保持される The new animal, in addition to the substituted one, retains consecration(レビ 27:10)
- 聖化された生き物を別のタイプの供え物と交換しない Not to change consecrated animals from one type of offering to another(レビ 27:26)
- 聖書では、初子は最初から主のものであり、ささげることはできないと書かれてある
- 死者の「けがれ」のミツワーを遂行する Carry out the laws of impurity of the dead(民数記 19:14)
- 赤い雌牛(赤毛の雌牛 Red Heifer ("Parah Admah"))の行為を遂行する Carry out the procedure of the Red Heifer ("Para Aduma")(民数記 19:2、ミシュナー・5 トホーロート・4 パーラー)
- 水を振り掛けるミツワーを遂行する Carry out the laws of the sprinkling water(民数記 19:21)
- 「清めの水」
- ツァーラアト(צָרַעַת tzāra‘ath,"leprosy" らい病、ハンセン病)のミツワーを遂行する Rule the laws of human tzara'at (" Leprosy ")as prescribed in the Torah--> (レビ 13:12)
聖書では、皮膚病に罹った人が、祭司が見て爛れているなら「けがれ」であるが、全身が白くなって覆われていれば「清い」ということになっている。聖書を読んでも儀式であり、別に差別とは関係が無い - メツォーラー(mtzorah, leper, ツァーラアトの人、聖書では広く皮膚病の人)は「けがれ」のサインを取り払わない The metzora (" leper ") must not remove his signs of impurity(申命記 24:8)
- メツォーラーは「けがれ」のサインである毛を剃り落としてはならない The metzora must not shave signs of impurity in his hair(レビ 13:33)
- 衣服を裂き(イスラエルのミツワーで、悲しみを表す。現在葬儀でも儀式的に、リボンを裂いたりして行われる)、髪を解き、口髭を覆い「けがれ」を公表する The metzora must publicize his condition by tearing his garments, allowing his hair to grow and covering his lips(レビ 13:45)
- メツォーラーを清める(purification, purifying)儀式をトーラーに定められたように遂行する Carry out the prescribed rules for purifying the metzora(レビ 14:2)
- 清めより前に全ての毛をそる The metzora must shave off all his hair prior to purification(レビ 14:9)
- ツァーラアトの衣服のミツワーを遂行する Carry out the laws of tzara'at of clothing(レビ 13:47)
- ツァーラアトの家のミツワーを遂行する Carry out the laws of tzara'at of houses(レビ 13:34)
- 月経のけがれ(menstrual impurity)のミツワーを遂行する Observe the laws of menstrual impurity(レビ 15:19)
- 出産によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity caused by childbirth(レビ 12:2)
- 女性の流出によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity caused by a woman's running issue(レビ 15:25)
- 男性の流出によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity caused by a man's running issue ( irregularejaculation of infected semen)(レビ 15:3)
- 死体によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity caused by a dead beast(レビ 11:39)
- 八種類のシェラーツィーム(爬虫類)によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity caused by the eight shratzim - Insects(レビ 11:29)
- 精子の流出によるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity of a seminal emission ( regular ejaculation, with normal semen)(レビ 15:16)
- 液体と固形食(シェラーツィーム(の死体)が落ちたものは「けがれる」ことと、その処理)にかかわるけがれのミツワーを遂行する Observe the laws of impurity concerning liquid and solid foods(レビ 11:34)
- これらが迷信ではない証拠に、直後で泉やため池は死体が落ちても「けがれ」ないとしている。訳がしっかりしていないともいえる
- 全ての「けがれ」のある人は「清く」なったらミクヴェで沐浴を受ける Every impure person must immerse himself in a Mikveh to become pure(レビ 15:16)
- 仮説で考えてみても、実際に衛生的に良くないものがかかった場合の訓練とみることもできる
- 宮廷は牛の突き刺したことによる損害について審判しなければならない The court must judge the damages incurred by a goring ox(出エジプト 21:28)
- 宮廷は生き物が食べたことによる損害について審判しなければならない The court must judge the damages incurred by an animal eating(出エジプト 22:4)
- 宮廷は過失のための不慮の危険による損害について審判しなければならない The court must judge the damages incurred by a pit(出エジプト 21:33)
- 宮廷は火による損害について審判しなければならない The court must judge the damages incurred by fire(出エジプト 22:5)
- 金を盗まない Not to steal money stealthily(レビ 19:11)
- 宮廷は盗人に対すること(聖書では賠償要求)を履行する The court must implement punitive measures against the thief(出エジプト 21:37)
- 全ての個人が緻密な定規と天秤を保持する Each individual must ensure that his scales and weights are accurate(レビ 19:36)
- これも難しい要求の一つである
- 正しくない定規と天秤に委ねない Not to commit injustice with scales and weights(レビ 19:35)
- 杜撰(ずさん)な定規と天秤を使わないために、保持しておかない Not to possess inaccurate scales and weights even if they are not for use(申命記 25:13)
- 様々に解釈できる
- 誰かの財産を盗まないために、地境(boundary marker)を動かさない Not to move a boundary marker to steal someone's property(申命記 19:14)
- 人を誘拐しない Not to kidnap(出エジプト 20:13)
- 人のものを強奪しない Not to rob openly(レビ 19:13)
- 「隣人を虐げてはならない、奪い取ってはならない」;ユダヤ教徒や異邦人にこういうことをしたとたん、その人はもはや宗教的なユダヤ人ではなくなる
- 給料を払わなかったり、借金を返済しないでおかない Not to withhold wages or fail to repay a debt(レビ 19:13)
- 他人の所有物を盗んで手に入れようと企んだり計画を立てない Not to covet and scheme to acquire another's possession(出エジプト 20:14)
- 他人の所有物を切望(欲情)しない Not to desire another's possession(申命記 5:18)
- 盗品や、その代価を返却する Return the robbed object or its value(レビ 5:23)
- 他人のなくし物を、見てみないふりをして放置しない Not to ignore a lost object(申命記 22:3)
- 失われたものを返す Return the lost object(申命記 22:1)
- 聖書では、迷っている牛や羊、その他見つけた全てのものを持ち主の元へ届けること、傷ついた家畜を助けること。落し物を届ける、応急救護の援助、などの行為もこの範疇に入るだろう
- 宮廷は、ある人が誰かを襲撃したり財産に危害を加えたりした場合のミツワーを履行する The court must implement laws against the one who assaults another or damages another's property(出エジプト 21:18)
- 聖書では、不当な理由による危害の被害者が生存していた場合は加害者が罪を免れるが、最後まで給与保障・完治を保障すること
- 殺人をしない Not to murder(出エジプト 20:13)
- 殺人者の生命を贖う金品を受け取らない Not to accept monetary restitution to atone」 for the murderer(民数記 35:31)
- 聖書では殺人者は処刑されることになっているが、現在では、殺人者に対する殺人(死刑、処刑)はイスラエルでは行われていない。処刑は暴力防止のための見せしめの暴力である
- 共同体(court)は、偶有的な殺人者を避難するための町に送り届ける The court must send the accidental murderer to a city of refuge(民数記 35:25)
- 逃れの町に届ける代わりに贖う金品を受け取らない Not to accept monetary restitution instead of being sent to a city of refuge(民数記 35:32)
- 公審中の殺人者を殺さない Not to kill the murderer before he stands trial--> (民数記 35:12)
聖書ではヨルダン川両岸の三つの町がユダヤ人と異邦人のための「逃れの町」となることが書かれてある - Save someone being pursued even by taking the life of the pursuer(申命記 25:12)
- 殺人者の追っ手に憐れみをかけない Not to pity the pursuer(民数記 35:12)
- 誰かの命が危機にあるときに怠けていない Not to stand idly by if someone's life is in danger(レビ 19:16)
- 逃れの町を指定し、達する道を用意する Designate cities of refuge and prepare routes of access(申命記 19:3)
- 未解決の殺人事件が起きた場合、渓谷に行き川の中で雌牛の首を折り贖う Break the neck of a calf by the river valley following an unsolved murder(申命記 21:4)
- 聖書ではこうして贖われるとしている
- その渓谷で働いたり耕作しない Not to work nor plant that river valley(申命記 21:4)
- 落とし穴や障害物があなたの所有物に残らないようにする Not to allow pitfalls and obstacles to remain on your property(申命記 22:8)
- 聖書では人が滑り落ちないように屋根に欄干をつけること。すぐ下のミツワーの拡大
- 滑りやすい屋根に柵を設置する Make a guard rail around flat roofs(申命記 22:8)
- 人を躓かせる障害物を置いたり、耳が聞こえないものに聞こえぬからという理由で悪態をついてはならない Not to put a stumbling block before a blind man (nor give harmful advice)(リフネー・イベル Lifnei iver) (レビ 19:14)
- 聖書で、既に障害をもつ人への配慮が見られる
- 敵対する者でも、彼が家畜などの重荷を動かせない場合には、その重荷を軽減することに協力する Help another remove the load from a beast which can no longer carry it(出エジプト 23:5)
- 23:4(小見出し12)から「敵」との「かかわり」が述べられている。キリスト教においても、普遍主義においても、心理学・哲学においてもポイントとなるとも思われる。決して一つの公式では語れないだろう
- 家畜などを最終的に届け返すことにより、他人の重荷を軽減する Help others load their beast(申命記 22:4)
- 直前の出エジプトのミツワーでは敵対する者に関すること、ここでは同胞に関すること
- 難渋で心取り乱す人をほっておかない(聖書の通り家畜でも、人間でも、荷物を運んでいてもいなくても) Not to leave others distraught with their burdens (but to help either load or unload)(申命記 22:4)
- すでに応急救護、被災者へのボランティアなどの精神が見える
- (500)トーラーのミツワーにそって売買する Buy and sell according to Torah law(レビ 25:14)
- Not to overcharge or underpay for an article(レビ 25:14)
- Not to insult or harm anybody with words(レビ 25:17)
- Not to cheat a sincere convert monetarily(出エジプト 22:20)
- Not to insult or harm a sincere convert with words(出エジプト 22:20)
- Purchase a Hebrew slave in accordance with the prescribed laws(出エジプト 21:2)
- Not to sell him as a slave is sold(レビ 25:42)
- Not to work him oppressively(レビ 25:43)
- Not to allow a non-Jew to work him oppressively(レビ 25:53)
- Not to have him do menial slave labor(レビ 25:39)
- Give him gifts when he goes free(申命記 15:14)
- Not to send him away empty-handed(申命記 15:13)
- Redeem Jewish maidservants(出エジプト 21:8)
- Betroth the Jewish maidservant(出エジプト 21:8)
- The master must not sell his maidservant(出エジプト 21:8)
- Canaanite slaves must work forever unless injured in one of their limbs(レビ 25:46)
- Not to extradite a slave who fled to (Biblical) Israel(申命記 23:16)
- Not to wrong a slave who has come to Israel for refuge(申命記 23:16)
- The courts must carry out the laws of a hired worker and hired guard(出エジプト 22:9)
- Pay wages on the day they were earned(申命記 24:15)
- Not to delay payment of wages past the agreed time(レビ 19:13)
- The hired worker may eat from the unharvested crops where he works(申命記 23:25)
- The worker must not eat while on hired time(申命記 23:26)
- The worker must not take more than he can eat(申命記 23:25)
- Not to muzzle an ox while plowing(申命記 25:4)
- The courts must carry out the laws of a borrower(出エジプト 22:13)
- The courts must carry out the laws of an unpaid guard(出エジプト 22:6)
- Lend to the poor and destitute(出エジプト 22:24)
- Not to press them for payment if you know they don't have it(出エジプト 22:24)
- Press the idolater for payment(申命記 15:3)
- The creditor must not forcibly take collateral(申命記 24:10)
- Return the collateral to the debtor when needed(申命記 24:13)
- Not to delay its return when needed(申命記 24:12)
- Not to demand collateral from a widow(申命記 24:17)
- Not to demand as collateral utensils needed for preparing food(申命記 24:6)
- Not to lend with interest(レビ 25:37)
- Not to borrow with interest(申命記 23:20)
- Not to intermediate in an interest loan, guarantee, witness, or write the promissory note(出エジプト 22:24)
- Lend to and borrow from idolaters with interest(申命記 23:21)
- The courts must carry out the laws of the plaintiff, admitter, or denier(出エジプト 22:8)
- Carry out the laws of the order of inheritance(民数記 27:8)
- Appoint judges(申命記 16:18)
- Not to appoint judges who are not familiar with judicial procedure(申命記 1:17)
- Decide by majority in case of disagreement(出エジプト 23:2)
- The court must not execute through a majority of one; at least a majority of two is required(出エジプト 23:2)
- A judge who presented an acquittal plea must not present an argument for conviction in capital cases(申命記 23:2)
- The courts must carry out the death penalty of stoning(申命記 22:24)
- The courts must carry out the death penalty of burning(レビ 20:14)
- The courts must carry out the death penalty of the sword(出エジプト 21:20)
- The courts must carry out the death penalty of strangulation(レビ 20:10)
- The courts must hang those stoned for blasphemy or idolatry(申命記 21:22)
- Bury the executed on the day they are killed(申命記21:23)
- Not to delay burial overnight(申命記 21:23)
- The court must not let the sorcerer live(出エジプト 22:17)
- The court must give lashes to the wrongdoer(出エジプト 25:2)
- The court must not exceed the prescribed number of lashes(申命記 25:3)
- The court must not kill anybody on circumstantial evidence(出エジプト 23:7)
- The court must not punish anybody who was forced to do a crime(申命記 22:26)
- A judge must not pity the murderer or assaulter at the trial(申命記 19:13)
- A judge must not have mercy on the poor man at the trial(レビ 19:15)
- A judge must not respect the great man at the trial(レビ 19:15)
- A judge must not decide unjustly the case of the habitual transgressor(出エジプト 23:6)
- A judge must not pervert justice(レビ 19:15)
- A judge must not pervert a case involving a convert or orphan(申命記 24:17)
- Judge righteously(レビ 19:15)
- The judge must not fear a violent man in judgment(申命記 1:17)
- Judges must not accept bribes(出エジプト 23:8)
- Judges must not accept testimony unless both parties are present(出エジプト 23:1)
- Not to curse judges(出エジプト 22:27)
- Not to curse the head of state or leader of the Sanhedrin(出エジプト 22:27)
- Not to curse any upstanding Jew(レビ 19:14)
- Anybody who knows evidence must testify in court(レビ 5:1)
- Carefully interrogate the witness(申命記 13:15)
- A witness must not serve as a judge in capital crimes(申命記 19:17)
- Not to accept testimony from a lone witness(申命記 19:15)
- Transgressors must not testify(出エジプト 23:1)
- (575) Relatives of the litigants must not testify(申命記 24:16)
- Not to testify falsely(出エジプト 20:13)
- Punish the false witnesses as they tried to punish the defendant(申命記 19:19)
- サンヘドリンに沿って行う Act according to the ruling of the Sanhedrin(申命記 17:11)
- サンヘドリンの言葉から右へも左へもそれない Not to deviate from the word of the Sanhedrin(申命記 17:11)
- その後の預言書・諸書に登場する「右へも左へもそれない」といった箇所、ブーバーの「狭い尾根」とも関係があるだろう。もちろんサンヘドリンが正しく優れていなければならない
- トーラーのミツワーや口伝の解釈に新たなミツワーを加えない Not to add to the Torah commandments or their oral explanations(申命記 13:1)
- これらのトーラーによるミツワーに余計に減らしたり、加えたりしない Not to diminish from the Torah any commandments, in whole or in part(申命記 13:1)
- 聖書に理由は書かれていない。あまりの増減による分裂を防ぐことができるだろう
- 父母を呪わない Not to curse your father and mother(出エジプト 21:17)
- 父母に危害を加えない Not to strike your father and mother(出エジプト 21:15)
- 父母をうやまう(respect) Respect your father or mother(出エジプト 20:12)
- 父母をうやまう(dear) Fear your father or mother(レビ 19:3)
- 「十戒」の一つ。もちろん更に解釈を掘り下げる必要はあるが、ユダヤ教徒は家庭内での結束が強い、ということが言われる。欧米では日本人のように「愚息」などといった否定的表現はしない。勿論、親も敬われる存在でなければならない
- 親に危害を与える息子にはならない Not to be a rebellious son(申命記 21:18)
- 同胞(relatives)のために悲しむ Mourn for relatives(レビ 10:19)
- 大祭司は The High Priest must not defile himself for any relative(レビ 21:11)
- 大祭司は The High Priest must not enter under the same roof as a corpse(レビ 21:11)
- コーヘーンは A Kohen must not defile himself for anyone except relatives(レビ 21:1)
- イスラエルから王を任用する Appoint a king from Israel(申命記 17:15)
- 改宗者から王を任用しない Not to appoint a convert(申命記 17:15)
- ユダヤ教では改宗者を歓迎するが、心から連帯を持ち、イスラエルに責任を果たすためである(例えばダビデ王自身が改宗者ルツの子孫である)
- 王は多くの妻を持ってはいけない The king must not have too many wives(申命記 17:17)
- 王は多くの馬を持ってはいけない The king must not have too many horses(申命記 17:16)
- 王は多くの金銀を持ってはいけない The king must not have too much silver and gold(申命記 17:17)
- カナン人の七つの国を倒す Destroy the seven Canaanite nations(申命記 20:17)
- 自分を滅ぼそうとする邪悪なものには、強い力で抵抗していかなければならない。ただ、公平であることが求められる。また、聖書には既にフィクション性があり、それは聖書が作られた時代に既に認識されていたとも言われる
- それらの攻め入った敵を生かしておかない Not to let any of them remain alive(申命記 20:16)
- アマレク Amalek の子孫を拭い去る Wipe out the descendants of Amalek(申命記 25:19)
- 「アマレク」:例えばローマの侵攻はアマレクの象徴で現されたりする
- アマレクがユダヤ人にしたことを忘れない Remember what Amalek did to the Jewish people(申命記 25:17)
- エジプト、アマレク、そしてナチスがしたことを思い起こし学び、様々に活かす必要がある
- (600) Not to forget Amalek's atrocities and ambush on our journey from Egypt in the desert(申命記 25:19)
- Not to dwell permanently in Egypt(申命記 17:16)
- Offer peace terms to the inhabitants of a city while holding siege, and treat them according to the Torah if they accept the terms(申命記 20:10)
- Not to offer peace to Ammon and Moab while besieging them(申命記 23:7)
- Not to destroy fruit trees even during the siege(申命記 20:19)
- Prepare latrines outside the camps(申命記 23:13)
- Prepare a shovel for each soldier to dig with(申命記 23:14)
- 戦争中は、兵士と語る司祭を任命する Appoint a priest to speak with the soldiers during the war(申命記 20:2)
従軍神父・牧師、従軍ラビなどの起源のようにも思われる - He who has taken a wife, built a new home, or planted a vineyard is given a year to rejoice with his possessions(申命記 24:5)
- Not to demand from the above any involvement, communal or military(申命記 24:5)
- Not to panic and retreat during battle(申命記 20:3)
- 戦争の捕虜の女性のミツワーを保持する Keep the laws of the captive woman(申命記 21:11)
もし戦争で捕虜を収容せざるを得ない場合、捕虜の女性(captive woman)を家に連れて帰り、一ヶ月の間彼女の両親のために彼女が嘆くことで癒し、その後妻とする - 彼女を奴隷として売らず、彼女を彼女の意思に従って去らせる Not to sell her into slavery(申命記 21:14)
- (613)彼女と性的関係を持った後(なのだから)、彼女を奴隷状態に置かない Not to retain her for servitude after having relations with her(申命記 21:14)
[編集] 選民思想とは何か
「あなた方は聖なる民でなければならない(レビ記 19:2)」
ユダヤ人は、自らと、世界を完成させるという決意の標榜を持って、「選民 Jews as chosen people」と考える。ラビ文学では、ユダヤ教を、重荷を意味する「オール」と呼ぶ。 トセフタに書かれているように、聖なる報酬を受けたり、救われたりするには、ユダヤ教徒でなければならない、とは考えない(ユダヤ教の内部は、ユダヤ教徒だけが救われると考えている、とするような反ユダヤ主義的な異教徒の主張とは全く異なっている)。 また、「選ばれた民」とは、選んだ民なのであり、自分たちがミツワーを受けた者、学究を続ける義務を受けた者という意味であり、ユダヤ人だけが幸せになれるとか、救われるとか、天国に行ける、などといった意味とは全く違う。 また、ユダヤ人の中にも、色々な考え方をする人、色々なラビ・学者、色々な変化があってよいはずである。 また、近代思想でも、一つの民の中に神との契約を見出した(民と神という関係の重視)学者も多くいる。 これらも、キリスト教徒や無知な者たちによる妄想的な嘘の一つである。
ユダヤ教・ユダヤ思想は、そのような稚拙で単純なものではない。
むしろ、歴史的に実際に排他的な弾圧、異教徒の大量改宗を行ったのはキリスト教徒・イスラム教徒ではないかとも思われる(行為よりも信仰を重視、倫理などに訴えるより大量(集団)改宗を行い、大量改宗による中途半端・混淆的な信徒と宗教の形成、キリスト者でなければ、あるいはイスラム教徒で無ければ救われないとする思想の形成など)。キリスト教は、イエスを通してのみ神の国に入ることができる、とすることがあるが、ユダヤ教では全くそのように考えない。当然アッラー(もともとは単に「神(イール)」の意味)のほかに神はない、などとも考えない。 これらの思想は、ユダヤ的方法を変えてしまったともいえる。
(ユダヤ人がキリストをメシアと認めないのは、イエスが預言のいずれも達成しなかったためである。また、メシアの到来は世界平和を実現するが、いまだ真の平和はもたらされていない)
異教徒によるユダヤ教徒への無知・誤解・蔑視・優越思想と、真のユダヤ教とその歴史との間には全く関わりがない。このような、異教徒による嘘には注意しなければならない。まして、それを反シオニズム、反イスラエルとか、反ユダヤ教(反ユダヤ主義)の宣伝に利用することなどは、許されない。
[編集] 関連項目
- ハラーハー Halakhah
- トーラー
- 十戒 the Decalogue, the Ten Commandments
- ノアの法(ノアの子らの法) Law of Noah
- 食餌規定 (ユダヤ教)、適正食品 (ここでの基礎は創世記、出エジプト記、レビ記、申命記)
- ユダヤ人の食文化*
- 不浄な生き物
テフィッラー(祈り):これらはもともと聖書時代には供え物であった。現在では供え物の替わりに祈りをささげる。祈るのは神と一体になるためであり、神のためではない。神自身は祈りを必要とせず、必要とするのは人間である
- シャハリート šachărīth (夜明けの祈り、アブラハムの制定した祈り)
- ミンハー minchah (午後の祈り)
- テヒッリーム(詩篇)145
- アミーダー
- アレーヌー
- Qabbalath Shabbath(カッバーラート・シャッバート) - 安息日だけ
- マアリブ(アルビート arbhith) ma‘ărībh (夕べの祈り、ヤコブの制定した祈り)
- 祝福
- シェマア(イスラーエール)
- 祝福
- アミーダー
- 一日に三回祈るが、そのうちの二回全能者に仕える祈りを行う。アーレーヌーの祈りの中において、「神の支配のもとにこの世界を完成させる」と歌う。その作業の中で、最も重要なことは、悪と戦い、この世界の苦しみを少なくすることである。また、ユダヤ教では信仰よりも行為を重視する。そして、それぞれのレベルでの信仰を要求する。これが、キリスト教やイスラム教とは大きく異なる点である。
- ムーサーフ musaf :聖書時代は追加の生き物の供え物、現在は安息日や祭日のみのアミーダーとアミーダーへの付加的な祈り
- アミーダー
- ネーラー
- Jewish services (ユダヤ教の礼拝)
- ユダヤ関連用語一覧
- アロンの子ら
- コーヘーン、祭司(司祭) Kohen, priest
- 大祭司(大司祭)、祭司長(司祭長) Kohen Gadhol, High Priest
- レビ人
[編集] 関連項目
- Jewish Encyclopedia - アズハーロート אַזְהָרוֹת azhārôth ((神のミツワーから人間への)勧告、奨励)
[編集] 外部リンク
- JewishEncyclopedia_com - COMMANDMENTS, THE 613 - Jewish Encyclopedia
- Sepher hamMitzwoth leRambam ラムバムのセーフェル・ハンミツウォート(ヘブライ語フルテキスト)
- The 613 Commandments
- http://www.jewishencyclopedia.com/view.jsp?artid=689&letter=C