霊媒
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霊媒(れいばい、medium または spirit medium)は、霊、死者などの魂、その他実体のない存在(宇宙人や高次元の存在など)からのメッセージを受け取ることができると称する者のことである。
または、こうした実体のない存在とチャネリングをすることで、その存在としてしゃべったり書いたりすることができる…と主張する者のことでもある。
[編集] 概要
懐疑主義者は、こうした霊媒者は自らをも欺いているか、あるいはコールド・リーディング(相手を観察し、当たりそうな質問をしたり心当たりのありそうなイメージを見たと語ったりすることで、相手に「当たっている」と思わせる話術)をしながら相手を騙していると考えているが、人気のある霊媒にはその「能力」を信じる信奉者が大勢味方している。
現代において人気のある霊媒は、たとえばエスター・ヒックス(Esther Hicks)、シルヴィア・ブラウン(Sylvia Brown)ジョン・エドワード(John Edward)、ジェイムズ・ヴァン・プラーグ(James Van Praagh)といった名前が挙げられる。
霊媒の行う自動筆記は、霊や魂などから受け取った超自然的なメッセージを、意識によるコントロールや抑制なしで、書き取ったり口述したり絵に描いたりするというものである。霊に憑かれやすい、また霊を感じやすいなどと称する人を指して「霊媒体質」とよぶこともある。