東久留米市
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[編集] 地理
- 都心から約25キロ離れた武蔵野台地の中央部にあり、市西端の小平墓地を水源とする黒目川と、市中心部を水源とする落合川が市内の中心部を流れ、市の東端で合流する。土地全体は西から東へかけゆるく傾斜しており、この傾斜断面から湧水が豊富に湧き出す。そのため一部湧水は水道水の原水になっている。北は野火止用水(別名:伊豆殿堀)で清瀬市、埼玉県新座市と境を隔てる。ひばりが丘・東久留米・滝山・久留米西団地など大規模団地が多く、周辺市と比べ高齢者率が目立って低いのが特徴。
- 鉄道は、西武池袋線の東久留米駅の他、ひばりヶ丘駅(西東京市)、清瀬駅(清瀬市)が利用出来る。東久留米駅まで池袋駅から準急で約22分、地下鉄有楽町線直通なら新木場駅から快速約55分である。
- 又、西武新宿線の花小金井駅・小平駅(小平市)などが利用でき、西武新宿駅から急行なら花小金井駅まで約23分と、交通アクセスに恵まれた市である。
[編集] 隣接自治体
[編集] 歴史
[編集] 年表
- 1889年 - 門前・神山・落合・小山・南沢・前沢・下里・柳窪の8村、柳窪新田・栗原新田・各飛び地を編入して久留米村が誕生。
- 1915年 - 武蔵野鉄道(池袋~飯能・現西武池袋線)開通・東久留米駅開設。
- 1956年 - 久留米町として町制施行。
- 昭和30年代後半から、東久留米、滝山、ひばりが丘団地などの大型団地次々誕生、人口急増(昭和35年からの10年間で4.1倍)。一時期人口78,000人の日本一人口の多い町となる。
- 1970年 - 市制施行。但し、既に久留米市が在ったことと、既設の駅が「東久留米」だったことから東久留米市に。
[編集] 地名由来
福岡県久留米市との同名回避に際して、既設の駅が「東久留米」だったこと。東京都の東を冠し東久留米市としたから、市制施行に際して東久留米市とした。
なお、「くるめ」の名は、黒目川の古い呼び名「くるめがわ」に由来するといわれる他、かつて農業が不作続きで「久しく米が獲れなかったので、米がたまる(留まる)位になってほしい」との願いが由来である。と言う説もある。
[編集] 行政
[編集] 市長
- 野崎重弥(自民)(2006年1月- 3期目当選)
- 対立候補:きみじま久康 票差1,000票未満
[編集] 市議会
-
- 定員24人
[編集] 財政
- 財政規模は2006年度予算の段階で、一般会計支出額が約322億円。
- 1990年代に、東久留米駅東口区画整理事業、新市庁舎、スポーツセンターなど建設事業が相次ぎ、地方債残高は2000年度末時点で300億円を突破。経常収支比率も2003年度決算で92%と深刻な状況。
[編集] 警察
警視庁田無警察署の管轄である。同署は西東京市(旧・田無市)にあり、以前から東久留米市・旧田無市・旧保谷市(一部地域を除く)を管轄している。
- 市内の駐在所・派出所
- 上の原
- 学園前
- 下里
- 滝山
- 野火止
- 東久留米駅前
- 前沢
- 南沢
- 門前(2006年9月現在、管轄区なし)
[編集] 消防
当市は消防本部を持っている。消防は市町村の責任業務であるが、多摩地区では当市と稲城市を除いて、東京消防庁へ業務を委託している。消防・救急に関して古くから先進的研究及び実践を行っており、署員の知識技能は極めて高い水準であると言える。(東久留米市・小平市他複数自治体で組織・運営されている「公立昭和病院組合・昭和病院」でも、定期的なトレーニング等を通じてトリアージ等の研鑽を重ね、市民の健康・安全に寄与している。)
その独自性を活かし、「赤バイ」の導入など先駆的な試みもなされている。
- 東久留米市消防本部・東久留米消防署(中央町)
- 新川出張所
- 前沢出張所
[編集] 広域行政
- 多摩北部都市広域行政圏協議会
- 多摩地区北東部の西東京、小平、東村山、清瀬、および本市の5市で施設の相互利用、イベントの共同開催などを行っている。通称「多摩六都」。「六都」とは合併前の田無、保谷を含めたものだが、名称は合併後も継承されている。西東京市内に多摩六都科学館を持つ。また、図書館利用カードの共通化を進めており、1枚のカードで東久留米、清瀬、西東京の図書館で利用できる。
[編集] ゴミ処理
西東京市、清瀬市と共同で、「柳泉園組合」を設立し、当市内(一部東村山市にまたがる)に清掃工場を設置する。可燃ごみは同清掃工場で、不燃ごみは多摩地域の他の自治体同様に、日の出町の最終処分場に埋め立てる。
なお、当市以外では東京都内では他に清瀬市と府中市でのみ継続されている、ダストボックス式の回収を可燃ごみに限り行っている。不燃ごみは袋回収とし、ビン・カン・ペットボトル・発泡スチロール製トレイ・古紙類はそれぞれ分別して回収を行う。
[編集] 自治体交流
[編集] 国政・都政
[編集] 国政
衆議院小選挙区選挙では東京20区(東村山、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山)に属す。近年選出の議員は以下のとおり。
[編集] 都政
北多摩4区(清瀬、東久留米)に属す。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2005年7月
- 山下太郎(民主)
- 野島善司(自民)
[編集] 産業
- 工場
- CATV
- J:COM関東 西東京局(旧・タイタスコミュニケーションズ):前沢
[編集] 教育
[編集] 小学校
- 市立
- 第一小学校
- 第二小学校
- 第三小学校
- 第四小学校
- 第五小学校
- 第六小学校
- 第七小学校
- 第八小学校
- 第九小学校
- 第十小学校
- 小山小学校
- 神宝小学校
- 南町小学校
- 本村小学校
- 下里小学校
- 滝山小学校(平成16年3月31日に廃校)
[編集] 中学校
- 私立
- 自由学園 - 幼児生活団、初等部、中等部(中学・高校)、最高学部(大学相当の各種学校)がある。中等部以上は男子部・女子部に分かれる。
[編集] 青少協
青少年健全育成協議会の略称 それまでの「青少年問題協議会」の名称が平成17年度より「青少年健全育成協議会」に改正される。内容、市からの補助金等の変更はなく、略称も「青少協」と同じ。 東久留米市から年間280万円の補助金が組まれている。中学校区ごとに組織され、地域清掃活動、文化活動などを行う。
[編集] 高等学校
- 都立
- 久留米高等学校(2007年度より東久留米総合高等学校に改組)
- 久留米西高等学校
[編集] その他の学校
- 東京学芸大学附属養護学校 - 1954年に附属竹早中学校の養護学級として始まる。66年に市内に移転。2004年に50周年を迎えた。
- クリスチャンアカデミー・イン・ジャパン - キリスト教の外国人宣教師などの子供らが通うために設置したインターナショナルスクール。この影響からか市内や近辺には教会が多く、宣教師の施設やキリスト教書店などもある。
[編集] 図書館
- 中央図書館
- 滝山図書館
- 東部図書館
- ひばりヶ丘図書館
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
西武バス(主な路線を掲載。<>カッコ内は担当営業所。☆印は深夜バス運行)
- 花01・02 久留米西団地~滝山営業所~滝山団地~花小金井五丁目~花小金井駅<滝山>
- 清02・03 清瀬駅南口~下里団地~久留米西団地~滝山団地~花小金井五丁目~花小金井駅<滝山>
- 田44・境07 ひばりヶ丘駅~南沢五丁目~田無駅~武蔵境駅<滝山>
- 系統番号なし ひばりヶ丘駅~南沢五丁目<滝山>☆
- 清11 清瀬駅南口~前沢宿~滝山団地<小平>
- 武12 東久留米駅西口~前沢宿~花小金井駅入口~武蔵小金井駅<滝山>
- 武13 清瀬駅南口~前沢宿~花小金井駅入口~武蔵小金井駅<滝山>
- 武14 滝山団地~通信住宅~花小金井駅入口~武蔵小金井駅<滝山・小平>
- 武15 久留米西団地→滝山団地→花小金井五丁目→花小金井駅入口→武蔵小金井駅<滝山>
- 系統番号なし 久留米西団地←滝山営業所←滝山団地←通信住宅←花小金井駅←武蔵小金井駅<滝山>☆
- 武21 東久留米駅西口~都大橋~久留米西団地~滝山団地~昭和病院北口~花小金井駅入口~武蔵小金井駅<滝山>
- 久留21・21-1 東久留米駅東口~東久留米団地~新座営業所<新座>☆
- 久留22 東久留米駅東口~東久留米団地~新座営業所~平林寺~朝霞台駅<新座>
- 久留23 東久留米駅東口~東久留米団地~新座営業所~平林寺~新座駅南口<新座>
- 久留24 東久留米駅東口~東久留米団地~小山入口<新座>
- 久留51・52 東久留米駅西口~前沢宿~滝山団地~滝山営業所~久留米西団地<滝山>
- ひばり81 ひばりヶ丘駅~南沢五丁目~滝山七丁目~滝山団地~滝山営業所<滝山>
- 深夜急行バス 池袋駅東口→前沢十字路→小手指駅北口<練馬>
- 市内に西武バス滝山営業所がある。東久留米市では周辺自治体にあるようなコミュニティバスは現在運行されていない。
[編集] 道路
- 東西方向
- 東京都道5号新宿青梅線(通称:新青梅街道)
- 東京都道・埼玉県道4号東京所沢線(通称:所沢街道)
- 現在、新宮前通りと野火止通り間の拡幅及び歩道設置工事を行っている。
- 東京都道・埼玉県道4号東京所沢線(通称:新所沢街道)(下里~前沢南~前沢一丁目先間完成)
- 所沢街道のバイパスの役目を負うべく、同街道南側にほぼ平行して建設中。小金井街道の前沢南交差点より西側は市道として既に開通済みであるが、同交差点以東は500mほどの区間が東京都道4号として供用、さらに東側の西東京市との境界までは用地取得が完了し、建設が進められている。
- 南北方向
- 東京都道15号府中清瀬線(通称:小金井街道)
- 現在、前沢交差点より北部分の道路拡幅用地を確保している。
- 東京都道248号府中小平線(通称:新小金井街道)
- 小金井街道「松山三丁目」交差点より分岐し小金井街道の西側に平行しており、清瀬市~東久留米市~小平市~小金井市~府中市へと至る。滝山団地の中央部を貫く区間は団地開設時に整備された。2006年3月、西武新宿線との立体交差事業が完了し全線が開通した主要道。
- その他
- 旧市役所の前を通ることから、市役所通りとも呼ばれていた。
- 東村山市から滝山団地中央交差点までの区間。滝山中央通りとなっている区間を除き、生活道路なみの狭隘路が続く。
- まろにえ富士見通り
- 東久留米駅西口からまっすぐ伸びる都市計画道路。現在、中央公民館前まで開通し、以西を建設中である。
- 東京都道125号東久留米停車場線(通称:浄牧院通り)
- 東久留米駅東口からまっすぐ伸びる都市計画道路。現在、神宝小学校手前まで開通している。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 名所・旧跡
- 多聞寺
- 竹林公園
- さいかち窪
- 浄牧院
[編集] 祭事・催事
[編集] 市内の主要なお店
- 食料品
- 電化製品
- ホームセンター
[編集] 東久留米を舞台とする作品
[編集] 東久留米市の関連人物
[編集] 出身人物
- 国分太一 - 歌手(TOKIO)
- 椎名へきる - 声優、歌手
- パパイヤ鈴木 - ダンサー
- 吉川ひなの - 女優
- 藤森祥平 - TBSアナウンサー
- 赤松健 - 漫画家
- ヒライハルキ - ミュージシャン(The Birthday)
[編集] 縁の有る人物
- 死去時に市内小山に在住(現在も家族が居住)。元々は飯能市への移住を希望したが、家族の反対などで東久留米市に落ち着いたとされる。
- 高橋留美子 - 漫画家。
- 綾小路きみまろ - 漫談家
- 本人の事務所が市内下里に存在する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 東京都の自治体
-
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