綾小路きみまろ
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綾小路 きみまろ(あやのこうじ きみまろ、本名:假屋 美尋(かりや よしひろ)、1950年12月9日 - )は、鹿児島県曽於郡松山町(現・志布志市)出身の漫談家。按摩マッサージ師の免許を保有。拓殖大学商学部卒業。落語協会の会員でもある。
毒舌漫談で人気がある。このジャンルに関しては上岡龍太郎、立川談志、ビートたけし等によって確立されたジャンルなので革新性はないものの、中高年に分かりやすい為に笑いを誘う。そのためか、中高年のアイドルとよく言われる。
山梨県富士河口湖町に別荘「きみまろ亭」を持つ。ちなみに一時のブーム沈静化後にはテレビ出演する機会が減り、「一発屋では?」と揶揄されたが、地方では一日に2回公演・3回公演と精力的に営業を行ない、2004年山梨県の長者番付で2位となる。2004年に清水國明とともに、富士河口湖町の特別町民の第1号として表彰された。
カツラであることをフライデーされ、本人もカツラ(ヘアピース)を認めている。因みに、揉みあげは地毛で、あとは「ズッポリ」とのこと。
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[編集] 来歴
- この時代周辺でサービスエリアで休息中の観光バスに自作の漫談テープを配布していたという話あり。
- 1979年
長い下積み時代に一年間だけ「山本一貴」と名を変えたことがあるが、本人はこの一年間を抹消したいらしい。また「狩屋きみまろ」と名乗った時期もあり(この時期にタモリ倶楽部に取り上げられたが、その時点ではブレイクならず)。 1994年(狩屋きみまろ時代)はぐれ刑事純情派 part7 「みちのく温泉郷白い手袋の女」小林幸子さんがメインゲストの回に会社社長役で出演
- 2002年
- 漫談CD「爆笑スーパーライブ第1弾! 中高年に愛をこめて...」リリースにより注目を浴びる。同作は150万枚を超えるミリオンセラーを記録。
- 独演会の様子を書籍化。
- 2003年
- 第17回日本ゴールドディスク大賞で企画・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。
- 各種DVD・書籍の発売。
- 『森田一義アワー笑っていいとも!』に半年間レギュラー出演(隔週火曜日)。
- 2003年NHK紅白歌合戦にゲスト出演。
- 2004年
- 漫談「交通安全漫談」をリリース。第41回ゴールデン・アロー賞を受賞。
- 2005年
- 「きみまろトランス」をリリース。第47回レコード大賞「企画賞」を受賞。
- NHK紅白歌合戦にゲスト出演。
[編集] エピソード
- ある時、実家に行き来する際に利用している宮崎空港で見つけた「きみまろ」というチーズ饅頭を購入したところ、大変気に入り、本人がゲストとして招かれた各テレビ番組や雑誌などでこれを紹介すると、注文が殺到するようになった。ちなみに「きみまろ」は綾小路きみまろがブレイクする以前から存在していたお菓子である。
- 誰でもピカソの出演に際し売れない時期に同じ舞台で出演していたビートたけしと楽屋で久し振りの対面を果たし、「きみまろさんてあの時のきみまろさん」とたけしが語りかけお互いに涙を流して抱き合い、その後のきみまろのネタを収録する際も感極まり声が出なかったシーンがあった。
- 息子は灘中→灘高→東京大学医学部卒の超エリート
[編集] テレビCM
- ユニデン「ハイビジョン対応液晶ワイドテレビ」
- はごろもフーズ「ぱぱっとライス」(本人をモチーフにしたアニメと声の出演)
- キッコーマン「Pearl Soy Milk」(同社がアメリカで販売している豆乳のCM。アメリカ国内の日本語チャンネルで放送)