米野駅
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米野駅(こめのえき)は、愛知県名古屋市中村区下米野町にある近畿日本鉄道名古屋線の駅。
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[編集] 駅構造
下り単式・上り島式の複合型による2面3線の地平駅で、ホーム長は3両分(ただし上り本線の外側にある1線は車庫入替用)。駅舎(改札口)は、北西(上り線)側にあり、各ホームとは構内踏切で連絡している。駅上り方に車庫・検車施設(富吉検車区米野車庫)があり、特急車両等が留置されている。名古屋からの入庫列車は入換用線へ到着し進行方向を変えて入庫するが、出庫列車は車庫線から直接名古屋駅へ向かう。また入換用線は桑名方向からの発着もできる。
駅の南東側はJRの列車区があるので反対の北西側にしか出口が無く、通り抜けができない。したがって、JRを挟んで反対側にあるあおなみ線のささしまライブ駅へも、距離的には近いが道のりはかなり長い。
名古屋方面への地下トンネルのすぐ近くに駅がある。各列車はトンネルを抜けると車内アナウンスを始めるので、通過列車の場合はまだ終わらないうちに通過して行く。
- 自動改札機設置駅(回数券カードに対応。但しスルッとKANSAI及びJスルーカードには非対応)。
- 自動精算機設置駅(回数券カードに対応。但しスルッとKANSAI及びJスルーカードには非対応)。
- のりば
- 桑名・大阪・賢島方面
- 名古屋行
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は637人。
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、273位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、43位。
- 愛知県内の近鉄の駅(11駅)の中では最少。
- 年間乗車人員
- 平成14年度:146,152人
- 平成15年度:145,035人
- 平成16年度:135,661人
- 隣の近鉄名古屋駅に近いこともあり、市街地にあるにも関わらず利用は少ない。
[編集] 駅周辺
- 名古屋市立米野小学校
- 米野コミュニティセンター
[編集] 歴史
- 1938年(昭和13年)6月26日 関西急行電鉄名古屋~桑名間開通時に開業。
- 1940年(昭和15年)1月1日 参宮急行電鉄が関西急行電鉄を合併。参宮急行電鉄の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併。関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 関西急行鉄道と南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)が合併。近畿日本鉄道の駅となる。