Microsoft Windows XP
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Windows XP(ウィンドウズエックスピー)は、2001年にマイクロソフトが発表したWindows NT系のOS。
XPは「経験、体験」を意味するeXPerienceから由来する。
開発時のコードネームはWhistler。日本語版は、リテール版が2001年11月16日に、OEM版が10月25日に発売された。
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[編集] 概説
これまでは、一般家庭向けにはWindows 95、Windows 98、Windows Meといった、9x系のカーネルが使われ、ビジネス用途にはWindows NTやWindows 2000といったNT系のカーネルが利用されてきた。しかし、このWindows XPでは9x系のカーネルは使わず、Home Edition、Professionalの両方にNT系のカーネルが使われることとなった。これにより、WindowsのカーネルはNT系に一本化され、9x系は終止符を打った。 直系OSとしてはWindows 2000の後継であり、後に述べるユーザーインターフェイスの外観変更やユーザー切り替え機能を始めとした大幅な機能追加・変更を受けているが、内部バージョンはWindows 2000の「Windows NT 5.0」に対して「Windows NT 5.1」とマイナーバージョンアップ扱いとなっている。
この大きな変更により、これまで不安定とされてきた16bit、32bit混在の9x系はなくなり、一般ユーザーも安定したOSを手軽に利用することができるようになった。
Windows XPは、Windows NTの安定性・堅牢性と、Windows 9x系のマルチメディア機能や使いやすさを併せ持ったOSと謳われている。ファイルシステムはNTFSとFAT32の利用が可能だが、基本的には、NTFSを推奨している。
GUIは従来から大幅に変更されたLunaを採用、アンチエイリアシングを発展させたClearTypeにより鮮明な文字表示が可能となっている。この改良は反面、処理が重いため、Windows XPにバージョンアップした場合、レスポンスが悪化したという評価が多い。ただし、Lunaやクリアタイプを使用せず、前バージョン(Windows 2000)で見慣れたインターフェースを使用することで処理をある程度軽くすることもできる。しかし、最近はコンピュータのスペックの進化が著しく、2004年以降で販売されたパソコンでは大概ストレス無く動かせる。
これまで重点の置かれたデスクトップにはアイコンなどをほとんど使わず、全ての機能をスタートボタンに集約するタイプに変更した。また、コントロールパネルなどといった設定項目も、ウィザードを取り入れ、初心者でも直感的に操作できるインターフェースとなっている。
ネットワーク分野では、IPv6、無線LAN、PPPoEへの標準対応、ブリッジ機能の追加など、ブロードバンドへの対応が強化されている。また、簡易ファイアーウォールも用意されており、外部からの不正なアクセスを遮断する機能も持っているが、サービスパック2セキュリティ強化機能搭載では「Windows ファイアウォール」に強化され、従来の簡易ファイアーウォールよりも機能が改善された。
この他にも、多くの映像、音声ファイルを扱えるWindows Media Playerや、チャットなどのコミュニケーション機能を利用できるインスタントメッセンジャーソフトWindows Messengerなど、多くのアプリケーションも標準で搭載されている。
[編集] Windows XPの種類
Windows XPには以下の種類(エディション)がある。[1]
- Home Edition
- 主に家庭で使用されることを前提に開発されたエディションである。Windows XPの基礎的な機能が搭載されている。ドメインネットワーク環境への接続ができない他、IISの非搭載、共有フォルダにパスワードをかけられない、1つのCPUのみ[2]の対応といくつか制限が加えられている。Windows 98、Windows Meからのアップグレードを想定している。サポート期限はWindows Vista発売より2年間。
- Professional
- 上級ユーザーあるいは会社内 (LAN) での利用を想定した上位エディション。マルチプロセッサへの対応やアクセス制御、ドメインへの参加、RAIDのサポートなどに対応するほか、暗号化などセキュリティ保護関連機能も搭載する。Windows NT 4.0、Windows 2000からのアップグレードを想定しているが、Windows 98, Meからでもアップグレードは可能。サポート期限はWindows Vista発売より7年間。
- Media Center Edition
- Professionalの機能をベースに[3]、テレビジョン放送やデジタルオーディオ機器などのAV機能を付加したエディション。このエディションのみメディアセンターと呼ばれるテレビ視聴、録画、音楽再生・録音、ビデオ鑑賞、DVD鑑賞などを専門的に行うツールが収録されており、付属する専用リモコンで遠隔操作を行う事が可能である。但し、Media Center EditionはOEM供給の形でのみ提供されるため、一部のプリインストールパソコンまたは一部のハードウェアとのセット購入(=DSP版)で無ければ入手できない。現段階では、2004と2005のふたつのバージョンがある。日本の大手PCメーカーはメディアセンターに頼らず独自にAV機能を開発し、Home EditionまたはProfessionalを採用することが多いため、あまり普及していない。
- Tablet PC Edition
- Professionalの機能に加え、ペンタッチ機能を付加させたエディション。このOSが搭載されたコンピュータには必ず専用のペンが付属する。また、タブレット操作を想定したエディションであるため、Windowsジャーナルと呼ばれるツールでメモ書きができたり、付箋紙やMicrosoft Office等の一部のアプリケーションの付加機能が利用できる場合もある。Tablet PC EditionとTablet PC Edition 2005の2種類のバージョンが存在し、無印ユーザはWindows XP Service Pack 2をインストールすることにより2005へとアップグレードが可能。OEM版とDSP版(2005のみ)での提供でパッケージ版は存在しない。
- 64-bit Itanium Edition
- Itanium(IA-64)用として用意されたエディション。ProfessionalをItanium対応にしたもの。x64 Editionが発売される前の、2005年1月4日の時点で販売終了となり、Itanium版はWindows Server 2003のEnterprise EditionやDatacenter Editionといったハイエンド版のみとなった。
- Professional x64 Edition
- Professionalの64ビット環境向けエディション。64ビット拡張機能であるIntel 64/AMD64に対応したCPUを搭載するコンピュータに対応する。OEM版とDSP版での提供で、パッケージ版は存在しない。なお、当製品によりIntel 64とAMD64の総称がx64に事実上決まることとなった。
- Starter Edition
- 発展途上国向けのエディション。対象国は国民所得が故に海賊版が横行しており、その対策として廉価で提供されている。同時に動かせるプログラムが最大3つまでであることや、画面解像度が800×600まで、ネットワーク共有機能の制限やマルチアカウントが使用できない等の大幅な制限が加えられている。しかもHome Editionなどへのステップアップは提供されていない。マレーシア語、インドネシア語、タイ語の3つの言語版をはじめ複数のローカライズ版がリリースされている。なお、各国のエディションにはそれぞれ異なった壁紙やスクリーンセーバーなどが収録されており、対応する諸国の事情に考慮している。
- Embedded
- 組み込み用途向けエディション。POSシステム、ATM、アーケードゲーム基板などに使われているほか、大手メーカー製PCでTV視聴録画専用モードのOSとして採用されている例もある。
- Home Edition N
- 欧州委員会の要求を受けて用意されたエディション。Home EditionからWindows Media Playerが除かれている。
- Professional N
- 欧州委員会の要求を受けて用意されたエディション。ProfessionalからWindows Media Playerが除かれている。
- Home Edition KN
- 韓国公正取引委員会(KFTC)の要求を受けて用意されたエディション。Home EditionからWindows Media PlayerおよびWindows Messengerが除かれている。
- Professional KN
- 韓国公正取引委員会(KFTC)の要求を受けて用意されたエディション。ProfessionalからWindows Media PlayerおよびWindows Messengerが除かれている。
- Home Edition K
- 韓国公正取引委員会(KFTC)の要求を受けて用意されたエディション。Home Edition KNに他社製メッセージングソフトウェアへのリンクを追加した物。
- Professional K
- 韓国公正取引委員会(KFTC)の要求を受けて用意されたエディション。Professional KNに他社製メッセージングソフトウェアへのリンクを追加した物。
[編集] Windows XPの新機能
Windows XPはこれまでのWindowsと比べて以下の新機能がある(一部のみ取り上げ)。
[編集] 簡易ユーザー切り替え
- ファストユーザースイッチングとも言う。これまでのWindowsはログオンしているユーザーを変える場合、必ずファイルを保存させてログオフする必要があった。しかし、この機能により、ログオフすることなく、ユーザーを切り替えられるようになった。この時、切り替える前のユーザーによって実行を開始したプロセスはバックグラウンドで動作したままの状態となる。これはサーバーOSで培われたターミナルサービスの技術を利用したものである。ただし、Windowsのドメインに参加しているコンピュータはこの機能は使用することができない。
[編集] リモートデスクトップ
- ターゲットのPCのIPアドレスまたはコンピュータ名を指定することで、相手のPCをネットワークを介して操作できる機能(このことをリモートコントロールと言う)。例えば、会社にあるPCから自宅のPCにあるファイルを取り出したり、編集したりすることができる。ただし、操作される側(ホスト側)のPCはProfessionalである必要がある。操作する側(ゲスト側)はProfessionalはもちろん、Home Editionでも利用でき、Windows XPのCD-ROMに収録されているクライアントを導入すればWindows 95以降(NT 4.0含)の全Windows OSから操作が可能で、さらにはPocketPCとMacOS X用のクライアントソフトウェアも配布されている(別途接続と招待の許可設定が必要)。Windows NT Server 4.0、Terminal Server EditionやWindows 2000 Serverに搭載されたターミナルサービスと互換性がある。サーバーOSのリモートデスクトップ(ターミナルサービスのリモート管理モード)と違いセッション0の操作権限が操作する側に委譲されるため、操作される側からの操作はできなくなる。
[編集] リモートアシスタンス
- リモートデスクトップに似て非なる機能で、操作されるPCから操作するPCへWindows Messengerや電子メールで遠隔操作の通知を出し、許可が下りれば遠隔での操作するという機能。友人などの操作のサポートを行うために使われる。リモートデスクトップでは遠隔操作される側のパソコンの前に人はいなくても良いが、リモートアシスタンスでは操作される側のパソコンで人が直接許可操作を行わなければ機能は実行できない。この機能はWindows XP (Editionは問わず)以降のWindows OSを双方が利用している必要があり、Windows 2000以前のWindowsでは操作する側としても、操作される側としても利用できない。
[編集] CD-R/RWの書き込み機能
- これまでのWindowsでは別途ソフトが必要であったが、Windows XPから標準でCD-R、CD-RWの書き込み機能(米国のソフト会社、ROXIO社製エンジン搭載)に対応した。フォルダにファイルを移す感覚で記録したいファイルを選択できるので、利便性があり、直感的な操作が可能。Windows Media Playerで音楽CDの記録もできるので、大半の環境では書き込みソフトの必要性は無くなった。
- しかし、*.ISOファイル(ISO_9660イメージファイル)を使用してのCD作成ができない、DAO (Disk at Once) でライティングができない、パケットライト方式の書き込みができないなど、何点か制約があり、別途ライティングソフトを用意して使っているユーザーも多い。
- .ISOファイル(ISO_9660イメージファイル)を使用してのCD作成ができないことを知らずに、*.ISOファイルをファイルとして書き込んでCD-Rを無駄にするユーザーがよくいる。
[編集] 新UI、Lunaの採用
- グラフィカルなUIを採用することにより、操作感を向上させた。このユーザーインターフェイスに関しては好みにより新規に付け加えられたLunaと、以前のWindows環境に近いクラシックのいずれかを選択して利用することができる。また同時にClearTypeの機能が追加されている(ただしデフォルトの日本語フォントには以前の標準アンチエイリアス同様、効果が得られない)。
[編集] ハイパースレッディングテクノロジ (HT Technology) に対応
- Pentium 4などで、1つのプロセッサを2つのプロセッサとして認識し、擬似的なマルチプロセッサ環境を提供する。この処理内容と開発への道は、CPUがプログラムを実行しているときの余剰処理能力を使おうという意図で作られた。当然ながら、マルチスレッド、マルチプロセスの処理でしか高速化を得られない。なお、多大な処理能力を要求するアプリケーションを高い優先度で実行した際に、システム全体の応答が遅延・停止することを抑制できるという利点もある。ちなみにこの対応によってデュアルコアプロセッサも正常な認識と動作が可能になった(XP以前のOSでは論理CPUと物理CPUの区別がなかったり、そもそも2個以上のコアを全く認識しない場合がある)。
[編集] プロダクトアクティベーション
- 詳細な説明はアクティベーションの項目を参照のこと。
Office XPの一部で導入されたプロダクトアクティベーションが本格的にWindows XPで導入された。これは、Windowsのセットアップ時に行われる認証処理(パッケージのプロダクトキー(シリアル番号)と、メインメモリや各種記録ドライブ、周辺機器などハードウェアの構成から生成されるインストールIDを認証サーバと通信する)を30日以内に行う必要がある。30日を超えて使用する場合は認証処理を行う必要がある。行わなかった場合、そのWindowsは認証処理以外の操作が出来なくなる。
インターネットへの接続されているコンピュータ環境があれば、認証処理は数十秒で完了する。インターネットに接続されていない環境の場合には、24時間受け付けているマイクロソフトの認証窓口へ電話し、パッケージのシリアル番号とWindows XPが提示する50桁の数字(インストールID)を伝えた上で、認証窓口から伝えられる42桁のインストールキーの発行を受け、入力する。ハードウェアの構成の変更がある一定量を超えた場合、再び認証する必要がある。しかし半年以内の再認証はインターネットでは受け付けられず電話で行う必要がある。このため、メモリや記録ドライブ、周辺機器などの構成の改造や変更が多い自作パソコンなどを扱ういわゆるパワーユーザーには不評である。
メーカー製のパソコンでは通常とは異なった認証方法が用いられることもある。 その認証方法は、「SLP」と呼ばれている。XPのファイルの中に、「OEMBIOS」で始まるファイルがあるが、その中にメーカー識別用の情報が入っている。そして、BIOSに記録されたメーカー名と、識別用の情報のメーカー名が一致している場合、認証済みとなるものである。この場合、「プロダクトキー」は「SLP」用のものが使われる。ハードウェアの変更は異なるメーカー名が記録されたマザーボードに交換したときのみライセンス認証を要求される。
[編集] サービスパックに関して
[編集] Service Pack 1
2002年9月19日に初版のWindows XPの不具合を修正し、いくつかの機能を追加したService Pack 1を公開した。このサービスパックでは既存の不具合修正に加えて、USB2.0への対応およびDVDオーディオのサポート対応やプログラムの追加と削除内にInternet ExplorerやOutlook Express等の特定のアプリケーションを別のサードパーティ製アプリケーションに差し替える(デフォルトに使用するように設定)「プログラムのアクセスと既定の設定」が付け加えられている。このうち、プログラムのアクセスと既定の設定に関しては反トラスト訴訟に基づく。後にマイクロソフト製のJava VM (Microsoft VM) を削除したService Pack 1aがリリースされた。 2006年10月11日にセキュリティ更新プログラムのサポートが終了した。[1]
[編集] Service Pack 2
2004年9月2日に発表された。当初、OSに添付される標準機能の強化を行う予定だったが、計画の段階で相次いでセキュリティホールを狙った悪意のソフトウェアの出現や不正アクセス事件が多発した事を受け、セキュリティの強化が最重点項目となっている。名称も従来では単にService Pack 2となるところが『サービスパック2セキュリティ強化機能搭載』と固有の名称が付けられている。入手方法は従来通りマイクロソフトのサイトからのダウンロードとWindows Updateで行われたが、パソコン販売店や郵便局でのCD-ROM配布も行われた。
Service Pack 2の主な機能として、
- 付属のWindowsファイヤーウォール機能の強化
- Windowsセキュリティセンターを設置することでウイルス・不正侵入に対する危機への警戒表示
- 自動アップデート機能の改良
- Internet Explorer 6.0 SP2搭載でポップアップウィンドウの阻止やActiveX(ポップアップなど)コントロールの実行管理を行う機能
- 特定のファイルのダウンロード及び実行に関して警告を表示
- Outlook Express 6.0 SP2に関してはメッセージを強制的にテキスト形式で表示させる機能
- PCへの攻撃で用いられるバッファオーバーフローを防止する機能
- 一部のサービスを抑制
- 無線LAN機能のセキュリティ強化
- Bluetoothデバイスの標準サポート
- Windows Media Player9の搭載(これにより、視覚エフェクトのミュージカルカラーが削除された)
- DirectX9cの搭載
等が挙げられる。SP1及び適用前と比べ、SP2ではセキュリティ強化意識に若干のシステム構成が施されている事もあり、一部のコンピュータやソフトウェアでは動作に異常を来す可能性がある。マイクロソフト側は導入を推奨しているが、場合によってはSP1環境を維持し続けているところもある。その為にマイクロソフトでも導入を延期するソフトウェアを提供していたが、その期限は過ぎ現在は導入を強く推奨している。
- なお、サービスパックをまったく適用していないWindows XPは2004年9月30日を以て、サービスパック1は適用済みだがサービスパック2を適用していないWindows XPは2006年10月11日(日本時間)を以てマイクロソフトによるサポートが停止されており、従って今後「Windows Vista」が発売されるまでの間はサポートを受けられるのはサービスパック2のみとなる。
サービスパック2のインストール前に、あらかじめデバイスドライバやBIOSなどのバージョンアップを行う必要がある場合もある。特に大手メーカー製のパソコン(特にノートパソコン)の場合、デバイスドライバやBIOS以外にも、節電制御などの付属ソフトウェアのバージョンアップも必要になることもあるので、インストール前に確認する必要がある。
で確認を行う必要がある。
[編集] Service Pack 2b
2006年7月22日に、秋葉原の一部の店舗が、Windows XP Service Pack 2b を発売した。機能としては、Service Pack 2 に一部の修正プログラムを適用させたものとなっており、現在はいろいろな店舗で、このService Pack 2bを購入することができる。
[編集] Service Pack 3
2006年1月に、米国マイクロソフトが Windows XP Service Pack 3 が開発中であることを明らかにした。当初は2007年後半のリリースを予定していたが、2008年前半に延期されることとなった。
機能などの詳細については明らかにされていない。
[編集] 出荷本数の推移
- 2001年11月12日発表 - 700万本
- 2002年1月18日 - 1700万本以上
[編集] システム要件
- 300MHz以上のクロックのプロセッサ
- 128MB以上のRAM
- 2.1GB以上のハードディスク
- SVGA以上のビデオアダブタ・モニター
- CD/DVDドライブ
- キーボード
- ポインティングデバイス(マウスなど)
[編集] Windows 20周年記念パッケージ
2005年11月には、Windows誕生20周年記念パッケージとして、Windows XP Professional アップグレード版の特別パッケージが限定販売された。パッケージは専用の「20」と大きく書かれたものを採用し、Windowsの20年間の歩みが書かれた年表がパッケージに印刷されている。その他、通常パッケージとの差は以下の通り。
- Windows 95、98、Me、2000のレプリカCDが付属。実際にインストールすることはできない。
- Windows 95~XP(Professional)のパッケージのクラフトモデルが付属。
- Windows 20周年記念切手・記念ステッカーが同梱されている。
- 購入者全員にWindows Vistaの早期プレビュー版・Windows 20周年記念ビデオクリップとデスクトップテーマの収録されたCD-ROMが送られるクーポンが付属(現在は締め切り済み)。
- 上記の申込者の中から抽選でビル・ゲイツのサイン入りWindows Vistaパッケージがプレゼントされる企画。
販売本数は9999本限定で、日本でのみ行われた企画である。
[編集] 関連項目
- Microsoft Windows Vista - Windows XPの後継OS(2007年1月発売予定)
[編集] 前・次のバージョン
次のバージョンは「関連項目」に記載されているのでここでは省く。なお、前のバージョンは二通りあり、それぞれWindows 9xとWindows NTで分けられる。
前(Windows 9x)Windows Me (Windows NT)Windows 2000 次 Microsoft Windows Vista - (2007年1月発売予定)
[編集] 脚注
- ↑ "Windows XP"は省略してある。
- ↑ 物理CPUに限る。マルチコア(デュアルコア)やハイパースレッディングなどの論理CPUには対応する(マルチコアは論理CPUではなく、物理CPUが二個あるが、パッケージ上は一個の物理CPU)。
- ↑ ドメインネットワーク接続など一部の機能は省かれている。但し、ドメイン接続に関してはセットアップ時に設定することで限定的に使用することは可能。
[編集] 外部リンク
- Microsoft Windows XP
- Windows XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載
- ITmedia エンタープライズ:セキュリティが大きく変わるWindows XP SP2