Windows Defender
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
開発元: | マイクロソフト |
---|---|
最新版: | 1.1.1593.0 / 2006年11月09日 |
対応OS: | Windows XP、Server 2003、Vista |
種別: | アンチスパイウェア |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | Windows Defender |
Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)は、マイクロソフトが開発、公開しているアンチスパイソフトウェアである。
マイクロソフトが2004年12月16日に買収したGIANT Company SoftwareのGIANT AntiSpywareの技術を基に作られている。
2006年10月25日に英語版を正式公開、2006年11月10日に日本語版を正式公開した。
目次 |
[編集] バージョン
[編集] Beta1
2005年1月7日にベータ版としてリリースされた。基本的にユーザーインタフェイスが変更されただけのGIANT AntiSpywareである。
それは、正規Windowsユーザーのための無料の製品である。そして、「GIANT」という言葉はWindowsDefender(当時は、Windows AntiSpyware)から消えた。
機能は、GIANT AntiSpywareとあまり変わらなかった。
これは主に、GIANT AntiSpywareを書き直して、Microsoftの商標を付けるリリースである。
[編集] Beta2
2006年2月14日にリリースされた。このバージョンから名前が「Windows Defender」と改名された。(日本では「Windows 防御ツール」とされたが、後に「Windows Defender」となった。)
Beta2の特徴として、再設計がある。そして、さまざまな改善が行われた。
エンジンの言語はC++(ベースであるGIANT AntiSpywareと違った)で書き直された。
ユーザーインターフェイス部分はVisual Basicで書かれた。こうすることによって、アプリケーションの性能が向上した。
また、WindowsDefenderはWindowsサービスとして動作することによって、ユーザーがログインしていない時でも、コンピュータを保護するのを可能にした。(Beta1ではWindowsサービスとして動作しなかった)
また、WindowsDefenderは、GIANT AntiSpywareより多くのエントリーを保護できる。
さらに、WindowsDefender Beta2はBeta1より直観的なインターフェースとなった。
WindowsDefender Beta2でも、正規Windows製品の確認を必要とする。
しかし、WindowsDefender Beta2では、Beta1で搭載されたツールのいくつかが搭載されなかった。
マイクロソフトは後にWindows Defender Beta2のドイツ語と日本語のバージョンをリリースした。
[編集] 正式版
2006年10月25日にリリースされた。
マイクロソフトはWindows Defenderの正式版がWindows XP、Server 2003をサポートすると発表した。
そのため、ベータ版とは異なり、Windows DefenderはWindows 2000をサポートしない。Windows 2000に対するサポートは英語版を正式公開した時に打ち切られた。これはWindows 2000のメインストリーム サポートが終了したためとされている。