Microsoft Windows 1.0
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Microsoft Windows 1.0(マイクロソフト ウインドウズ - )とはマイクロソフトが1985年11月18日に発売したMS-DOSをベースに動作するオペレーティング環境である。
日本ではMS-DOS Ver. 3.1と共にプリインストールOSとしてNEC製パソコンPC-9801VX4/WNに採用され、1986年12月に発売された。
スタイルは現行Windows製品の原型となったWindows 95や、その前身であるWindows 3.1とは大きく異なっている。マルチタスクOSながら各ウィンドウはタイル状に展開され、現在のように「ウィンドウを重ね合わせて利用する」ということができない。また、Intel 80286で搭載されたプロテクトモードには対応していなかったために、メモリ利用の上限サイズが640KBになっている。結果として米国での発売発表当時(1983年)の騒ぎとは逆に、発売後の評判はあまり思わしくなかった。
ちなみにタイル状のウインドウについて、開発者は「重なったウインドウは複雑なので、ユーザーインターフェースの観点からあえてそうした」と主張している。Windowsは95以降でもアプリケーション単位で画面に最大化する形態が一般的なので、この主張はそれなりに信憑性がある。
[編集] 出荷本数の推移
- 1987年11月 - 100万本突破