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合気道 - Wikipedia

合気道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

合気道の投げ
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合気道の投げ

合気道あいきどう)は、日本古来の柔術剣術杖術など諸武術を基に植芝盛平1883年 - 1969年)によって創始された現代武道である。

目次

[編集] 概説

合気道開祖・植芝盛平は幼少より武術の修行に勤しみ、起倒流柔術(きとうりゅうじゅうじゅつ)・柳生心眼流柔術(やぎゅうしんがんりゅうじゅうじゅつ)を修めた後、1915年大東流合気柔術総本部長武田惣角1860年 - 1943年)に入門、1922年教授代理を許された。1917年宗教団体大本に入信、京都綾部で独自の修行を続け、甥の井上鑑昭親英体道の創始者)と共に「合気武道」の指導を行う。1927年竹下勇海軍大将らの支援を得て上京、1931年皇武館道場設立、1940年財団法人皇武会(後の(財)合気会)設立、1942年「合気道」の名称を用いる。戦後、のちに二代目道主となる植芝吉祥丸や弟子達によって一般に普及し、知られるようになる(植芝盛平自身は普及には消極的であった)。

盛平が創始した(財)合気会は二代目道主・植芝吉祥丸を経て、現在の道主は植芝守央。現在合気道人口の大半を占めるのが合気会の会員であり、合気道界の主流派を形成している。また盛平の門下及び合気会から独立した団体・会派が複数存在する。(財)合気会以外の組織として、望月稔の養正館武道、砂泊諴秀の合氣万生道塩田剛三養神館合気道藤平光一氣の研究会心身統一合氣道)、富木謙治日本合気道協会(富木流)、斉藤仁弘の岩間神信合氣修練会等がある。一方、主な会派に所属しない京都の合気道武産会などの民間非営利組織(NPO法人)の活動がある。また盛平の弟子たちが積極的に海外普及に努めた結果、欧米や東南アジアなど国際的に大きく広まり、フランスなど合気道人口で日本を凌ぐほど普及した国もある。

技は、体術・武器術()を含み、対多人数の場合も想定した総合武術である。その為、戦時中は旧陸軍中野学校や旧海軍大学校などでも盛平が指導していた。戦後も、自衛隊徒手格闘や警察の逮捕術の技術に大きな影響を及ぼし、機動隊や警察特殊部隊などでも研修が行われている。

技の特徴は、合気道独自の体捌き・「入身」「転換」によって攻撃線をかわしつつ相手の死角に入り、自分有利の体勢からの投げ技極め技で相手を制する形に見出される。また「呼吸力」「合気」といった合気道独特の力の出し方と感覚を身につけることにより、年齢や性別・体格体力に関係なく「小よく大を制す」ことができるとされている。

稽古は基本的に、相手の手首・肘関節を制する幾つかの形から始まる。そして稽古を重ねる中で多様な応用技・変化技(投げ技固め技)を学んで行く。 通常の稽古では、打撃は牽制程度に用いることが多く、打撃中心の稽古は行われないが、合気道の体捌きは常に敵の急所にいつでも打撃を加えこれを制する可能性を持つと言われている。(「実戦では当身が七分で技(投げ)三分」という植芝盛平・塩田剛三の言葉も残されている。)

原則的に二人一組の約束組手形式(何の技を使うか合意の元に行う)の形稽古中心であり、柔道のような乱取りは行わない。ただし柔道とも関係の強い日本合気道協会のみ早くから乱取り稽古を取り入れていれている。主流会派である合気会では一部の例外を除き試合を行わないが、日本合気道協会合気道S.A.など試合を行う会派もある。またほとんどの会派が、段級位制をとっている。

通常の筋力や腕力に頼らず相手を制する武道であるということから、「非力な女性の護身術としても有効」と喧伝されてきたが、そのために必要な合気道の術理や体動を習得するのは容易ではなく長い修練を要すること、また合気道の稽古様式が「片手取り」(攻撃者が相手の手首を掴みに来る)「正面打ち」(攻撃者が手刀を振りかぶって打って来る)など、現代の現実の格闘場面では考え難い想定で行われている(これは合気道の元になった古流柔術が、「刀対素手」を想定した稽古法であったことに由来すると言われている)ことなどから、合気道をそのまま一般的な護身術として考えることには疑問を呈する意見も多い。

他武道に比べ、精神性が重視され、精神的な境地が技に現れるとされている。これは、戦前大本出口王仁三郎に師事し多大な影響を受けたこと、また青年時代故郷の和歌山で南方熊楠に出会い神社合祀反対運動に取り組んだり、戦時中茨城県岩間町(現・笠間市)に合氣神社を創建するなど神道への親しみが深く、『古事記』や神道用語を用いて合気道の技や理念を語ったり著述することが多かったなど、精神世界への志向性が強かった盛平自身の性格の反映といえる。盛平の弟子の中には藤平光一を初めとして、ヨーガを日本に持ち込んだ中村天風の影響を受けた合気道師範も多く、合気道の精神性重視という特徴をより顕著にしている。 武術をベースにしながらも、理念的には力による争いや勝ち負けを否定し、合気道の技を通して敵との対立を解消し、自然宇宙との和合を実現するような境地に至ることを理想としている。(主流会派である合気会が試合に否定的であるのもこの理念による。)

[編集] 基本的な技

合気道の基本的な動きは先ず相手を捉え、体勢を崩し(浮かし)、技を仕掛ける。崩しを行わないで技を仕掛けようとしても技は掛からない。

入り身投げ 
相手の後襟を自分の肩口に引き崩し上腕部にて相手の首を後方に押し倒す。
回転投げ 
相手の腕をもって肩関節完全伸展に導きつつ反対の掌で頭部を押さえ前方に崩し投げる。
四方投げ 
相手の腕をもって体を回転させつつ肩関節と肘関節を完全屈曲させ斜め後方に倒す。基本技の中で一番難しいといわれ、下手にやると腕が折れたりする。
小手返し 
相手の手首を取り反対の手を相手の手の甲に添え手首を返しつつ肩関節を外転外旋、肘関節を屈曲、前腕を回外、手関節を屈曲させ斜め後方に投げた後相手を腹這いにさせ抑える。
一教 
相手の腕を取り肘関節を可動限界まで伸展させ相手を腹這いにさせ抑える。
二教 
相手の手首を取り小手をひねり手関節を屈曲、前腕を回内、肘関節を屈曲、肩関節を外転させひざまづかせた後腹這いにさせ抑える。
三教 
相手の手首を取り体を回転させながらひねり上げて前腕を回内、肘関節を90°屈曲、肩関節を外転内旋させ爪先立ちにさせた後腹這いにさせ抑える。

(その他の主な技:四教、五教、天地投げ、腰投げ、十字絡み、隅落し、呼吸投げ、合気投げ、合気落し 等)

以上の技は、各流派に存在はするが技を仕掛ける理合いの解釈の違いから、技を仕掛ける形が違うこともある。

[編集] 技の呼称

合気道の技は相手の攻撃に対して投げ技・もしくは固め技にて応じるのが基本である。技の呼称は「技開始時の受け手・捕り手の位置的関係」または「技開始時の受け手の攻撃形態」に「上記の固有技名」を組み合わせる。

例えば、受け手が右手で捕り手の右手首を掴んだ状態を「片手交差取り」、受け手が手刀を捕り手前額面の真上から振り下ろす攻撃形態を「正面打ち」といい、それぞれの状態から上記いずれの技も派生し得る。

  • 例 正面打ち+小手返し   片手交差取り+呼吸投げ  など

[編集] 呼吸力

呼吸力とは合気道の技を有効に働かせる為に必要な力の出し方。

日々の練習により不必要な体の場所からは力を抜き、相手との接点となる処に全身の力を集中させる事が出来るようになる。

これを身に付ける事により、自分より体格の優れた者でも制する事が可能となる、呼吸力が未熟なうちは相手を捉える事が出来ず、相手が力の強い場合は逆に捉えられ相手を崩す事も出来ない、このような状態で技を掛けても技は効かない。

呼吸力を平易に説明するのに脱力と紹介されるが、単に脱力すれば良いと言う物ではない、実際は全身の筋肉を使っており不必要な力を抜いているだけである。具体的には脇を絞り、腰を中心に動くので腹筋と背筋は特に重要である。

合気道の極意の一つであり、合気道の基本でもある。

また呼吸力は素手の場合だけでなく、杖等を使う場合も有効である。

[編集] 合気

合気とは相手と一体となって動けること。

合気道での合気は、大東流合気柔術など、一部の武術流儀でみられる、相手に軽く触れただけで無力化させるような技とはしない。

精神的に敵対するのではなく、技において相手と一体化する感覚とする。 (ただし、上記の技法と類似するものである)

通常、一般的な武術では相手の気(間合い、タイミング等)を外す事を良しとする。しかし、合気道では、積極的に気を合わせることによって、自分自身の気で行う以上の効果を得ることが可能であるとする。

[編集] 大東流合気柔術との相違点

技法や稽古法等は、大東流合気柔術をほぼ継承している。大東流合気柔術、合気道ともに円の動きで技を仕掛けるが、大東流に比べ、合気道はより大きな円の動きで技を仕掛ける。これは、植芝の修行によって至った結論と思われる。

大東流は直線的、合気道は円の動きと分類する向きもあるが、稽古の段階により、あるいは技の種類によって合気道でも直線的でなければならない技もあり、大東流でも円転しなければ使えない技もあるので、はっきりどちらがどうであるとは言い切れない。

技術的には、合気道を大東流合気柔術の一会派とみなして、大東流合気柔術植芝伝と見る向きもある。事実、大東流合気柔術には多彩な会派があり、合気道がその中の一会派だとしてもさほど不自然さはない。しかし、大東流合気柔術と合気道で最も鮮明な相違は、技法ではなく、武道そのものの位置づけだと考えられる。植芝盛平伝承の合気道は、剣杖など武器による武術を豊富に伝えていながら、古来の武術と一線を画して、万有愛護と宇宙の生成に寄与するためという意識が強い。これは、大本の合気武道時代からのものと考えられ、親英体道にも同様の思想性が見られる。

[編集] 柔道との交流

柔道の創始者嘉納治五郎は、植芝盛平の道場を訪れた事があり、その技に魅了された嘉納は、講道館の高段者数名に合気道の修行をさせている。また、植芝自身も新興武術である柔道の高段者から幾度と無く挑戦を受けており(そしてその全員を破っている)、合気道と柔道との間で比較的盛んに交流が行われていた。この事は当時としては珍しい事であり、植芝が合気道を単なる武術として考えていなかった事が伺える。

合気道創始者植芝盛平の有力な弟子である、塩田剛三養神館)も富木謙治(日本合気道協会)も、植芝に入門する前は柔道の有段者であった。特に、富木は植芝の高弟となってからも柔道家としての活動もおこなっており、その理念には合気道・柔道双方の影響がみられる。


[編集] 主な会派

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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