ジューサーバー
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ジューサーバー(Juicer Bar)は、株式会社ジューサーバー・コーポレーション(京阪グループ)が運営するフルーツ又は野菜を原料としたジュースをその場で提供するスタンドタイプの店舗である。明るいオレンジ色の看板がトレードマークになっている。 店舗によって販売している商品が異なるため、ジューサーバー各店を巡るファンも居る。 直営店は関西地区の京阪電鉄沿線を除く各店と、東武池袋、西武高田馬場、新京成新津田沼、京急川崎、つくばエクスプレス北千住、志木、ヨドバシakiba、本八幡、船橋、成田空港の各店である。 なお関東では、JEFB(JR東日本フードビジネス)、ジェイアールかいじ企画開発、JR東日本都市開発がフランチャイズ契約を結んでいる。
売り上げは毎月淀屋橋店がトップである。
例年10月からホットドリンク、11月からホットスープが販売される。試飲用のコップを常備している店舗もある。
成田空港店は空港を利用する外国人向けに、レギュラーサイズ(他店のLカップほどの大きさ)とLサイズになっており、費用の都合上、紙コップではなく透明のプラスチックカップを使用している。 なお果物は他店より良い品種の果物を使っている。また独自のメニューを試験的に展開しており、価格設定も他店と全く異なる。
関東の店では直営店以外の各店ではSuica端末を導入している。例外として成田空港店と駅ビル店舗の船橋店・本八幡店でも使える。また中央線沿線の各店と、新秋津店では食券を導入しており、現金で支払う場合に限りあらかじめ食券に引き換える必要がある。なお券売機で使える紙幣は千円札のみである。
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[編集] 歴史
- 2000年 - 京阪淀屋橋駅改札口外に、フレッシュジュースを売りにする「立ち飲み」ジュースバーとして第1号店が開店。このときは、京阪電気鉄道株式会社100%出資の京阪レストラン株式会社が運営していた。
- 2000年~2002年 - 京阪本線の主要駅構内や改札口外に次々と出店。このときまで店名は「けいはんジューサーバー○○店」と名乗っていた。
- 2003年 - ジューサーバーの運営がきわめて好調なため、京阪レストラン株式会社はジューサーバー部門を分離独立させ、株式会社ジューサーバー・コーポレーションを設立。資本は京阪電気鉄道株式会社と京阪レストラン株式会社の2社で100%である(本社:大阪府大阪市中央区大手前1-7-24。京阪レストラン株式会社と同一である)。また、このときからフランチャイズにより京阪沿線以外や関東地区にも出店を始め、店名から「けいはん」を外し、「ジューサーバー○○店」と名乗るようになる。
- 2006年7月現在、京阪神地区と首都圏地区で合計40店舗を展開している(後掲)。
- 2006年10月-果物の品質低下のため一時期マンゴジュースの販売が休止された。
- 2006年11月-吉祥寺店限定でオレンジとカシスジュースを販売した。これは近隣店舗で使用しているカシスコンクの在庫調整を行うためのものである。
- 2006年12月-ミネストローネスープ(220円)が販売された。
[編集] 特徴
- 注文を受けてからミキサーを作動させるのは従来のジューススタンドと同じであるが、牛乳や氷を入れて飲みやすくしてあるのが特徴。氷は仕込みを入れた時ではなく、注文が入ってから入れる
- ほとんどの店舗が駅構内にあることから、時間に追われている人でも飲みやすいよう1杯のサイズがやや小さめになっている(その分価格も低廉になっている)。一部店舗では通常の1.4倍のLサイズも販売している。
- 京阪電気鉄道沿線の店舗においてはジュース一杯毎にポイントが1つもらえ、20ポイントたまるとジュース一杯が無料になる。
[編集] メニュー
メニューは次のとおり(店舗によっては取り扱っていないものもある)。価格は消費税込みで2006年7月現在。
- ミックスジュース(150円)
- 宇治グリーンティー(150円)
- はちみつレモン(150円)(ホット・アイス兼用)
- 宇治抹茶オーレ(200円)
- ラズベリージュース(200円)
- バナナジュース(150円)
- ブルーベリーヨーグルトジュース(200円)
- マンゴジュース(200円)
- 小松菜ジュース(200円)※2006年12月現在関東では販売されていない。
- アロエとりんごのジュース(200円)
- ほうれん草と豆乳ジュース(200円)
- キーウィジュース(200円)※中山店・南浦和店で販売
- オレンジとカシスジュース(200円)
- グレープフルーツとパッションフルーツのジュース(200円)※2006年10月現在販売されていない。
- パッションフルーツとパインのジュース(200円)※同上
- さつまいもジュース(200円) ※同上
- ハーブジュース(200円) ※同上
- ラフランスジュース(200円)※季節限定12月中までの販売。
- 白桃ジュース(200円) ※季節限定
- メロンジュース(200円) ※季節限定
- ゴーヤとグァバジュース(200円) ※季節限定
- 完熟トロピカルジュース(180円) ※2006年12月現在販売されていない。
- カシスと黒酢ジュース(200円) ※季節限定
- アセロラジュース(200円) ※季節限定
- 大根とみかんジュース(200円)※冬季限定、西武高田馬場店で販売。
- パイナップルジュース(150円) ※2006年12月現在販売されていない。
- 生しぼりりんごジュース(280円)
- 生しぼりグレープフルーツジュース(280円)
- 生しぼりオレンジジュース(280円)
- 生しぼりにんじんジュース(280円)※2006年12月現在関東では販売されていない。
- 生しぼりキャロットアップルジュース(280円)
成田空港店限定メニュー(2006年10月現在)
- 生しぼりゴールデンパインジュース(550円)
- キーウィーとアヴォカドジュース(350円)
- ざくろジュース(400円)
- オレンジとゴールデンパインジュース(350円)
- スペシャルミックスジュース(350円)
その他、フレッシュバナナジュースや完熟マンゴージュースを販売している。なおホットメニューも独自の商品である。
この他、店舗独自のメニュー(JR京都駅店限定の「京・みぶ菜と豆乳ジュース」(200円)など)や、季節限定のメニュー(夏季限定の「ミックスソフト」(200円、志木・本八幡各店で販売。なお成田空港店は金額が異なる)、冬季限定の「コーンスープ」「オニオンスープ」「パンプキンスープ」(150円)など)もある。
Lサイズの値段は以下のとおり。
- 150円の商品→200円
- 200円の商品→280円
- 280円の商品→400円
[編集] 店舗
2006年8月現在、ジューサーバーは下記40店舗オープンしている(無印は、当該駅等施設内に店舗を設置しているもの。※印は、駅近くの施設内に店舗を設置しているもの)。
[編集] 京阪神地域
[編集] 首都圏地域
- 南浦和店
- 南越谷店
- 中山店
- 町田店
- 八王子店
- 立川店
- 西国分寺店
- 国分寺店
- 三鷹店
- 吉祥寺店
- 海浜幕張店
- 小岩店
- 本八幡店 ※
- 西船橋店
- 船橋店 ※
- 渋谷店
- 恵比寿東口店
- 新橋烏森口店
- ヨドバシAkiba店 ※
- 上野店
- 志木店
- 東武池袋店
- 京急川崎店
- 西武高田馬場店
- TX北千住店
- 成田空港店
- 大宮店
- 新秋津店
- 新木場店
- 新津田沼店
- 赤羽店
特に近年首都圏での出店が目立つ。本社が大阪にあることから、フランチャイズ契約により大量出店につながっている。親会社の京阪電気鉄道が2006年に東京証券取引所一部に上場したことを機に、2008年度までに首都圏を始め日本全国の主要都市に計60店を展開する計画である。