温泉街
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温泉街(おんせんがい、おんせんまち)は温泉の宿泊施設や温浴施設などが立ち並ぶ町並み。飲食店や土産物店、遊戯店、また、日常の生活に必要な商店などが存在する。宿泊客は浴衣で町並みを散策することも多い。温泉場(おんせんば)とほぼ同義。
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[編集] 楽しみ方
温泉街を楽しむには宿泊客になるのが最も良い。夕食後、旅館の大浴場に入った後に外に繰り出すのが最も普通な楽しみ方である。 朝の出発前、みやげ物屋を見て歩くのもまた温泉旅行の楽しみの一つである。
- 外湯のある場合
到着時に旅館の風呂に入り、夕食後に外湯へ出かけるとすると、2回は入浴することになる。その行き帰りの際に土産物屋などを物色する。
- 職場の慰安旅行の場合
宴会後に温泉街へ繰り出すのは、飲みなおしなり、風俗店へのお出かけが考えやすい。場所が変わったからもう一度飲めるのかどうかはともかく、それなら旅館内で需要を満たすほうがよく、旅館もその努力をしている。二次会需要の吸収は売り上げ増につながるが、温泉街の衰退につながる。過去には温泉街ストリップが定番であったが、数は減っていることであろう。
- 外出時の装束
旅館の浴衣が一般的であり、寒い場合は丹前を羽織っていく。履物は下駄や草履、雪駄がよく、これも旅館名が書いてあることが多い。雨が降るとすれば、旅館から番傘を借り受け出かけると良い。外湯へいく場合、着替えなどは信玄袋に入れるか、風呂敷に包むのが良い。最近では外出時の貴重品持参用に、旅館名入りの袋が準備されていることが多い。
- みやげ物
名物にうまいものなしとは言うが、温泉饅頭(薄皮饅頭や酒饅頭)は定番である。温泉の蒸気で蒸して作成するものも存在する。夜祭の屋台にも通じるものがあるので、買い食い品はその場で消費されるものとして雰囲気の盛り上げに貢献する。旅行地の土産物を留守家族が喜ぶさまは既に過去のものであろう事から、近所に土産を大量に買い込むお客は減っているものと思われる。温泉の気分を家庭で味わうことのできる湯の花も多くの温泉地で見かけることができる。
- 射幸
スマートボールと常設の射的場は、昭和時代の温泉街には必ずあった。一時期時代遅れと見なされていたが、最近温泉街の目玉として新たに復活している所もある。また、パチンコにしても、最新台を揃える、いわゆるパーラー等を横目に、手打ち台が残るところに情緒を感じる。
[編集] 日本の著名な温泉街
[編集] 北海道
[編集] 東北
- 下風呂温泉(青森県風間浦村)
- 浅虫温泉(青森県青森市)
- 鳴子温泉(宮城県大崎市)
- 蔵王温泉(山形県山形市)
- 銀山温泉(山形県尾花沢市)
- あつみ温泉(山形県鶴岡市)
- 飯坂温泉(福島県福島市)
- 中ノ沢温泉(福島県猪苗代町)
- 磐梯熱海温泉(福島県郡山市)
- いわき湯本温泉(福島県いわき市)
[編集] 関東
- 塩原温泉郷(栃木県)
- 那須温泉郷(栃木県)
- 鬼怒川温泉(栃木県日光市)
- 草津温泉(群馬県草津町)
- 水上温泉郷(群馬県)
- 伊香保温泉(群馬県渋川市伊香保町)
- 箱根温泉(神奈川県箱根町)
- 湯河原温泉(神奈川県足柄下郡湯河原町)
[編集] 信越
[編集] 北陸
[編集] 東海
- 熱海温泉(静岡県熱海市)
- 伊豆湯河原温泉(静岡県熱海市)
- 伊東温泉(静岡県伊東市)
- 修善寺温泉(静岡県伊豆市)
- 湯ヶ島温泉(静岡県伊豆市)
- 土肥温泉(静岡県伊豆市)
- 熱川温泉(静岡県賀茂郡東伊豆町)
- 伊豆長岡温泉(静岡県伊豆の国市)
- 下呂温泉(岐阜県下呂市)
- 平湯温泉(岐阜県高山市)
[編集] 近畿
- 有馬温泉(兵庫県神戸市)
- 城崎温泉(兵庫県豊岡市)
- 宝塚温泉(兵庫県宝塚市)
- 湯村温泉(兵庫県新温泉町)
- 南紀白浜温泉(和歌山県白浜町)
- 南紀勝浦温泉(和歌山県那智勝浦町)
- 湯の峰温泉(和歌山県田辺市)
- 湯の山温泉(三重県菰野町)
[編集] 中国
[編集] 四国
[編集] 九州
- 船小屋温泉(福岡県筑後市)
- 別府温泉(大分県別府市)
- 由布院温泉(大分県由布市)
- 武雄温泉(佐賀県武雄市)
- 嬉野温泉(佐賀県嬉野市)
- 小浜温泉(長崎県雲仙市)
- 雲仙温泉(長崎県雲仙市)
- 黒川温泉(熊本県南小国町)
- 杖立温泉(熊本県小国町)
- 玉名温泉(熊本県玉名市)
- 山鹿温泉(熊本県山鹿市)
- 霧島温泉郷(鹿児島県)
- 指宿温泉(鹿児島県指宿市)
[編集] その他の著名な温泉街
[編集] 関連項目
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