湯の山温泉 (三重県)
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湯の山温泉(ゆのやまおんせん)は、三重県三重郡菰野町(旧国伊勢国)にある温泉で関西、名古屋の奥座敷として発展してきた。鈴鹿山脈の麓に位置しているため、自然が豊かである。歓楽街化していないので、ファミリーの行楽向けから、鈴鹿山脈のレクリエーションやレジャーの拠点、日帰り旅行も可能と様々なニーズにこたえてくれる。
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[編集] アクセス
名古屋からは、鉄道、自動車ともに1時間程度で到着。関西からもアクセスは良好。
- 自動車 : 東名阪自動車道四日市ICから国道477号経由で約10km
- (名古屋から→東名阪か伊勢自動車道で伊勢方面へ。四日市ICで降りて、国道477号線を菰野町方面へ)
- (尾張方面から→一宮ICから東名阪で四日市ICか名神で大垣まで出てから大桑道路で桑名へ、そこから東名阪道)
- (豊田方面から→伊勢湾岸道路を利用、東名阪四日市ICで降りて、477号線)
- (大阪方面から→西名阪~名阪国道~東名阪道)
- 鉄道 : 近鉄湯の山線湯の山温泉駅から三重交通バス10分終点・三交湯の山温泉下車
- バス : 名古屋(名鉄バスセンター)から三重交通の高速バスで59分
[編集] 泉質
- アルカリ性ラジウム泉
[編集] 温泉街
三重県北部の最高峰、御在所岳の東麓に位置し、三滝川河畔の渓谷に20軒ほどのホテル、旅館がひしめき合う。山の斜面に建てられているため、規模は小さく感じるが、設備は整った大型宿泊施設が多く、収容人数は多い。一帯は鈴鹿国定公園に指定されており、名古屋・大阪といった大都市圏とのアクセスに優れながらも豊かな自然に恵まれている。ゆえにレクリエーション、レジャー、スポーツの拠点として発展。同温泉地の位置付けも手軽な行楽向け温泉地となっており、日帰り入浴が可能な旅館が多い。なお、温泉地からは御在所岳に登る御在所ロープウェイが運行しており、夏場は避暑地としても賑わいを見せる。同温泉郷を代表する旅館の一つであるグランドホテル向陽には、昭和天皇などの皇族が宿泊したことがある。また、文豪志賀直哉も短編:湯の山を発表している。
[編集] 歴史
養老2年(718年)に発見された古湯で、傷ついた鹿が癒していたことから鹿ノ湯ともいわれていた。古くから名古屋・中京や関西の奥座敷として発展してきた歴史を持つ。しかし、決して湯量は多くなく、過去に4度の涸渇があったという。また明治時代には他温泉との競合に敗れ、わずか一軒しか残らなかった時代もある。後にアクセスの良さに目を付けた三重電鉄(現在の近鉄湯の山線)が鉄道を敷設、奥座敷としての地位を復活させ、次第に旅館も増加していった。その後、自然と一体化した近郊の保養温泉を標榜、歓楽色は出さないまま今日に至っている。
2004年に発生した温泉偽装問題では、水道水を利用しているにも関わらず温泉であると取れる表記をしていた旅館があったと報じられた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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