星のカービィ スーパーデラックス
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| 星のカービィ スーパーデラックス | |
|---|---|
| ジャンル | アクション |
| 対応機種 | スーパーファミコン（SFC） |
| 開発元 | HAL研究所 |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1～2人用 |
| メディア | 4MBitカセット |
| 発売日 | 1996年3月21日 |
| 価格 | 7,875円 |
| 売上本数 | 110万本 |
『星のカービィ スーパーデラックス』（ほし - ）は1996年3月21日に任天堂より発売されたスーパーファミコン用ソフトである。開発元はHAL研究所。略称「スパデラ」「SDX」。冒険アクションゲームの『星のカービィシリーズ』の第4作目にあたる。
目次 |
[編集] 概要
遊びやすく、さらにやり込み要素やミニゲームもあるため、特に完成度の高い作品と言える。ファンの間でも、カービィシリーズ史上の最高傑作との呼び声が高い。特殊なロムを使用しているためかセーブデータが大変消えやすく、カセットを慎重に抜き差しをしないと、すぐにデータが消えてしまう。最初から4種類のゲームと2種類のミニゲームが用意されており、好きなタイトルを選ぶオムニバス形式がとられている。
コピー能力は『星のカービィ 夢の泉の物語』から受け継がれたものを基本にし、帽子をかぶるようになったり、コピー能力がいくつか追加、廃止されている。ファイターやスープレックスなど、簡単なコマンド入力によって一つのコピー能力で多数の技が出せる物もあり、以前のシリーズと比べると大幅な拡張がなされている。また、カービィがすっぴん（能力なし）になる代わりにそれまで使っていたコピー能力を持つ敵キャラクターを味方のヘルパーとして作ることが可能で、ヘルパーはコンピュータか二人目のプレイヤーが操作できる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] アクションモード
- はるかぜとともに
- カービィシリーズ第1作目「星のカービィ」のリメイクのようなモード。「プププランドから食べ物を奪ったデデデ大王を倒し、食べ物を取り返す」というストーリー。ゲーム中の基本要素を押さえており、やりながら操作方法をマスターすることができる。難易度は非常に低い。また、初代のステージ2「CASTLE LOLOLO」が削られており、さらに初代の「FLOAT ISLANDS」のボス、カブーラーもロロロ&ラララになっていたりと色々な変更点が各所にある。
- 白き翼ダイナブレイド
- 「プププランドの作物を荒らす巨鳥ダイナブレイドをこらしめに行く」というストーリー。純粋なアクションゲームだが、「はるかぜとともに」とは違い自分の遊びたいステージを選べる（ただしステージは、その前のステージをクリアするごとに広がっていく）。また、ステージ2と4に隠されたスイッチを押すことでマップ上にコピー能力お試し部屋が出現し、特定のコピー能力をのぞいて殆どのコピー能力を試すことができる。
- 激突グルメレース
- グランプリとタイムアタックの2つのモードがある。コースは3つ。
- グランプリ：デデデ大王と飲食物を取りながらレースする。全てのコースで戦い、より点数の高い方の勝利。点数は、飲食物1つにつき1点（マキシムトマトは3点）、レース1勝利につき30点。難易度は低いので、最後にはどれだけ高い点数が取れるかを競うことになる。
- タイムアタック:より速いタイムでゴールするのを競う。コースごとに1/100秒単位でタイムが計測・保存される。デデデ大王と飲食物は出てこないが、記録を出すと自己ベストの速さで動くワープスター（ゴースト）が出現し、記録更新の目安となる。
- 洞窟大作戦
- 「ピクニックに行く途中に謎の大洞窟「マジルテ」に落ちてしまったカービィが宝物を探しながら洞窟を脱出する」というストーリー。刃物で糸を切り、ストーンで水流を突き進み、炎系能力で点火…など、コピー能力を使った謎解き要素が多い。中にはカービィとヘルパーの二人のコピー能力がなければ取れない宝物もあり、60個全て揃えるのは、本作のゲームの中で最も難しいと言われる。宝物の中には、トライフォースなど他の任天堂ゲームに関するアイテムも登場する。
- メタナイトの逆襲
- 「白き翼ダイナブレイド」をクリアすると遊べる。「『星のカービィ 夢の泉の物語』でカービィに敗北したメタナイトがカービィに逆襲するため、メタナイトは戦艦ハルバードをつくり、メタナイト軍団を発起し、その軍団をカービィが倒しに行く」というストーリー。ステージごとに制限時間が設定されており、一刻を争う時間との戦いとなる。画面下側に敵の会話が表示される為、物語的な要素も楽しめる。中には敵キャラたちによるお笑いコントもある。また、敵のセリフが攻略のヒントになったりもする。
- 銀河に願いを
- グルメレース以外のメインモード4つをクリアすると遊べる。「ポップスター上空で太陽と月が突如大喧嘩。めちゃくちゃになった昼夜を戻すため、カービィは願いをかなえてくれるという大彗星ノヴァをよぼうと7つの星々を廻る」というストーリー。このシナリオは通常と違い敵を吸い込んでもコピー能力を得ることができない。その代わり、各惑星に設置されている「コピーのもとDX」をとることで能力をいつでも（ボス戦中でも）使用することができる。また、「コピー」という能力を使うと敵から直接能力を得ることができる。
- 格闘王への道
- 「銀河に願いを」をクリアすると遊べる、おまけのようなモード。上記のモードで登場したボスや中ボスと闘い、勝ち抜いていくという内容。ちなみに最後の相手は確実にマルクになる。最初にコピー能力を選択する事ができ、2人プレイも可能である。また、各戦闘の間に休憩時間があり、コピー能力（ランダムに2つ）の変更や、体力の回復（5回まで）ができるが、難易度はカービィシリーズの中でも非常に高い。全試合勝ち抜いた時にクリアタイムが表示されるため、タイムアタックとしての遊び方も出来る。このモードをクリアするとゲーム中の音楽や効果音が聞ける、サウンドテストが追加される。
[編集] ボス
- ウィスピーウッズ (WHISPY WOODS)
- 「はるかぜとともに」ステージ1のボス。顔のある木。空気砲とりんご落としで攻撃してくる。ボスの中では1位2位を争うほど弱い。
- ロロロ&ラララ (LOLOLO&LALALA)
- 「はるかぜとともに」ステージ2のボス。宝石「エメラルドフレーマー」を運んでいる青と赤（リボン付）の2人組み。
- クラッコ (KRACKO)
- 「はるかぜとともに」ステージ3のボス。「銀河にねがいを」skyhigh（スカイハイ）ステージにも登場。雲に目玉が付いたような姿で、稲妻攻撃が得意。序盤の強敵。
- デデデ大王 (KING DEDEDE)
- 「はるかぜとともに」ステージ4（最終ステージ）のボス。ペンギンらしき生物。ハンマー攻撃や吸い込み攻撃をするが、弱い。なお、倒すと悲鳴を上げながら吹っ飛んでいくが、ハンマーで倒した場合悲鳴が変わることがある。
- ダイナブレイド (DYNA BLADE)
- 「白き翼ダイナブレイド」のボス。「メタナイトの逆襲」ではカービィが空中戦艦ハルバードに潜入する手助けをする。巨大な鳥。飛行能力を生かした攻撃をしてくる。クリアすると、作物を荒らしていた理由が分かる。ストーリーのラスボスだがあまり強くない。
- ファッティホエール (FATTY WHALE)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」aqualiss（アクアリス）ステージにも登場。パイプをくわえた鯨。その巨大な体を利用した攻撃が得意。
- バトルウィンドウズ (BATTLE WINDOWS)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」halfmoon（ハーフムーン）ステージにも登場。敵が次々とコンピュータ画面から現れ、RPGのような流れで戦闘が進む（攻撃もターン制になり、攻撃ターンと防御ターンが存在する。）。敵はスライム、おどりにんぎょう、まほうつかい、あくまのきし、レッドドラゴンの5種類。
- ガメレオアーム (GHAMELEO ARM)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体。「銀河にねがいを」hotbeat（ホットビート）ステージにも登場。カメレオンのような生物。舌を伸ばしてカービィを飲み込んだり、背景と同化して姿を隠したりする。
- 魔人ワムバムロック (WHAM BAM ROCK)
- 「洞窟大作戦」のボスの一体で、事実上ストーリーにおけるラスボスに位置する。「銀河にねがいを」cavios（ケビオス）ステージにも登場。巨大な顔と手のみの姿で現れる。攻撃が大乱闘スマッシュブラザーズの「マスターハンド」の動きに似ている。
- ヘビーロブスター (HEAVY LOBSTER)
- 「メタナイトの逆襲」のボスの一体。「銀河にねがいを」mecheye（メックアイ）ステージにも登場。メタナイトらが作り出したロボット兵器。重量級ながら動きは軽快。
- ツインウッズ (TWIN WOODS)
- 「メタナイトの逆襲」のボスの一体。「銀河にねがいを」floria（フローリア）ステージにも登場。ウィスピーウッズが2体並んだ姿。攻撃パターンはウィスピーウッズとほとんど同じだが、身体を回転させて毛虫を落とす攻撃と、だるま落としのように身体のパーツを入れ替える攻撃が追加されている。
- 二連主砲 (COMBO CANNON)
- 「メタナイトの逆襲」のボスの一体。戦艦ハルバードに搭載された主砲で、大砲とレーザー砲で構成されている。時折手が伸びてきてカービィを掴んだり、爆弾を落としたりもする。
- メタナイト (META KNIGHT)
- 「メタナイトの逆襲」のラスボス。空中戦艦ハルバードでプププランドの征服を目論む。剣で素速い攻撃をしてくる。初心者泣かせのボス。普通はソードをコピーしないと戦えないが、実はソード無しでも戦える。
- ノヴァ (NOVA)
- 「銀河にねがいを」に登場。マルクの邪悪な願いを聞き入れ、ポップスターへの侵攻を開始する。
- マルク (MARX)
- 「銀河にねがいを」のラストボス。様々な攻撃を仕掛けてくる最強の敵。カッターや植物のような物、ブラックホールなどを作り出して攻撃する。また、連続ワープを行う。
- 最後に登場するメインモードのラストボスで、「格闘王への道」でも必ず最後に登場することなどから、本作に於ける実質的なラストボスと言える。
その他、中ボスとしてポピーブロスSr.、Mr.フロスティ、アイアンマム、ジュキッド、コックカワサキ、ボンカース、バグジーなどが登場する。
[編集] コピー能力
カービィがコピーを捨てると、能力アイテムの変わりにヘルパーという味方になった敵キャラが出現する。これはカービィの頼もしい仲間になる。一人でやっているときはCP操作だが2P操作もできる。体力はカービィよりも若干低めで、走る速さやジャンプ力はヘルパーにより違ってくるが、ウィリー以外のヘルパーのダッシュはカービィより早い。一部の能力はヘルパーになれない。ちなみに、ヘルパーがいる状態でボス戦に入るとボスの体力が若干上がる。
[編集] ヘルパーあり
- アイス
- 口や体中から冷気を放出して敵をこおりづけにする。こおらせた敵は蹴飛ばすことができ、敵にぶつける武器になる。ヘルパーは雪だるまのチリー。
- カッター
- ブーメランのように飛行するカッターを飛ばす。糸を切れる。ヘルパーは甲冑の頭のようなサーキブル。
- ファイター
- いろいろな格闘術で敵を攻撃する。ボタンを押す強さで技がかわる。ヘルパーはボクサーのようなナックルジョー。
- ビーム
- 多彩な遠距離ビームで敵を攻撃する。初心者向けの能力。ヘルパーは一つ目一頭身のワドルドゥ。
- ファイア
- 口や体中から火炎を放出して敵を焼き払う。大砲の導火線に火をつけることが出来る。ヘルパーは頭が燃えてるバーニンレオ。
- ソード
- 持っている刀で敵を斬りつける。体力が満タンだと斬撃を飛ばすことが出来る。糸切りも可能。ヘルパーはブレードナイト。水中使用可能。
- プラズマ
- 十字キーをガチャガチャしてチャージすることで、5段階の攻撃が可能。ヘルパーは幽霊みたいなプラズマウィスプ。このコピーは、殆どのボスを簡単に倒せる。
- ハンマー
- 持っているハンマーで敵を叩く。杭を打ち付ける事が出来る。基本的に近距離攻撃しかできないが、一発の威力は最強。ヘルパーはゴリラのような姿のボンカース。水中使用可能。
- ボム
- 爆弾を投げて敵にぶつけて攻撃。爆弾をその場に置いたり、敵に乗せたりすることができるが、持った状態で一定時間経過すると爆発し、ダメージを受ける。ヘルパーは道化師みたいなポピーブロスJr.。
- ミラー
- 影の最強コピー。持っている杖から鏡のような波動を出す。敵の飛び道具や光線を跳ね返せる。ヘルパーは魔法使いのようなシミラ。
- ホイール
- タイヤに変形して敵に体当たり、高速移動できる。ヘルパーはエンジン付きのタイヤ、ウィリー。ウィリーにカービィが乗ることもできる。
- ヨーヨー
- 持っているヨーヨーでいろいろな技を使い敵を攻撃する。ヘルパーは自立機動する機械、ギム。
- ストーン
- いろいろな形の石に変化して敵を押しつぶす。杭を打ち付けることも。たまにマッチョ像に変身し、さらにごく稀にマリオやメトロイドのサムスの黄金像に変身することがある。ヘルパーは岩石のような姿のロッキー。
- ジェット
- チャージして高速飛行をし、敵に突っ込む。導火線に火をつけることもできる。ホバリングがジェットによる飛行になり、上昇能力がアップする。ヘルパーは自立機動する機械、カプセルJ。
- ニンジャ
- いろんな忍術やクナイを使って攻撃する。糸を切ることもできる。ヘルパーは忍者バイオスパーク。
- パラソル
- 持っているパラソルで敵を叩く。大道芸のようなこともできる。ヘルパーは傘を持ったパラソルワドルディ。水中使用可能。
- ウイング
- 空中攻撃や羽を飛ばして攻撃する。普通に飛ぶより早く飛ぶことが出来る。ヘルパーは鳥、バードン。
- スープレックス
- 多彩なプロレス技、投げ技で敵を掴み投げ飛ばす。ヘルパーはクワガタ虫のようなバグジー。
- コピー
- 敵の能力を自分のモノに出来る。スカには通常攻撃。スカーフィからクラッシュをコピーすることができる。ヘルパーは泥棒、ヘルパー中最強のタック。カービィは一発系だが、ヘルパーはＡボタンで変身解除可能。
[編集] ヘルパーなし
- マイク
- 大きな声で叫び、画面内の雑魚を一掃する。攻撃回数制限が3回までとなっており、3回とも声が違う。使うたびに威力が増大する。マイクの格好をした敵ウォーキーからコピー。余談だが、3つ目のスタンドマイク時の「チェスト～！！」という声は、本作のディレクターでもある桜井政博氏の声である。
- コック
- 画面内の敵を集めて大きな鍋で煮込み調理する。集めた分だけ食べ物が出てくる。中ボスは倒して爆発する前なら取り込み可能。中ボスコックカワサキからコピー。
- クラッシュ
- 画面内の敵を一掃する。ボスも大体一撃死。最強。ただし攻撃可能回数は1発限り。爆弾みたいな「ボンバー」からコピー。
- ペイント
- 特定のボスに色を付ける。一番見かけない能力。ガメレオアームにぶつけるとしばらく透明になれなくなり、ヘビーロブスターにぶつけるとカービィを見失い、攻撃がメチャクチャになる。それ以外のところで使った場合は、威力の低いクラッシュといった感じになる。ガメレオアームやヘビーロブスターの出す玉からコピー。ちなみにちゃんとコピー説明文はある。
- スリープ
- 眠り始め、起きるまで何もできない。いつも眠っている「ノディ」からコピー。
- ミックス
- コピー能力を持つ敵を一度に2体以上ほおばるとなる。吸い込めばコピールーレットが始まる。ルーレットの中には「いてっ!」や「無敵」などもある。
- ウィリーライダー
- カービィがヘルパーのウィリーに乗るとなるコピー。単純にホイールの強化版と言いたいが二人プレイだと強力な技が増える。
- トロッコ
- カービィがトロッコに乗るとなるコピー。十字キー横、Ｙで発進する。Ｙボタンでブレーキを掛けられるが、トロッコに乗っている間は無敵なので無意味だったりする。
ちなみに、回数制限の無い技は「銀河に願いを」でも普通にコピーできる。
[編集] ミニゲーム
どちらのゲームも使用するのはAボタンのみ。
- 刹那の見斬り
- 「!!」マークが出た瞬間に相手よりも早くボタンを押すゲーム。反射神経が問われる。
- 対COM戦と対人間戦がある。対COM戦では易・中・難の3つのレベルがあり、それぞれ5匹の敵と戦う(ワドルドゥ、ウイリー、コックカワサキ、デデデ大王、メタナイトの順)。勝ち進むほどタイミングがシビアになる。最高で00秒を出すことができるが、出すには研究と運が必要。
- かちわりメガトンパンチ
- ゲージが高いところにきたらボタンを押し、動いている2つの照準を重ねて、最後にタイミングをはかるという3つの手順をこなして星（ポップスター）をかち割るゲーム。威力によって星の割れ具合が変わる。ワドルディ、ナックルジョー、アイアンマムの順に勝負する。最高で201Mt(メガトン)を出せる。過去のウワサでは、201Mtを出すとポップスターに大きな亀裂が入り、爆発すると言われた。また余談ではあるが、このときの観客席にマリオ、ルイージ、キャサリン、キノピオの姿がある(画面ギリギリで見えづらいがピーチ姫もいる)。
[編集] 外部リンク
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この「星のカービィ スーパーデラックス」は、コンピュータゲームに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。（Portal:ゲーム/Wikipedia:ウィキプロジェクト コンピュータゲーム） |
