大乱闘スマッシュブラザーズDX
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大乱闘スマッシュブラザーズDX (Super Smash Bros. Melee) |
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ジャンル | 対戦アクション |
対応機種 | ゲームキューブ |
開発元 | HAL研究所 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 4人 |
メディア | GC用光ディスク |
発売日 | 2001年11月21日 |
価格 | 7,140円 |
売上本数 | 135万本 |
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(だいらんとう - デラックス、Super Smash Bros. Melee)は、2001年11月21日に任天堂より発売されたニンテンドーゲームキューブ用アクションゲーム。同機種用ソフトで販売本数第1位かつ唯一のミリオンセラーソフト。
他のシリーズ作品に関しては、「大乱闘スマッシュブラザーズ」を参照。
目次 |
[編集] 前回からの変更点・新要素
まず、次世代ハードのゲームとしてグラフィックが飛躍的に向上したのはいうまでもない。新キャラクターも多数追加され、そのほかもかなり変更点・新要素がある。通称「スマデラ」(任天堂ゲーム雑誌では兵庫県にある須磨寺と読みが一緒で話題になる)。
[編集] 操作方法の追加と変更点
- ゲームスタート時の掛け声が「3...2...1...GO!」から「Ready...GO!」になった。
- ゲームスピードが全体的に高速化された。
- 横+Bで使える新たな必殺技が追加された。リンクやネス、プリンは、前作のBがこの横+Bに変わっている。B単体の技はリンクが「ブーメラン」から「弓矢」に、ネスは「PKファイヤー」から「PKフラッシュ」に、プリンは「はたく」から「ころがる」に変わった。
- スマッシュホールドが追加され、スマッシュ攻撃の入力の後、Aボタンを押しっぱなしにする事でパワーを溜め、攻撃力を高める事が出来る。また、これによりスマッシュ攻撃のタイミングがずらせるようになり、前作より使いやすくなった。ネスのヨーヨーによる上下スマッシュ攻撃はホールドを使う事で攻撃判定を出現させつつ固定することができ、格段に強みが増す(いわゆる置き)。
- Rボタンを押しっぱなしにしたまま下にスティックを倒すとその場で緊急回避する。
- 空中でRボタンもしくはLボタンを押すことで、空中緊急回避となり、空中でも相手の攻撃を回避できるようになった。スティックを倒しながらボタンを押すとその方向に移動しながら緊急回避する。しかし一度使うと地上に降りるまでは使うことができず、しりもち落下状態となる。
- Lボタン・Rボタンの押し込み具合によってシールドの大きさと厚さを変えられるようになった。深く押し込むと時間による減りは早いが、厚くて小さいシールド、浅く押し込むと時間による減りが遅く、薄くて大きいシールドが出来る。シールドは厚さがあるほど攻撃に対する反動が小さい。
- シールドを相手の攻撃に合わせてタイミングよく出すと、シールドリフレクト(シーリフ)、ジャストディフェンスが発動する。シーリフは飛び道具に対して発動し、相手の飛び道具を跳ね返す。ジャストディフェンスは打撃に対して発動し、シールドで攻撃を受けた場合に受ける反動(硬直やキャラの位置がずれる)を無効化し、即反撃が出来る。この二つはタイミングが非常にシビアで、常用しているプレイヤーはほとんどいない。
- 投げ技を使う際に相手を掴んでからAボタンで追加攻撃が出来るようになった。また前回は前投げと後ろ投げだったが、上と下にも投げられるようになり、同時に投げ連という一種のハメ技も生まれた。
- 前作で強力だったメテオスマッシュ(空中の相手を下に叩きつける攻撃で落とす)に対し、「メテオ返し」として相手のメテオスマッシュ技が当たった瞬間にジャンプか上必殺技を入力できるようになった。メテオ返しできないメテオ技もある(これは厳密にはメテオ技ではなく、ふっとび方向の下ベクトルが非常に強い攻撃)。
- 空中でアイテムと重なってRボタン+Aボタン(Zボタン)で、空中でアイテムをキャッチできる。また飛んでくるアイテムに合わせてタイミングよくR+Aボタン(Zボタン)を押すと、飛んでくるアイテムをキャッチして投げ返すことができる。
- 対戦ゲームの時はCスティックを任意の方向に倒すことによりそれぞれの方向に対応したスマッシュ攻撃が出せるようになっている(地上の場合。空中なら空中攻撃)。ただし、ひとりゲームの時はCスティックの上下で画面がズームするようになっているため、使用できない。
- キャラクターがルーペ(画面外でキャラクターだけ虫眼鏡で見るように表示された状態)になっている場合、ダメージを1%ずつ受けていくようになった。
- 前作ではアピールがLボタンだったのに対し、十字キー上になっている。
[編集] 新要素
- 1Pモードや対戦をすると、ゲーム独自のコインが手に入るようになった。このコインはいろいろな場面で登場する。
- 時間制バトル、生き残りバトルの他に、コインバトル、評価性バトルが追加された。
- モンスターボールから登場するポケモンの数が増え、伝説のポケモン(サンダー、ファイヤー、フリーザー、エンテイ、ライコウ、スイクン、ルギア、ホウオウ)やセレビィと言った珍しいポケモンも出るようになる。しかし前作から居るミュウとセレビィはただ空に飛んでいくだけで攻撃はしない。トサキントとソーナンスも同様に攻撃はせず、トサキントは跳ねるだけ、ソーナンスは当たると自分も相手も少量のダメージを受ける。
- 前作の1Pモードは1種類だけだったが、今回は「シンプル」「アドベンチャー」の2種類になり、隠しキャラ等を全て出すことにより3種類目の「オールスター」も追加される。他にも、決められたシチュエーションで戦う「イベント戦」もある。
- 前作の1Pモードでのボーナスゲーム「台を乗り継いで行け!」が消滅し、代わりに「ホームランコンテスト」「百人組み手」が追加された。
- 戦跡が詳しく見られるようになり、攻撃ヒット率や地上を歩いた距離などが見られるようになった。
- 本体の起動回数、総起動時間が見られるようになった。
- 言語設定の変更で、英語の選択が可能(ただし海外版になるわけではない)。
- 対戦で自分の所有物で自滅すると、落下数と自滅数が1つずつ増え、結果、得点が-2される。チームバトルで味方を倒しても-1される。
[編集] キャラクター
この作品より『アイスクライマー』や『Dr.マリオ』、『Mr.ゲーム&ウオッチ』など、旧作ファンにとっては嬉しい過去のゲームに登場したキャラクターも参戦。前作のキャラクター数は12名だったが、今回は総勢25名でおよそ2倍となった。もちろん、その中には前作に登場したキャラクターは全て残されている。
また、バックグラウンドで何があったのかは不明だが、当時発売はおろか公式ホームページに開発の発表すらしていないタイトルの主人公・ロイが参戦した(ただしゲーム雑誌などでは既に公開されていたため、知名度はそれなりにあった)。当初、ネスの代わりにMOTHER3のリュカが参戦する予定であったが、同作品のN64版が開発中止になったため、参戦には至らなかったという裏話もある。
[編集] 使用キャラクター
- 基本キャラクター(括弧内のソフトは代表作)
- マリオ(スーパーマリオブラザーズ)
- ドンキーコング(スーパードンキーコング、ドンキーコング64)
- リンク(ゼルダの伝説)
- サムス・アラン(メトロイド)
- ヨッシー(ヨッシーストーリー)
- カービィ(星のカービィ、星のカービィ64)
- フォックス・マクラウド(スターフォックス)
- ピカチュウ(ポケットモンスター)
- キャプテン・ファルコン(F-ZERO)
- ネス(MOTHER2 ギーグの逆襲)
- クッパ(スーパーマリオブラザーズ)
- ピーチ(スーパーマリオブラザーズ)
- ゼルダ、シーク(ゼルダの伝説 時のオカリナ)
- ポポ&ナナ(アイスクライマー)
- 隠しキャラクター
- ルイージ(スーパーマリオブラザーズ)
- プリン(ポケットモンスター)
- ミュウツー(ポケットモンスター)
- マルス(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣、ファイアーエムブレム 紋章の謎)
- Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ)
- モデル替えキャラ(既存キャラのモデル替え及び多少のモーション・パラメータ変更)
- Dr.マリオ(Dr.マリオ):マリオのモデル替え
- ファルコ・ランバルディ(スターフォックス):フォックスのモデル替え
- ガノンドロフ(ゼルダの伝説):ファルコンのモデル替え
- こどもリンク(ゼルダの伝説):リンクのモデル替え
- ピチュー(ポケットモンスター金・銀など):ピカチュウのモデル替え
- ロイ(ファイアーエムブレム 封印の剣):マルスのモデル替え
[編集] オリジナルキャラクター(1Pモードで登場)
- 謎のザコ敵軍団(百人組み手)
- マスターハンド(シンプル戦ボス。後に『星のカービィ 鏡の大迷宮』に登場)
- クレイジーハンド(シンプル戦でノーマル以上で5分50秒以内にコンティニューせずにマスターハンドの体力を150以下にすると、戦闘中に登場する。後に『星のカービィ 鏡の大迷宮』に登場)
- ギガクッパ(アドベンチャーノーマル以上で18分以内にクッパを倒すと(コンティニューは関係なし。)登場。イベント戦51ではミュウツー、ガノンドロフと一緒に登場する)
- サンドバッグくん(ホームランコンテスト)
[編集] 対戦ステージ
[編集] 基本ステージ
- キノコ王国「ピーチ城」
- 『スーパーマリオ64』から登場。前作はピーチ城上空だったが、今作はピーチ城そのもの。
- キノコ王国「レインボークルーズ」
- 同じく『スーパーマリオ64』から登場。最初はレインボークルーズ上で戦闘。船は狭めで、マストが足場になっている。時間が経つと船は沈没、戦闘フィールドは強制スクロールの足場の狭いアスレチックステージへ移動。スクロールは早めで、遅れると置いていかれてしまうことがある。強制スクロールステージが終わるとレインボークルーズへと再び帰還する。
- ステージBGMは『「スーパーマリオ64」スライダー』~『「スーパーマリオブラザーズ」水中面』のメドレー。オーケストラコンサートではアンコールで演奏された。
- DKアイランド「コンゴジャングル」
- 『スーパードンキーコング』から登場。
- ステージBGMは「ドンキーコング64」のモンキーラップ。
- DKアイランド「ジャングルガーデン」
- 『ドンキーコング64』から登場。
- タルミナ「グレートベイ」
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』から登場。
- ハイラル「神殿」
- 「ゼルダの伝説」シリーズに登場した数々の神殿の総合的な世界観として作られた架空の神殿。よって、作品の特定はされていない。地形が複雑で、ステージの広さは全ステージ中最大。
- ステージBGMは『リンクの冒険』での神殿のBGMが使用されている。また、本作ではファイアーエムブレムのステージは登場しないが、このステージの裏音楽ではファイアーエムブレムのBGMが使用されている。
- ヨッシーアイランド「ヨッシーストーリー」
- 『ヨッシーストーリー』から登場。
- ヨッシーアイランド「ヨースター島」
- 『スーパーマリオワールド』から登場。
- プププランド「夢の泉」
- 『星のカービィ 夢の泉の物語』から登場。
- ステージBGMは「星のカービィスーパーデラックス」のグルメレースでのBGMを大幅にアレンジしたもの。このアレンジが好評だったためか、「星のカービィ 夢の泉デラックス」でのデデデ大王戦では、スマブラDXの夢の泉のBGMが使用されている。
- プププランド「グリーングリーンズ」
- 『星のカービィ』から登場。中央にはウィスピーウッズがおり、時々吹き飛ばし攻撃をしてくるが、そこまで気にならない。BGMは「星のカービィ」の「グリーンズグリーンズ」のBGMをオーケストラ調にアレンジしたもの。これは後にアニメ版カービィ、カービィのエアライドでも使用された。
- ライラット系「惑星コーネリア」
- 「スターフォックス」シリーズから登場。
- ステージBGMはSFC「スターフォックス」の「惑星ベノム」のものが使用されている。
- ライラット系「惑星ベノム」
- 同じく「スターフォックス」シリーズから登場。
- 無限氷山「アイシクルマウンテン」
- 『アイスクライマー』から登場。上下の強制スクロールでステージが移動していき、落下することはない。(足場がステージ範囲外になって落下扱いになることはあるが)氷山のため、滑る地形がところどころにある。
- ステージBGMは「アイスクライマー」のBGMをメドレーにしている。裏音楽では「バルーンファイト」のバルーントリップのBGMがファミコン音源で使用されている。
- 惑星ゼーベス「ブリンスタ」
- 『スーパーメトロイド』から登場。
- イーグルランド「オネット」
- 『MOTHER2』からの登場。ステージ下は地面となっていて穴も無く、このステージは下へ落下することがない。中央の家は足場になっている箇所があるが、時間経過で崩壊・復活する。たまに交通標識が登場し、道路をトンズラブラザーズのワゴンなどが通過する。キャラは道路ではなく敷地にいるにも関わらず、轢かれると大ダメージを被る。
- BGMは「MOTHER」より「Be'in Friend」~「エイトメロディーズ」のメドレー。裏音楽では同じく「MOTHER」から「ポリアンナ」が使用されている。
- F-ZEROグランプリ「ミュートシティ」
- 『F-ZERO X』から登場。ちなみにF-ZEROマシンが走っているコースはエイトロード。
- カントー地方「ポケモンスタジアム」
- 『ポケモンスタジアム』をモデルにしたステージ。一定時間毎に草ステージ、岩ステージなどに変化する。
- いにしえの王国
- 『スーパーマリオブラザーズ』から登場。
- BGMも「スーパーマリオブラザーズ」の地上面がファミコン音源に近い形で使用。
[編集] 隠しステージ
- 惑星ゼーベス「ブリンスタ深部」
- FC『メトロイド』から登場。
- イーグルランド「フォーサイド」
- 『MOTHER2 ギーグの逆襲』から登場。
- F-ZEROグランプリ「ビッグブルー」
- 『F-ZERO X』から登場。
- 裏音楽では「マッハライダー」のBGMが使用されている。
- カントー地方「ポケモン亜空間」
- ポケモンの形の足場が次々と出現するステージ。そのためステージの形状は非常に不安定で、後半になるにつれ狭いものが多くなる。
- いにしえの王国II
- 『スーパーマリオUSA』から登場。背景はスーパーマリオコレクション版を基にしている。BGMはファミコン音源。
- 超平面「フラットゾーン」
- ゲーム&ウオッチの画面上で展開されるステージ。『ヘルメット』『マンホール』『オイルパニック』を元にしたギミックが入っている。このステージだけ極端に狭く、画面から少しはみ出るとミスとなる。
- BGMはゲーム&ウオッチの効果音をサンプリングに使用した、本作オリジナルのもの。
- スペシャル「戦場」
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』オリジナルステージ。スマブラの中では最も基本的な構造のステージ。
- スペシャル「終点」
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』オリジナルステージ。空中の足場がなく、ステージ中の足場は一つだけ。技術を競う本気対戦向きなステージ。「終点」の名の通り、シンプル・アドベンチャーでの最終ステージとなる。
- 旧ステージ(前作で登場したステージの中で最も人気のあった上位3ステージ)
- 旧ステージ「プププランド」
- 旧ステージ「ヨッシーアイランド」
- 旧ステージ「コンゴジャングル」
※アイシクルマウンテン、グレートベイ、神殿、ヨースター島、オネット、ポケモンスタジアム、いにしえの王国、ビッグブルー、いにしえの王国Ⅱ、戦場、終点はキャラを全員揃えた後、対戦時に12%の確率もしくは対戦者全員がL or Rトリガーを押していると、通常の音楽の代わりに裏音楽が流れる。
[編集] アイテム
出典ゲームが無印のものは本ゲームオリジナルである。バンパー等、前作にあったが廃止されたものもある。
- キャリア
- カプセル
- たまご (ポケットモンスター)
- タル (スーパードンキーコング)
- 箱
- くす玉:一定以上のダメージを与えると浮遊、効果音と共にアイテムが出現。ビッグブルーではあっという間にスクロールアウトしてしまうのでキャリアとしての意味は無い。
- 回復アイテム
- マキシムトマト (星のカービィ):回復量は前作の半分の50%。
- ハートのうつわ (ゼルダの伝説):回復量は前作より減少し100%。
- たべもの (星のカービィ):回復量は微量だがくす玉から大量に登場する。種類によって回復量が異なる。
- 打撃アイテム
- スターロッド (星のカービィ):強攻撃以上で星型弾を発射する。
- はりせん:一発の威力は小さいが攻撃スピードは速く、ハリセン弱攻撃は通常の弱攻撃よりも速く連続攻撃できる。 また、シールド削りが強い。
- ハンマー (ドンキーコング):ハンマーで暴れまわる。前作では強力すぎたためか、たまにハンマーヘッドが抜ける。拾って投げると超強力。
- ビームソード:攻撃法によって長さが変わる効果が追加された。
- ホームランバット:ホームランしてKOする。一部のキャラはホームランにコツがいる。
- パラソル (星のカービィ):打撃攻撃として使えるほか、空中をゆっくり降りられる。しりもち落下中は開かない。
- リップステッキ (パネルでポン):攻撃を当てると相手にじわじわダメージを与える花を咲かせる。何回も攻撃すれボそれだけ花が大きくなるが、ダメージは変わらない。
- 射撃アイテム
- レイガン:16発の射撃武器。前作よりは発射音が静か。
- スーパースコープ (同名の任天堂周辺機器):連打による連射弾、貯めによる大型弾を使える。最大弾3発分で弾切れ。
- ファイアフラワー (スーパーマリオブラザーズ):火炎を放射する。前作よりは炎から抜け出しやすい。
- 投てきアイテム
- ボム兵 (スーパーマリオブラザーズ):ぶつけると爆発する。時間経過で勝手に移動し始める。爆発寸前に拾って投げることができる。
- センサー爆弾 (パーフェクトダーク):前作から出展が変化。地面にぶつけて設置、近寄ると爆発する。
- グルグル (バルーンファイト):前作バンパーの改良型。空中設置が可能。
- タル大砲 (スーパードンキーコング):接触した相手を収納、ムリヤリ吹き飛ばす。
- アカのこうら (マリオカート):投げつけるとその地面一帯にいる敵を追尾して攻撃。
- ミドリのこうら (マリオカート):投げて使う飛び道具。
- フリーザー (マリオブラザーズ):敵に当てると凍る。また打撃によって破壊される。
- どせいさん (MOTHER2 ギーグの逆襲):投げて当てても威力は低く、放って置くと勝手に動く。打撃や飛び道具を受け止める効果がある。
- スクリューアタック (メトロイド):持っている間はジャンプがスクリューアタック状態になる。相手に投げつけると無理やりスクリューアタックをさせ、しりもち落下にする。
- モンスターボール (ポケットモンスター):投げるとポケットモンスターが出現、基本的に投げたプレイヤー以外を攻撃する。出現ポケモンは全29種。
- 変身アイテム
- ウサギずきん (ゼルダの伝説 時のオカリナ):装着中はダッシュ力・ジャンプ力UP。
- スーパースター (スーパーマリオブラザーズ):無敵になる。
- スパイクローク (パーフェクトダーク):透明になる。透明の間は蓄積ダメージが増えない。
- スーパーキノコ (スーパーマリオブラザーズ):体が大きくなり、声が低くなる。
- 毒キノコ (スーパーマリオブラザーズ2):体が小さくなり、声が高くなる。マリオ2と異なりスーパーキノコの外見の差異は少ない。
- 緑ブロック (スーパーマリオ64):メタル状態となり、ふっとびにくくなる。
- ワープスター (星のカービィ):上空へ移動し、急降下で攻撃。落下地点はコントロールスティックである程度操作できる。ガードも突き破る。
[編集] 一人用モード
[編集] レギュラー戦
プレイヤーの腕前に合わせるため、5段階の難易度の変更、1~5までの残機数の変更(オールスター以外)が出来る。
- シンプル
前作64版と同じ対戦形式。前作とは異なり出現するキャラクターはランダム。
- アドベンチャー
今作から追加されたモード。あらかじめ決められたステージを次々と進めていく。アクションゲームのようにゴールを目指すステージもあり、ザコキャラも出てくる。
- オールスター
隠しキャラを全て出すと現れるモード。「星のカービィスーパーデラックス」の1モード「格闘王への道」のように全キャラと対戦していく。敵キャラは多少吹っ飛びやすい。クリアしていくと、一対一から一対二、一対三と敵キャラの数が増えていく。プレイヤーの残機は一機のみだが、敵を倒した後の休憩所で全回復できる3個のハートのうつわがある。最後は必ずMr.ゲーム&ウォッチ軍団が敵となる。
[編集] イベント戦
今作から追加された新モード。決められたシチュエーションでの対戦で勝利条件を目指すというもので、いろいろな対戦条件が用意されている。初めは、Lv.1~10までしかないが、条件を満たしていくことで増えていく。ちなみに、決められたキャラで挑まないといけないレベルもある。
[編集] 競技場
スマブラのシステムを使用して別の楽しみ方が出来るモード。
- ターゲットをこわせ!
前作から引き続き登場。キャラクターごとに決められたアスレチックステージに点在する10個のターゲットを全て壊すまでの時間を競う。
- ホームランコンテスト
新しく登場。「サンドバックくん」を10秒以内にダメージを与えてふっとばし、その距離を競う。距離を伸ばすために、台の左端にあらかじめホームランバットが用意されている。
- 百人組み手
前作の「謎のザコ敵軍団」を発展させたゲーム。一撃で吹っ飛ぶ「謎のザコ敵軍団」を「百人」「三分間」などの決められた条件を満たすまで倒し続けるとクリア。ザコは画面中に最大5人まで出現する。数を生かした袋叩きはザコといってもかなり脅威。
[編集] 対戦ゲーム
基本的なルールは大乱闘スマッシュブラザーズを参照されたい。
[編集] 対戦ルールの追加
前作の時間制、ストック制乱闘に加えて2つのルールが追加された。
- コイン制乱闘
- 制限時間内を戦い、敵を攻撃した際に出現するコインをより多く取ったプレイヤーの勝ちというルール。
- 評価制乱闘
- 制限時間内を戦い、そのプレイに応じて計上されるボーナスポイントが最も多かったプレイヤーの勝ちというルール。
また、ストック制でも制限時間を設定できるようになった。
[編集] スペシャル乱闘
- カメラモード
- 4Pコントローラでカメラを移動させ、写真を撮影・保存するという対戦とは異なる遊び方。
- 体力制乱闘
- 150HPの体力が無くなると負けという普通の対戦型格闘ゲームに則ったルール。
- スーパーサドンデス
- 最初から300%のダメージを負っているというルール。
- でかい乱闘・ちっちゃい乱闘・見えない乱闘
- それぞれスーパーキノコ、毒キノコ、スパイクローク(ダメージ無効効果は無し)による効果が最初から常に続くというルール。この状態でアイテムを取っても効果は重複する。
- 固定画面乱闘
- キャラの移動による画面のズームイン・ズームアウトが全く無いというルール。
- 1ボタン乱闘
- プレイ中にボタンはAボタンしか使えないというルール。
- クイック乱闘・スロー乱闘
- ゲームスピードがそれぞれ1.5倍、0.5倍になっているというルール。
[編集] その他
- 前作同様、ふっとばし率の変更やアイテムの出現率を設定できるなどの詳細な設定ができる。
- 「トーナメント乱闘」としてトーナメント形式での大会方式や勝ち抜け・負け抜けによるゲーム側からのプレイヤーの指定など、5人以上のプレイヤーがいる場合でも円滑に対戦を進めることが出来るようマッチングするという機能が追加された。
- 負けた瞬間に「ポーズ→リセット→ノーコンテスト」というような「逃げ」を防ぐために、ゲーム中のポーズの可否を設定することができる。
[編集] テクニック
- 絶低空緊急回避
略称は「絶」もしくは「絶空」。この名前は任天堂・HAL研究所が定めたわけではなく、ファンの間で生まれたものである。小ジャンプまたはジャンプして地上に着く寸前に、ななめ下方向へ空中緊急回避を行うことで発生し、キャラクターが地面を滑るように移動する。 使用はコツを覚えないと難しいが、滑っている途中にスマッシュを出せたり、相手の方向を向きながら相手と逆の方向に移動できたりと、実践で使えるようになれば役に立つテクニックである。しかしキャラクターによってはほとんど滑らないキャラクターもいるので見極めが肝心。またルイージのように絶を連続でするほうが走るよりも早いキャラクターもいる。ちなみに、絶が有効なキャラクターとして「ファミ通キューブ+アドバンス」(現在は「ファミ通DS+Wii」)が挙げているのはルイージ、ヨッシー、ミュウツー、アイスクライマー、マルス、ロイの6体(その中では特にルイージ、ミュウツー)。また、同誌が無効としているのは、ピーチ、ゼルダ、こどもリンク、プリン、ピカチュウ、ファルコンの同じく6体。また、製作側が意図的に組み込んだものなのか、それともいわゆるバグによるものなのかは不明。故に、今後の続編(X)でも引き続き使用可能とは限らない(スーパーマリオブラザーズの「無限1UP技」に似た問題ではある)。