ワドルディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワドルディは、ゲーム『星のカービィ』シリーズの中に登場するキャラクター。いわゆるザコキャラであるが、知名度はデデデ大王の次ぐらいに高い。英語では"Waddle Dee"と表記する。
アニメでの設定は星のカービィ (アニメ)を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
体型はカービィと同じで、かなり丸い。体色は、顔の部分が肌色、それ以外が赤(緑、金の場合もある)で足が黄色(肌色や茶色、橙の場合も)というのが基本。「全身タイツ」といわれる事もあるが、真相は不明。一部のマンガでは、その外見や色からか「猿」と呼ばれていることもあった。
敵キャラの中で最も弱く、人畜無害で、基本的に歩いているだけである。稀にジャンプしたり、ダッシュで追いかけてくる事もあるが、それ程厄介ではない。
ただ、武器の扱いには長けており、パラソルや、トロッコなどを使っている者も多い。特に、星のカービィ スーパーデラックスでヘルパーとなった者は、非常に高い攻撃力を発揮する。また、同ゲームの格闘王への道で単体で登場するワドルディは、大道芸投げなど一部の技でしか一撃で倒せないうえ、触れると(上に乗っても)大ダメージを食らうので恐れられている。が、一発で消せる裏技もある。
カービィに対する敵意はほとんど無く、パラソルなどの武器をもっていても、ただ遊んでいる事も多い。星のカービィ3の「カヌーワドルディ」(カヌーを漕いでいるだけ)はその最たるものである。
星のカービィ64では、カービィの仲間キャラの一人になり、冒険の先々で手助けをする。持ち前の器用さを生かし、トロッコを始め、リフトやそりなど、移動面で協力する。可愛らしい一面も見せる。
また、タッチ!カービィでは、クリアすると、「ワドルディボール」として、カービィの代わりに操作することができる。
口はあるが、とても無口であり、ほとんどしゃべる事は無い事が明らかとなっている。(スパデラ「メタナイトの逆襲」の例外もある)
「星のカービィ3」では、ヌラフというイノシシの上に乗っていたこともあった。
知名度が高い背景には、登場回数が多い事も関係している。カービィ系のゲームやアニメに総出演しているばかりか、スマブラDXにも密かに登場している。
ちなみにシリーズ皆勤賞。
[編集] 関連キャラ
- ワドルドゥ
- ワドルディに似ているが、厳密には違う種族であり、顔の部分は大半が巨大な目に占められており、肌色の部分は無い。頭に2本の毛が生えているのが特徴。
- 性格はワドルディに比べて攻撃的で、カービィを見つけると積極的に目からビームを発射してくる。吸い込むと、「ビーム」をコピーできる。
- 星のカービィ64では、ダーク・リムラにのっとられたワドルディが酷似する姿になっているが、ビームは放たない。
- 普段は口が見えないが、アニメ版ではしゃべっている。この事からワドルディよりも知能が高いと想定できる。
- パラソルワドルディ
- 傘を持ったワドルディ。特に攻撃はしない。着地した瞬間にパラソルを手放してしまう。(星のカービィスーパーデラックスでは離さずそのまま歩き出したり、鏡の大迷宮では着地するとその場で足踏みしている)
- パラソルワドルドゥ
- パラソルワドルディと同じ。
- ワドルディ(ボス)
- 防御力が非常に高いワドルディ。但し、動かずにその場で足踏みしてるような状態。しかも吸い込みだと1撃で倒せるなどと、史上最弱のボスキャラ。しかし、吸い込み以外では厄介なキャラでもある。
- ワドルディの絵
- 壁に描かれたワドルディの絵が動き出したもの。
- ワポッド
- エヌゼット
- カービィ64において、ワドルディの代役として登場したスカキャラ。行動は忙しく走っているか、全く動かないかのどちらかと、とても極端。ちなみにファイナルスターでは、このキャラ以外に雑魚キャラは登場しない。
- 体型はワドルディ以上に丸い。後頭部の2本の角が特徴。体色は灰色のみ。つぶらな瞳に定評もある。
- デカエヌゼット
- 一応、中ボス(ルームガーター)だが、何もしてこないので簡単に倒せてしまう。
- ビッグワドルディ
- 巨大なワドルディ。吸い込みにくい。
- ミニー
- ワドルディに似たキャラだが、足は体の下にあり、体が長く下半身を引きずっているように見える。とても小さく、吸い込むと「ミニマム」をコピーできる。
- トロッコワドルディ
- トロッコに乗り、エアライドのコースを走るワドルディ
- タンポポワドルディ
- タンポポの綿毛につかまり、ゆっくりと降下するワドルディ。
- ヤリワドルディ
- 槍を持ったワドルディ。ワドルディにしては攻撃的で、槍を投げて攻撃してくる。アニメ版の影響を受けて登場したキャラクターともとれる。
- ゴールデンワドルディ
- その名の通り金色の体のワドルディ。ステップ内を落ち着き無く走り回っており、放って置くとたいがいがけに落ちてしまう。倒すと宝箱を出す。なお、このワドルディを倒すにはステップ内の仕掛けをうまく利用して誘導するパズル的なテクニックを必要とする。