新潟車両センター

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新潟車両センター（にいがたしゃりょうセンター）は、新潟県新潟市紫竹一丁目にある東日本旅客鉄道（JR東日本）の車両基地。新潟支社の管轄となっている。

2004年3月31日までは上沼垂運転区（かみぬったりうんてんく、略号：新カヌ）と称したが、乗務員の配置がない電車区であったので、2004年4月の組織変更に伴い、新潟車両センターに改称した。信越本線とその貨物支線、白新線に囲まれたところに位置し、入口には、かつて特急「とき」で運用されていた181系電車のボンネット型先頭車両が展示されている。

[編集] 所属車両の車体に記される略号

「新ニイ」・・・新潟支社を意味する「新」と、新潟を意味する「ニイ」から構成される。

[編集] 歴史

1963年 7月10日 - 新潟客貨車区と新潟機関区の統合により、新潟運転所が発足。場所は新潟駅南側。
1969年7月1日 - 181系特急形電車94両が、田町電車区から転属。
- 特急「とき」用181系特急形電車、急行「佐渡」用165系急行形電車が配置され、華やかな時代であった。また冬期の雪との闘いは壮絶なもので、遅れ・運休・乗り心地の悪化などに悩まされつづけ一時は国会で問題にもなった程である。
1974年 5月24日 - 新潟駅構内の上越新幹線工事（南口駅舎、新幹線ホーム等の新設）に伴い、新潟運転所上沼垂支所が上沼垂信号場付近に開設され、新潟運転所所属の電車・客車が転属。気動車はそのまま新潟運転所に所属。
1986年 11月1日 - 新潟運転所上沼垂支所が上沼垂運転区として独立。
1991年 - 気動車を新津運輸区に配置変更により、新潟運転所廃止。
2004年 4月1日 - 上沼垂運転区、新潟車両センターに名称変更。
2005年2月10日 - ISO9001認証取得。

[編集] 所属車両

以下は2006年8月現在の所属車両である。

[編集] 電車

485系電車

6両編成10本、リニューアルを受けた3000番台の6両編成8本、増結用電動車の2両編成1本、保留車のグリーン車が2両、4両編成のジョイフルトレイン「きらきらうえつ」1本、3両編成のジョイフルトレイン「NO.DO.KA」1本が所属している。

リニューアル改造を受けた3000番台のR編成6本（R21～28編成）とリニューアル改造を受けていないT編成8本（T11～18編成）は、特急「いなほ」、「北越」で運用されている。T16~18編成は快速「くびき野」で主に運用されている。T18編成は下のK編成の予備車で快速「ムーンライトえちご」で運用されることもある。
なお、JR羽越本線脱線事故で脱線転覆したR24編成は保留車となっており、運用されていない。
旧国鉄色のK編成2本（K1・2編成）は、快速「らくらくトレイン村上」、「ムーンライトえちご」で運用されている。
ジョイフルトレインは臨時・団体列車で運用される。うち「きらきらうえつ」については同項を参照。
特急「はくたか」用であったリニューアル車9両編成2本（R1・2編成）と快速「くびき野」用であった4両編成2本（T21・22編成）が所属していた。
R編成は先頭車1両の半室をグリーン車に改造の上で6両編成に編入されている（R26･27編成）。現在編成に組み込まれていたサロ481形は保留車となっている。
T編成は2006年5月中旬まで「くびき野」に運用されていて、編成内の車両には1500番台も含まれていた。現在は2編成とも長野総合車両センターで改造を受けており、先頭車2両が廃車になり残る車両で6両編成に組み直してそのまま長野へ転出し、引退が決定しているジョイフルトレイン「浪漫」に代わる新御座敷電車に改造される予定となっている。

サロ489形電車

2両が所属している。防弾対策などを備えたVIP仕様となっており、お召し列車に使用されることもあったが、現在は保留車である。

115系電車

4両編成14本（L編成）、3両編成32本（N編成）、2両編成15本（S編成）、弥彦線用2両編成3本（Y編成）が所属している。このうち、一部車両は内装等の更新が行われているものの、L・Y編成の一部には昭和39年製をはじめとする0番台車が原型に近い姿で存在している。また弥彦線用の編成はワンマン運転に対応している。