きらきらうえつ
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きらきらうえつは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が、新潟駅~酒田駅・象潟駅間を白新線・羽越本線経由で運行する快速列車。なお、専用車両についてもこの愛称が与えられているが、本稿では主に快速列車の方を扱う。
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[編集] 概要
新潟駅で上越新幹線に接続し、新潟県下越地方北部、山形県庄内地方とを結ぶ、臨時の快速列車。専用編成によって、主に土曜日・休日を中心に運行される。
「乗ってうれしい・降りて楽しい」というキャッチフレーズが示すとおり、沿線観光が主眼に置かれており、停車各駅からの観光コースも設定されている。
通常、土曜日は下りが新潟発~象潟着、上りが酒田発~新潟着。日曜日は下りが新潟発~酒田着、上りが象潟発~新潟着。その他の休日は新潟~酒田1往復、という形態での運行となっている。尚、象潟への延長運転は5~10月の間に実施される。 映画「武士の一分」のPR列車になっている。
[編集] 沿革
- 2001年11月 運行開始。
- 2002年4月 下り、着地型ダイヤでの運行を開始(通称「さざなみダイヤ」)。新潟発~鶴岡着で片道1本運行した後、村上まで回送され、村上発~酒田着で片道もう1本を運行するというもの。しかし、ダイヤが煩雑で利用者から不評だったことから、10月限りで設定は消滅した。
- 2003年6月 象潟への延長運転を開始。(土曜日は上り、日曜日は下り)
- 2004年3月 ダイヤ改正により白新線豊栄・新発田駅に停車。
- 2005年7月 土・日とも象潟まで往復運転されるようになる。
- 2006年4月 鼠ヶ関駅に停車。
- 2006年7月 土砂災害により小岩川~あつみ温泉間が不通。その為、7月14日~8月9日まで運休となる。
[編集] 使用車両
- 新潟車両センター所属の485系電車「きらきらうえつ」専用4両編成。座席車は1、3、4号車で全車普通車指定席。全席禁煙だが、3号車に喫煙ルームがある。2号車にはラウンジ、ミニビュフェ、沿線紹介コーナーが設置されている。
[編集] 停車駅
新潟駅 - 豊栄駅 - 新発田駅 - 村上駅 - 桑川駅 - 勝木駅 - 府屋駅 - 鼠ヶ関駅 - あつみ温泉駅 - 鶴岡駅 - 余目駅 - 酒田駅( - 遊佐駅 - 吹浦駅 - 象潟駅)
- 括弧内は、5月より10月までの下りは「土曜日」、上りは「日曜日」(一部、増発日あり)に運転。