参議院一人区

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参議院一人区（さんぎいんいちにんく）は参議院議員通常選挙において定数2人、改選議席1人の選挙区のこと。

目次 1 概説 1.1 参議院一人区の例 1.2 過去の参議院一人区での勝敗 2 関連項目

[編集] 概説

改選議席が1人のため、小選挙区的要素を持つ。二大政党制が近づくと、一人区は第一与党と第一野党の二政党で争われることが多くなる。大政党にとっては、自党候補が一人区で当選することは対立党候補の落選につながる。参議院選挙では地方区選挙における一人区の数が多いことから、一人区の勝敗が選挙全体の鍵を握るとされている。

参議院議員通常選挙が行われる年に補欠選挙を行うべき事由が生じた場合は、定数2人の選挙区では6年任期の議員と3年任期の議員の当選枠が二人の選挙区となるため、選挙時においては厳密には一人区にならない。

[編集] 参議院一人区の例

現在の参議院一人区

青森県（1950年～現在） 岩手県（1950年～現在） 秋田県（1950年～現在） 山形県（1950年～現在） 栃木県（2007年～） 群馬県（2007年～） 富山県（1950年～現在） 石川県（1950年～現在） 福井県（1950年～現在） 山梨県（1950年～現在）

三重県（1950年～現在） 滋賀県（1950年～現在） 奈良県（1950年～現在） 和歌山県（1950年～現在） 鳥取県（1950年～現在） 島根県（1950年～現在） 岡山県（2001年～現在） 山口県（1950年～現在） 徳島県（1950年～現在） 香川県（1950年～現在）

愛媛県（1950年～現在） 高知県（1950年～現在） 佐賀県（1950年～現在） 長崎県（1950年～現在） 熊本県（2001年～現在） 大分県（1950年～現在） 宮崎県（1950年～現在） 鹿児島県（2001年～現在） 沖縄県（1971年～現在）

かつての参議院一人区

• 宮城県（1950年～1992年）
• 岐阜県（1950年～1992年）

[編集] 過去の参議院一人区での勝敗

過去の参議院一人区での勝敗

回	年	与党	野党	計
2	1950年			25
3	1953年			25
4	1956年			25
5	1959年			25
6	1962年			25
7	1965年			25
8	1968年			25
9	1971年			26
10	1974年			26
11	1977年			26
12	1980年			26
13	1983年			26
14	1986年			26
15	1989年			26
16	1992年			26
17	1995年			24
18	1998年	16	8	24
19	2001年	24	3	27
20	2004年	14	13	27

[編集] 関連項目

• 参議院議員通常選挙
• 小選挙区制