流山おおたかの森駅
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流山おおたかの森駅(ながれやまおおたかのもりえき)は、千葉県流山市西初石にある、首都圏新都市鉄道・東武鉄道の駅である。首都圏新都市鉄道の駅番号は12。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 首都圏新都市鉄道
- 東武鉄道
[編集] 駅構造
[編集] 首都圏新都市鉄道
島式ホーム2面4線構造の高架駅である。北側から、1番線(下り副本線)・2番線(下り本線)・3番線(上り本線)・4番線(上り副本線)となっている。
- のりば
1・2 | TXつくばエクスプレス線 | 守谷・つくば方面 |
3・4 | TXつくばエクスプレス線 | 北千住・秋葉原方面 |
この駅の秋葉原方に、下り線から上り線への渡り線があり、非常時には秋葉原から来た電車が渡り線を通り、直接4番線(上り副本線)に到着できるようになっている。
[編集] 東武鉄道
相対式ホーム2面2線の橋上駅。折り返しの設備はない。
- のりば
1 | ■野田線 | 柏・新鎌ヶ谷・船橋方面 |
2 | ■野田線 | 野田市・春日部・大宮方面 |
なお、当駅改札口、ホームの発車案内表示機には種別や両数も表示され、列車到着時の自動放送も行き先と停車駅の放送があるものの、1972年以降野田線は全列車普通・6両編成となっており、これらの機能は現在ほとんど意味をなしていない。
[編集] 利用状況
- TXの2006年9月現在の乗車人員は1日平均18,500人ほど(沿線中第3位)
- 東武野田線の2005年度乗車人員は1日平均22,664人である。
両路線ともに、TX開業前まで常磐線柏駅(当駅からの所要時間は5~6分)および東武伊勢崎線春日部駅を利用して東京都心方面へ通勤していた客で、朝ラッシュピーク時は階段付近、改札まで通り抜けるのに時間がかかるほどの混雑になっている。
[編集] 駅周辺
おおたかの森とは、当駅からみて西方にあるおよそ50haの森林・通称「市野谷の森」のことであり、絶滅危惧種であるオオタカが生息することから、駅名の一部に採用された。 しかし名前を付けておきながら、バブル前後のスプロール的開発や「一体化法」に基づくTX沿線開発により半分以上が伐採され、2005年3月現在、20ha強にまで減少している。
その影響のためか、プラットホームや線路内にオオタカが迷い込んでくる事があったりもする。 それでも、宅地化が進んだ流山市南部(そして千葉県東葛飾地域)にあって大変貴重な森林である事に変わりはなく、地元住民や一部自然保護団体は、市野谷の森を通る区間は地下方式で建設することを求めていた。結果として鉄道は高架となったものの関係者が「保全計画」を策定し、一帯を日本初の都市保全林「県立市野谷の森公園」として整備して駅周辺の里山もある程度残していくこととなった。
商業施設面では、(仮称)おおたかの森S.Cが2007年春に開業する予定である。 テナントには、高島屋の食料品部門およびイトーヨーカドーの食料品部門、紀伊国屋書店、シネコン、ロフトなどが入居予定となっている。
周辺地域は、森や林、集落や小規模の新興住宅地などが点在する。
※以上の施設、店は駅徒歩圏であるが、つくばエクスプレス線開業とは特に関係が無い。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 首都圏新都市鉄道
- TX つくばエクスプレス線
- 快速
- 区間快速
- 南流山駅 - 流山おおたかの森駅 - 柏の葉キャンパス駅
- 普通
- 流山セントラルパーク駅 - 流山おおたかの森駅 - 柏の葉キャンパス駅
[編集] バス路線
以上のバス路線が運行。
[編集] その他
駅の立地状況及び開業時から乗り換え客での利用が大変多いため、駅を東西に貫く自由通路ではジャズやロックのミュージシャン、それに地元高校などの吹奏楽部によるコンサートが週末などを中心に時々開かれる。
[編集] 関連
[編集] 外部リンク
- No.12 流山おおたかの森-TSKUBA EXPRESS | つくばエクスプレス
- 東武鉄道流山おおたかの森駅
- 流山市つくばエクスプレス沿線整備事業
- 「オオタカの森」は半分以上が伐採 -- 千葉県自然保護連合事務局調査事業