カメック
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カメックは、任天堂株式会社のテレビゲームソフト、マリオシリーズに登場するキャラクター。
『スーパーマリオワールド]』より登場した、魔法を使い攻撃する亀。魔道士という位置付けで、ケープに分厚い眼鏡という不気味な姿をしている。服の基本色は青。ちなみに、2足歩行。性別は雄が大半を占める。魔法使いの帽子と服を身に付けている。亀なのに甲羅が無いと思われがちだが実は甲羅を背負ったまま服を着ている。
城や砦に登場し、手に持った杖から怪しい光線を発射する。これがブロックに当たると、様々な敵キャラに変化してしまうが、時々失敗してアイテムを出してしまう事もある。足腰は弱く、移動はテレポーテーションをするのみで歩く事は殆ど無い。
『ヨッシーアイランド』で初めて箒に乗る。画面後方から高速で飛んでくるが、外れても引き返してはこず、画面奥を通って後方へ回っていた。また、この作品では「クッパの子守役」としてのカメックも登場する。このカメックはキャラの大きさを変える能力を持っており、各ワールドの4,8ステージに現れてボスキャラを作り出していた。尚、このカメックはオカマの様なかなり特徴のあるしゃべり方をしていた。
『スーパーマリオRPG』ではカメザードとして登場。カジオー軍団に洗脳されて主であるクッパに牙を剥く事になる。マリオ達に倒されると洗脳が解け、無限にコインが出る宝箱を出してくれる。なお、このカメザードはマロの「なにかんがえてるの」で(おそらくマリオに対して)「あの時の赤ん坊」と発言しているためヨッシーアイランドのカメックと同一人物と思われる。
『マリオストーリー』では緑、赤、黄、白のカラーバリエーションが登場する。色によって得意とする魔法の種類が違った。また、コワッパというキャラがカメックと似た杖を持っていた事があったが、こちらは通販で購入したものらしい。この作品では、「カメックババ」という紫の服を着たキャラがクッパの側近として登場した。カメックには珍しい雌であり、役割が同じである事から、ヨッシーアイランドの子守カメックと同一人物であるという説があるが、真相は不明。ストーリー上、カメックババとはピーチが戦うが、ずっと囚われ続けていた彼女でも4ターンで倒せてしまう程弱いキャラだった。
『マリオ&ルイージRPG』には「サイコカメック」という催眠術が使えるカメックが登場している。服の色は黄色。珍しく悪意を持たないカメックである為、戦闘力は不明。
『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』で初めて操作キャラになる。杖をバット代わりにしている上、体力が無いので扱い難いキャラであったが、魔法で離れたボールを引き寄せる能力を持っていた。余談だが、マリオカート64開発時からカメックを操作キャラにする構想はあったらしい。しかし、諸般の事情によって登場は見送られ、その後のマリオカートシリーズにも登場していない。(一応、『マリオカートアドバンス』のクッパキャッスル3ではカメックが登場する。しかしいるだけで妨害等はしてこない)
近種としてコカメックがいる。このキャラはプロペラで空を飛び、ベビーマリオやヨッシー達をクッパ城にさらっていくキャラである。カメックの青に対してこちらは赤を基本色としている。成長途中のカメックなのか、カメックとは別の、元々大きくならない種族なのかは不明。ただ、大半がカメックの部下として存在している事だけは確かである。
最近ではカメック、コカメック共にマリオパーティシリーズに登場し、様々な役割を担っている。