ガボン (ゲームキャラクター)
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[編集] 概要
1988年の『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場。2足歩行をする黄緑色のカメで、大きさはマリオ(スーパー時)の半分程度。甲羅はあるものの、小さく、上半分だけで篭る事も出来ないので全く役に立っていない。その為、防御力はかなり低い部類に入る。また、白い髪がちょんまげの様な形で生えており、敵キャラでは他にクッパ一族とバケバケにしか見られない特徴となっている。
一定の足場の上を往復していて、時折シューリンガンというトゲの付いた鉄球を吐き出してくる。シューリンガンは吐き出した高さを保ちながら高速で飛び、無敵状態や地蔵での押しつぶしといった特殊な攻撃でないと倒せない。1994年の『ヨッシーアイランド』では、吐き出された瞬間に4倍に巨大化するように強化された。
1997年の『ヨッシーストーリー』では、地面に沿って転がるという性質になり、色も灰色から青へ改められた。
2000年の『マリオストーリー』ではガボンは「ガボン兵」と呼ばれ、マリオ並みの大きさになり、シューリンガン付きの棒で殴るという攻撃方法を採る。シューリンガンの色は黒。時々、居眠りしていてマリオ達の通過に気が付かない事もある。
同期のテレサやワンワンに比べると出演作品は非常に少なく、今のところ以下の5作のみである。最近では新キャラの登場も多いので、今後も登場の機会は少ないと思われる。
[編集] 登場作品
[編集] 派生キャラ
- ホワイトガボン
- 『マリオストーリー』に登場する、雪国に住むガボン。体力、攻撃力が上がっており、連続攻撃も出来る。体の色は白だが、シューリンガンや甲羅は黒色のままなので良いカモフラージュになっているとは言い難い。
- ドガボン
- 『マリオストーリー』のピューピューヒルのボス。体がマリオの10倍程と異様に大きく、体色も紫の皮膚にオレンジ髪と特別な色をしている。しかし、攻撃力、体力共に非常に低く、強さはザコキャラと大差無い。甲羅はトゲ付きだが、一般型同様役に立っていない。尚、一時期不死身だった。
- 「ドガボン」が個人名なのか種族名なのかは不明。但し、1匹しかいない事、ドガボンのしんぞうというキャラが登場する事から、個人名だと考えられる。
- ガンス
- 『ペーパーマリオRPG』に登場する老人。見た目はガボンに似ているが、ゲーム中では詳しく明かされないので確証は無い。「ガンス」は個人名。体色は紫。サングラスと帽子で顔を隠している。マッチョガンスに変身してマリオと戦う事になる。
- 変身するとドガボンと同程度まで巨大化し、体色がオレンジに変わる。また、この状態になると帽子を取るので、黄色の髪が見える。自分の攻撃力や防御力を高めてから攻撃に移るという、独特の戦術を取り、稀にヨケヨケ状態になってマリオ達の攻撃をよける事もある。
- アイスガボン
- 『Newスーパーマリオブラザーズ』5-1にのみ登場する、雪国型のガボン。ホワイトガボンとは別種で、こちらは体は水色、手足は橙色をしている。雪のステージらしくゴーグルと帽子をつけているのが特徴。どこからともなく雪玉を取り出し、シューリンガンのように投げて攻撃してくる。