あやめ (列車)

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あやめとは、JR東日本が東京駅～成田駅・佐原駅・鹿島神宮駅・銚子駅間を総武本線・成田線・鹿島線を経由して運行している特急列車。

なお、沿革等の関連で以下の列車も付加する。

急行列車「鹿島」（かしま）・「水郷」（すいごう）・「総武」（そうぶ）
特別急行列車「ホームタウン佐倉」（ - さくら）・「ホームタウン成田」（ - なりた）・「すいごう」
臨時列車特別急行列車「あやめ祭り」（ - まつり）・「ピクニックあやめ」・「佐原夏祭り」（さわらなつまつり）・「佐原秋祭り」（さわらあきまつり）・「さわら」・「コスモスさわら」

[編集] 運行概況

運転区間

下り
- 1号：東京－成田（土休日運休）
- 3号：東京－佐原
- 5号：東京－銚子（東京－佐倉間は「しおさい15号」に併結。佐原－銚子間は普通列車）
- 7号：東京－成田（土休日運休）
上り
- 2号：銚子－東京（銚子－佐原間は普通列車）
- 4号：鹿島神宮－東京（鹿島神宮－佐原間は普通列車）

使用車両：E257系500番台。

普通車自由席、全座席禁煙。
1・7号は10両編成。
2・3・4・5号は5両編成。但し、5号の東京－佐倉間は、併結の「しおさい15号」と合わせて10両編成。

停車駅

東京駅 - 錦糸町駅 - 千葉駅 - （四街道駅） - 佐倉駅 - 成田駅 - 滑河駅 - 佐原駅～鹿島神宮駅・銚子駅間の各駅。（佐原～銚子・鹿島神宮は普通列車）

四街道駅は5・7号のみ停車。

[編集] 臨時列車

あやめ祭り号: 香取市および潮来市のあやめ祭りに合わせ、6月の土曜・休日に、最大2往復が運転される。

大船駅発着の列車にはE257系500番台が使用される。全区間特急列車。
新宿駅発着(秋葉原経由)の列車には、主にニューなのはななどのジョイフルトレイン使用で運転されていたが、2006年は、183系使用で運転された。

佐原夏祭り号・佐原秋祭り号: 7月と10月に行なわれる佐原の山車祭りに合わせて運転された。
さわら号: 佐原で行なわれた「駅からハイキング」に合わせて運転された。
コスモスさわら号: 1998年9月(？)コスモスの見頃に合わせて運転。
ピクニックあやめ号: 1994年9月から11月(？)、および1995年4月から11月(？)の土休日に運転された。

183系　すいごう

[編集] 成田線・鹿島線優等列車沿革

（「成田エクスプレス」を除く）

1961年、成田線佐原駅経由で初の優等列車として、新宿駅・両国駅～銚子駅間を結ぶ準急列車「総武」が運行開始。但し、運行当時は総武本線成東駅経由の列車を併結しており、佐倉駅で分割併結を行っていた。
1962年、「総武」の列車名称を変更。成東駅経由の列車を「犬吠」とし、佐原駅経由列車を「水郷」とする。
1967年、「水郷」急行列車に昇格。
1970年、「水郷」は鹿島線鹿島神宮駅開業に伴い、鹿島神宮駅発着列車を運行開始。
1975年、総武快速線東京駅開業及び成田線成田駅以東の電化工事終了。これに伴い、従来新宿駅・両国駅～銚子・鹿島神宮駅間を成田線経由で結んだ急行列車「水郷」を、以下のように変更する。
1. 東京駅～鹿島神宮駅間に、エル特急「あやめ」を4往復設定。（183系電車9両編成。）
2. 「あやめ」の補完列車として新宿駅・両国駅～鹿島神宮駅間に急行列車「鹿島」を2往復（うち1往復は季節列車）を設定する。（153系または165系7両編成。）
3. 急行「水郷」も電車急行化。東京－銚子間2往復の運転となる。（153系または165系7両編成。）
1982年、以下のようにダイヤ変更を行う。
1. 急行「鹿島」1往復を特急「あやめ」に格上げ。「あやめ」は5往復となり、新宿駅・両国駅発着列車が設定される。
2. 急行「水郷」を特急「すいごう」に格上げし、両国駅～佐原駅～銚子駅間を結ぶ特急列車に格上げ。183系電車6両で運行。
1985年、以下のように変更
1. 「すいごう」上り列車1本を東京駅着に変更。また、佐原駅～銚子駅間を普通列車化。
2. 「あやめ」の佐原駅～鹿島神宮駅間を普通列車に格下げし、グリーン車の連結を中止、普通車のみの6両編成に短縮。
1986年、「すいごう」下り列車1本の始発駅を東京駅に変更。
1988年、「すいごう」・「あやめ」両国駅発着列車を廃止。「すいごう」全列車東京駅発着に変更。これにより、両国駅発着の総武線系統列車廃止される。
1991年 3月19日、成田エクスプレスの運転開始に伴いスピードアップ。東京-佐原間の所要時間（最速）は、88分から80分に短縮される。
1993年、利用客の減少により、以下のように変更。
1. 日中の「あやめ」2往復及び「すいごう」1往復が削減される。これにより、「あやめ」の新宿駅乗り入れは終了となり、「あやめ」は3往復、「すいごう」は1往復となる。
2. 代替として、快速列車「エアポート成田」併結の快速電車を2往復設定。
1994年、利用客の減少により、以下のように変更。
1. 「あやめ」の2往復が削減され、1往復のみの運行となり、エル特急の呼称が外される。なお、このエル特急指定解除は、新特急「なすの」に続き2例目で、2002年にJR東日本が呼称廃止による解除を行った事例を例外とすれば、2000年の「はつかり」の例と合わせ、3度しかない。
2. 代替として「エアポート成田」併結の快速電車が1往復増発される。
3. 「すいごう」下り列車を佐原駅止まりとする。
4. 東京発～佐倉行きの特急「ホームタウン佐倉」の運行を開始。