M-flo
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m-flo | |
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出身地 | 日本 |
活動期間 | 1998年~99年頃から。旧バンド"N.M.D."を含めるとこの限りではない。 |
ジャンル | J-POP,HIP-HOP等 |
レーベル | Rhythm REPUBLIC rhythmzone (1999年) |
メンバー | VERBAL MC ☆TAKU DJ |
旧メンバー | LISA Vo. |
m-flo(エムフロウ)はプロデューサー・DJの☆TakuとMCのVERBALで構成される、日本の音楽グループ。
マネージメント事務所Artimage(アーティマージュ)に所属。
エイベックス系のレーベルrhythmzoneからこれまでに4枚のオリジナルアルバム、4枚のリミックスアルバム、1枚のベストアルバム、更に3枚の企画アルバムをリリースしている。
他のアーティストとのコラボレーション等も多く、関連作品は100以上ともされている。
目次 |
[編集] "m-flo"の由来
m-floは"mediarite-flo"の略である。
"m"は"media-rite"(「メディアの通過儀礼」と「隕石」(meteorite)をかけた造語)、"flo"はラップの"flow"を意味している。
隕石(mediarite)が流れ(flow)て、この世界(音楽圏)に影響を与えるという願いを込めてVERBALが命名したもの。
[編集] メンバー
MC。東京都出身。血液型B型(過去の情報ではO型となっているが、後にB型と判明)。ラップ・リリック等を担当。父親がオールドカマー、母親がニューカマーの、韓国国籍の在日コリアンであり、クリスチャン。東京都世田谷区の聖メリーズインターナショナルスクール出身。渡米しボストン大学(Boston University)を卒業、コンピュータ企業で働くこともあったが付属神学大学院で牧師を目指していた。アメリカの少年院で数学を教えていた事もある。レーベル"espionage records"主宰。著書に『alien alter egos―神のパズル それは僕自身』がある。自身がリーダーとなっているMIC BANDITZに参加。またTERIYAKI BOYZにも参加している。
DJ。神奈川県出身。血液型A型。トラック・作曲を担当。一部楽曲ではラップも担当。VERBALと同じく聖メリーズインターナショナルスクール出身。卒業後はL.A.に留学していた。レーベル"Tachytelic Records"主宰。ハイスクール時代の友人に小宮山雄飛(BANK$、ホフディラン)がいる。
[編集] 元メンバー
ボーカル。東京都出身。血液型O型。日本人とコロンビア人のハーフ。実家は東京都用賀の焼き鳥屋・やきとり天国である。 2002年4月にソロ活動に専念するために脱退した。2005年発売のアルバム『BEAT SPACE NINE』ではlovesアーティストとして1曲のみの参加ではあるが、再びm-floのボーカルとして歌い、ライブにも参加した。
[編集] 概要
ヒップホップ、ソウル、R&B、2ステップ、ドラムンベース、ハウス、などさまざまなジャンルの要素を取り入れ、多彩な音楽を生み出している。さらに、元ボーカリストのLISAを含めた初期メンバー3名がインターナショナル・スクールの出身者だった事もあって、メンバーは全員バイリンガルである。その特質を活かし、日本語・英語が入り交じった歌詞は2012年~2014年という近未来的な設定である事も特徴である。なお、VERBALと☆Takuは都内の同じセントメリーズ・インターナショナルスクールに通っていた仲。LISAもその姉妹校である清泉インターナショナルスクールに通っていた。 クラブシーンからJ-POPまで、様々なリスナーから支持され、多様なファン層を獲得している。
[編集] 略歴
[編集] VERBALのヒップホップとの出会い
VERBALは幼い頃、親の仕事の都合でボストンに滞在したことがあった。 その時参加したキャンプで、子供たちがスクールバスの中でRUN DMCの「Walk This Way」を歌っている事にカルチャーショックを受ける。VERBALは母親に必死に頼みテープを買ってもらったのをきっかけにヒップホップを好むようになり、次第に自分で英語の歌詞を書いてラップするようになった。当時のリリックは現在とは異なり自身の民族的アイデンティティを強調したものも多かったと本人は著書などで語っている。
[編集] ☆Takuとの出会い、N.M.D.時代
VERBALはその後、インターナショナルスクールに進学する。 このとき☆Takuは、同スクールでミクスチャー・ロックバンド"N.M.D."を結成していた(☆Takuはドラムを担当)。 ある日、N.M.D.のラップ担当メンバーの折り合いがつかなくなり、☆TakuはVERBALをピンチヒッターとしてライブに出演させた。☆TakuはこのライブにおけるVERBALに感激し、VERBALをN.M.D.のメンバーとして加入させる。 現在のDragon Ashのような形態で活動していた彼らは、インターナショナルスクールのバンドの中でも革新的な地位にたち、様々なコンテスト等で表彰されたこともあった。その後いくつかのレコード会社からメジャーデビューのオファーを受けたN.M.D.であったが、彼等はそれらを断り、進学のため解散。VERBALはボストンに、☆TakuはL.A.に留学した。
[編集] インディーズデビュー
帰国後、別の女性ボーカルと活動してクラブなどでデモテープを配る生活をしていた☆Takuは、現在の所属事務所Artimageの代表取締役社長である浅川真次(GTSのDJ GEE)と出会い、同事務所のスタジオなどで音楽製作を始める。
当時☆Takuが作っていた音楽を浅川は、「打ち込みはいまひとつだが、独特のグルーヴ感があった」と語っている。
ある日、浅川が元々GTSで使用する予定だったCeybil Jefferiesのボーカル素材を☆Takuに渡し制作を依頼した所、出来上がった曲にそのとき偶然日本に帰国していたVERBALのラップが入っていた。この曲が「The Way We Were」である(『The Intergalactic Collection ~ギャラコレ~』Disc2に収録。オリジナルはBarbra Streisand)。「The Way We Were」は、エイベックス系のインディーズレーベル"Rhythm REPUBLIC"からリリースされたが、出荷は少数であった。しかし浅川がこれを高く評価したのをきっかけに、☆TakuはVERBALと共に他にも数曲制作することになる。
[編集] メジャーデビュー
VERBALを入れて制作した数曲の中でも、かつてソロやRam Jam Worldのゲストボーカル等で活動していたLISA("UNIKA"という名前も使用)をボーカルとして起用した"been so long"が特に関係者の間でも大好評となり、ついに3人でデビューする話が持ち上がった。すでに大学院で神学を専攻し、卒業後は牧師になると決めていたVERBALを浅川が説得して日本に呼び止め、m-flo名義で"Rhythm REPUBLIC"から『been so long』をリリースした。あえてこのレーベルにした理由は、ただの「エイベックスの新人」と見られたくないという、浅川の意図が込められていた。HMVなどをはじめとした外資系CDストアのみで、初期は500枚程度の受注だった『been so long』は、J-WAVEのレコメンドになるなど、FMラジオ局などを中心にじわじわと知名度を上げ、最終的に受注は10,000枚を超えるまでに至った。同曲は同時にコナミの音楽ゲームbeatmania IIDXにも収録されている(ムービーにもPVが使用されている)。 インディーズでの売上目標を達成した事や、インディーズでは対応しきれなくなった事から、m-floは同じくエイベックス系のメジャーレーベル"rhythm zone"からメジャーデビューを果たす。1999年7月、メジャー1stシングル『the tripod e.p.』をリリース、オリコン初登場9位を獲得した。 タイトルのtripodとは"3本の柱(三脚)"の意味で、LISA、VERBAL、☆Takuの3人が団結して曲を作り上げる、という意味が込められている。
[編集] LISA在籍時代
その後m-floは、Evelyn "Champagne" Kingの「Love Come Down」をサンプリングした『Mirrorball Satellite 2012』を9月に、それぞれ映画とドラマのタイアップソングであった『L.O.T. (Love Or Truth)』と『chronopsychology』を11月の同日にリリース。新人にしては豪華なリミキサーを起用する一方、地道に良質な作品を発表することで着実にコアな音楽ファンを獲得していった。 そして先行シングル『Hands』リリース後の2000年2月、1stアルバム『Planet Shining』をリリース。InterludeにCOLDFEETのLori Fineらを起用、「2012年のGlobal Astro Liner号での宇宙旅行」と設定されたこのアルバムはオリコン初登場6位を獲得した。8月には、小西康陽、須永辰緒(Sunaga t Experience)、TOWA TEIをはじめとした多数の豪華リミキサーを迎えたリミックスアルバム『The Replacement Percussionists』も発売される。
9月にリリースされた『How You Like Me Now?』はTDKのキャンペーンソングになり、TVCMソングとしてタイアップをした。
2001年1月には代表作の1つとなる『come again』をリリース。当時UKのクラブミュージックとして流行していた2ステップを基調としたこの曲は、「J-POPの方程式を無視して作りました」と☆Takuがコメントしている。この曲のヒットにより、"m-floといえば「come again」"という意識がさまざまな層のリスナーに広がる事になる。
3月には先行シングル『orbit-3』と2ndアルバム『EXPO EXPO』をリリース。『EXPO EXPO』は「2012年のバーチャル万博」という設定で、オリコン初登場3位を記録。先行シングルの3曲のほかに、TOWA TEI(CHATR)、Bahamadia、Chops(MB's)を迎えたタイトルナンバー「EXPO EXPO」、BUDDHA BRANDのメンバーであるDEV LARGEとNIPPSを迎えた「Dispatch」、セッションバンドumjanna!との「magenta rain」などが収録された。『Planet Shining』と同様Interludeに凝っており、『The Replacement Percussionists』に引き続きナレーターの服部真湖らをInterludeに起用した。
5月、『EXPO EXPO』からのリカットシングルとしてリリースされた『prism』には、「come again」のボーカル部分のみのトラックが収録されており、これを元に、"m-flo 「come again」 Remix コンテスト"が開催された。グランプリ賞は当時ゲームミュージックなどを制作していた境 亜寿香の、「come again (Tokyo Cafe Remix)」だった。同年11月には、この楽曲を含んだリミックスアルバム『EXPO防衛ロボット GRAN SONIK』が発売される。
8月にはZepp Tokyoでのライブを収録した初のライブアルバム『m-flo tour 2001 "EXPO EXPO"』もリリース(9月にはライブDVD『m-flo tour 2001 "EXPO EXPO"』をリリース)。「Yours only,」ではLISAが泣き出したり、「come again」では曲の途中でVERBALが「もう一回最初から聴きたいか~!」などと言い、もう一度「come again」を演奏する場面などがあった。
2001年までに、m-floは数々の"ソトシゴト"に恵まれ、他のアーティストとも様々なコラボレーションを行った。2002年には、その集大成となるアルバム『ソトシゴト ~m-flo turns it out!~』も発売された。
[編集] "loves Who?" 時代
こうしてセールス的にも成功を収め、軌道に乗ったm-floであったが、2002年4月、ソロ活動に専念するためLISAが脱退を発表。2002年は残されたメンバー2名のソロ活動を中心とした沈黙期間が続く年となった。 ☆Takuは"Tachytelic Records"を立ち上げ、オーディションから起用した日之内絵美のプロデュース、自身のMIX CDをリリース。VERBALは"espionage records"を立ち上げ、テレビ東京系音楽オーディションバラエティ番組"ASAYAN"のラッパーオーディションからデビューした Heartsdalesのプロデュースや、自身も参加するラッパー集団MIC BANDITZを立ち上げるなど、個々の活動を活発にした。
2003年3月、約1年半の沈黙を破りファン投票の結果を元に選曲されたベストアルバム『The Intergalactic Collection ~ギャラコレ~』をリリース。最終トラックは「次のヴォーカリストは誰だ!」というクイズのようになっており、新ボーカルは様々な憶測を呼んだ(歌いだす直前で切られていた)。
そして6月、新ボーカルCrystal Kayをフィーチャーし、シングル『REEEWIND!』をリリース。
このシングルをもって、以前のLISAのような固定ボーカルを有さず、毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲をリリースする"m-flo loves Who?"("Who?"にはフィーチャリングしたアーティストが入る)での新体制という形で、活動が再開された。この体制にはファンの評判も賛否両論だったが、結果として新たなファンを取り込む事もできた。また二人が多くの新人、もしくはあまり名の知られていないボーカリストを発掘してフィーチャーしたため、この形態はそうしたアーティストのヒットのきっかけとしても貢献することとなる。
その後、10月に"m-flo loves melody. & 山本領平"として『miss you』(カップリングに"m-flo loves CHEMISTRY"として「Astrosexy」を収録。一定の知名度を確立していたCHEMISTRYとの共演作を敢えてカップリングに収録したあたりに先述の傾向が見られる)、翌2004年年3月に"m-flo loves BoA"として『the Love Bug』など、"loves Who?"体制でのシングルを次々と発売した。
また、これと同時期に"ソトシゴト"集の第二弾である『m-flo inside』(限定盤)を発売。これをきっかけに、以後m-floが関わった殆どの作品に"m-flo inside"マークが記載されることになる。
5月、遂に三年振りとなるオリジナルアルバム『ASTROMANTIC』を発売。先述したアーティストの他にも、R&BシンガーDOUBLE、日本人唯一のヴォーカリスト &フリューゲルホーンプレーヤーTOKU、Dragon Ash、坂本龍一、CRAZY KEN BAND、野宮真貴(元ピチカート・ファイヴ)、BOY-KENなど、全17曲それぞれに豪華なゲストボーカルを呼び、 "loves Who?"の集大成となった。更に、Interludeにはパトリック・ハーラン(パックンマックン)を起用。このアルバムはオリコン初登場2位、最高1位を獲得する。
また、先のアルバム『m-flo inside』の"inside"という単語つながりで『ASTROMANTIC』初回限定版には、intelとのコラボレーション企画『m-flo loves intel』があった。
6月、現メンバーの2人は同時期に結婚した。7月には新木場スタジオコーストをはじめとしたライブツアーを行った。
9月には『ASTROMANTIC』のリミックスアルバムである『ASTROMANTIC CHARM SCHOOL』をリリース。テーマは「チャーミングなASTROMANTIC Lady/Gentlemanになるための学校」という設定になっており、FreeTEMPOや冨田ラボ、中村弘二 (SUPERCAR)、UGLY DUCKLINGやSPACE COWBOYといった国内外の豪華リミキサーによるリミックスアルバムとなった。
11月には、YOSHIKAをフィーチャーしたシングル『let go』をリリース。YOSHIKAはSonyのCMソング集『CM STYLE』で「JOLIE」(アル・クーパーのカヴァー)を歌った新人(当時)。『let go』のロングヒットを踏み台に、翌年にはメジャーデビューを果たす。
2005年、m-flo loves Ryuichi Sakamotoの「I WANNA BE DOWN」が米Billboard誌のHot Dance/Club Playチャートで最高12位(2月19日付)を獲得する国際的なヒットとなった。
同年2月にはシングル『DOPAMINE』を発売。声量と歌唱テクニックで知られるEMYLIと、VERBAL自らデビューのきっかけを作ったSOUL'd OUTのDiggy-MO'をフィーチャー。カップリングにはloves YOSHIKAの「tO yOUR bEAT」を収録。また、同時にライブ"ASTROMANTIC"の模様(一部)とPVを収録したDVD『ASTROMANTIC DVD』も発売した。
3月、和田アキ子とコラボレーション。m-flo loves Akiko Wadaとして「HEY!」のレコーディングを行った。同曲は同年4月5日より、TBS系列のプロ野球中継「野球烈闘 2005」のテーマソング、及び同局系の新番組「MLB主義(イズム)」のエンディングテーマとなる。根っからのサッカーファンであると公言している☆Takuが野球に関する曲を書く事に対して疑問をもつファンもいた。
またこの頃、RIAJの違法アップロードに対抗するポスターに出演した。コピーは「SAY 違法UPLOADしたらお仕置き!!!」だった。
4月にはMonday満ちるとの lovesで、『A.D.D.P.』(「EXPO EXPO」の1フレーズ"Analize, Dissect, Detect, Process"の略)をアナログ12インチのみで限定盤としてリリース(後にmoraなどの音楽配信サイトでもShort Versionが配信される)。
7月にloves EMYLI & YOSHIKAの「Loop In My Heart」とloves Akiko Wadaの「HEY!」の両A面シングルをリリース(楽曲は6月14日当時のレギュラーラジオ番組である、Global Astro Radioで初オンエアされた)。
同じ月に、元ボーカリストのLISAが"loves Who?"のボーカリストとして再びm-floの楽曲に参加するとの発表があった。 アルバム楽曲の先行オンエアという形でラジオで公開された「TRIPOD BABY」は、『EXPO EXPO』の頃のm-flo(特に「come again」)を髣髴とさせる楽曲構成で、特に古くからのファンの大きな反響を呼んだ。
8月に"loves Who?"体制での2枚目のアルバム『BEAT SPACE NINE』をリリース。BENNIE K、YOSHIKA、EMYLI、Sowelu、WHEE SUNG(フィソン)、加藤ミリヤ、Monday満ちる、Diggy-MO'(SOUL'd OUT)、kahimi karie、Rie fu、Akiko Wadaらと、元ボーカルのLISAが参加し、初めてオリコン1位を獲得した。 またこのアルバムのリリース前日にVERBALのオフィシャルブログ「ウソみたいなホントの話」がスタートする。
11月2日には『BEAT SPACE NINE』のリミックスアルバム『DOPE SPACE NINE』がリリースされた。リミキサーとして、CKB-Annex、CLAZZIQUAI PROJECT、CUBISMO GRAFICO、KREVA、マボロシ、Reggae Disco Rockers、大沢伸一(MONDO GROSSO)、トンガリニポポ(トンガリキッズ)らが参加した。
また、この頃に"BEAT SPACE NINEツアー"とするライブ活動を行い、LISAらを含めたゲストボーカル(LISA、melody.、山本領平、BoA、WheeSung、 Diggy-MO'、Sowelu、EMYLI、YOSHIKAら)も共に参加した。『DOPE SPACE NINE』の発売日と同日に行われた日本武道館での最終公演では、多数のアーティストも参加し、LISA時代の「How You Like Me Now?」と「come again」も披露された。VERBALはライブなどでLISAのことをゴッド姉ちゃんと呼んでいる。このライブは同日深夜からインターネットテレビ"GyaO"で放送された。
12月31日には、第56回NHK紅白歌合戦に、「m-flo loves Akiko Wada」として白組から初出場した。
2006年6月28日には、日之内絵美とRyohei(山本領平)をlovesした、「Summer Time Love」をリリース。この曲は、丸井とTVCMなどにおいてタイアップし、「ナツ 水着 m-flo」などと丸井のCM内で検索キーワードが出てきたり、渋谷の丸井にm-floの垂れ幕が下がるなど、露出が多くなった。
そして、7月にはソトシゴト集第三弾にあたる『m-flo inside -WORKS BEST II-』をリリース。ディスク1は、ソトシゴトだけではなく、m-flo loves MINMIでの新曲「Lotta Love」や「Summer Time Love」のSunaga t Experienceによるリミックスを収録。ディスク2はm-floのクラシックと呼べる作品を中心に構成された、DJ DeckstreamによるMIX CDであった。ディスク2の中でも、一部の「クラシック作品」はJAMOSAやWISE、L-VOKALといった比較的若手のアーティストを迎えて新たに録音されているが、これらは彼らを"loves"した作品ではない。また、ディスク2の最後では2007年に5thアルバムをリリースするというナレーションが入っている。
そして11月8日に、m-flo loves BONNIE PINK 「Love Song」(c/w m-flo loves DOPING PANDA 「she loves the CREAM」)の発売が決定した。 m-floとBONNIE PINKのコラボレーションとしては、DJ HASEBEの「Get Out! feat. BONNIE PINK & VERBAL」(2002年1月)以来、実に4年10ヶ月ぶりの楽曲である。
11月29日に発売されるRIP SLYMEの5thアルバムEPOCHに収録されている、パーリーピーポーでRIP SLYMEのコラボレーションを実現された。
[編集] リリース
[編集] CD
[編集] シングル
[編集] LISA脱退前のシングル
- The Way We Were (1998年10月24日) - Rhythm REPUBLICよりリリース
- been so long (1998年12月2日) - Rhythm REPUBLICよりリリース
- the tripod e.p. (1999年7月7日)
- Mirroball Satellite 2012 (1999年9月29日)
- L.O.T. (Love Or Truth) (1999年11月25日)
- chronopsychology (1999年11月25日)
- Hands (2000年2月16日)
- Come Back To Me ~reviens moi~ (2000年4月26日)
- the Quantum EP (2000年6月28日)
- How You Like Me Now? (2000年9月6日)
- come again (2001年1月17日)
- orbit-3 - 限定盤 (2001年3月14日)
- prism - 限定盤、「come again」リミックス用素材付き (2001年5月9日)
- Dispatch feat. Dev Large, Nipps & Vincento Galluo - 限定盤 (2001年7月25日)
- Yours only, / Lies - 初回盤のみ「Lies (Original)」収録 (2001年10月31日)
[編集] LISA脱退後のシングル("loves Who?" 時代)
- REEEWIND! - M-FLO loves Crystal Kay (2003年6月18日)
- miss you - m-flo loves melody. & 山本領平 (2003年10月22日)
- the Love Bug - m-flo loves BoA (2004年3月17日)
- let go - m-flo loves YOSHIKA (2004年11月17日)
- DOPAMINE - m-flo loves EMYLI & Diggy-MO' (2005年2月23日)
- Loop In My Heart - m-flo loves EMYLI & YOSHIKA / HEY! - m-flo loves Akiko Wada(2005年7月13日)
- Summer Time Love - m-flo loves 日之内絵美 & Ryohei (2006年6月28日)
- Love Song - m-flo loves BONNIE PINK (2006年11月8日)
[編集] アルバム
[編集] オリジナルアルバム
- Planet Shining (2000年2月23日)
- EXPO EXPO (2001年3月28日)
- ASTROMANTIC (2004年5月26日)
- BEAT SPACE NINE (2005年8月24日)
[編集] リミックスアルバム
- The Replacement Percussionists (2000年8月9日)
- EXPO防衛ロボット GRAN SONIK (2001年11月28日)
- ASTROMANTIC CHARM SCHOOL (2004年9月15日)
- DOPE SPACE NINE (2005年11月2日)
[編集] ライブ収録アルバム
- m-flo tour 2001 "EXPO EXPO" (2001年8月29日)
[編集] ベストアルバム
- The Intergalactic Collection ~ギャラコレ~ (2003年3月5日)
[編集] 企画アルバム
- ソトシゴト ~m-flo turns it out!~ (2002年2月27日)
- m-flo inside - 限定盤。 (2004年3月17日)
- m-flo inside -WORKS BEST II- (2006年7月26日)
いずれもm-floが関わった作品集である。
[編集] VHS
- Tunnel Vision (2000年9月6日)
- m-flo tour 2001 "EXPO EXPO" (2001年9月27日)
[編集] DVD
- Tunnel Vision (2000年9月6日)
- m-flo tour 2001 "EXPO EXPO" (2001年9月27日)
- The Intergalactic Collector's Item ~ギャラコレマニア~ (2003年3月19日)
- ASTROMANTIC DVD (2005年2月23日)
- m-flo TOUR 2005 BEAT SPACE NINE at 日本武道館 (2006年2月22日)
[編集] "ソトシゴト"の主な作品
[編集] m-floが関わった主な作品
- Big Bang Romance / 野宮真貴 loves m-flo
- Now or Never / CHEMISTRY meets m-flo
- ウソツキBOY / Sunday
- living large / SMAP
- Shine In My Life / GTS feat. Melodie Sexton and m-flo
[編集] ☆Takuが関わった主な作品
- 日之内絵美 - プロデュース
- K. - 『Keynote』、「最後のサイダー」プロデュース
- DISTANCE -m-flo remix- / 宇多田ヒカル
- hard to say / Crystal Kay
- Boyfriend -part II- / Crystal Kay
- AIDA (020609TACHYTELIC REMIX)
- see you... / melody.
- I Know / Crystal Kay
- 君の優しさ / AYUSE KOZUE
- Win and Shine / Ukatrats FC
- (Is This The Way To) Amarillo / ☆Taku Takahashi (m-flo)
- GO WEST -020609 TACHYTELIC REMIX- / ULTRAS
- J-WAVE SAPPORO BEER TOKIO HOT100 オープニング - 2003年10月から現在も使用中。
- 映画「模倣犯」 - オープニングテーマ「modulation」、挿入曲「ピースのジレンマ」を担当。
[編集] VERBALが関わった主な作品
- Heartsdales - プロデュース
- MIC BANDITZ - プロデュース、VERBAL自身も参加。
- TERIYAKI BOYZ - VERBAL自身も参加。
- Ex-Boyfriend feat. Verbal (m-flo) / Crystal Kay
- lovin' it / 安室奈美恵 & VERBAL
- Get Out! feat. BONNIE PINK & VERBAL / DJ HASEBE
- Spectacular / Fantastic Plastic Machine - 作詞とラップを担当。
- Look around / BRATZ featuring CHRISTINA MILIAN and VERBAL
- SOME DAY ONE DAY feat. VERBAL (m-flo) / BoA - 「the Love Bug」の伏線的楽曲
- OFF THE CHAINS / TOSS & TURN [VERBAL + GIORGIO(現So'Fly)]
- BABY BLUE! / HALCALI - 作詞を担当
- 鍔ゼリアイ feat. VERBAL /GAGLE
- onelove / Ryohei feat. VERBAL (m-flo)
- Lose My Religion / L-UNIVERSE("L-UNIVERSE"は、VERBALがNujabes主宰のインディペンデント・ヒップホップレーベル "Hyde Out"へ参加した時の名前。アナログで数曲、"Hyde Out"のコンピレーションアルバム『FIRST COLLECTION』にソロとフィーチャリングが1曲ずつ収録されている。)
- Love Mode / CLAZZIQUAI PROJECT feat. VERBAL (m-flo)
- パーリーピーポー(Hosted by VERBAL) / RIP SLYME
- バカヤROW feat.VERBAL / KM-MARKIT
- Here We Go feat.VERBAL(m-flo) / MAY J.
[編集] VERBALが関わった書籍
- 『alien alter egos―神のパズル それは僕自身』:本人著作
- 『ゴスペルの本―from bloom to soul』:解説
- 『宇宙の歩き方』:インタビュー
[編集] ラジオ番組
[編集] 現在放送中のラジオ番組
なし
[編集] かつてのラジオ番組
- J-WAVE ACROSS THE VIEW "SWELTER SHELTER"
- TOKYO FM MOTHER MUSIC RECORDS "Global Astro Radio"
- mind blowing radio
[編集] タイアップ
- L.O.T. (Love Or Truth) - テレビ朝日系 月曜ドラマ・イン 「ベストフレンド」主題歌
- chronopsychology - 松竹系全国ロードショー 「黒い家」主題歌
- Come Back To Me - カネボウ 肌美精スーパークリアジェル 2000年春 CMソング
- One Sugar Dream - BRUTUS 2000.7.1 カフェ特集 テーマソング
- How You Like Me Now? - TDK Digital Audio CM song
- come again - カネボウ テスティモ TVCMイメージソング
- prism - J-WAVE LIVING IN TOKYO キャンペーンソング
- REEEWIND! - TV朝日系 ビートたけしのTVタックル エンディング・テーマ
- gET oN! - JR東日本 仙台支社「シュン感、東京。」 CMタイアップ曲
- the Love Bug - テレビ朝日系全国ネット Matthew's Best Hit TV エンディングテーマ
- STARSTRUCK~"The Return of the LuvBytes" - 集英社 雑誌「Pinky」 TV・RADIO CMソング
- VANESSA - 資生堂 アネッサ CMタイアップ曲
- let go - NTTドコモ FOMA901i TVCM 「m-floが・・・」篇
- I WANNA BE DOWN - Design Channel テーマソング
- Loop In My Heart - dwango いろメロミックス CMタイアップソング
- HEY! - TBS系野球中継「野球烈闘2005」テーマ曲、「MLB主義(イズム)」エンディング曲
- TRIPOD BABY (SHADOW THE HEDGEHOG MIX) - SEGA 「SHADOW THE HEDGEHOG」 コラボレーションミュージック
- Summer Time Love - OIOI 06 水着&ゆかた CFソング
- she loves the CREAM - Amazing Nuts! 「グローバルアストロライナー号」
[編集] その他
- 現在すっかりサングラスキャラとして定着してしまったm-floであるが、デビュー当時は☆Taku・VERBALともにあまりサングラスをかけておらず(かけても色の薄いものが多く)、 VERBALがかけ始めたのは『EXPO EXPO』(2001年)の頃から、☆Takuがかけ始めたのは『miss you』(2003年)の頃からである。
- ☆Takuはサッカー日本代表ファンであり、2006年のワールドカップではドイツまで観戦に行った。
- 「m-flo talks in Apple Store presented by Netz」に出演した際の発言によると、2人ともiPodの愛用者で毎年お互いの誕生日にiPodを贈りあっている。もともと ☆Takuは音楽制作にMacintoshを使用しており、このようなトークイベントに出演するなど、m-floはアップルびいきであるといえる。
- VERBALの母親はベトナム戦争の韓国人看護師として戦地に出向くなど、行動派であった。母親はニューカマー、父親はオールドカマーの在日コリアンである。
- VERBALは証券会社で働いていたことがあるらしい(ASTRO TALK DIGESTより)。
- 2014年などの近未来の年代が入った歌詞が特徴的であったが、このような歌詞は『BEAT SPACE NINE』以降はあまり見られなくなっている(これに伴いアルバムにおけるストーリー性も無くなってきている)。『m-flo inside -WORKS BESTII-』に収録のWISEによる「EXPO EXPO」冒頭のVERBALのMCを聴く限り、2006年現在、明確な年代設定は行われていないようである。
- コナミの音楽ゲーム「beatmania IIDX」シリーズに「been so long」、「L.O.T. (Love Or Truth)」など数曲提供している。これらの楽曲はプレー中にPVが放映される。
[編集] 外部リンク
- m-flo公式サイト(Flash Player必須) - Diaryなどがある。
- Artimageによるm-floサイト
- Artimage公式サイト
- m-flo.net - ファンサイト
- VERBAL(m-flo)Official Blog - VERBALによる公式ブログ VERBAL(m-flo)の「ウソみたいなホントの話」