暁 (NARUTO)
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暁(あかつき)は、漫画作品『NARUTO -ナルト-』およびテレビアニメの『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の組織。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
10名の忍で構成されている謎の小組織。かつて大蛇丸(空)が入っていたが今は抜け、さらにはサソリが死んだ為8人になった。しかし、その後トビが入り、現在は9人となっている。各国の抜け忍たちで構成され、構成員のほとんどがS級犯罪者たちで、現在の組織の重要任務は全ての尾獣を我が物とする事。それによる、各忍里に代わる戦争請負組織の設立、最終的には世界征服が目的とされる。
黒地に赤雲の模様の外套のようなものと笠を装束としている。額当てはそれぞれ出身国のマークに傷をつけたものを着用している。また全員が漢字一文字刻まれた指輪をはめている。
二人一組(ツーマンセル)での行動が基本らしく、構成員時の大蛇丸もサソリと組んで行動していた。「裏切り者は容赦無く葬る」というルールがあるらしく、大蛇丸の暗殺も企んでいる。メンバー各々の実力は一国の忍頭、五影以上。
ツーマンセルの組み合わせは、
- うちはイタチと干柿鬼鮫
- デイダラとサソリ(死後はトビ)
- 飛段と角都(飛段曰く「不死コンビ」)
[編集] 行動
[編集] 第一部
九尾捕獲任務の為、うちはイタチと干柿鬼鮫が木の葉の隠れ里に侵入。夕日紅と猿飛アスマを圧倒する。その後、助けに入ったはたけカカシも月読で精神を破壊する。その後、マイト・ガイも現れたため一度撤退する。
二度目は自来也とうずまきナルトが自来也を探している際に、自来也を女性を使いひきつけておきナルトに接触。しかし、戻ってきた自来也の口寄せ・蝦蟇口縛りにより大蝦蟇の食道に閉じ込められ、うちはイタチの天照でなんとか脱出するも消耗が激しいため撤退する。
[編集] 第二部
一尾捕獲任務の為、デイダラとサソリが砂隠れの里の侵攻。デイダラが片手を失いながらも、我愛羅を撃退、捕獲。「幻龍九封尽」にて一尾の封印に成功するも、サソリは、追跡してきたチヨバア、春野サクラと交戦、壮絶な傀儡の戦いを繰り広げ倒される。デイダラはナルトやカカシ達、木の葉の忍に包囲されるが、なんとか逃げ切る。
その後サソリの補充メンバーとして正式にトビが加入する。
飛段と角都は二尾の宿主ユギトと交戦、捕縛。デイダラとトビは三尾(亀)を撃退、捕縛。
飛段と角都は守護忍十二士の一人、地陸を倒し裏世界の換金所へ。換金所を出たところで猿飛アスマの部隊と戦闘に突入。飛段は奈良シカマルの作戦により一時劣勢となるも、角都の参戦により一気に形勢を逆転し、アスマを殺害したのち二人とも姿を消した。
[編集] メンバー
( )の中に書かれているのは、指輪の文字。
[編集] 暁の首領
(零)
謎に包まれている暁のリーダー格の忍。褐色がかったオレンジの髪の風貌。象転の術や封印術・幻龍九封尽など、独自に開発した術を多数持っているようである。実力はまだ未知数だが、一国の忍頭、五影クラスの実力を持つ者達を仕切っていることから、忍者としても相当の実力を持ち合わせていると考えられる。世界征服をもくろむ。
術:象転の術、封印術・幻龍九封尽
[編集] ???
(白)
現在まで名前の明かされていない構成員。髪は紫色の風貌。2006年ジャンプ35号と48号にてシルエット、35号にて後姿が登場。頭には花らしきものを付けており、ジャンプフェスタにて作者本人が「暁に紅一点の女がいます」と発言している。そのため、このメンバーが唯一の女性メンバーではないかと考えられる。
[編集] うちは イタチ
(朱)(声優:石川英郎)
- 年齢 - 18歳(第一部)、20歳(第二部)
- 誕生日 - 6月9日
- 身長 - 175.2 cm
- 体重 - 57.1 kg
木の葉隠れの抜け忍でサスケの実兄。黒髪に黒い眼の風貌(写輪眼を使用しているのでいつもは赤く見える)。うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。さらに、うちは一族の中でも極めて内密にされている「天照」も習得している。
木の葉隠れ時代はアカデミーを首席で卒業後、10歳で中忍となり、その後まもなく暗部入りを果たす。13歳の時には暗部の分隊長を務めていたとされる。うちは一族の結束を「己の器を制約する物」と忌み嫌っていた。ある日、うちはシスイの殺害容疑をかけられ、そしてその数日後、父母はもちろん、一族(そして住んでいた町の住民)はサスケ以外を全員殺害しサスケに「お前が万華鏡写輪眼を開眼すれば操る者は3人になる」と、意味深な言葉を言い残し、姿をくらませた。現在は暁のメンバーとして活動しており、干柿鬼鮫とコンビを組んでいる。どういった経緯で暁のメンバーとなったかは不明である。
彼が再び木の葉の里に現われたのは、木の葉崩しの直後で、暁のメンバーとしてであった。 上忍の夕日紅、はたけカカシらと交戦となるが、カカシすら見切れない術のスピードで圧倒し 防御不能の幻術「月読」でカカシを戦闘不能に追い込んだ。自来也と交戦した際には、秘術「天照」を使用している。
忍者としての実力値は圧倒的で、大蛇丸が「私よりも強い」とカブトに密談したり、2部では象転の術で身代わりとなった男にチャクラを与え操りながらカカシ、ナルト、サクラ、チヨバア達と互角にやり合った。写輪眼以外の術レベルも高く、カカシですら目で追いきれない程の術スピードを誇る。やはりうちは一族の血を引いている為に火遁系の忍術も得意の模様。最近、視力が落ちてきているらしい(おそらく写輪眼や万華鏡写輪眼を酷使しているからだと思われる)。
術:万華鏡写輪眼、天照、月読、魔幻・鏡天地転など
[編集] 干柿 鬼鮫
(南)(ほしがききさめ) (声優:檀臣幸)
- 年齢 - 29歳(第一部)、31歳(第二部)
- 誕生日 - 3月18日
- 身長 - 195 cm
- 体重 - 83.1 kg
霧隠れの抜け忍。大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な男。口調は丁寧だが、性格は冷酷きわまりない。元「霧の忍刀七人衆」の一人で、「霧隠れの怪人」と呼ばれている。おなじ「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」桃地再不斬を「ガキ」と子供扱いしている事から実力はかなり高い模様。名前の通りサメのような外見。肌の色は青黒く、髪は藍色。愛刀はチャクラを食う大刀「鮫肌」。
イタチと共にナルトの臍に封印された九尾を狙って木の葉へ進入を試みた。この時にガイに強烈な蹴りを見舞われ、ガイに対して因縁ができる(ガイは出会った事自体忘れていて、その事でさらに因縁が深くなる)。元々鬼鮫が執念深いのかもしれないが・・・。第二部ではチャクラを与えた生贄を使いガイ、リー、テンテンそしてネジと応戦。暁の中でも莫大なチャクラを持ち、元の三分の一のチャクラでもその量はネジに九尾化状態のナルト並といわせる程。全く水のない場所を水遁で湖のような状態に出来るほど卓越した水遁忍術の使い手でもある。身長195cmとかなり大柄。
術:水遁・五食鮫、水分身の術、水牢の術、爆水衝波など
[編集] デイダラ
(青)
岩隠れの抜け忍。青い眼に金髪の風貌で、左眼が機械仕掛けの義眼。語尾に「…うん」を付けるのが口癖。両手の平にある口で喰った粘土と自身のチャクラを混ぜて作った「起爆粘土」を用いる。これにより様々な造形品を作り (クモ型粘土、鳥型粘土、魚型粘土、十八番(オハコ)C3入り粘土、起爆分身)、さらにそれを術により巨大化し、自由に起爆し攻撃する。彼曰く「芸術は爆発だ、うん。」(ちなみに「芸術は爆発だ」は岡本太郎の名言である)。
風影の我愛羅を連れ帰る際の戦闘で左腕を潰されるも我愛羅に勝利。カカシ・ナルトとの戦闘では鳥型粘土に乗ってかなりの長時間上空から様子を伺っていたが、カカシの万華鏡写輪眼に右肘を持っていかれ、その先をも失った。さらにナルトの攻撃で地面へと落とされた。その直後にトラップで足止めをくっていたガイ班も到着したため、完全に追い詰められたと悟り自爆分身を囮に逃走した。
サソリの死後は新入りのトビと行動を共にするが、トビの行動と言動が癪に触るらしくよく虐めている。その様子はお笑いコンビと化しつつある。腕は角都に治してもらっている。
尚、読者にかなり人気があるらしく、第6回人気投票ではサスケ、カカシに次ぎ、ナルトを抜き3位だった。 うずまきナルトには気をつけろと忠告していたので強さを認めたとも思える。
[編集] ゼツ
(亥)
黄色い眼と緑の髪の風貌で、肉食植物に挟まれている様な、人間離れした外見をしている。左半身と右半身とでは肌や髪の色が異なっており、互いに異なる人格を持っている。左半身は優しげでまともな喋り方をするが、右半身は厳格でカタコトを喋る。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。また、カタコトの右半身は多弁だが、左半身は口数が少なく、ほとんど右半身としか会話をしない。捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男を食べて処理するという場面が見られた。地面や木などに身を潜めることが得意で、敵の監視役や仲間が捕らえた人柱力の回収等に回っている。その他の詳細は不明。
[編集] 飛段
(三)(ひだん)
どこの抜け忍なのかは不明。髪型はオールバック(一部のファンからは「ホストっぽい」と言われている)。言葉の節々に伸ばし言葉を使うのが特徴。本人曰く、攻撃スピードは暁内で最も遅いらしい。殺戮がモットーのジャシン教という宗教を信仰していて、その教義に沿って戦闘時にも“儀式”を行う狂信者。“二尾”を宿す実力者ユギトや、元”守護忍十二士”の忍僧である地陸、さらには猿飛アスマですら倒してしまう程の実力者。陣図を描き、敵の血を舐め、身体に奇妙な紋様が浮き出た状態で攻撃を受けると、自分へのダメージが血を舐めとった敵にもリンクする。ただし陣図からでてしまうとリンクしなくなり、自分にしかダメージを受けない、本人は不死身の身体らしく致死クラスの攻撃を数度受け、首を落とされても存命している(何故死なないのかは現時点では謎に包まれている)。性格に少しサドマゾヒズム(サディズムとマゾヒズム)が入ってる。トビが入る以前は、暁の中で一番新入りだった。
[編集] 角都
(北)(かくず)
滝隠れの抜け忍。普段は冷静沈着な忍だが、時たまキレて殺意が沸くことがあるらしい。金に目が無い。飛段と同じく、相当の実力者。暁の財布役を担当している。飛段とは馬が合わないがコンビを組んで行動してるのは、自分自身のキレ癖で殺しても飛段は不死身なので死なないからだと思われる。過去にコンビを組んだものは三人いたが、彼のキレ癖のためにいずれも死亡している。
今までに殺害した忍者の心臓を経絡系ごと自分の身体に移植していて、5種類の性質変化全てを操ることができるほか、5個の心臓を持つ。体の一部を切り離し黒い繊維状のもので操ることができる。またその繊維状のもので、切り離された体をつなげることもできる。さらに土遁系の術で自分の体を硬化することが出来る。
術:雷遁・偽暗(ぎあん)、風遁・圧害(あつがい)、火遁・頭刻苦(ずこっく)
[編集] トビ
(玉)
死亡したサソリの代わりに暁に入った。黒髪に右目だけ穴の開いた仮面のようなものをしているが詳細は不明。新入りなのに先輩にため口。発言は結構ジョークが利いていて面白い。三尾との戦いではデイダラに助けを求めていた。その態度や言動がデイダラの癪に触るらしく、よく虐められている。
[編集] 元メンバー
[編集] 大蛇丸
(空)(おろちまる)
- 詳細は大蛇丸 (NARUTO)を参照。
元メンバーで、暁を抜けた後に田の国にて音隠れの里を創設する。サソリの放ったスパイ薬師カブトを部下に抱える。カブトについてはサソリを既に裏切り、大蛇丸と供に彼を殺すつもりだった。暁とは対立関係にある。
[編集] サソリ
(玉)
砂隠れの抜け忍。砂隠れ所属当時は傀儡(くぐつ)部隊の天才造形師と謳われ、「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者。普段は傀儡「ヒルコ」の中に潜み行動、戦闘を行う。百体もの傀儡を同時に操ることが出来る。カンクロウの持つ3つの傀儡人形を作ったのは彼である。人間を傀儡に作り変えた「人傀儡」を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしており、その中には三代目風影までもが含まれる。また、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時のままであり、永遠に年をとることはない(その事を内心苦痛に思っていたようだ)。
チヨバア、サクラと壮絶な傀儡合戦を繰り広げたが、最後は自分の両親の傀儡に唯一生身のパーツを攻撃され死亡した。人を待つのも待たせるのも嫌い。砂や音の里にスパイを放っており、時期がくればスパイたちに自分の部下としての記憶を呼び覚ませるという変わった術を使う。大蛇丸の元には、スパイとして薬師カブトを放っていた。
術:傀儡の術・ヒルコ、三代目風影 、赤秘技・百機の操演
三代目風影の術:砂鉄時雨、砂鉄界法
[編集] 指輪
各個に「零・青・白・朱・玄・空・南・北・三・玉」が一字づつ刻まれている10個の指輪。 トビの話からすると暁の正式メンバーの証とされている模様。
[編集] 封印術・幻龍九封尽
「幻龍九封尽」の発動に使用され、各々担当する指があり、その担当位置とリンクした指に指輪をはめている。
- ※他の作品の忍者がよく唱えている九字の唱え方の一つがモデルと思われる。
- 青龍(せいりゅう)
- 白虎(びゃっこ)
- 朱雀(すざく)
- 玄武(げんぶ)
- 空陳(くうちん)
- 南斗(なんじゅ)
- 北斗(ほくと)
- 三台(さんたい)
- 玉女(ぎょくにょ)