薬師カブト
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薬師カブト(やくしかぶと)は、漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物。アニメでの声優は神奈延年。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
大蛇丸の側近。音隠れの里の医療忍者で、大蛇丸の右腕と暗躍している。元々は暁で大蛇丸とコンビを組んでいた「赤砂のサソリ」の部下で、一定の時期が来るまで記憶を失う術を掛けられた後、大蛇丸の元にスパイとして送り込まれていたが、大蛇丸の手によって術は解かれ、その後は彼の思想に共感して忠誠を誓い、服従している。因みに元上司であるサソリに対しては「傀儡に隠れた陰気な奴」と評している。
木の葉隠れの里で過ごした頃に医者に育てられたため医療忍術を使う。攻撃においては手先にチャクラを集中させたチャクラメスを用いる。自来也の曰く木の葉の里の天才忍者カカシと同レベルの実力を持つとされる。計算高く何重もの裏がある性格で、分析力に長ける。各国にアジトを持っているようで、追跡を免れるため大蛇丸と共に数日単位で移動を繰り返しているようだ。
[編集] プロフィール
- 音隠れの忍び。
- 木の葉隠れ潜入中の登録番号は、012140。
- 年齢 - 19~20歳(第一部)、22歳(第二部)
- 誕生日 - 2月29日
- 身長 - 176.2 cm
- 体重 - 65 kg
- 血液型AB型。
[編集] 第一部
中忍試験の頃より登場。当初、うずまきナルトからは「ぱっとしない先輩」と思われていた。表向きは温和なお人好しを装っているが、本性は残虐で冷徹。自らの正体を偽り、数年来、木の葉の里において音の隠密として暗躍していた。風影暗殺、砂隠れとの密約等、彼の隠密活動がやがて「木の葉崩し」を引き起こす。この戦争において木の葉の里に甚大な損害を与えるが、木の葉の忍びの果敢な抵抗に遭うと共に、大蛇丸が三代目火影に術と両腕を封じられ撤退を強いられる。この戦争によって音隠れも大きな損失を受けたようで、それ以来、音の下忍はほとんど登場しなくなった。
その後は三代目の呪いに苦しむ大蛇丸を救うために、医療スペシャリストの綱手と交戦。伝説の三忍を相手に優勢に立ち、綱手が「全盛期の自分を超える」と認めるほどの腕前を見せる。その後、綱手の側近の医療上忍シズネとも交戦し、なんなくあしらうが、ナルトの螺旋丸をその身に受ける。人並み外れた回復能力を持つ彼であっても螺旋丸の威力を耐え切ることはできなかった。彼がナルトの螺旋丸をその身に受けた最初の人となった。ただし、この際も技をまともにくらいながらナルトの経絡系を正確に切り裂く離れ業を演じ、彼を戦闘不能に追い込んでいる。
[編集] 第二部
元上司のサソリから5年後のある日に天地橋で落ち合うことを指示されていたようで、大蛇丸と二人がかりで天地橋にてサソリを待ち伏せし、嵌めて始末する予定だった。しかし、サソリはすでに抹殺されており、ヤマトを隊長とする第7班との交戦となる。
その後、アジトに帰還する際は、カモフラージュに死体を用いてサイの身代わりをいとも簡単に作り上げ、医療忍者としての技量の高さを見せつけた。
暁とは険悪な中にあるようで、木の葉の忍びが暁のメンバーを一人でも多く倒してくれることを望んでいるようだ。大蛇丸からは全幅の信頼を寄せられているカブトではあるが、音の五人衆を失い、うちはサスケが大蛇丸の元に来てからというもの大蛇丸の関心は彼に向いており、古参としてはあまりいい気分ではないよう。サスケが大蛇丸に横柄な態度や言葉遣いをするのでよく注意しているが、さすがにパワーアップしたサスケには敵わないようである。
[編集] 術
高度な医療忍術を習得している。
[編集] 使用術一覧
- 死魂の術
- 陰癒傷滅
- 掌仙術
- チャクラ解剖刀
- 涅槃精舎の術