尼崎市交通局
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尼崎市交通局(あまがさきしこうつうきょく)は、兵庫県尼崎市のバス部門である。
外郭団体の尼崎交通事業振興とともに、尼崎市営バス(以下、市バスと略す)として尼崎市内で路線バスを運行している。スルッとKANSAIに参加しており、全線でスルッとKANSAI対応カードが使用できる。ノンステップバスの導入率(新規事業者を除く)では国内1位を誇り、2008年(平成20年)度末には全車がノンステップバス化される予定である。
目次 |
[編集] 組織
- 総務課
- 経営企画課
- 運輸課
- 労務担当
[編集] 営業所等
- 塚口営業所
- 場所 : 兵庫県尼崎市東塚口町2丁目4-37
- 武庫営業所
- 場所 : 兵庫県尼崎市武庫豊町3丁目11-1
- 市バスサービスセンター(阪神尼崎)
- 場所 : 兵庫県尼崎市神田中通1丁目1
- この他、東園田と出屋敷に休憩所が設けられている。
- 1993年まで阪神尼崎駅北口(ロータリー内)に中央営業所があった。
[編集] 歴史
- 1948年3月8日 営業開始
- 1949年10月5日 最初のディーゼル車導入
- 1954年1月1日 ワンマンカー営業開始
- 1958年9月1日 交通局局舎・久々知車庫開設
- 1961年9月1日 100%ディーゼル車化
- 1963年9月1日 武庫営業所開設
- 1970年5月1日 市内西部路線のワンマン化実施(ワンマン化率41%)
- 1972年2月1日 市内中部・東部路線のワンマン化実施(ワンマン化率83%)
- 1973年7月7日 ひまわりバス制度実施
- 1975年3月1日 武庫之荘周辺路線のワンマン化実施(ワンマン化率91%)
- 1977年10月1日 市内東部路線のワンマン化実施(ワンマン化率100%達成)
- 1979年5月1日 初の冷房車購入
- 1981年4月1日 路線変更実施(長距離路線の短縮化)
- 1986年7月1日 路線変更実施(幹線・地域線制度の導入)
- 1990年3月31日 100%冷房化
- 1994年 音声合成放送装置を導入
- 1995年1月17日 阪神・淡路大震災が発生し、定時運行が不能に(詳細は後述)。
- 1998年4月4日 ノンステップバスの運行を開始。
- 2000年3月1日 スルッとKANSAI参加。
- 2000年10月1日 環境定期を導入。
- 2002年4月1日 寿定期と鉄道連絡定期を導入。
- 2004年3月 全車両の方向幕をLEDを用いた電光式表示機に変更。
- 2004年4月1日 一部路線(70番)で尼崎交通事業振興株式会社との共同運行を開始。一部路線(21/21-2/22/23/24番)を同社へ管理委託。
- 2005年4月1日 尼崎交通事業振興への管理委託路線を拡充(11/20番。阪急園田発着路線は全て管理委託となった)。
- 2006年3月25日 バス運行情報案内システム「あまっこガイド」の運用を開始。
[編集] 沿革
戦前、尼崎市域内のバス事業は阪神乗合自動車と阪神国道自動車(いずれも現在の阪神電鉄バス)、ならびに阪神合同バス(現在の阪急バス)が行っていた。戦後、これらの会社線が運休したままで市内交通が不便であったため尼崎市では市営バスを企画。阪神電鉄は協力的で運休路線の免許を尼崎市に譲渡したりしたが、阪急バスはこれに抵抗した。阪急バスとしては、阪神電車~阪急電車間の路線を確立したのは自社であるといった意識が高かったためである。このため、昭和50年代まで市バスと阪急バスは競合関係が続いていた。
※路線に関しては後述の路線網の変遷を参照のこと。
[編集] 阪神・淡路大震災発生時の状況
- 神戸方面へ向かうことのできる国道2号線・国道43号線・国道171号線、および迂回路として利用可能な高速道路(中国自動車道/阪神高速道路5号湾岸線)に直結している尼宝線などを中心に幹線道路で軒並み大渋滞が発生。
- 道路陥没や山陽新幹線の高架橋崩落など地震による被害とそれらの復旧工事により、付近の道路が渋滞や通行禁止の状態となり、一部の路線で運転区間の変更を強いられた。
- 運転区間を短縮したり、迂回ルートで終点へ向かうなどの方法で、駅から終点までの運転を中心に運行を続ける。しかし、数日でルートが再び変更されたり、(迂回や運転区間短縮がなされる前の)本来のルートに存在するバス停に「バス停休止」の表示や迂回運行の案内がなされないなど混乱が続いた。
- 以上のような事由から、バス停の運行予定表が正しいものであるかどうか、運行予定表に沿って正しく運転されているのかどうか、そもそもバスが最寄りのバス停を通ってくれるのかどうか、を利用者が判断できない混乱した状況となり、市バス利用者の大幅な減少へとつながった。
- これらの教訓をふまえて、2006年3月末よりバス運行情報案内システム「あまっこガイド」の運用が開始されている。
[編集] 路線
尼崎市は、東西方向は鉄道路線が複数存在するが、市内の南北を結ぶ鉄道路線がないため、市バスの路線は鉄道駅を起点として市内を南北方向に走る路線が中心である。路線は、幹線と地域線に種類が分かれているが、料金(運賃)などは同じである。
終点間際の放送で独自のBGMが流れるが、これは「ああ尼崎市民家族」という曲で、尼崎市制70周年を機に作られた市民の歌である。作曲は「浪花のモーツァルト」ことキダ・タローによる。
なお、20番台の路線と11番は尼崎交通事業振興に運行を委託、また70番は尼崎市交通局と尼崎交通事業振興の共同運行である。
[編集] 路線一覧
停留所名に付記された(北)(南)(上)(下)は、停留所の位置を表すものである。鉄道駅などで停留所が複数設置されている場合に路線によって発着する場所が異なることから便宜上つけられている。
[編集] 幹線
阪急神戸本線の駅からJR神戸線(東海道本線)の駅を経て阪神本線の駅を結ぶ。
路線番号 | 経路 |
---|---|
11番 | 阪急園田(南)-若王寺-JR尼崎(北)-小田支所-阪神尼崎 |
12番 | 阪急塚口-JR塚口-若王寺-JR尼崎(北)-小田支所-常光寺-阪神杭瀬 |
13番 | 阪急塚口-尾浜西口-水道局-産業高校-阪神尼崎 |
14番 | 阪急塚口-園田学園女子大学-JR立花(上)-市役所-阪神出屋敷 |
15番 | 阪急武庫之荘(南)-JR立花(上)-市役所-中央公民館-産業高校-阪神尼崎 |
[編集] 地域線
市内各駅と周辺地域を結ぶ。一部の路線では、運転区間を一部延長したり、経由地・経路の一部を変更して運転する便があり、路線番号に「-(数字)」をつける形で分類・運行されている。
路線番号 | 経路 |
---|---|
20番 | JR猪名寺-田能-競馬場-阪急園田-東園田 |
21番 | 阪急園田-競馬場-園田支所-若王寺-JR塚口-阪急塚口 |
21-2番 | 戸ノ内-阪急園田-競馬場-園田支所-若王寺-JR塚口-阪急塚口 |
22番 | 阪急園田(北)-競馬場-園田支所-若王寺-尾浜-阪神尼崎 |
23番 | 戸ノ内-阪急園田-神崎-小田支所-JR尼崎(南)-阪神尼崎 ※JR尼崎(南) - 阪神尼崎 間区間便あり |
24番 | 阪急園田(南)-五反田-小田支所-JR尼崎(南)-常光寺-阪神杭瀬 |
30番 | 阪急塚口-尼崎北小学校-立花支所-JR立花(上)-南警察署西分庁舎-尼崎競艇場-リサーチコア前-武庫川 ※阪急塚口 - リサーチコア前 間区間便あり |
31番 | 阪急塚口-尼崎北小学校-立花支所-市役所-中央公民館-産業高校-阪神尼崎 |
40番 | 宮ノ北団地-常陽中学校-時友-阪急武庫之荘(北) |
41番 | 宮ノ北団地-常陽中学校-武庫支所-阪急武庫之荘(北) |
41-2番 | 宮ノ北団地-常陽中学校-友行西口-阪急武庫之荘(北) |
43番 | 宮ノ北団地-常松-時友-富松城跡-阪急武庫之荘(南)-労災病院-JR立花(下)-市役所-水道局-産業高校-阪神尼崎 |
43-2番 | 武庫営業所-武庫支所-常松-時友-富松城跡-阪急武庫之荘(南)-労災病院-JR立花(下)-市役所-水道局-産業高校-阪神尼崎 |
45番 | 武庫営業所-武庫之郷-阪急武庫之荘(北) |
46番 | 武庫営業所-西武庫-阪急武庫之荘(北) |
47番 | 武庫営業所-西武庫-守部公園-阪急武庫之荘(南)-JR立花(上)-西消防署-大庄支所-武庫川 |
47-2番 | 武庫営業所-西武庫-守部公園-阪急武庫之荘(南)-JR立花(上)-労災病院-稲葉荘1丁目-大庄支所-武庫川 |
48番 | 阪急武庫之荘-富松城跡-立花支所-尾浜西口-スポーツセンター-JR尼崎(南) |
49番 | 阪急武庫之荘-労災病院-JR立花(下)-市役所-阪神出屋敷 |
50番 | JR尼崎(南)-産業高校-水道局-市役所-JR立花(下)-労災病院-稲葉荘1丁目-南警察署西分庁舎-阪神出屋敷 |
50-2番 | 阪神杭瀬-JR尼崎(南)-産業高校-水道局-市役所-JR立花(下)-労災病院-稲葉荘1丁目-南警察署西分庁舎-阪神出屋敷 |
51番 | JR尼崎(南)-社協会館-小田南公園-阪神杭瀬 |
52番 | JR尼崎(南)-社協会館-コスモ工業団地前-社協会館-JR尼崎(南) |
60番 | JR立花-南警察署西分庁舎-尼崎競艇場-リサーチコア前-鶴町-松下PDP前 ※JR立花は(下)発、(上)着 |
70番 | 阪神尼崎(南)-クリーンセンター第2工場 |
80-1番 | (右回り)阪神出屋敷→高洲→中浜→八幡橋→武庫川→琴浦神社→阪神出屋敷 |
80-2番 | (左回り)阪神出屋敷→琴浦神社→武庫川→八幡橋→中浜→高洲→阪神出屋敷 |
85番 | 阪神出屋敷-高洲-中浜-鶴町-尼崎テクノランド前-松下PDP前 |
90番 | 武庫川-尼崎スポーツの森-松下PDP前-尼崎テクノランド前 |
[編集] 路線網の変遷
[編集] 概要
- もともとは、開業以来大きな変化がなく、総花的に路線を設定し、循環系統や中には複雑な経路を取る路線など、長距離を走行する路線が多かった。また、西宮市の武庫川女子大学を経て、甲子園競輪場まで運行する路線もあった。しかし、道路渋滞による定時性の低下などが進んでいた。
- 1986年7月1日に、路線網を全面的に見直し、幹線バス方式を導入した。この方式では、朝夕と昼間時では運行路線を変更し、幹線(阪急~JR~阪神の駅を直結)、地域線(市内各駅と住宅地や工業地帯を結ぶ)を設定し、さらに昼間は一部路線を市役所や公共施設への連絡を目的に、循環線(東部、中部、西部および厳密には循環ではない西部循環線特系統)に置き換えて運行することで、利便性の向上や定時性の確保を目指した。(※当時の詳細な路線一覧については後述。)
- 系統番号は廃止され、系統表示幕には、幹線、地域または循環と表示され、路線名が行先表示幕に表示される様になった。しかしながら、系統番号が無くなった事により混乱を招いた為、翌年、幹線が一桁、循環線が10番台(右回りが偶数、左回りが奇数)、地域線が20番以降という系統番号が設定された。一方で、路線名による案内も継続された。なお、この当時の方向幕は、旧年式車は前面の系統幕を別個にしていたが、一体型となった比較的新しい車両については、黒地に白文字の幕が採用された。
- 幹線には直通客のために急行便を設定したのもユニークであった。但し、通過となるバス停を利用する乗客からの苦情や誤乗が多く、また急行便に使用される車両についても、方向幕幅の問題で循環線への使用が出来なかった非冷房の旧年式車が多用された為、不評だった。(※急行便の停車停留所については後述。)
- 路線網が急激に変わったためか、利用者の多くを占める高齢者からは分かりにくいとの意見も多く、乗車時にはいちいち運転手に行き先を確認している姿も見られた。また、直通しなくなった区間に乗車する乗客から苦情が出た為、救済策として全線一日乗車券が発売された。
- 1988年4月に路線網の見直しが行われ、短距離の地域線は2路線を繋いで直通化したほか、新たに南部循環線を運行開始した(地域線と西部・東部循環線の一部が南部に移行)。また、幹線の急行は利用者が少なく、昼間時の運行はやめる代わりに、朝夕に通勤急行として、幹線区間は急行運転して地域線に直通する系統を新設した。方向幕は年式に関わらず白地に黒文字に統一された。また、後面幕にも系統番号を入れるようになった。
- 1990年4月1日にも、一部路線の見直しを行った。
- 1993年10月5日にさらに見直しが行われ、西部や南部循環線の区間短縮などが行われた。また、西部循環線特系統が1系統追加された。
- 1998年1月14日に、幹線・地域線の考えを残しながら朝夕の系統を一本化して、評判の悪かった循環線を廃止して路線系統を単純化し、現行の路線網とほぼ同じ姿が出来上がった。方向幕は前面にローマ字を入れて案内、駅前停留所はすべて社名+駅名という形に統一した(出屋敷→阪神出屋敷、JR立花駅→JR立花など)。
- 系統番号は、従前の方式を残しながらも、幹線は10番台に変更し、一桁台の系統番号がなくなった。路線名での案内も取りやめとなった。
- 阪神・淡路大震災の教訓から、幹線道路中心ではなく、定時運行を確保できるルートをメインに路線を設定。無線の配備や長距離路線の見直しによりダイヤの乱れに対処。
- 車両も見直しによって15台の減車となった。最盛期に比べ40台以上減少している。
- 以後は、JR尼崎駅北口ロータリーの完成による乗り入れ開始や、南部の工業地帯への系統の見直し(60番の新設、85・90番の松下PDP前への延伸など)が行われている。また、2006年4月1日に、「西警察署」が「南警察署西分庁舎」になる(尼崎西署が尼崎中央署に統合されて尼崎南署になったため)など5箇所の停留所名を改めた。
- 最新は2006年8月1日の部分変更(のじぎく兵庫国体の会場の1つである尼崎の森中央緑地スポーツ健康増進施設(通称:尼崎スポーツの森)付近ほかに停留所を新設し、90番を会場へのアクセス路線とする経由地変更を実施、60番の始発をJR立花(下)に変更=到着は同(上))である。また2006年10月28日には「武庫川町3丁目」停の西行き停留所が新設された(路線網の変更はない)。なお同日には、同年10月21日のJR西日本のダイヤ改正および同年10月28日の阪急電鉄・阪神電気鉄道のダイヤ改正に対応したダイヤの変更も行われている。
[編集] 過去の路線網
[編集] 1986年7月改正時の路線一覧
[編集] 車両
開業当初は電気バス(通称「亀の子」)が採用された。試運転用として徳島交通より借用した電気バスのほか、最盛期には11台が在籍していたが、燃料事情の好転により、1952年(昭和27年)にディーゼル車またはガソリン車に置き換えられた。また、フォード製のガソリン車(戦前製の中古車)も在籍していた。
1949年(昭和24年)にはディーゼル車、1954年(昭和29年)にはワンマンカーを導入した。これらは全国的にも早い導入であった。またこの年から、購入車は全てディーゼル車となり、リアエンジン車も購入される様になった。一方、ボンネット車は1958年(昭和33年)まで購入された。
1968年(昭和43年)からはワンマン専用車中心の購入となり、1970年(昭和45年)からはワンマンカーのみ購入される様になった。さらに1971年(昭和46年)には、従来の灰色&濃紺に朱色(ワンマン専用車は白色)の帯を巻いたデザインから、クリーム色の車体に小豆色の帯を巻いたデザインに変更され、旧デザインのワンマン専用車やワンツーマン車の一部も塗り替えられた。なお、灰色基調の旧デザインの車両は、1981年(昭和56年)迄に廃車された。
1986年(昭和60年度末)から、「虹バス」と呼ばれる虹をイメージしたデザインを採用し、現在在籍する車両は原則としてすべてこのデザインである。なお、旧デザインからの塗り替え車は存在しない。
1998年にノンステップバスを導入。バリアフリー化に積極的であり、他の事業者よりも比較的早い段階で全車両を将来的にノンステップバスへと切り替えることを決定・発表した。以降、車両更新の際はすべてノンステップバスを投入している。2009年春には全車が置き換えられる予定である。
2004年には経費節減の目的で当時在籍していたすべての車両の方向幕をLEDを用いた電光式表示機に一斉に変更した。以降、投入されたノンステップバスも同様の仕様となっている。
シャーシメーカーは、開業当初よりいすゞ自動車製か三菱ふそう製が中心で、ごく少数の日野自動車製バスが在籍していた(ガソリン車時代には、日産車も在籍していた)が、1984年(昭和58年度)に日産ディーゼル工業製の車両が購入されてからは、大型4メーカーが揃う様になった。但し、年度毎に入札で単一もしくは2車種程度に統一されるため、車種によって平均車齢には差がある。また車体は、日野を除きシャーシメーカーに関係なく、西日本車体工業製が採用されていた時期があったが、現在はシャーシメーカー毎に別々の車体を採用している。
車両には交通局独自の車番が付与されている。当初は車種によって分けられており、電気バスは"E-XX"、ガソリン車は"G-xx"、ボンネット車は"B-xxx"(当初はDF)、リアエンジン車は"DR-xxx"、アンダフロアエンジン車は"DU-xxx"とされていたが、1965年(昭和40年)の"兵2あ"から"神戸2き"への割り当てナンバー切り替え時に"A-xxx"に統一され(A-は一説には尼崎のAだといわれるが不明)、さらに1985年(昭和59年度末)の購入車からは、ハイフンの前に購入年度を書く様になり、10-177といった形で表記される様になった。 なお、ハイフンの後の3桁は車種別の番号となっており、100番台=三菱ふそう、500番台=いすゞ自動車、700番台=日産ディーゼル工業、800番台=日野自動車製が割り当てらされている。これらは、1968年(昭和43年)に購入されたワンマン専用車より採用され、現在まで連続的に使用されている(下2桁42、49、79、99、00は欠番)。なお、1985年~1987年(昭和59~61年度末)購入の中型車は、ハイフンの後が2桁となり、01~が三菱ふそう、51~が日野に割り当てられていた。
なお、1983年(昭和58年)に購入されたいすゞ製のバス(K-CLM470改)のみ、"A-600"台を使用していたが、これは当時"A-5xx"番台の車番を持つ旧年式車が在籍しており、重複するのを避ける為にとられた措置であった。また、1986年~1987年(昭和60~61年末)購入車は、当初、60-01~というように、車種に関係なく年度の後は登録順に01から付番されていたが、1988年に現行の番号体系に改番されている(中型車は上記の割当番号に変更)。
尼崎交通事業振興の委託車両については、前面車番の脇に赤い丸囲みの「A」の印を入れて区別している。
貸切車は、尼崎競艇場および園田競馬場観客輸送に従事する路線バスからの転用車と、尼崎交通事業振興が所有する観光バスがある。観光バスは、以前は一般貸切にも使用されていたが、現在では老人研修バスとして用途を限定している。
[編集] 運賃など
注意:最新の情報は、事業者に問い合わせてください。
- 運賃は、関西の事業者では非常に珍しい、乗車時に支払う(前乗り後降り 先払い)方式。
- 普通乗車料(運賃)
- 1回乗車 大人200円、小児(小学生以下)100円。なお、保護者の同伴する1歳以上6歳未満の小児は、同伴の保護者1名につき小児1名分が無料、1歳未満の小児は無料となる。
- 全線1日乗車券
- 市バス全線に発売日のみ何回でも乗降できる。車内で発行。大人500円、小児250円。
- 定期券
- 全線に乗車できる。
- 通勤定期
- 持参人式。土・日曜日、祝日などに限り、環境定期券として、同伴の家族が大人100円・小児50円で利用可能。
- 通学定期
- 記名式。
- 寿定期(ことぶきていき)
- 65歳以上の高齢者が購入可能な定期券。記名式。
- 鉄道連絡定期(JR西日本、阪急電鉄、阪神電鉄の駅で発行)
- 回数券・回数カード
- 普通回数カード・券
- 昼間時間帯特別回数カード・券(ひまわりカード、取り扱い便は時刻表およびバス前面に表示)
- 阪急バスとの共通回数券(市バス全線と市内を走る阪急バスに利用可能)
- 乗継割引 回数カード利用時のみ有効。スルッとKANSAI各種カードでは適用されない。
- 特別乗車証(健康福祉局福祉課扱い)
[編集] マスコットキャラクター「あまっこ」
2003年(平成15年)に登場。名前は一般公開募集で決定。由来は尼崎に住んでいる子供の事を『尼っ子』と呼んでいた事と尼崎市交通局の略称で『尼交(あまこう)』から来ている。キャラクターはハート型の頭をした可愛い女の子。一部車両には車体にラッピングされるほか、座席の表地にも採用されている。
[編集] あまっこガイド
2006年3月25日から運用が開始された運行情報案内システムであり、停留所に設置された案内機や携帯電話・パソコンなどの端末に対して最新の運行情報や緊急情報などを提供するものである。
停留所に設置されている案内機はLEDを用いた上下2段式の表示機で、通常は上段に次に到着するバス(もしくは停車中のバス)の路線番号・経由地・行き先・バスの到着/発車までの時間の予測などの情報が表示される。下段にはイベントに起因する迂回など運行に関連する臨時情報や、次発のバスの発車予定(予定時刻が先発と近接している場合のみ)などの情報が表示される。
携帯電話・パソコンなどの端末からは、利用区間や個別の停留所名などを用いて情報の検索を行うことが可能であり、停留所の時刻表に掲載された時刻と実際にバスがその停留所へと到着する予測時刻双方の情報が提供される。また、車種(ノンステップバス/ラッピングバスなど)の情報も同時に提供されている。
[編集] 案内機が設置された停留所一覧
2006年3月25日現在
案内機は主要な鉄道駅の停留所に設置されている。幹線道路を運行するなど主にダイヤの乱れが懸念される路線が発着するのりばにのみ設置されている。
- 阪急武庫之荘
- 2のりば/4のりば
- 阪急塚口
- 2のりば
- 阪急園田
- 1のりば/2のりば
- JR立花
- 1のりば/2のりば/3のりば/4のりば
- JR尼崎
- 1のりば/2のりば/4のりば/5のりば
- 阪神尼崎
- 2のりば/3のりば
[編集] 外部リンク
大手私鉄 | ☆阪急電鉄・☆阪神電気鉄道・☆京阪電気鉄道・☆南海電気鉄道・近畿日本鉄道 |
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中小私鉄・第三セクター等 | ☆能勢電鉄・☆北大阪急行電鉄・☆大阪府都市開発(泉北高速鉄道)・神戸電鉄・☆神戸高速鉄道・☆北神急行電鉄・☆山陽電気鉄道・☆神戸新交通・☆大阪高速鉄道(大阪モノレール)・京福電気鉄道・比叡山鉄道・叡山電鉄 |
公営地下鉄 | ☆大阪市交通局・☆神戸市交通局・京都市交通局 |
公営バス(外郭団体を含む) | ☆大阪市交通局・大阪運輸振興・高槻市交通部・尼崎市交通局・尼崎交通事業振興・伊丹市交通局・神戸市交通局・神戸交通振興・京都市交通局 |
民営バス | ☆阪急バス・阪急田園バス・近鉄バス・南海バス・南海りんかんバス・南海ウィングバス金岡・南海ウィングバス南部・☆大阪空港交通・京都バス・☆京阪バス・京阪シティバス・京阪宇治バス・山陽電気鉄道・阪神電気鉄道・阪神バス・神鉄バス・★神姫バス・★神姫ゾーンバス・和歌山バス・和歌山バス那賀 |
関西圏での参入予定社局 | ☆京阪京都交通・★奈良交通・★エヌシーバス |
関西圏外の事業者 | ★岡山電気軌道・★両備バス・★下津井電鉄 |
関西圏外での参入予定社局 | ★静岡鉄道・★しずてつジャストライン |
- 記号の意味
- ☆印の社局はPiTaPa加盟社局。
- ★印の社局はPiTaPaのみの加盟社局(スルッとKANSAIは非対応)。
- 無印の社局はスルッとKANSAIのみ対応。
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