在良駅
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在良駅(ありよしえき)は、三重県桑名市大字額田字中縄にある三岐鉄道北勢線の駅。
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[編集] 駅構造
2006年(平成18年)に駅舎の新築、自動券売機等の設置等の工事が実施され、従来の駅から一新される予定である。
- 島式1面2線のホームを持つ地上駅である。
- 駅舎は近鉄時代からのものであったが、現在、駅舎は取り壊され、新駅舎を建設工事中である。
- 安全側線は無いため、列車行き違い時の駅構内への上下列車の同時進入は不可能である。
- 下り線の起点側に構内通路踏切がある。
- 無人駅であり、北勢線の他の駅のように東員駅からの遠隔監視駅にはなっていない。
- 駅には、自動券売機等の駅務機器は設けられておらず、乗車証明書発行の機械が設置されているのみである。
- 普通券等、乗車券の購入はできないため、降車駅での精算が必要である。
- トイレ・待合室は設置されていない。
- 北勢線の他の駅にあるような無料駐車場は備えられておらず、車を駅に止めて電車を利用するパークアンドライドは不可能である。
- 駅前に専用の車の停車スペースは備えられていないが、駅前の道路が比較的広いため、車で駅に送ってもらい電車を利用するキスアンドライドが可能となっている。
- 駅前に43台分の無料駐輪場を備えている。
- タクシーの常駐はない。
- 公衆電話は設置されていない。
- バリアフリーには一部施設について対応していない(ホーム階段部分)。
[編集] 利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 桑名市内の北勢線の駅の中では、乗降客数は最小である。
[編集] 駅周辺
駅の真上を東名阪自動車道が走る。
- 桑名在良郵便局
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)4月5日 北勢鉄道の駅として開業。のちに行き違い設備が設置される。
- 1934年(昭和9年)6月27日 社名変更により北勢電気鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 会社合併により、三重交通の駅となる。
- 1964年(昭和39年)2月1日 事業譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)4月1日 近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併し近鉄の駅となる。
- 1979年(昭和54年)2月1日 無人駅化。
- 1982年(昭和57年)2月15日 便所取り壊し。
- 2003年(平成15年)4月1日 事業譲渡により、三岐鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)4月17日 初列車より、従来の右側通行による列車行き違いを左側通行に改める。
[編集] 隣の駅
2005年(平成16年)3月25日まで、星川駅との間に坂井橋駅があった。