上笠田駅
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上笠田駅(かみかさだえき)は、三重県いなべ市員弁町上笠田にあった三岐鉄道北勢線の駅。2006年(平成18年)4月1日に廃駅となった。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線をもつ地上駅であった。過去には、列車行き違い設備を有しこれを常用することで30分間隔運転を行っていたが、1977年(昭和52年)に北勢線の自動閉塞化工事進展に伴い列車行き違い設備(北側の線路)が撤去されてしまい(代わりに楚原駅に列車行き違い設備を設置)、40分間隔運転に減便された。2006年(平成18年)に当駅が廃止され、阿下喜駅2線化設備が供用開始されることで、楚原-阿下喜間27分間隔運転が実現している。2006年度(平成18年度)中に、旧ホーム・駐輪場の撤去および旧駅構内の線路の直線化工事が行われ、駅があった名残はなくなってしまった。
[編集] 利用状況
朝夕の通勤通学時間帯を含め上笠田駅利用者は極めて少なかった。ラッシュ時以外の発着の列車は乗降客がいない事の方が多かった。
[編集] 駅周辺
- いなべ警察署
- 上笠田バス停
- ジャスコ大安店
[編集] 歴史
- 1916年(大正5年)8月6日 北勢鉄道の駅として開業(後に列車行き違い設備設置)。
- 1934年(昭和9年)6月27日 社名変更により北勢電気鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 会社合併により、三重交通の駅となる。
- 1964年(昭和39年)2月1日 事業譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)4月1日 近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併し近鉄の駅となる。
- 1977年(昭和52年)12月6日 列車行き違い設備・場内信号機を使用停止(後日撤去)の上、1号線のみを使用した1線扱いとする。
- 1982年(昭和57年)1月12日 駅舎取り壊し。
- 1984年(昭和59年)3月8日 便所取り壊し。
- 2003年(平成15年)4月1日 事業譲渡により、三岐鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)4月1日 廃止。
- 2006年(平成18年)7月12日 旧構内軌道を直線化、供用開始(曲線改良工事による)。