元旦まで感動生放送!史上最大39時間テレビ「ずっとあなたに見てほしい 年末年始は眠らない」
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元旦まで感動生放送!史上最大39時間テレビ「ずっとあなたに見てほしい 年末年始は眠らない」は、1992年12月30日午後6時30分から1993年1月1日午前9時30分までTBS・JNN系列で放送された長時間特別番組である。現在最長のテレビ番組とみられる。
- 39時間生放送は当時史上初
- テーマ曲はサザンオールスターズの「せつない胸に風が吹いてた」（初出：アルバム「世に万葉の花が咲くなり」）
メインテーマ「時」
- 身近なことから地球規模の事象まで､上記のテーマをコンセプトに、ドラマを除くあらゆるジャンルのコーナー及び企画を放送。
番組目玉企画
1. 21世紀カウントダウン時計制作ドキュメント及びカウントダウン21世紀
- 21世紀カウントダウン時計は21世紀までの残り時間を示すモニュメント。
- 制作者はオーストリアの世界的芸術家フンデルトヴァッサー氏
- 番組中に制作までのドキュメント及び上記制作者のインタビューを放送。
- リポーター:星野知子
- なお、上記モニュメントは完成当時緑山スタジオ・シティに設置されたが、1994年10月の東京・港区赤坂のTBS新社屋完成とともに正面玄関の南側に移設された。なお、2001年を迎えたため、残り時間を示すデジタル表示の部分は動いておらず、アナログの時計のみが現在時間を表示している。
2. めぐり愛エクスプレス
[編集] 総合司会
[編集] 主なコーナー
以下は、放送順に表示。
[編集] 1. オープニング
- めぐり愛エクスプレス出発式（JR函館駅）
出発時、JR北海道社員の吹奏楽団が番組テーマ曲である「せつない胸に風が吹いてた」を演奏し、函館港沖で花火を打ち合げる大々的なものだった。
- 21世紀カウントダウン時計ドキュメント・カウントダウン21世紀
- 放送時間別コーナー紹介、39時間耐久企画（以下参照）スタート、番組セット紹介
[編集] 2. 報道スクープ決定版'92「すべてはカメラの前で起こった!」
- 内容:1992年の日本及び世界の動きを捉えた衝撃映像をもとに2部構成で1年を振り返る。
(1)第1部衝撃映像編 1992年に起こった事件及び事故の衝撃映像を一挙放送。 (2)第2部年間回顧録 1992に起こった動物に関する出来事、JNN女性記者奮戦記、毎年恒例の劇画タッチ政治ドラマ、たけしの重大ニュースめった斬り!を放送。 この年の政治ドラマは「金丸信一代記」を放送。
[編集] 3. 地球・愛しき星
- 内容:変わりゆく地球の姿と、そこに住む人間たちのドキュメント。
- 世界30か国を長期取材し、環境問題、民族紛争、難民問題、飢餓、人口増加問題等、21世紀に向けて直面しているさまざまな問題を放送。
- テーマ曲：作曲 元道俊哉
- テーマを3回にわけて放送し、今回は「祈り・神と人間」をテーマに放送。
- このコーナー司会者及び出演者
- (1)司会者 筑紫哲也、賀来千香子
- (2)出演者(ゲスト) 石坂浩二、荻野アンナ
[編集] 4. 全国高校ラグビー大会2回戦ハイライト
[編集] 5. 目指せ次代のコント覇者!第1回お笑いウェスタンカーニバル
- 内容:若手コメディアンと中堅コメディアンのお笑い公開バトル
- このコーナー司会者及び出演者
- (1)司会者 高田純次、岡本夏生、細川ふみえ
- (2)出演者(ゲスト) ダチョウ倶楽部、B21スペシャル、モト冬樹とフリーマーケット、ホンジャマカ、テンション、バカルディ、ビシバシステム、ジュンカッツ、松村邦洋、ポール牧、毒蝮三太夫、桂邦彦、大川興業、大槻ケンヂ、高木ブー、ブッチャーブラザーズ
- 桂邦彦をモデルにした、「桂人形」というものが、ネタが受けると笑う。
- ポール牧、毒蝮三太夫のコラボレートによるコントを披露した。
- 大川興業が「ホテル」のエイズの替え歌を披露し、抗議が殺到し、番組中に謝罪した。
- グランプリは大川興業
[編集] 6. 芸人の主張
[編集] 7. 21世紀への天気予報
- 内容:未来の天気予報のシミュレーション、CGやスタジオ模型を駆使。世紀末の異常気象もシミュレーション。
- 出演者 森田正光、相沢早苗他
[編集] 8. ビッグモーニングEYE
- 内容:ビッグモーニングとモーニングEyeのスペシャル版、1992年大晦日の朝の生中継
- '92年版9ワード大賞、きんさんぎんさんの朝食中継、めぐり愛エクスプレス中継
- このコーナー司会者及び出演者
- (1)司会者 生島ヒロシ、山本文郎、寺田理恵子
- (2)出演者(ゲスト) 天野祐吉、森毅、泉ピン子、細川ふみえ、藤崎ひとみ、山崎真由美
[編集] 9. 地球・愛しき星
[編集] 10. 20世紀・ザ・グレートスキャンダル
- 内容:人類永遠のテーマ"男と女"の問題。20世紀に彩った大物たちの男女関係を参考に過去から未来への男女関係を検証。
- (1)ピカソと七人の女性
- (2)谷崎潤一郎・恋と友情
- (3)マリリン・モンローとブリジット・バルド-他
- (1)司会者 賀来千香子
- (2)出演者(ゲスト) 大島渚、池田満寿夫、野際陽子、小島一慶、田中康夫、竹内海南江、相原勇
[編集] 11. 決定!'92JNNスペシャル人間大賞 爆笑感動名場面グランプリ
- 内容:TBS・JNN系列28局の傑作ローカル番組を紹介し、「爆笑部門」、「感動部門」、「グランプリ」を決定。
- (1)司会者 高田純次、相原勇
- (2)出演者(ゲスト) 筑紫哲也、峰竜太、松本明子、中山秀征、大槻ケンヂ、TBS系列各局女子アナ
[編集] 12. めぐり愛エクスプレススペシャル
[編集] 13. 第34回 輝く!日本レコード大賞
- ポップス・ロック部門のプレゼンターは筑紫哲也が担当した。
[編集] 14. 号外!報道スクープ「スパイカメラは見た!戦慄の2010年」
- 内容:驚異と衝撃の新映像グラフィティ、過去の出来事から2010年を予測する映像バラエティ。
- (1)2012年世間の旅
20年間の服役を終えた男が出所し、20年後の日本を探訪する。電気自動車、宇宙往還機、三倍体魚、ハイビジョンテレビ、地震予報、極小機械等を紹介。
- (2)きつねうどんの危機～サハリン昆布に賭けた男のロマン～
- (3)ポストりえを狙え!スクープ!未来美人製造計画
21世紀美人像は、水野真紀もしくは瀬戸朝香似。すなわち21世紀前にはすでに登場していた。いま考 えれば骨折り損的な企画。
- (4)2008年悪魔のオリンピック
近未来のオリンピックは、世界新記録0、これにより、スポンサーは減少。このことを重く見たオリンピック 委員会はドーピング使用を許可する大英断にでた。 ドーピングにより、超人的な記録を連発するも、副作用 により、試合途中に死亡者が続出。スポンサー主義による、オリンピックの破滅を描いた。
- (5)YENに仕掛けられた甘い罠
- (6)なくなるものへの鎮魂歌（レクイエム）
シーソー、スイカなど21世紀にはなくなると予測されるものを紹介。
- (7)森に刻まれた遺言
柴田秀一アナウンサーがドラマに挑戦。
[編集] 15. カウントダウン21世紀「21世紀時計が動き出す」
- 39時間耐久企画及びめぐり愛エクスプレス経過中継
- カウントダウン21世紀
[編集] 16. サザンオールナイト ロック怪獣サザン伝説
1993年に結成15周年を迎えるサザンオールスターズの歴史を振り返る。
桑田佳祐が黒柳徹子に扮し、サザンのメンバーとトーク。 23:45~23:55で、実質５分足らず。その後は39時間テレビ生放送のスタジオにカメラが移りカウントダウン。
サザンオールスターズの歴史及びエピソードを振り返る。番組は24:15〜25:15の60分間でサザンオールスターズのヒストリーを紹介。この時桑田佳祐は関口宏、野沢秀行は加山雄三、原由子は大空真弓、大森隆志は間寛平、松田弘はジョン・レノンのメイクでモノマネをしていた（残る関口和之は当時病気療養のため活動を休養していた）。他に「涙のキッス」「ニッポンのヒール」をアコースティックバージョンで披露。この年サザンオールスターズは全国ツアーの真っ最中であり、恒例の横浜アリーナでの年越しライブを休止したため、年越しライブに代わる企画がこのコーナーだった。なお、サザンのコーナーのみは録画放送だったため、大晦日から正月にかけては、サザンのメンバーはオフだったと考えられる。
[編集] 17. 日本で一番早い芸能人新年会
[編集] 18. 地球・愛しき星
[編集] 20. 感動のフィナーレ
- めぐり愛エクスプレス
- 39時間耐久企画フィナーレ
- おせち料理天国他
[編集] 39時間に挑戦
視聴者が39時間を使ってさまざまなチャレンジを全国各地で展開した。
- (1)39時間サッカー
たけし軍団率いる東軍と清水圭率いる西軍の39時間サッカー対決!
試合会場:横浜マリノス新子安グラウンド
実況:戸崎貴広
- (2)挑戦!39時間もちつき
39時間連続もちつきに挑戦!
チャレンジャー:渡嘉敷勝男、ジミー大西、アジャ・コング、鬼塚勝也他
- (3)39時間忍耐の磯釣り
長崎県五島列島福江サザエ島で磯釣り名人が39時間磯釣りに挑戦した。
チャレンジャー：柴原啓二
リポーター:越前屋俵太 中継するごとに様々な扮装で登場。
[編集] 主なエピソード及びハプニング
- 当時、大規模なCM及びその他広告を展開したにもかかわらず、視聴率は「レコード大賞」と「サザンオールナイト」を除くとすべて一桁台だった。
- 「号外!報道スクープ」に佐野史郎が応援に駆けつけた。同氏と賀来千香子、野際陽子とともにこの年1992年夏のドラマ「ずっとあなたが好きだった」の共演者であり、39時間テレビのサブタイトルもこのドラマから掛けていると思われる。
- 筑紫哲也は、「21世紀までこの番組を続ける」と番組中に何度も発言していた。しかし、同氏は番組の最後に「TBSは21世紀までこの番組を続けるようですが、私が（司会を）やるかどうかはわかりません」などと発言している。結局、同氏が司会をしたのは当番組一回限りであった。
- 高田純次は、日本テレビで1992年12月30日午後6時30分から午後9時まで放送された「クイズは年末はSHOW by ショーバイ!!」にも出演していた。また1993年1月1日午前9時30分から、日本テレビ系列で放送された生放送「平成あっぱれテレビ」にも登場。39時間の生放送を続けてきたことは、スタジオの他の芸能人も知っているため、周囲から「帰って寝ろ」と言われていた。
- めぐり愛エクスプレス中継で宮島への移動中にもみくちゃになる。
[編集] 主なスタッフ
- 三辺吉彦
