ビッグモーニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

『ビッグモーニング』は、1990年10月1日から1994年9月までに、TBS（JNN系列）のテレビ局で平日に生放送された朝の情報テレビ番組である。

番組開始当初は元TBSアナウンサーでタレントの生島ヒロシとフジテレビからフリーになった寺田理恵子の2人がメインキャスターを務めた。その後生島は降板し、夕方ニュース「JNNニュースの森」キャスターだった荒川強啓がメインキャスターになる。寺田理恵子降板後は、タレントの上野ゆいがサブキャスターとなった。

ニュースを扱う情報番組ではあるが、ワイドショーを手がけていた「社会情報部（当時）」が担当ということもあり、ワイドショーに似た制作手法をとった。スポーツから生活情報、健康にまつわる話も取り上げるなど、幅広い守備範囲が特徴。

第1回の放送は当時プロレス引退騒動を報じられていたアントニオ猪木がゲストだった。猪木が引退を否定すると、生島は引退を報じたスポーツ新聞を放り投げるというパフォーマンスを見せている。このように、当時バラエティなどでも司会を務め活躍していた生島の個性が遺憾なく発揮され、放送期間中に生島が「やじうま(やじうまワイド)はもう抜きました」と発言するなど、視聴率的には上昇傾向だった。

1994年9月、TBSの新社屋移転と共にスタートした新番組「ザ・フレッシュ!」のスタートを受けて番組終了。 番組の後期は、たびたび遅刻する生島とスタッフとの間に溝ができたと週刊誌に報道されたりもした。

TBSの朝の情報番組では初めてカスタム表示を取り入れた（地方局では使用されなかった）。白い字の他局とは明らかに異なる、大きめの青い字の時計は番組の「売り」ともなり、生島は放送中たびたび「大きな表示の時計」をアピール。現在では各局こぞって使用しているカスタム表示の火付け役となった。

目次 1 放送時間 2 司会者 3 コメンテーター 4 リポーター 5 スポーツキャスター 6 放映ネット局 7 テーマ曲

[編集] 放送時間

全て日本時間。

• 7:00 - 8:30 （1990年10月 - 1992年3月）
• 7:00 - 8:15 （1992年4月 - 12月）
• 7:00 - 8:30 （1993年1月 - 1994年9月）

※1992年4月～12月は子供向け番組｢じゃんけんキッズ｣（ミキハウス一社提供）が8:15～8:30まで放送されたのに伴い番組は15分縮小された。その後1993年1月の｢じゃんけんキッズ｣打ち切りに伴い、放送時間が90分間に戻った。

[編集] 司会者

• 生島ヒロシ・寺田理恵子 （1990年10月 - 1993年3月）
• 荒川強啓・寺田理恵子 （1993年4月 - 1994年3月）
• 荒川強啓・上野ゆい （1994年4月 - 1994年9月）

[編集] コメンテーター

• 堀紘一（月曜）
• 海江田万里（火曜）
• 高野孟（水曜）
• 草野厚（木曜）
• 栗本慎一郎→吉村作治（金曜）
• 猪瀬直樹など

[編集] リポーター

• 戸田恵美子（当時：畑）
• 下村健一　など

[編集] スポーツキャスター

• 清原正博
• 香川恵美子

[編集] 放映ネット局

• 東京放送(TBS)※制作局
• 北海道放送(HBC)
• 青森テレビ(ATV)
• IBC岩手放送
• 東北放送(TBC)
• 秋田放送(ABS)（日本テレビ系。92年9月打ち切り。これで秋田県でのTBSの朝の生番組の同時ネットは終了し、以降は日本テレビのズームイン!!朝!を同時ネット）
• テレビユー山形(TUY)
• テレビユー福島(TUF)
• 新潟放送(BSN)
• 信越放送(SBC)
• テレビ山梨(UTY)
• チューリップテレビ(TUT)
• 北陸放送(MRO)
• 静岡放送(SBS)
• 中部日本放送(CBC)
• 毎日放送(MBS)
• 山陰放送(BSK)
• 山陽放送(RSK)
• 中国放送(RCC)
• テレビ山口(TYS)
• 南海放送(RNB)（日本テレビ系。～92年9月。ABS同様ズームイン!!朝!へ移行）→あいテレビ(ITV)（92年10月～）
• テレビ高知(KUTV)
• RKB毎日放送(RKB)
• 長崎放送(NBC)
• 熊本放送(RKK)
• 大分放送(OBS)
• 宮崎放送(MRT)
• 南日本放送(MBC)
• 琉球放送(RBC)

[編集] テーマ曲

• 「モーニングシャイン」 1990年10月1日 - 1993年6月11日
• 「ヘロン」 1993年6月14日 - 1994年9月30日
  • いずれも山下達郎

TBS系 平日朝情報番組枠
前番組	ビッグモーニング	次番組
THE WAVE		ザ・フレッシュ!