スーパーパズルファイターIIX
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スーパーパズルファイターIIX | |
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ジャンル | 対戦型落ち物パズル |
対応機種 | アーケード (CPS-2) [AC] セガサターン[SS] プレイステーション[PS] Windows95/98[Win] ドリームキャスト[DC] iアプリ[i] Vアプリ[v] EZアプリ (BREW) [EZ] |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン Win廉価版のみメディアカイト |
人数 | 1~2人 |
メディア | AC:CPS-2用カートリッジ SS,PS,Win:CD-ROM1枚 DC:GD-ROM1枚 |
発売日 | AC:1996年6月稼動 SS,PS:1996年12月6日 Win:1997年3月20日 Win廉価版:1999年4月16日 DC:2001年7月5日 i:2002年5月20日 V:2002年8月1日 EZ:2004年9月30日 |
価格 | SS,PS,Win:5,800円(税別) Win廉価版:1,500円(税別) DC:3,800円(税別) i,V:月額315円(税込) EZ:210円(税込) |
デバイス | AC:1レバー+2ボタン |
その他 | Win廉価版:Super1500シリーズ DC:『スーパーパズルファイターIIX for Matching Service』 i,V:他の携帯コンテンツの情報料も含めた価格 GBA:発売中止(日本国外では発売中)、予価4,800円 PSP:『カプコンパズルワールド』に収録予定(日本での発売は未定) |
『スーパーパズルファイターIIX』(-ツーエックス、Super Puzzle Fighter IIX)は、カプコンの対戦型落ち物パズルゲーム。1996年にアーケードゲームとして登場した。公式の略称は「スパズル」だが、スパズルX、パズルファイター(パズファイ)などとも呼ばれる。
目次 |
[編集] 概要
『テトリス』などを発端とする落ち物パズルブームの中、生み出されたタイトルの一つ。同じカプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズや『ヴァンパイア』シリーズのキャラクターが2頭身に可愛くアレンジされて登場した。
タイトルは『- IIX』となっているが前作が存在するわけではなく、同社の『スーパーストリートファイターIIX』のパロディとしてこの名前が付けられている。なお、日本国外では『スーパーストリートファイターIIX』が "Super Street Fighter II Turbo" というタイトルだった為、本作のタイトルもそれに倣い "Super Puzzle Fighter II Turbo" という名称となっている。
[編集] 基本ルール
- 左右のフィールドでコンピュータまたは人間との1対1の対戦形式でプレイする。
- 画面上部から2個1組で降ってくるジェムと呼ばれる宝石型ブロックを、方向キーで左右に操作、ボタンで回転させて積み上げ、同色のクラッシュジェム(起爆ジェム)を繋げて壊し、消していく。
- フィールドは横6マス×縦12マス(+天井2段)。画面上部、左から4列目からジェムが降ってくる(『ぷよぷよ』とは左右逆の位置)。この落下口が完全に塞がると負けになる。
- ジェムを壊すと相手側フィールドにカウンタージェム(お邪魔ジェム)で攻撃が出来るので、最終的に相手のジェム落下口を塞いで勝利するのが目的。
- 勝負はラウンド制で、規定ラウンド数分勝利した側が最終的な勝者となる。
- フィールドへ落下するカウンタージェムの量は画面上部に予告されるが、相手からカウンタージェムを送られてもまだ降ってきていない時(予告が表示されている間)にジェムを壊すと、こちらの攻撃で打ち消す(相殺)事が可能。
- ジェムを壊した後、上に乗っていたジェムは落下する。この時、再び別のジェムが同色のクラッシュジェムと繋がった場合は連鎖も発生する。ただし本作では連鎖よりもパワージェムが重要となるため、よほど大きな連鎖をしない限り攻撃力は低い。
[編集] ジェムの種類
ジェムの種類は、赤・緑・青・黄の4色のノーマルジェム(及びパワージェム)、クラッシュジェム、カウンタージェムと、これらとは別にレインボージェムが存在する。大きなパワージェムを作成して破壊するのがゲームの要となっている。
- ノーマルジェム、パワージェム
- 四角形の形をした通常のジェム。4種類の色が存在し、同じ色のノーマルジェムを上下左右に並べるとどこまでも繋がるが、これだけでは消えない。2×2以上の大きさで同色のノーマルジェムを四角形型に組み合わせると、合体して大きな1つのパワージェムに変化する。これは、同色ジェムで四角形を組み立てる限り、ジェムを追加する事でどこまでも大きくする事ができる(例えば2×2のジェムの上に同色2個を並べて2×3にしたり、さらにその脇に同色縦3個を追加して3×3に育てたり、といった事が可能)。ただし、一度パワージェム化したジェムは元に戻す事は出来ない(下に段差があると引っかかってしまう)。大きさと攻撃力が異なる事を除けば、パワージェムの性質はノーマルジェムと同等である。なお、ノーマルジェム、パワージェムだけではいくら繋げても消す事が出来ず、壊すためには後述のクラッシュジェムが必要となる。
- クラッシュジェム
- ジェムを壊すための円形のジェム。ノーマルジェムに混じってたまに降ってくる。これも4色あり、同色のノーマルジェムやパワージェム、クラッシュジェムの上下左右に繋げると、そのジェムに繋がっている同色ジェムが全て破壊される。ジェムを壊すと相手側にカウンタージェムを送り込む事が可能。ノーマルジェムよりもパワージェムを、小さな四角形よりも巨大な物を壊した方が攻撃力は高くなる。
- カウンタージェム
- ジェムを壊すと相手側フィールドに送る事ができ、相手側がジェムを壊すと降ってくる、中に数字が表示されたお邪魔ジェム。他のジェム同様4色分存在する。同色のクラッシュジェムを繋げても壊す事が出来ないが、上下左右に隣接しているノーマルジェム(パワージェム)かクラッシュジェムが破壊されると、消えた色に関係なく巻き込まれて一緒に消滅する。
- また、内部に書かれたカウント(数字の初期値は通常降ってくる場合「5」)は落下ジェムを1組設置するごとに1ずつ減っていき、カウントが0になる(落下ジェムを5組落とす)とその時点でノーマルジェムに変身する。この場合、変身後に同色が四角形に繋がっていればすぐにパワージェムになり、クラッシュジェムが隣接していれば即座に破壊される。
- レインボージェム
- ダイヤモンドの形をした特殊なジェム。落下ジェムを25組落とすごとに必ず出現する。このジェムを他のジェムの上に置くと、自分のフィールド内にあるジェムのうち、レインボージェムを置いた下にあるジェムと同色のジェムが種類に関わらず全て消滅する。ただしレインボージェムを使ってジェムを破壊した場合、相手側に送るカウンタージェムの量が半減し、カウントの初期値も「3」に減少してしまう。また、床に置いた場合は何も起こらず消えてしまうが、代わりにボーナス点が入る(カウンタージェム発生には影響しない)。
[編集] 各機種の特徴
アーケードでは『ぷよぷよ』のような対戦型パズルゲームとして登場。カプコンの格闘ゲームのキャラクター達が夢の共演を果たし、かつ普段の格闘ゲームでは見られない可愛くコミカルなアクションを見せた事で話題となった。ステージ途中のデモやエンディングデモには「SHOW TIME」と呼ばれるコントのような小劇があり、プレイを盛り上げた。
アーケードで初登場したおよそ6ヶ月後、セガサターンとプレイステーションへ移植された。画面比率がAC版と少し異なり狭くなってしまったが、SS版とPS版では「ストリートパズルモード」という物が追加され、敵を倒す事でキャラクターの追加カラーやサウンドテスト、設定資料イラスト、さくら(笹本優子)が歌う主題歌「この思いを伝えたい」(『ストリートファイターZERO2』のさくらステージのBGMをアレンジした歌)などを入手する事が出来た。また、難易度が高く相殺システムのない「エキスパートモード」も追加されている。
続くWindows版は基本的にはPS版の移植だが、新システムとして「クラッシュゲージ」が追加され、ゲージを消費する事で好きなタイミングで落下中のノーマルジェムをクラッシュジェムに変える事が出来るようになった。これにより運による要素が減り、より戦略性も上がった。
ドリームキャスト版では大幅に内容が追加され、通常の「スーパーパズルファイターIIXモード」だけでなく「Yモード」「Zモード」が加わった。「Y」はパワージェムやクラッシュジェムの存在しない『コラムス』のようなルール、「Z」は地面からせり上がるジェムにカーソルを合わせ回転させて壊していくという、「X」とは大幅に異なるゲーム内容となっている。また、インターネットを使用した通信対戦機能も存在した(ただしマッチングサービスは2003年9月1日に終了となっている)。
カプコンの携帯電話向け有料サイト「ケータイカプコン」では携帯電話用アプリケーションとしても配信されている。CPU戦のシステムが少し変更されており、相手側のフィールドが存在しない。相手の体力ゲージを全て無くすと勝利となり、クリアすると待ち受け画像を得る事が出来る。
後にゲームボーイアドバンス版も2003年に発売予定とされたが、カプコン公式サイトでは長い間発売日未定のままとなっていた。2006年5月ごろ発売スケジュールから消され発売中止が決定したが、今も公式サイトが残っている。日本国外では既に発売されているため、一部では日本国外版も出回った。
2006年7月のカプコン北米発表会では、プレイステーション・ポータブル用ソフト『カプコンパズルワールド』 (Capcom Puzzle World) に収録予定の5タイトルの一つとして発表された。しかし、この作品の日本での展開は現在未定となっている。
[編集] キャラクター
キャラクターの設定は主に『ストリートファイターZERO』『同2』(以下「ZERO1」「ZERO2」)、『ヴァンパイア』、『ヴァンパイアハンター』(以下「ハンター」)が元になっているが、基本的にストーリーは存在せず、エンディングも共通の物となっている。連鎖をしたり、相手側にジェムを降らせて攻撃すると、画面中央のキャラクターが挑発をしたり必殺技を出したりなど多彩なアクションを見せる。
本作品のキャラクターは原作の格闘ゲーム以上にボイスの種類が多い。また、キャラクターの性格もコミカルにアレンジされているため、原作とは多少雰囲気が異なる場合もある。ステージ背景も元のゲームのパロディで、原作に似ているがところどころ異なっており、ゲストキャラクターがあちこちに出演していたりもする。
カウンタージェムの落下パターンは各キャラクターごとに固定されている。そのため、あらかじめ落下パターンを覚えておき、それに合わせてノーマルジェムを配置しパワージェムを作りやすくする「シフト」と呼ばれる戦法や、同色のクラッシュジェムを先に設置しておく「時限爆弾」という戦法が有効となる(しかしこれらの積み方は「待ち」として嫌われる場合もある)。
[編集] プレイヤーキャラクター
- リュウ
- 『ストリートファイター』の主人公。本作ではZEROシリーズ時代の白い鉢巻をしている。ジェムの落下パターンは各色が縦一列ずつ連なっているという、その真っ直ぐな性格通りの素直なパターン。そのため相手に復活されやすいという弱点があるが、全ての列の色が異なるため混戦時には意外な強さを発揮する。
- ステージ及びBGMは「ZERO1」でのリュウステージのアレンジだが、背景が夜になり「ハンター」のキャラクターが同ゲームのキャラ「アナカリス」の必殺技「王家の裁き」で裁かれた状態で登場している。
- ケン
- リュウのライバル。同じくZEROシリーズのように長髪となっている。ジェムの落下パターンもライバルらしく、リュウとは逆に横一段ずつ同色になったものが縞模様に積み重なっているという物。大量攻撃で凸凹の段差に落とせば強いが、少量攻撃だと赤色しか送れないのでピンチとなる。しかしこの弱点を除けばバランスが取れていて強い。
- ステージ及びBGMは「ZERO1」でのケンステージのアレンジ。
- チュンリー
- 『ストリートファイターII』に登場する中国人の女性刑事。本作では、技はZEROシリーズがベースだが、衣装はストIIの物になっている。ジェムの落下パターンで2×2の四角形が複数重なっているため、平らな場所へ送り込むとパワージェムが出来やすく反撃されやすい。
- ステージは「ZERO1」と同様に万里の長城だが、視点が異なる。BGMは「ZERO1」の物のアレンジとなっている。
- さくら
- 「ZERO2」から登場の、リュウに憧れて戦う女子高生。両端が縦一色、中央が赤と青のシマシマの段という、リュウとケンの落下パターンを合体させたようなパターンを持つ。しかし両端の列はリュウと同じ弱点を持ち、また中央の色数が少ないためレインボージェムを使われるとピンチになってしまうという弱点がある。
- ステージはリュウステージと同じだが朝になっている。BGMは「ZERO2」のさくらステージのアレンジ。
- モリガン
- 『ヴァンパイア』に登場するサキュバス。本作では連鎖アクションなどで他キャラクターに扮した多彩なコスプレ姿を見せる。ジェムの落下パターンは巨大なV字型を複雑に組み合わせたような独特のパターン。中央にパワージェムが発生しやすいが、その分落下口が埋まってしまう為に相手は戦いにくい。
- ステージ及びBGMは「ヴァンパイア」でのモリガンステージのアレンジ。
- フェリシア
- モリガンと同じく「ヴァンパイア」から登場のキャットウーマン。勝ち台詞などは「ハンター」以前のまだミュージカルスターになる前の設定が元になっている(続編の『ポケットファイター』ではミュージカルスターになった後の「セイヴァー」の設定)。ジェムの落下パターンはさくらとチュンリーをさらに混ぜたような形で、さくらの中央部分がチュンリーのように正方形になっている。そのため、パワージェムが出来やすくレインボージェムにも弱い。
- ステージ及びBGMは「ヴァンパイア」でのフェリシアステージのアレンジ。
- レイレイ
- 「ハンター」から登場の女性キョンシー。実は仙術師の姉妹が母を救う為に「異形転身の術」を使い変身した姿で、姉のリンリンがおフダとなりキョンシーとなったレイレイを制御している。しかし本作では姉妹とも仇討ちそっちのけでパズルに夢中という設定。「ハンター」では額に貼り付いたままだった姉のリンリンも多彩なアクションを見せる。落下パターンは2個ずつのジェムが左上斜めに進んでいく少し変わった形。ノーマルジェムに戻った時に繋がりやすいが、パワージェムには変化しづらい形なので逆転はされにくい。
- ステージ及びBGMは「ハンター」でのレイレイステージのアレンジ。
- ドノヴァン
- 「ハンター」の主人公で、人間と魔物のハーフのダークハンター。魔剣ダイレクと幼い少女アニタを連れている。元のゲーム同様設定がシリアスなままで、他のキャラクターに比べかなり浮いた雰囲気となっている。彼は続編の「ポケットファイター」には出演していない。ジェムの落下パターンが独特で、1~2段目は赤と黄色の縦並び、3~4段目は巨大な青と緑の3×2の塊となっている。そのため大量攻撃の方がパワージェムが発生しやすくなってしまう。3段前後の攻撃を連発するとかなりの強さを発揮する。
- ステージはモリガンステージに似ているが、遠景が異なる。BGMは「ハンター」のドノヴァンステージのアレンジ。
[編集] ボスキャラクター
以下のキャラクターは通常は選択できないが、隠しキャラとして使用する事が出来る。
- ダン
- 「ZERO1」で初登場した、ピンクの道着を着た格闘家。本作ではルール説明などの案内役を務める(ちなみにルール説明デモのタイトルは「サイキョー流パズル道場」)。おちゃらけた性格が元のゲームよりもさらに強調されていて、全ての攻撃アクションが挑発になっている。ラスボスとしても登場するが、出演できて感激している後ろからゴウキにボコボコにされてしまうという実はただの演出である(ラスボスがゴウキに変わる)。ジェムの落下パターンは赤一色という最悪なもので、中途半端な攻撃では簡単に反撃されてしまう。歴代のダンの中で最弱の性能とも言われている。家庭用移植版からは中ボスとしても乱入してくるようになった。
- ちなみにダン使用コマンドはデビロットのそれと同じで、決定するタイミングによりキャラクターが変わる。
- ステージはケンステージと全く同じだが、BGMのみ専用となっている。
- ゴウキ
- 『スーパーストリートファイターIIX』で乱入キャラとして登場した、殺意の波動をまとった格闘家。本作では「パズルも極めし者」を名乗る。元のゲームでの出現時の演出と同じように、ラストステージで乱入してきてダンを瞬獄殺でボコボコにする。ジェムの落下パターンはジェムが1色ずつ右上斜めに向かって並んでいるという物で、攻撃を食らうとジェムが繋がりにくく非常に復活しにくい。ただしプレイヤーキャラとして使用した場合は攻撃力が0.75倍になってしまうというハンデがある(CPUのゴウキにはない)。
- ステージ及びBGMは「ZERO2」での獄炎島ステージのアレンジ。
- デビロット
- 『サイバーボッツ』からの乱入キャラとして登場。非合法スペースコロニー「デスサタン王国」の王女(13歳)であり、世界征服を目指す悪者。しかしその割にはいつも失敗ばかりの小悪党的な存在である。元のゲームではタコ型ヴァリアント・アーマーの「スーパー8」に乗っていたが、本作ではお付きの地獄大師とDr.シュタインを従え生身で参戦(ただし攻撃はスーパー8で行う)。ジェムの落下パターンは、選択画面ではゴウキのパターンをそのまま鏡で写したような逆の形となっているが、実はこれはフェイクで、実際のパターンはゴウキの色違いで同じ方向となっている。これも彼女の性格を表したフェイントである。プレイヤー使用時に攻撃力が減るのもゴウキと同様。
- なおデビロット使用コマンドは決定するためにボタンを押すタイミングを間違えるとキャラクターがダンになってしまうので注意。
- ステージ及びBGMは新規の物。BGMはスーパー8のテーマではない新曲となっている。
[編集] おまけキャラクター
以下は家庭用での追加キャラクター。既存のキャラクターの別バージョンとなっている。
- おフダ(リンリン)
- レイレイの裏キャラクターで、姉であるリンリンが変身した姿。レイレイが試合開始時にダッシュで勢い余って走り去ってしまったため、仕方なく1人おフダ姿のまま戦う。ジェムの落下パターンはレイレイと同じだが、攻撃力が1.25倍となっている。なお、彼女はハードモードのエンディングでも人間姿で登場していたため、アーケード版当時は彼女が使えるというデマも流れた。
- アニタ
- ドノヴァンの裏キャラクターで、いつも彼に付き従う、心を閉ざした超能力少女。首の無い人形を持ち、相手をKOする時のスーパーコンボとして『MARVEL SUPER HEROES』でも使用した「ラブフォーユー」(首無し人形から無数の人形の頭を発射する技)を使う。彼女もジェムの落下パターンはドノヴァンと同じだが、攻撃力が1.25倍になっているためかなり強力。
- コウモリ(裁かれモリガン)
- DC版で追加されたモリガンの裏キャラクター。アナカリスに裁かれた時のコウモリ姿で戦う。
この他にも、DC版では上記の3キャラとダン・デビロット以外のキャラの裏キャラクターとして、アクションが異なるバージョンが追加されている。
[編集] 声優
- 荒木香恵(ゲーム中ナレーションボイス、フェリシア、レイレイ)
- 保志総一朗(リュウ)
- 岩永哲哉(ケン、ドノヴァン)
- 宮村優子(チュンリー)
- 笹本優子(さくら)
- 神宮司弥生(モリガン、デビロット)
- 細井治(ダン)
- 西村知道(ゴウキ)
[編集] 関連事項
- クラッシュジェムでジェムを壊すというシステムは、セガの『ばくばくアニマル 世界飼育係選手権』と類似している(こちらの方がスパズルよりも1年ほど稼動が早い)。
- 日本国外版ではタイトルが『~TURBO』になっている他に、レイレイの名前がHsien-Ko(ヒシェンコー)、ゴウキがAkuma(アクマ)へとそれぞれ変更されている(これは原作の格闘ゲームと同様の変更点)。また、プレイ中の画面に表示されるロゴマークの「X」も「★」へと変わっている(原作の格闘ゲームではゲームスピードを星印で表していた事から)。
- 1996年冬、SS版とPS版の発売記念イベントを兼ねてそれぞれの機種を使った予選が日本各地で行われ、「スパズル チャンピオンシップ'96 IN 国技館 前」と銘打った公式大会が東京都で開催された。これは、過去に両国国技館で数回行われた『ストリートファイターII』の日本全国大会のパロディであるが、規模の違いから会場は国技館ではなくその近くの別の建物となっていた。
- 1997年には、アーケード版のサウンドトラックが『クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡』とのカップリングで発売されている。
- 1998年に登場した『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』では、本作と同様のクロスオーバー作品である事を引っ掛けたパロディとして、モリガンのエンディングで彼女とリュウがスパズルで対決している。
[編集] 続編
1997年9月、本作と同じSDキャラクターを使用した『ポケットファイター』という対戦型格闘ゲームが続編としてアーケードに登場している。ゲームジャンルは変更されたが雰囲気はスパズルと近く、ジェムが引き続き登場。キャラクターは一部変更され、ドノヴァンとデビロットの代わりにザンギエフ、いぶき、タバサ(『ウォーザード』より)が出演している。
この「ポケットファイター」は2006年5月25日に発売されたPS2版『ストリートファイターZERO Fighter's Generation』の収録作品の1つとしても登場し、追加要素として一部モードで前作スパズルのBGMがそのまま使用されている(AC版、PS&SS版の全曲を収録)。
[編集] 参考文献
- 『ALL ABOUT スーパーパズルファイターIIX』 ISBN 4-88554-459-9 電波新聞社、1996年8月
- 『スーパーパズルファイターIIX 攻略ガイドブック』 ISBN 4-900700-33-9 ティーツー出版、1997年1月
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 落ち物パズル | アーケードゲーム | セガサターン用ソフト | プレイステーション用ソフト | ドリームキャスト用ソフト | Windows用ゲームソフト | 携帯電話アプリゲーム | カプコン | 1996年のコンピュータゲーム | クロスオーバー作品