大鹿村
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大鹿村(おおしかむら)は、長野県下伊那郡の北部に位置する村。
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[編集] 沿革
明治2年(1869年)廃藩置県に伴い、大河原村・鹿塩村の2か村となり、伊那県に属したが、明治4年(1871年)筑摩県となり、明治7年(1874年)両村が合併して大鹿村となる。同年、筑摩県の合併に伴い長野県に属し、明治15年(1882年)分村の許可を得て、再び大河原村・鹿塩村に分村したが、明治22年(1889年)再度合併して今日に至る。
平成15年(2003年)12月、隣接する松川町と任意合併協議会を設立し、合併に向けた検討を行ったが、平成16年(2004年)9月に行われた合併の賛否を問う住民投票で反対多数となり、松川町・大鹿村任意合併協議会は解散した。
平成17年(2005年)10月、北海道美瑛町などとともに全国7町村が発起人となり「日本で最も美しい村連合」を設立。大鹿歌舞伎という伝統芸能と、南アルプスを臨む美しい環境を守るためにも、参加が村発展の契機になることが期待されている。
信号機のない村としても有名である。
[編集] 地理
南アルプスと伊那山地に挟まれた山間の土地。中央構造線が村内を南北(国道沿い)に通っており、天竜川の支流・小渋川が南アルプスから西流している。 村の北端は分杭峠、南端は地蔵峠の難所である。地蔵峠から北流する青木川と、分杭峠から南流する鹿塩川が中央構造線の谷筋に沿って流れ、小渋川に流入している。 村の中心は小渋川と青木川の合流地点・大河原地区である。 鹿塩地区では塩泉が湧出しており(鹿塩温泉)、海から遠く離れた奥山にありながら古くから製塩が行われていた。
中央構造線を挟んだ両側の地質が異なるため、両側の地形も異なる。 東側(西南日本外帯)は三波川変成岩からなり地すべり地形が多数分布している。この地滑り平坦地上に集落が分布している。 西側(西南日本内帯)は領家変成帯からなり崩壊地が多数分布している。こちらには平坦地がほとんど分布していない。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
- 大鹿村鹿塩梨原にある葦原神社は別名本諏訪社といわれている。諏訪大社の祭神である建御名方神が建御雷神との力くらべに負けて出雲から洲羽(諏訪)に逃げる際に一時的に滞在していたとする説がある。鹿塩の塩泉は建御名方神が鹿狩りをしているときに発見したという伝説や、御頭郷の最上位の席は鹿塩であったことなどいくつかの傍証となる事実がある。
- 嘉歴4年(1329年)3月北条高時から信濃国の地頭・御家人に対して出された下知状により行われた諏訪大社五月会・御射山御頭に勤仕した郷村中に大河原・鹿塩の両村が記載されている。いずれにも地頭がいた。(神長守矢文書)
- 南北朝時代に南朝方の宗良親王(後醍醐天皇の皇子)がこの地に入り、大河原城に滞在した。
[編集] 交通機関
[編集] 一般国道
[編集] 都道府県道
- 長野県道22号松川大鹿線
- 長野県道59号松川インター大鹿線
- 長野県道253号明石岳公園線
[編集] 友好都市
[編集] 出身有名人
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 鹿塩温泉
- 村立中央構造線博物館
- 大河原城跡
- 福徳寺
- 大西公園
- 夕立神パノラマ公園
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 長野県の自治体
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