国道152号
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国道152号(こくどう152ごう)は、長野県上田市を起点とし、静岡県浜松市を終点とする一般国道である。旧杖突街道・秋葉街道を踏襲している。
路線上の二箇所に不通区間があるほか、山岳地帯では幅員の狭い区間が多く、国道152号を用いて長野県~静岡県間を往来する事は非常に困難である。このため、静岡・長野県境の山岳地帯では併走する形で三遠南信自動車道の整備が進んでいる。
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[編集] 概要
[編集] 歴史
- 1953年5月18日 二級国道152号飯田浜松線(長野県飯田市~愛知県北設楽郡東栄町~静岡県浜松市)
- 1965年4月1日 一般国道152号(長野県飯田市~愛知県北設楽郡東栄町~静岡県浜松市)
- 1970年4月1日 一般国道152号(長野県飯田市~長野県下伊那郡上村~静岡県浜松市)
※1970年3月31日まで飯田市~天竜市(現在の浜松市天竜)は国道151号~静岡県道・愛知県道9号天竜東栄線の経路だった。
- 1993年4月1日 一般国道152号(長野県上田市~茅野市~下伊那郡上村(飯田市)~静岡県浜松市)
現在の路線のうち、茅野市~飯田市上村(旧下伊那郡上村)はかつては国道256号だった区間である。1969年政令により改正された国道152号は飯田市を起点とし現在の国道256号(途中不通区間あり)のルートを通って下伊那郡上村に至っていた。1993年4月1日、256号茅野市~下伊那郡上村と152号飯田市~下伊那郡上村を交換する形で現在のルートとなった。
[編集] 重複区間
- 国道254号(上田市・腰越上交差点~長和町古町)
- 国道142号(小県郡長和町・長久保交差点~大和橋交差点)
- 国道299号(茅野市芹ヶ沢交差点~新井交差点)
- 国道20号(茅野市新井交差点~中河原交差点)
- 国道473号(浜松市・大井橋交差点~山東交差点)
- 国道362号(浜松市・山東交差点~根堅交差点)
[編集] 通行不能区間
静岡・長野県境(青崩峠)及び長野県内(地蔵峠)に不通区間がある(それぞれ兵越林道、蛇洞林道によっての迂回は可能)。
[編集] 通過市町村
[編集] 主な接続路線
[編集] 長野県
- 国道18号(上田市・大屋交差点)
- 国道254号(上田市・腰越上交差点)
- 国道254号(小県郡長和町古町)
- 国道142号(小県郡長和町・長久保交差点)
- 国道299号(茅野市・芹ヶ沢交差点)
- 国道299号(茅野市湖東)
- 国道20号(茅野市・横井交差点)
- 国道20号(茅野市・新井交差点)
- 国道20号(茅野市・中河原交差点)
- 国道361号(伊那市高遠町西高遠)
- 国道474号(飯田市上村程野)
- 国道256号 (飯田市上村)
- 国道418号(飯田市下市場)
[編集] 静岡県
- 国道473号(浜松市佐久間町・大井橋交差点)
- 国道362号・国道473号(浜松市・山東交差点)
- 国道362号(浜松市・根堅交差点)
- 国道257号(浜松市・連尺交差点)
- 国道150号(浜松市相生町)
- 国道1号(浜松市・安新交差点)
[編集] バイパス
浜北バイパスと高林バイパスには、「飛龍街道」の愛称がつく。
[編集] 別名
- 大門街道(だいもんかいどう)
- 杖突街道(つえつきかいどう)
- 秋葉街道(あきばかいどう)
- 信州街道(しんしゅうかいどう)
[編集] 主な峠
- 大門峠(標高1441m):長野県長和町~長野県茅野市
- 杖突峠(標高1247m):長野県茅野市~長野県伊那市
- 分杭峠(標高1420m):長野県伊那市~長野県大鹿村
- 地蔵峠(標高1290m):長野県大鹿村~長野県飯田市
- 青崩峠(標高1082m):長野県飯田市~静岡県浜松市
[編集] 道の駅
- マルメロの駅ながと(小県郡長和町)
- 南アルプス村長谷(伊那市長谷)
- 道の駅遠山郷(飯田市南信濃和田)
- 天竜相津花桃の里(浜松市大川)