終着駅
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終着駅(しゅうちゃくえき)はその名の通り終わりの駅であるが、その意味は「終わり」をどのように捕えるかによって少し変化する。また、本来の意味から派生して「人生の終着駅」などと言う事もある。
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[編集] 列車の終点
ある路線の中間に位置する駅でも、列車の設定上、その駅止まりの列車からいえば「終着駅」と呼ぶことが出来る。例えば東海道本線東京発小田原行き普通列車の終着駅は小田原駅である。
[編集] 線区の終点
線路名称で、ある路線の終点となっている駅を終着駅という。たとえば太多線の終着駅は多治見駅である。なお、線路名称上始点でも終点から見れば終着駅になりうる。つまり、太多線の終着駅は美濃太田駅でもよい。
[編集] 盲腸線のどん詰まりの終点
これは上の「線区の終点」を広義とするなら狭義となるような意味である。ある線区の末端にあるのに他のいずれの路線にも接続していない駅(狭義の終端駅)のことをさす。その駅からは鉄道で一方向しか進めない駅ともいえよう。
以下に挙げる駅はJRにおける盲腸線の終点である(2005年10月8日現在)。なお伊東駅のように、私鉄など他の鉄道路線の線路がつながっている終着駅は除いてある。
[編集] 北海道旅客鉄道(JR北海道)
[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)
[編集] 東海旅客鉄道(JR東海)
[編集] 西日本旅客鉄道(JR西日本)
なお「JRの駅」という観点から見れば(鉄道駅ではないが)宮島航路の宮島駅を終着駅に含む場合もある。
[編集] 四国旅客鉄道(JR四国)
[編集] 九州旅客鉄道(JR九州)
なおJRでは両端が終着駅という線区は宇美駅と西戸崎駅の香椎線のみである。