伊東駅
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伊東駅(いとうえき)は、静岡県伊東市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・伊豆急行の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
旅客ホーム2面3線、西側に留置線が3本ある。ホームは、1番線の東京方一部を除き全長屋根つきである。
JR東日本管轄駅。伊豆急行の社員は配置されていない。
[編集] のりば
基本的に日中下り列車は1番線、上りは3番線を使い、2番線は折返し、特急待避などに用いる。夜間は、伊東線列車が2番線発着、伊豆急線列車が3番線発着である。
[編集] 構内
- みどりの窓口、自動券売機設置
- トイレは1番線ホーム内、又は改札口出て右方にある。
- 2004年10月16日のダイヤ改正より、Suica対応の自動改札機が導入された。
- 売店が設置され、お稲荷さんで有名な駅弁屋「祇園」が駅弁・蕎麦を提供している。
- 地下道は2006年3月にエレベーター・エスカレーターが設置され、車椅子昇降機が廃止された。
- ホームに待合室はないが、ドトールコーヒーが2006年4月より営業しているほか、伊東市の観光案内所が併設されている。
- 改札出て右にスルガ銀行のATM・クレジットのATMが設置されている。その奥にNEWDAYSがある。
- かつては出口専用改札が設置されており(現在は祇園の売店になっている)、現在の改札口は入口専用であった。
- 貨物ヤード跡は市営駐車場になっている。
[編集] 利用状況
近年では、観光客の減少に歯止めがかからない状態が続いているが、新幹線通勤などの普及により関東及び県東地区への通勤・通学客の利用が増えている。
2005年度の利用者数は1日平均9,068人(JR東日本)である。
[編集] 駅周辺
- 伊東温泉の玄関口。駅南に市街地が広がる。東に200mほどで砂浜の海岸に当たる。
- 温泉(銭湯)に入りたい場合、湯川第1~3浴場、松原温泉会館、玖須美温泉会館、和田湯などがある。
[編集] 歴史
- 1938年12月15日 国鉄伊東線が当駅まで全通。駅周辺は太平洋戦争末期に掛けて軍部の療養地として知られる。
- 戦後は熱海と並んで、東京の奥座敷として伊豆の温泉地の台頭に踊り出て観光客も急増。また、当駅の駅舎及びロータリーのヤシの木が南国を連想させることから、数々の映画のロケ地として伊東駅前が使われた。
- 1961年12月10日 伊豆急行線が開通し、ますます東伊豆の温泉一帯が栄えると同時に、道路事情の良くなかった東伊豆地区の住民の利用が加わった。
- 1961年 当駅-日光駅間に準急湘南日光号が運転開始。この後10年ほど両観光地を結ぶ。
- 1984年 貨物取扱終了
- 2004年10月16日 東京近郊区間に編入され、自動改札化された。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- 伊東線
- 宇佐美駅 - 伊東駅
- 伊豆急行
- 伊豆急行線
- 伊東駅 - 南伊東駅