東アジア
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東アジア(ひがしアジア、東亜細亜)は、アジアの東部にあたる地域である。北東アジア、東北アジア、極東などと呼ぶ場合もある。第二次世界大戦以前は、東亜と呼ばれることがあったが大東亜共栄圏を連想させるため、最近では用いることは少ない。なお東洋は、東南アジア、さらには南アジアをも含むより広い地域を指し、西洋と対比される概念である。
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[編集] 地理
ユーラシア大陸東部に位置し太平洋に東面する。大陸にはヒマラヤ山脈がそびえ、黄河や長江などが流れる。海には日本列島や台湾島が浮かぶ。
[編集] 地域
東アジアに含まれる国々、地域は以下の通り。
以下の国々、地域を含む場合もある。
6,640,000 km²、全ての大陸の面積の約15%を占める。人口は15億以上で、アジア全体の40%、世界全体の1/4にあたり、東アジアは世界で最も人口密度の高い地域の一つである。平均人口密度は1km²当たり230人であり、これは全世界の平均の5倍に当たる。
[編集] 歴史
東アジアは、紀元前からの有数の発展地域であり、時代ごとに強力な国家が相次いで誕生した。
日本は近代以降欧米の列強と肩を並べる強大国となったが第二次世界大戦で敗北しその国力は瓦解した。しかし第二次世界大戦後、再び世界屈指の経済規模を誇る先進国としてこの地域に大きな影響力を持っている。また、戦時中は日本統治下に置かれた韓国は、先日世界第十位の経済大国となり、経済的には勿論、文化的、政治的にも東アジアの中で相応の地位を占めている。また台湾(中華民国)の経済成長も著しい。中国は有史以来ほとんど、この地域の大国(帝国)として存在していた。過去にはモンゴル帝国や女真族等、異民族の支配を受けたこともあったが、陸続きの東南アジア、北東アジア(朝鮮を含む)、チベット、中央アジア東部は中国の影響下に置かれていた時期が長かった。近代に入り、一時衰えて列強の侵略を受けたこともあったが、現在では香港や上海などの沿岸地域を中心に急速に経済発展しており、軍事的にも唯一の超大国である米国を牽制する存在となりつつある。
詳しくは東アジア史を参照
[編集] 政治
[編集] 文化
東アジアの国々はそれぞれ独自の文化を持つが、いずれも古くは中国の影響を受けている。中国、日本、韓国、台湾では漢字を共通して使用するほか、瓦を用いた建築や箸を用いる食文化などに共通点が見られる。これらの漢字を使用する(またはかつて使用していた)、中国の影響を受けた国を総称して漢字文化圏という。
[編集] 関連
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