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伊勢 (いせ、872年(貞観14年)頃 - 938年(天慶元年)頃)は平安時代の日本の女性歌人。三十六歌仙の一人。伊勢守藤原継蔭の娘。伊勢の御(いせのご)、伊勢の御息所とも呼ばれた。
はじめ宇多天皇の中宮温子に仕え、藤原仲平・時平兄弟と交際の後、宇多天皇の寵愛を受けその皇子を生んだが早世した。その後は宇多天皇の皇子敦慶親王と結婚して中務を生む。
情熱的な恋歌で知られ、古今和歌集などに入集し、小倉百人一首に歌が取られている。家集に「伊勢集」がある。