全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会
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[編集] 大会概要
全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会とは、百人一首を用いた競技かるたの競技大会の一つで、毎年7月下旬に滋賀県大津市の近江神宮で行われている。マスコミ等では、「かるた甲子園」と呼ばれることが多いが、大会関係者や選手はまずそういった名称で呼ぶことはない。(「近江神宮大会」、「高校選手権」などと呼ぶことが多い)1979年に第1回大会が開催され、以降毎年開催され、全国の高校競技かるた選手のプレステージとなっている。例年30校前後が参加し、団体戦は1チーム8人で編成され、1試合に出場するのは5人で、その5人の勝敗で決する。大会のフォーマットは、予選リーグが3ないし4チームの8ブロックで行われ、各ブロック1位が決勝トーナメントに進出する。決勝トーナメントは、8チームのノックアウト方式で、決勝及び3位決定戦まで行われる。この大会においては、静岡県勢の活躍が目覚しく、特に第1回大会から不滅の10連覇を達成した富士高校を始め、延べ5校で23回の優勝を飾っている。(大会は2006年で28回目)2006年大会は創部2年目、大会出場2回目で現役クイーン率いる中津南高校(大分県)が初優勝を飾った。
[編集] 歴代優勝校
回 | 年度 | 優勝校 |
---|---|---|
第1回 | 1979年 | 富士高校(静岡県) |
第2回 | 1980年 | 富士高校 |
第3回 | 1981年 | 富士高校 |
第4回 | 1982年 | 富士高校 |
第5回 | 1983年 | 富士高校 |
第6回 | 1984年 | 富士高校 |
第7回 | 1985年 | 富士高校 |
第8回 | 1986年 | 富士高校 |
第9回 | 1987年 | 富士高校 |
第10回 | 1988年 | 富士高校 |
第11回 | 1989年 | 長泉高校(静岡県) |
第12回 | 1990年 | 筑紫女学園高校(福岡県) |
第13回 | 1991年 | 長泉高校 |
第14回 | 1992年 | 大井川高校(静岡県) |
第15回 | 1993年 | 大井川高校 |
第16回 | 1994年 | 益田高校(島根県) |
第17回 | 1995年 | 大井川高校 |
第18回 | 1996年 | 富士高校 |
第19回 | 1997年 | 長泉高校 |
第20回 | 1998年 | 長泉高校 |
第21回 | 1999年 | 静岡雙葉高校(静岡県) |
第22回 | 2000年 | 静岡雙葉高校 |
第23回 | 2001年 | 静岡雙葉高校 |
第24回 | 2002年 | 浜松北高校(静岡県) |
第25回 | 2003年 | 静岡雙葉高校 |
第26回 | 2004年 | 暁星高校(東京都) |
第27回 | 2005年 | 暁星高校 |
第28回 | 2006年 | 中津南高校(大分県) |
[編集] 関連事項
- 団体戦開催の翌日には、個人戦が行われ、こちらには団体戦でメンバー入りができなかった選手や、団体戦自体に予選等で敗れ参加できなかった高校の選手も参加することが出来る。クラスは通常の全日本かるた協会公認大会と同じく、A級(4段以上)B級(3・2段)C級(初段)D級(無段)の4クラスで行われ、4位以上が入賞者として表彰される。
- 高校生のかるたの大会としては、全国高等学校総合文化祭の競技かるた部門もある。こちらは、都道府県対抗の形で毎年8月に行われている。都道府県対抗という形式から、選抜チームを派遣するのが一般的だが、高校の単独チームで挑んでくる都道府県もある。
- 各都道府県ごとに予選が実施されているが、参加校が1校しかない県は予選が行われない。また、前年度優勝校は無条件に出場決定される。最激戦区の静岡県予選を勝ち抜くのは、選手権を優勝するより難しいとも言われているが、近年は他県のチームの台頭の前に押され気味である。