ドラえも
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ドラえもは、匿名画像掲示板ふたば☆ちゃんねるの「落書き板」に不定期連載されているウェブコミック。作者名は公表されていないが、明らかに同一人物と思われる絵柄、作風の読み切り作品『ふらいんぐレジェンド』がガンガンパワード2005年春季号に掲載された。その時のペンネームは「滝山裕司」であった。作者本人が管理する保管庫が存在しており、第一話から最新の話まで読むことが出来る。
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[編集] 概要
この作品は、藤子・F・不二雄原作の『ドラえもん』のパロディギャグ作品である。 ドラえもんは、日本人ならほぼ誰でも知っているようなメジャーな作品のため、パロディ作品が多い。この作品は、既存のキャラクターをまったく別のキャラ同然にアレンジしたり、原作の設定を意外な形で活かしたりもしたりと、他のパロディ作品とは趣を異にするが、ファンも多い。ドラえもん以外の漫画・ゲーム・映画などのパロディも、時折使われる(後述)。野比家の建物は、リニューアル前のシンエイ動画版アニメ(~2005・3月)を参考にしている。
[編集] 登場キャラクター
- 野比のび太
- この作品の主人公。外見に関しては、原作の面影はほぼなく、数少ない共通点は丸いメガネをかけていることくらいである。かなりの美少年。相手の着ている服を一瞬にして脱がすことの出来る「神技」が使える。第一話でドラえもんから手渡された拳銃を、主にツッコミの道具として愛用している(他には特技のあやとりを応用したワイヤーを多用)。玉子やジャイアン、静香、出木杉を始め、殆どの女性ないし女性的キャラ(クラスの女子生徒達含む)、果ては剛田弟や出木杉の取り巻きなど、男性も含む登場キャラのほぼ全員から好意を持たれていることもポイント。出木杉の取り巻き曰く「アイドル」。勉強は出来るが、授業中やテスト中によく寝るため成績は良くないらしい(担任が玉子なので、その辺りは融通されているものと思われる)。不定期に、「猫が可愛くてしょうがない(猫耳とドラえもんは対象外)」時期と、「人肌恋しくなる」時期と、「温泉に入りたくなる」時期が来る。ガーターベルトが好き(特に黒)。弱点は腋。作中ほとんど無敵だが、母である玉子には流石に逆らえない。またジャイアンに対しても「勝てる気がしない」と発言している。
- ドラえもん
- 22世紀の未来から来た、青いボディの耳のないネコ型ロボット。原作とは違う点は、表情はリアルな男性で非常に渋い口調で話すこと。原作では頻繁に使われた「ひみつ道具」をほとんど使わず、そもそものび太がドラえもんの存在を全く必要としていない事もあって、存在感がほとんどないのが原作との最大の相違点である。そのため、出番が少ないことが原因で性格が歪みつつある。出番を得るために、七万年前の世界へタイムトラベルし自分をアピールしようとしたが、これが原因でギガゾンビ(後述)が野比家の一員になってしまい、逆に自分の出番をさらに減らされてしまうはめになった。野比家での居場所も押入れから犬小屋(製作したのび助がサイズを間違えたせいで小屋の入り口がドラえもんの大きさに合わず、ドラえもんは入れない)、庭に埋められるなど、惨憺たる扱いだった。現在の居場所は不明だが、以前よりは改善されてるようだ(ただし、最近はギガゾンビに首輪型の爆弾を首に付けられたため、家出した)。一時期スカートを穿いて女装をしていた事があり、レギュラーキャラから大顰蹙を買い、蛇蝎の如く嫌われていた。その時癖になったのか、以後も女装癖の傾向が見られる。妹のドラミを心底大切にしているが、あまりの変態振りを目の当たりにして絶望したドラミに拒絶されてしまい、「お兄ちゃん」ではなく「あの人」と呼ばれるようになってしまう。ロボットだが首は脱着出来ない(胴体と首が分かれても会話は出来る)。ちなみに、リルルの見立てた野比家の構図では扱いが最下位(粗大ゴミ)。リルルに首を外された後は「笑ってはいけない小学校」編でリルルが胴体だけを持って現れ、その後首が野比家に配達、ギガゾンビとの相談の結果、マッチョなボディを取り付けられた。しかしコピーとしてドラミに近い容姿の「萌え」バージョンもギガゾンビの気まぐれで作られた(しかし、これらがドラミにとってトドメになってしまった)。
- 野比玉子
- この作品の影の主役とも言える、のび太の母親。息子であるのび太に、親子愛以外の感情を持っており、近親相姦を望んでいるフシすら見せる。野比家の中だけでなく外でも絶対的な権力を持っており、誰も逆らうことは出来ない。夫・のび助の辞表を勝手に提出して主夫にし、家事から解放された玉子は強引にのび太の担任教師になる。のび太の「神技」の師匠でもある。出木杉をあまり良く思ってないようである。
- 野比のび助
- のび太の父親。初期はアレンジもなく適当に描かれていた(その為、野比家でDNA鑑定は厳禁である)が、後にちゃんとアレンジされて再登場(覚醒)する。しかし、野比家での居場所は無いに等しく、ある日、妻・玉子に勝手に主夫にさせられた。しかし、本人は玉子に家事を「任された」事もあってか(下記の通り、殆どのキャラに見下されている事以外は)、今の境遇に不満はないようである。同じような立場にいるドラえもんと仲良くしている。初期の頃はのび太に父親として頼りがいがあるところを見せようとするが、悉く失敗していた。なお、登場キャラほぼ全員に見下されているかわいそうなキャラである。
- ギガゾンビ(通称: 幼女)
- 映画「のび太の日本誕生」の悪役キャラが元ネタ。23世紀生まれの時間犯罪者で、7万年前の地球を征服しようとしていたが、のび太たちの手により失敗。のび太にペット(居候)として21世紀に連れていかれ、野比家で暮らす事となる。年齢は不明(ドラえもんの話によると100才以上)だが、見た目はせいぜい4~5才程度の女の子にしか見えない。口調こそ老人のようであるが、性格も見た目相応に幼女そのものである。ただし、のび太や玉子以外には腹黒でドラえもんのコピーを作ったりと結構やりたい放題だが、ドラミの冷たい反応に少し反省したりもしている。ペットとなってはいるが、事実上のび太の妹同然にかわいがられている。そしてやはりのび太に好意を寄せている。ドラえもんとの勝負に勝ち、押入れを手に入れた(押入れは何時の間にか扉が閉まるとギガゾンビの部屋に繋がるようにされた)。ファンネル(ローゼスビット)の様なものを操って戦闘ができる。夏はパンツを穿かず、外出時のみ褌を穿くらしい(のび太達からは何度も「変」と言われてるが、直すつもりはないようである)。未来人のくせに何故か自動車や自動ドアを知らない。
- ツチダマ
- ギガゾンビ(幼女)の部下。埴輪のような形をしている。幼女を追って21世紀にやってきたが、幼女を連れ戻すことを諦め野比家のペットの一員となる。一時は、ドラえもんとの勝負に負けて庭に埋められ、その勝負を通じてドラえもんとは奇妙な友情関係にあったが、後に女装したドラえもんに逆上し、殺害しかける。ドラえもんに勝ったと玉子に認められ、住まいが犬小屋に昇格した。武器として自らに生えている(植えられた)植物を操り攻撃を行う。植物は「ツチバナ」という名前らしい。
- ドラミ
- ドラえもんの妹。年齢は銭湯の男湯がギリギリセーフなくらい。典型的ツンデレで、やはりのび太が好き。たった2人の兄妹なので、ドラえもんとの絆は強かった(過去形)。ギガゾンビに対抗して野比家に居候しようとするが、ドラえもんの兄心が裏目に出てじゃんけん対決では兄に敗北し、ギガゾンビに対しては下克上を狙おうとしたがあっさり敗北して野比家の居候(ペット)にはなれず、結局剛田家の押入れに住む事に。激すると毎回違う剣を抜くが、弱い。ただし、兄のドラえもんが女装をしようとした際は兄を宝具で斬り飛ばした。この際、ジャイアンの部屋を半壊させてしまったため、念願叶ってジャイアン共々一時期野比家に居候した。ツンデレのあまり、のび太が好きなのを誤魔化すためにとんでもない発言をする事がある。その一方で、意外と常識人の側面も持つ。現在はギガゾンビとも仲良くやっているようである。後にドラえもんの変態振りを次々と目の当たりにして、絶望のあまり「私にお兄ちゃんはいない」と拒絶、のび太の事を「お兄ちゃん」と呼ぶようになった。登場は比較的最近だが、存在自体は初期の時点で語られ、その時はケダモノに汚された事になっていた。
- 剛田たけし(ジャイアン)
- 元はジャイアンではあるが、原作とは似ても似つかないボーイッシュな美少女。性格も原作と比べるとかなり丸く、男勝りではあるが女の子らしい部分もある。昔はのび太にちょっかいをかけていたが、のび太もトラップで応戦し、互角の勝負をしたことから友情が芽生え、今はいわゆる幼馴染の関係である。しかしやはり本心ではのび太が好きで、玉子によくからかわれる。のび太に浴衣の着付けをしてもらったり、ガーターベルトの付け方を教えてもらったりと彼に対しては羞恥心が少なく、静香や出木杉に嫉妬されている。原作に忠実な所は、歌唱力と料理の腕。むしろ料理の下手さは原作よりも効果的に使われている。歌唱力に関しては、歌のテストで、逃走したのび太と静香を除くクラスメイトを全滅させてしまった(特に当初の担任の先生は二度と復活出来ず、代理として原作の先生が玉子が担任になるまで登場した)。体力、運動神経も原作にある程度忠実。しかしあまり暴力をふるうことは無い。唯一のび太に勝てるクラスメイトだと思われる。愛犬は名前のみ原作と同じムクであるが外見は『あずまんが大王』に登場するグレート・ピレニーズの忠吉さんそのものである。大人しいが出木杉にだけは懐かない。ドラミに居候されていたが、ドラえもんの家出を巡るゴタゴタでドラミが部屋を破壊してしまったため、一時期ドラミ共々野比家に居候していた。巨人ファン。
- 剛田弟
- 元ネタはジャイ子だが、下の名前は不明。男の子だがのび太に好意を寄せている。出木杉に多少憧れているらしい。漫画の才能があるかどうかはまだ不明。
- 剛田母
- 剛田家の母親。『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎のような筋骨隆々の女性。性格は豪快そのもの。剛田雑貨店を経営しており、のび太に後継者の資質を見出し、婿養子にしたがっている。玉子とはなぜか仲がいい。
- 出木杉英才
- のび太のクラスメイト。ある意味、もっとも大胆にアレンジされたキャラ。いわゆる女装美少年で、のび太のことが好き(初期の頃は戸惑っていたが、途中で開き直った)。何故か話が進むごとに段々不死身になり、日常的にのび太に銃で撃たれたりしている。のび太以外の男子には興味が無く、逆にクラスの男子数人に崇拝に近いレベルで好意を持たれている。頭がいい(しかし、時々馬鹿なことを言う)こと以外に、原作との共通点はほぼ無い。よくのび太のために暴走する。性転換をする気は一切なく、女装した男としてのび太を愛しているらしい。よくのび太に手を出そうとして反撃を喰らうが、その苦痛が快感に変わったようで、Mに目覚めてしまった。その流れの中で、のび太の嗜好をよく理解するようになった。不死身なので酷い目に遭ってしまっても(銃で撃たれる、ペロに食われる等)次話で何事も無かったように復活する。それどころか、デスノートで殺されても1コマ後に復活した。記憶喪失になり女装を止めていた時期があるが、その時なぜか褌を気に入って愛用していた。阪神ファン。何故かギャルゲーが好きという意外な趣味もある。
- 出木杉の取り巻き
- 出木杉を崇拝に近いレベルで好意を持っているクラスの男子達。全員が茶色い覆面と全身タイツを着ている(素顔は捨てたらしい)。のび太の事は尊敬しており、最近ではのび太にも好意を持っている。彼らの中の1人が主役の番外編まである。初期の頃は出木杉に気味悪がられていたが、現在は登場人物の誰も彼らの事を気にしていない(変態扱いはされているが)。
- 源静香
- のび太のクラスメイト。原作ではヒロインであるが、本作では周りのキャラのインパクトが強すぎてあまり目立たない。二重人格者で、幼く純真無垢な「表」と大人びてクールな「裏」の人格がある(どちらかと言うと「裏」での登場が多い(特にリルルがレギュラー化して以降))。ちなみに知識はどちらの人格でも共有している。当然、のび太が好き。ジャイアンに比べて貧乳なのを気にしている。バイオリンの演奏は異常に下手な一方、ピアノが弾けるのは原作と同様。ペロという愛犬を飼っているが、ケルベロスのような頭を3つ持った猛獣である(しかし、出木杉以外の人間は全く気にしていない)。ダイエー(現福岡ソフトバンクホークス)ファン。
- リルル
- 映画『のび太と鉄人兵団』のキャラが元ネタ。静香の部屋のベッドの下に居候している。やはりのび太のことが好き。静香とのび太の仲を取り持とうと色々計画し、自分もそれに便乗しようとするが、大方失敗する。腹黒い部分があるが、玉子との実力差を初対面で見抜き、平伏している。ロボットであり首を自由に脱着できる。首を脱着するまではのび太やジャイアンにロボットだと信じてもらえなかった。ペロとは仲が悪い。同じロボットだからか、ドラえもんを徹底して見下している。
- 骨川スネ夫
- のび太のクラスメイトのはずなのだが、失踪していることになっている。出木杉に出番を取られたと逆恨みして、金属バットで撲殺を企てるも、不死身の出木杉には効かず、逆に金属バットで撲殺されかけた。また、ドラえもんを誘拐して主要キャラに復讐を企てた際、戦闘中、出木杉により自分が腰に装備していた手榴弾のピンを抜かれ爆破、敗北。現在のところ生死は不明。初期には「スネ夫萌え化計画」もあったが、アレンジが難しすぎたのか取りやめになった。剣術を得意としている。最初に話題が振られた時はのび太達によってスネ夫ヘアーな蛙がスネ夫にされていた。本格的な登場以前にのび太の初夢に「出番はいつ来るのか」と出てきた事もある。
[編集] パロディとして登場した作品
- キテレツ大百科
- ブギーポップは笑わない
- ジョジョの奇妙な冒険
- DEATH NOTE
- 鋼の錬金術師
- 明日のナージャ
- Fate/stay night
- ひぐらしのなく頃に
- COWBOY BEBOP
- 多重人格探偵サイコ
- HUNTER×HUNTER
- 斬魔大聖デモンベイン
- のだめカンタービレ
- 逆転裁判
- キノの旅
- ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
- ゼノギアス
- サモンナイト3
- Kanon
- AIR
- CLANNAD
- ドラゴンボール
- 新世紀エヴァンゲリオン
- 機動戦士ガンダムSEED
- 機動武闘伝Gガンダム
- 特捜戦隊デカレンジャー
- テイルズオブファンタジア
- ジョイメカファイト
- あずまんが大王
- ザ・キング・オブ・ファイターズ
- 天空の城ラピュタ
- 放浪息子
- GS美神
- マリア様がみてる
- ケロロ軍曹
- うたわれるもの
- くそみそテクニック
- TRICK
- リング
- 苺ましまろ
- ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!
- やわらか戦車
[編集] 外部リンク
- ドラえも(保管庫)