カササギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カササギ(鵲、Pica pica)は、鳥類の一種。佐賀地方では別名カチガラスもしくはコウライガラスとも呼ぶ。中国語は「喜鵲」と表記。
目次 |
[編集] 分布
旧北区・新北区に分布する。 日本では佐賀県南部の佐賀平野と福岡県中西部の筑後平野を中心に生息しており、長崎県・熊本県・大分県の一部地域でも少数が生息している。ハシブトガラスのように群れを作らず、主にツガイ、もしくは、巣立ち前の雛と少数単位で暮らし、また、ハシブトガラスよりも、一回り小さく、黒地に白い羽を持つ。
[編集] Sibley分類体系上の位置
スズメ目> スズメ亜目> カラス小目> カラス上科> カラス科> カラス亜科> カラス族
[編集] 習性など
穀類や昆虫、木の実などを食べる雑食性である。クスノキなどの樹木に木の枝・わらなどを用いた球状の巣を作る。現在では都市化の影響で、電柱に巣を作る個体が増加しているが、これは時として停電を招くこともある。
[編集] 日本のカササギ
カササギの存在は「七夕伝説」の伝来とともに、古代から日本でも知られている。奈良時代の歌人大伴家持の歌とされる、次の歌が知られている。
-
- かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
豊臣秀吉の朝鮮出兵に参加した佐賀藩主鍋島直茂が朝鮮半島から日本に持ち帰り、繁殖したものだといわれている。「かちかち(勝ち勝ち)」と鳴くのが縁起が良いとされ、この鳴き声から「かちがらす」と呼ばれるようになったといわれている。
佐賀県の県鳥に指定されている。また前述の佐賀平野と筑後平野一帯の市町村はカササギ生息地として国の天然記念物に指定されている。
[編集] 朝鮮半島のカササギ
朝鮮半島では、七夕伝説における織姫と彦星の間をつなぐ掛け橋の役を担う鳥として、親しまれている。朝鮮語ではカササギを「까치 (Kka-'chi、カッチ) 」と呼ぶ。大韓民国では国鳥となっており、同国では首都のソウル特別市をはじめとする多くの都市が市の鳥に指定している。
この項目「カササギ」は、鳥類に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています。(Portal / Project) |
カテゴリ: カラス科 | 日本の留鳥 | 鳥類関連のスタブ項目